ミサト(ニューイヤー) 第2話
体調不良の大将に代わり、常連客の集まる飲食店を手伝うことになるミサトと{player}。初めはミサトの振る舞うお雑煮に怪訝な顔の客だったが、その味に故郷の母を思い出し、涙を流し喜ぶ。


-------------- situation:
正月を温めるおふくろの味
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 神殿からの帰り道、ミサトと{player}は
お正月でにぎわう街を通りかかる。

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 ねえ、お腹すいてない?
せっかく街に来たし何か食べていきましょうか。

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 なにかお正月らしいものがあればいいんだけど……

Choice: (1) いいお店を知ってるよ!
----- Tag 1 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 あらあら、じゃあ案内してもらっちゃおうかしら♪
【chara 124611 face 1 (normal)】 ふふ、ほら走らないで~

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 『オーエド風レストラン』……? 【chara 124611 face 1 (normal)】 まあ、風情ある店構え♪
たくさんのぼりも出て……「迎春! お雑煮あります!」…ですって!

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ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 お雑煮いいわね~~~
オーエド風のお雑煮が食べられるのかしら~♪
うふふ、楽しみね。【chara 124611 face 1 (normal)】 じゃあ入りましょう……

Choice: (2) 今は仕込みの時間だよ。
----- Tag 2 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 あらそうなの~? たしかに暖簾がまだ出ていないわね。
【chara 124611 face 1 (normal)】 でも{player}君、ずいぶん詳しいわね~

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 へえ、前にここでバイトをしてたから知ってたの~?
【chara 124611 face 2 (joy)】 働き者でえらいですね~、よしよし♪

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???:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 っと、失礼。
お客さんですかい?

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大将:
【chara 1412 face 1 (normal)】 ってなんだ、前バイトしてくれてた坊主じゃねえか!
【chara 1412 face 6 (surprised)】 けっ、この野郎! こんなべっぴんさん連れてきやがって!
【chara 1412 face 4 (sad)】 ……はぁ、はぁ……

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 あらあら、大丈夫ですか……?

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ……ん? 【chara 1412 face 4 (sad)】 ああ、お恥ずかしい話だが、
ちょっと正月にはめ外し過ぎて体調崩しちまってね。

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大将:
【chara 1412 face 1 (normal)】 でもぐっすり寝たからもう大丈夫!
今から仕込みだからちょっと時間かかっちまうが、
少しだけ待ってて……【chara 1412 face 4 (sad)】 ぐっ! はあ、はあ……はあ!!

Choice: (3) 大将、顔が真っ赤だよ……?
----- Tag 3 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ええ、どう見てもまだ体調が悪そう……
【chara 124611 face 4 (sad)】 休んでいた方がよろしいんじゃ……?

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大将:
【chara 1412 face 4 (sad)】 ぐっ……いや、そういうわけにはいかねぇ……!
毎年お正月は、うちのお雑煮を楽しみにしてくれてる常連が
たくさんいるからな……!

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大将:
【chara 1412 face 3 (anger)】 正月も故郷に帰れねぇで働くオーエド出身の客共に、
雑煮を振る舞うのが、この俺の使命よぉ……!!
【chara 1412 face 4 (sad)】 ……ぐうぅ……!!

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 あらまあ、大将さん!

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ミサト:
【chara 124611 face 4 (sad)】 ほら……立っていられないほどじゃないですか……!
大将さんの熱いお気持ちは伝わりましたけど、
この状態でお店を開けるのは無茶ですよ……

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大将:
【chara 1412 face 4 (sad)】 ぐうっ……! でもよ……!

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ……ねえ、{player}君。

Choice: (4) 手伝ってあげたい。
----- Tag 4 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 うふふ、そうよね〜
【chara 124611 face 1 (normal)】 あなたならそう言ってくれると思ってたわ〜!

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 ということで……大将さん。
あなたの代わりに、
私たちにお店を開けさせてほしいです。どうでしょうか〜?

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ……おいおい、ありがたい申し出だが
舐めてもらっちゃ困るぜ……?
【chara 1412 face 3 (anger)】 こちとらこの道30年、そう簡単にうちの味が再現できるかってんだ!

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 おっしゃる通りです。全部のメニューを作ることはできません。
ですが一品だけでも……
【chara 124611 face 1 (normal)】 お雑煮のつくり方だけでも教えてもらえませんか?

Choice: (5) 僕も手伝います!
----- Tag 5 -----
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大将:
【chara 1412 face 4 (sad)】 ……確かに以前坊主には、仕込みの方は叩き込んでる。
お雑煮だけならば不可能じゃねえかもな……
【chara 1412 face 6 (surprised)】 けどよ……一つ聞かせてくれ。

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 なんでそんな申し出を……?
【chara 1412 face 4 (sad)】 あんたとは今日会ったばかりで、手伝う義理なんてねぇはずだ。
それなのになんで……!

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 それはもちろん……
困っている人を放っておけないからですよ。

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ……っ!!
何てまっすぐで純粋な目なんだ……!

Choice: (6) 大将、僕も同じです。
----- Tag 6 -----
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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ……坊主も同じ目を……【chara 1412 face 2 (joy)】 ちぇっ、まったくお節介な人たちだ。

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大将:
【chara 1412 face 1 (normal)】 わかった……じゃあお言葉に甘えて頼むとするか……!!
【chara 1412 face 6 (surprised)】 その代わりもう時間がねえ……!
悪いがビシビシ指導させてもらうぜ……!

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ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 はい大将さん、【chara 124611 face 1 (normal)】 いえ……大将!

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ……できました。
大将、味見を。

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大将:
【chara 1412 face 1 (normal)】 うむ……ではいただこう。
ズズ……ズズズ……!

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ……こ、これは……!!

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ど、どうでしょう?

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大将:
【chara 1412 face 4 (sad)】 …………
鼻づまりで味がわからねえ……

voice: vo_adv_1246002_035
ミサト:
【chara 124611 face 4 (sad)】 あ、あらあら、まあまあ……

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ……あら{player}君、
【chara 124611 face 1 (normal)】 お店の外のおそうじ終わったのかしら?

Choice: (7) お客さんが来たよ!
----- Tag 7 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ! い、いよいよね。
【chara 124611 face 4 (sad)】 ちょっと緊張してきちゃった……

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ……【chara 1412 face 1 (normal)】 ここまできたらなるようになれだ。
【chara 1412 face 6 (surprised)】 はあ……! 正月早々、病人がいたんじゃ験が悪ぃ。
じゃあ俺は帰らせてもらう。【chara 1412 face 4 (sad)】 後は頼んだぜ……

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 ……?
どうかされましたか?

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大将:
【chara 1412 face 4 (sad)】 ……いや、緊張してるところ言いにくいんだがよ。
うちの常連はみんな舌が肥えてる。
ましてや故郷の味だ……その評価も厳しいだろう。

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大将:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 良くも悪くも郷土愛が強えってのもあってな……
【chara 1412 face 4 (sad)】 もしかしたらあんたの雑煮の味に、
辛辣な言葉が飛んでくるかもしれねえ。

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大将:
【chara 1412 face 4 (sad)】 だからよ……あんたらみてぇないい人が、
無駄に傷ついちまわねぇかって不安でよ……

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ミサト:
【chara 124611 face 4 (sad)】 あらあら……それは、ちょっと怖いですね……

Choice: (8) 僕がついてる。
----- Tag 8 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 ……まあ、{player}君。

voice: vo_adv_1246002_045
ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 本当にたくましくなったわ。
【chara 124611 face 2 (joy)】 あなたのその一言で、
どんな困難も一緒に乗り越えられる気分になっちゃうわ……♪

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 よしっ! 帯を締め直して頑張りましょう!
【chara 124611 face 2 (joy)】 開店で~す!

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常連客1:
【chara 124611 face 1 (normal)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ……あ、誰だよあんた?
大将は?

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ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 大将は体調不良なんです。
なので今日はお雑煮だけしかお出しできません~

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常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 はあ? マジかよ……
正月は大将の雑煮を食べて故郷に思いを馳せるってのが
定番だっつーのによぉ。

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常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 つかさぁ、お雑煮って……あんたが作んの?
オーエド出身じゃなさそうだけど……
あんたに故郷の味が出せんのか?

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 ……精一杯、作らせてもらいます。

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常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……精一杯ねぇ。
ま、せっかく来たし一杯貰うか。

Choice: (9) お雑煮、入りましたー!
----- Tag 9 -----
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ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 はい、喜んで~!

voice: vo_adv_1246002_054
ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 教わった通り丁寧に……
もちろん付け焼刃で大将の味が出せるわけはないけれど、
せめて……

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ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 せめて……丹精込めて、こしらえます……! 

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1246002_056
ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 ……お待たせしましたお雑煮です。
どうぞお召し上がりください~

voice: vo_adv_1246002_057
常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ふぅん、見た目はまあまあじゃん?
……味の方は……ズズズ……

voice: vo_adv_1246002_058
常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……!!!!!!
ズズズ……!!
ズズズッズズッ~~~~!!!

voice: vo_adv_1246002_059
常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 うううっ……ぐすっ!

voice: vo_adv_1246002_060
ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 あ、あらあら……泣くほど味付けが辛かったですか……?
【chara 124611 face 4 (sad)】 どうしましょう、失敗──

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常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 うううっ!!
おっかさん……!!

Choice: (10) おっかさん……?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1246002_062
常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 はっ……ま、間違えた……!
いやこのお雑煮の味があまりにも……!
そう、この味はまさしく……

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常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 おふくろの味だ!!!

voice: vo_adv_1246002_064
ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 お、おふくろの味……?
【chara 124611 face 1 (normal)】 あらあら、まあまあ……

voice: vo_adv_1246002_065
常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 一口飲んだ瞬間、故郷のおっかさんの笑顔が浮かんだ!
なんでだろう、味は違うんだ……でも、たしかに……

Choice: (11) 優しさがこもってる。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1246002_066
常連客1:
【chara 1 face 1 (normal)】 そ……それだ!!
お雑煮の中に溢れてやがる……
優しさって名の、最高の調味料がよぉっ……!!

voice: vo_adv_1246002_067
ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 うふふ……【chara 124611 face 1 (normal)】 おふくろの味っていうのは少し驚いたけど、
喜んでもらえてるみたいで良かったです!

voice: vo_adv_1246002_068
常連客2:
【chara 1 face 1 (normal)】 よ~、空いてるかい?
いや正月早々現場に駆り出されちゃってさ。
疲れちまったよ~

voice: vo_adv_1246002_069
常連客2:
【chara 1 face 1 (normal)】 っていやいや!?
い、いつもの店を間違えたか……!?
なんだこの美人な若女将はっ!!

voice: vo_adv_1246002_070
ミサト:
【chara 124611 face 6 (surprised)】 あらあら、お仕事だったんですか~?
【chara 124611 face 2 (joy)】 お疲れさまです♪

voice: vo_adv_1246002_071
ミサト:
【chara 124611 face 1 (normal)】 すぐにあったか~いお雑煮、
ご用意しますからね~

voice: vo_adv_1246002_072
常連客たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 くうううぅぅっ~~!!!

voice: vo_adv_1246002_073
ミサト:
【chara 124611 face 2 (joy)】 うふふ、
はい召し上がれ~♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 客の笑い声がまた客を呼び、大繁盛となった店内には、
夜通し一生懸命、店を切り盛りする、
ミサトと{player}の笑顔があった。