ミツキ(ニューイヤー) 第3話
ミツキの幼少期を知る老婆が登場し、ミツキの闇医者らしからぬほっこりエピソードを暴露。築いてきた闇医者イメージを完全に壊され、再び周囲から「善良な医者」だと認識されてしまうミツキなのであった。


-------------- situation:
闇医者のメッキ
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ミツキの闇医者っぷりは館内中に知れるところとなり、
今日も大盛況のお年始診療所。

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番頭:
【chara 1412 face 2 (joy)】 先生がいてくれるお陰で、裏新会の客たちがも~安心しちゃって。
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ますます盛り上がって、もう無法地帯ですわ。
【chara 1412 face 2 (joy)】 酒も料理も出るから、こっちとしちゃうれしい悲鳴なんですが。

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ミツキ:
【chara 124711 face 1 (normal)】 あら、よかったじゃない。
【chara 124711 face 2 (joy)】 無法地帯、私も大好きよ。
どんどん患者を回してちょうだいね。

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番頭:
【chara 1412 face 2 (joy)】 御意っ!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 一方、一般の温泉客たちは──

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温泉客1:
【chara 311 face 4 (sad)】 腕は確かだとは思ったけど、
まさか、闇医者だったとは……
関わんない方がいいよ。

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温泉客2:
【chara 1511 face 4 (sad)】 ほんと。
あの服も、よく見たらとても堅気には見えないもの。

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温泉客1:
【chara 311 face 4 (sad)】 眼帯だって、真面目に考えたら怖いよ……

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温泉客2:
【chara 1511 face 6 (surprised)】 子どもたち! あの人に近寄っちゃダメです!

Choice: (1) ますます距離をとられてますね。
----- Tag 1 -----
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ミツキ:
【chara 124711 face 1 (normal)】 ええ、この距離間、もはや心理的ミゾと言っても過言ではないわね。
憩いの場でもぱちんこでもないって、やっと分かってくれたみたい。
【chara 124711 face 2 (joy)】 これでこそ闇医者。私のあるべき姿よ。

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ミツキ:
【chara 124711 face 1 (normal)】 さぁ、どんどん暗躍するわよ──

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???:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 みっちゃん……?
みっちゃん!
やっぱりみっちゃんじゃないかい!

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ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 ……!?
【chara 124711 face 4 (sad)】 誰? この期に及んで、私をその名前で呼ぶ不届き者は──

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 みっちゃん!
あたしだよ、あたし。

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ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 …………!!!!

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老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 そうだよぉ。
みっちゃんの実家の、はす向かいの駄菓子屋の。
【chara 611 face 2 (joy)】 おばちゃんだよぉ。

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 いや~みっちゃん大きくなったねぇ!
【chara 611 face 1 (normal)】 最後に会った時は、まだこ~んなだったのにねぇ。
【chara 611 face 2 (joy)】 もう立派なれでいだ、見違えたよぉ。

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老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 あたしね、老人会の慰安旅行で泊まってるんだよ。
【chara 611 face 6 (surprised)】 みっちゃんもここでお正月かい?

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ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 え、【chara 124711 face 4 (sad)】 あ、いや……

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 まぁまぁ、みなさんお仲間かい?
【chara 611 face 2 (joy)】 みっちゃんがいつもお世話になってます。
【chara 611 face 1 (normal)】 これ、うちの売れ残りのお菓子だけど、ひとつどうぞ~

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温泉客たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 どよっ……!

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温泉客2:
【chara 1511 face 2 (joy)】 なんて人の好さそうなおばあちゃん……
【chara 1511 face 6 (surprised)】 あの闇医者の知り合い? 意外だわ……

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 こちらさん方も?
【chara 611 face 2 (joy)】 おひとつどうぞ~

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患者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 どよどよっ……!

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患者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】 お、おい……これってもしかして、
俺たちがいちゃいけねぇ場面なんじゃ……

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患者2:
【chara 6311 face 4 (sad)】 ああ。
裏の人間こそ空気を読まなきゃいけねぇ……親分の教えだ。
そっとズラかるぜ。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 ちょ、ちょっと!
ズラかるのは待って。
【chara 124711 face 6 (surprised)】 これは……違うのよ!

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 こんなほっこり展開……マズい、マズすぎるわ。
【chara 124711 face 6 (surprised)】 ここまで必死に築いてきた、闇医者のイメージが……! 

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ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 お、おばあちゃん?
残念だけど、人違いじゃないかしら?
【chara 124711 face 4 (sad)】 私、生まれてこの方「みっちゃん」だなんて呼ばれたこと、ないもの。

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 はれ! そうだったかねぇ。
【chara 611 face 2 (joy)】 それは失礼しちゃったねぇ。
歳なもんで。許してちょうだい。

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ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 ……ほっ。
【chara 124711 face 1 (normal)】 ううん、いいのよ。他人の空似ってあるわよね。
【chara 124711 face 2 (joy)】 前髪の長い女なんてゴマンといるもの。

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温泉客1:
【chara 311 face 6 (surprised)】 おい、人違いだってさ。
道理で……
【chara 311 face 4 (sad)】 あの闇医者に、あんなにほっこりした知り合いがいるわけがねぇよな。

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患者1:
【chara 911 face 2 (joy)】 なんだなんだ、そういうことか。
【chara 911 face 1 (normal)】 んじゃ、いていいんだな、俺たち。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 ……セーフ。

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ミツキ:
【chara 124711 face 1 (normal)】 さ、おばあちゃん、お部屋はどこ?
【chara 124711 face 2 (joy)】 戻りましょうね。

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 はて、でもこのやたら円熟みのある声……
【chara 611 face 1 (normal)】 子どもの頃から変わってない……
【chara 611 face 2 (joy)】 やっぱりアンタ、確かにみっちゃ──

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 番頭さぁん!
このおばあちゃんをお部屋まで!

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 思い出したよ!

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ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 え……

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老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 アンタが頭にのっけてるそれ、バラだろ?
【chara 611 face 2 (joy)】 みっちゃん、小さい頃からバラが大好きだったじゃないか。
アンタやっぱりみっちゃんだ!

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老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 今日のおべべも、そのお目々の垂れ衣も、大好きなバラ柄だねぇ。
【chara 611 face 1 (normal)】 よく似合ってるよぉ。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 あのね、おべべじゃなくて着物……
垂れ衣じゃなくて眼帯……

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老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 小っちゃい頃から、シャツもブラウスも、バラ柄……
お帽子も、靴下も、傘だってバラ柄。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 いや、あのね……だから……

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老婆:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 【chara 611 face 2 (joy)】 ああそうだ、オムツだって──

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 オムツがバラ柄はおかしいでしょどんな子どもよ!
シャツとブラウスはバラ柄だったけど、他は普通よ、無地よ!

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 そうだったかねぇ……
【chara 611 face 1 (normal)】 ……ああ、そうだ。バラといえば!

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老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 みっちゃん、昔っからおいしゃさんごっこが大好きでねぇ。
友達を患者さんに見立てて、角の空き地でもうしょっちゅう。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 ねぇバラ、関係ある?
その話題どっから湧いたのよ今?

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老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 そうそう、言えなくてねぇ。「おいしゃさん」って。
おいたたん、おいたたん、なんて舌ったらずに……

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老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 ついこないだまで。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 んなわけないでしょうがこちとら何歳だと思ってんのよ!
言いたかないけどそこそこもういい歳よ?
「おいたたん」って言ってたのは……10歳やそこらまででしょ!?

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 そうだったかねぇ……

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老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 でもねぇ……みっちゃん?
【chara 611 face 2 (joy)】 案外ごまかせないもんだよぉ、歳ばっかりは。
若さだけが正義じゃないよ?

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 いやごまかしてないでしょ?
誰がいつ、歳ごまかっ──【chara 124711 face 6 (surprised)】
【chara 124711 face 4 (sad)】 言いがかりの中でもけっこう悪質な方よそれ?

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 ほんとだねぇ……【chara 611 face 2 (joy)】 でもあたしはみっちゃんの味方だよ?
【chara 611 face 1 (normal)】 昔から言うじゃないか。どう見たって四角い餅もね、
丸餅って言い張り続けりゃ丸餅ってことになるんだ。【chara 611 face 2 (joy)】 がんばれ。

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 お願いだからそこ励まさないで。
ねぇ、こっちの話、聞いてるようで聞いてないふうにして、
巧妙にのっかってくるのやめてくれる?

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老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 そうだったかねぇ……

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老婆:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 【chara 611 face 1 (normal)】 しかしエライもんだよ~?
【chara 611 face 2 (joy)】 社会人になってもうそれだけ経つってのに、
みっちゃん毎月必ず、実家に仕送りを欠かさないんだもん。

voice: vo_adv_1247003_057
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】 どよっ……!

voice: vo_adv_1247003_058
ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 ちょっ……!

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老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 聞いてるよぉ。
「みっちゃんが都会で切り詰めて切り詰めて。
毎月3000万ルピも実家に送ってくる」って──

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 せいぜい2、3万ルピです!
毎月娘から3000万ルピ送られてきたら逆に怖いでしょ、ねぇ!

voice: vo_adv_1247003_061
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 そうだったかねぇ……

voice: vo_adv_1247003_062
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 もぉぉぉぉ!
いちいちエピソードがテキトーなのよ!
【chara 124711 face 6 (surprised)】 みんな、いい? これ、信じちゃダメだからね!?

voice: vo_adv_1247003_063
温泉客1:
【chara 311 face 6 (surprised)】 いや、だけど……

voice: vo_adv_1247003_064
患者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】 バラが大好きで……
おいたたんごっこも大好きで……

voice: vo_adv_1247003_065
温泉客2:
【chara 1511 face 6 (surprised)】 毎月実家に2、3万ルピ仕送りをしてるってことは……
事実なんでしょ? だって……

voice: vo_adv_1247003_066
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】 今、自分で言ってたし。

voice: vo_adv_1247003_067
ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 ──────!!

voice: vo_adv_1247003_068
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 しまった……
あんまりにも話がテキトーだから……
つい正確にツッコんじゃったわ……

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 私ってば……私ってば……
闇医者のクセに、どうしてこんなに「意外と律儀」なのかしら……

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温泉客1:
【chara 311 face 6 (surprised)】 しかも意外と律儀なんだ……
【chara 311 face 4 (sad)】 ほっこり要素、そろうなぁ……

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ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 ……!!

voice: vo_adv_1247003_072
患者1:
【chara 911 face 4 (sad)】 なぁ、悪いこた言わねぇ。
もう吐いちまいな。ラクになれよ。
アンタ、ほんとはみっちゃんなんだろ?

voice: vo_adv_1247003_073
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 …………!!!!

voice: vo_adv_1247003_074
温泉客たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 みっちゃん……?

voice: vo_adv_1247003_075
患者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 みっちゃん……?

Choice: (2) みっちゃん……?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1247003_076
老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 そうだったかねぇ……

voice: vo_adv_1247003_077
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 ああ……もう~~っ……!

voice: vo_adv_1247003_078
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 そうです!
私がみっちゃんです!

voice: vo_adv_1247003_079
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】 おおおお~~~~!!

voice: vo_adv_1247003_080
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】 みっちゃんだ。
やっぱりみっちゃんだ!

voice: vo_adv_1247003_081
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 うぅ……
ここまで必死で築いてきた、闇医者のイメージが……
台無しだわ……

voice: vo_adv_1247003_082
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 あらあら……気に病むことなんかないよぉ。
【chara 611 face 1 (normal)】 誰がなんて言おうと、みっちゃんはいい子さ。
【chara 611 face 2 (joy)】 ──ねぇちょっと、あなた! そこのあなた!

Choice: (3) 僕?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1247003_083
老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 そう、あなた。
いいかい?

voice: vo_adv_1247003_084
老婆:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 【chara 611 face 1 (normal)】 みっちゃんはね、見ての通り誤解されがちだけど。
【chara 611 face 2 (joy)】 実はいーお嫁さんになるタイプなんだよ。
一途、真面目、尽くし型。うるとら大穴物件。

voice: vo_adv_1247003_085
ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 ……は、はぁぁぁ!!??
【chara 124711 face 4 (sad)】 ば、ばっちゃま!? なに言っちゃってるの!?
【chara 124711 face 5 (shy)】 なんで彼にそんなこと──

voice: vo_adv_1247003_086
老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】 みっちゃんをどうぞ、末永くよろしくお願いいたします。
【chara 611 face 2 (joy)】 はいこれ、うちの駄菓子。

Choice: (4) は、はい。
Choice: (5) けっこうです。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1247003_087
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】 あ、受け取ったね? 受け取ったね?
【chara 611 face 2 (joy)】 もう逃げられない。

Jump to tag 6
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1247003_088
老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 はいっ、手袋の中に捻じ込んだー
もう逃げられない。

----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1247003_089
ミツキ:
【chara 124711 face 6 (surprised)】 なっ……なっ……!

voice: vo_adv_1247003_090
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 帰って! ばっちゃまもう帰ってよぉ~!
帰らないなら……

voice: vo_adv_1247003_091
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 その無駄に活動的なシナプスを永久休息させるお注射してやるっ!
静脈出しなさいよ静脈~!

voice: vo_adv_1247003_092
患者2:
【chara 6311 face 2 (joy)】 あっははは。
みっちゃん、耳まで赤くなって。
すっかり丸裸にされちまったなぁ。

voice: vo_adv_1247003_093
患者1:
【chara 911 face 2 (joy)】 ああ。
闇医者もこうなりゃただの娘っこだ。あはははは。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうして老婆は、
ミツキの闇医者らしからぬほっこりエピソードを引き出すだけ引き出し、
やっとこさ引き上げていったのであった。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そして──

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1247003_094
温泉客2:
【chara 1511 face 2 (joy)】 先生。あなた、やっぱりいい娘さんだったのね~
【chara 1511 face 6 (surprised)】 小っちゃな頃から、筋金入りのバラ好きですって?
【chara 1511 face 2 (joy)】 このお着物も眼帯も、よく似合ってると思ってたのよ~

voice: vo_adv_1247003_095
温泉客1:
【chara 311 face 2 (joy)】 おい兄ちゃん、こんないい娘さん、手放しちゃいけないよ?
わかってんのかい。

Choice: (7) ミツキさんはいいお医者さん!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1247003_096
温泉客1:
【chara 311 face 2 (joy)】 っておいおい、照れてんのかよ。
【chara 311 face 1 (normal)】 しかし異論はねえ。
【chara 311 face 2 (joy)】 みっちゃん先生は間違いなくいい先生だ!

voice: vo_adv_1247003_097
子どもたち:
【chara 1 face 1 (normal)】 みっちゃん!
みっちゃん!

voice: vo_adv_1247003_098
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】 あはははは!

voice: vo_adv_1247003_099
ミツキ:
【chara 124711 face 4 (sad)】 ……あははははは。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 闇医者のイメージを完膚なきまでに壊され、
もう笑うしかないミツキなのであった。

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