カヤ(リベレイター) 第1話
カヤは、消え去ったはずの楽園の気配を感じ取る。楽園の守護者に襲われていたならず者から楽園に囚われているとおぼしきギャングの情報を得て、再び{player}と共に解放の活動を始める。


-------------- situation:
路地裏に這い寄る影
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 楽園創造を巡る建国祭での出来事から数日後──
{player}は剣呑とした表情で路地裏にたたずむ
カヤの姿を見かけ、声をかけた。

voice: vo_adv_1249001_000
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ……この気配、覚えがあるな。
【chara 106511 face 4 (sad)】 だが楽園絡みの問題はオレたちが解決したはず……

voice: vo_adv_1249001_001
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 まさかまだ終わってないっていうのか?
だとしたら、いったいどこに──

Choice: (1) どうしたの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1249001_002
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 うおっ!?
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……なんだ、キミか。【chara 106511 face 1 (normal)】 脅かすなよ。

voice: vo_adv_1249001_003
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 なんだってこんなとこほっつき歩いてるんだ。暇してるのか?
【chara 106511 face 3 (anger)】 もしかしてキミも、この気配を追ってここまで──

Choice: (2) カヤの姿が見えたから。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1249001_004
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ……ま、そんなことだろうと思ったよ。
そのいかにものほほんとした顔を見るに、
気配を感じてるのはオレだけらしいな。

voice: vo_adv_1249001_005
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 しかしだとすると、いよいよキナくさくなってきたな。
【chara 106511 face 3 (anger)】 解放者の力があるオレにしか気配を辿れないとなると……

Choice: (3) 気配?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1249001_006
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ああ、感じないか?
オレにも具体的に説明すんのはむずかしいんだが……

voice: vo_adv_1249001_007
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 忘れもしない、この未練がましい空気。
楽園の守護者とか言ったか、あの魔物の気配だよ。

voice: vo_adv_1249001_008
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ……【chara 106511 face 1 (normal)】 ま、言いたいことは分かる。
ヤツらはオレたちが楽園もろとも消し去ったはずだってな。

voice: vo_adv_1249001_009
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 けどさ、この路地裏を見てくれ。【chara 106511 face 3 (anger)】 静かすぎる。
いつもならゴロツキの一人や二人いてもおかしくないのに。
……ここいらになにかが起きてることは確かだ。

Choice: (4) みんなにも伝える?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1249001_010
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 そうしたいとこだが……【chara 106511 face 1 (normal)】 ま、ひとまずは様子見だ。
建国祭のときもそうだったが、むやみに触れ回っても
混乱を招くだけだろうからな。

voice: vo_adv_1249001_011
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 それにこの路地裏は、オレたちギャングのテリトリーでもある。
蛇の道は蛇、テメェの縄張りで起きたことは
テメェで解決しないとな。

voice: vo_adv_1249001_012
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……とは言ったものの、このままむやみに探し回るってのも、
それはそれで埒が明かないな。

voice: vo_adv_1249001_013
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 分かりやすく楽園の連中がツラ貸してくれれば、
この拳でどついてやれるんだが──

voice: vo_adv_1249001_014
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──見つかっちまったぁぁぁ!!
だっ、誰か! 助けてくれぇぇぇっ!!

voice: vo_adv_1249001_015
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 おっ。噂をすれば……【chara 106511 face 1 (normal)】 ははっ、話が早くて助かるな。
キミもちょっと付き合ってくれよ。

楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1249001_016
ならず者:
【chara 911 face 6 (surprised)】 くそっ、行き止まりか……!
【chara 911 face 4 (sad)】 たたた、頼む! 見逃してくれ!

voice: vo_adv_1249001_017
ならず者:
【chara 911 face 4 (sad)】 俺はこの肉まんがどうしても食いたかっただけで……
【chara 911 face 2 (joy)】 ほ、ほら、オマエにも一個分けてやるからよ、ここは一つ穏便に──

楽園の守護者:
【chara 911 face 6 (surprised)】 【chara 17111 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1249001_018
ならず者:
【chara 911 face 6 (surprised)】 ひぃぃぃっ!!
【chara 911 face 4 (sad)】 分かった分かった全部やるから命ばかりはお助けをー!!

voice: vo_adv_1249001_019
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 ──っしゃ、ビンゴだ! 【chara 124911 face 3 (anger)】 オラァ!!

楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!?

voice: vo_adv_1249001_020
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 ……ふう。やれやれ。
【chara 124911 face 4 (sad)】 何度なっても慣れないな、この格好。どこもかしこも
スースーする。【chara 124911 face 5 (shy)】 こっ恥ずかしいったらないぜ……

Choice: (5) この魔物は……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1249001_021
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ……間違いない。楽園の守護者だ。
【chara 124911 face 4 (sad)】 またコイツらのツラを拝むハメになるなんてな。
【chara 124911 face 6 (surprised)】 いったいなにが起きてんだ……?

voice: vo_adv_1249001_022
ならず者:
【chara 911 face 6 (surprised)】 ア、アンタは……「ロンクーファミリー」のカヤか!?
【chara 911 face 1 (normal)】 あっ、ありがてぇ! 【chara 911 face 2 (joy)】 命拾いしたぜ、姐さん!

voice: vo_adv_1249001_023
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 誰が姐さんだ。
テメェんとことは、こないだひと悶着あったばっかだろ。

Choice: (6) 知り合いなの?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1249001_024
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 顔見知りってとこかな。
コイツのギャングとはシマが隣り合ってて……
【chara 124911 face 1 (normal)】 ま、お隣さんみたいなもんだ。

voice: vo_adv_1249001_025
ならず者:
【chara 911 face 2 (joy)】 そんな水くさい! 俺は前々からカヤの姐さんには一目置いて……
【chara 911 face 1 (normal)】 いやそれにしても、ずいぶん見違えましたね。イメチェンですかい?

voice: vo_adv_1249001_026
カヤ:
【chara 124911 face 5 (shy)】 う、うるせえ! じろじろ見るんじゃねえ!
こんな柄でもない格好、したくてしてるんじゃないっての!

Choice: (7) 似合ってるのに……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1249001_027
ならず者:
【chara 911 face 1 (normal)】 な。兄ちゃんもそう思うよな。いつもの姐さんとは違って、
なんかこう、女神様みてえで……【chara 911 face 2 (joy)】 ますます一目置いちまうぜ。

voice: vo_adv_1249001_028
カヤ:
【chara 124911 face 5 (shy)】 どこに一目置いてんだどこに!
【chara 124911 face 3 (anger)】 くそっ、おまえちょっとあっち向いてろ! キミもだ!
【chara 124911 face 4 (sad)】 しばらくしたら元に戻るだろ、たぶん……

voice: vo_adv_1249001_029
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ──で、だ。【chara 106511 face 3 (anger)】 いくつか聞きたいことがある。
ちょっとツラ貸してもらうぜ。

voice: vo_adv_1249001_030
ならず者:
【chara 911 face 2 (joy)】 へいっ! なんなりと!
【chara 911 face 1 (normal)】 ……あ、姐さんも肉まん食います? できたてなんでよかったら……

voice: vo_adv_1249001_031
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 いらねえよ。【chara 106511 face 6 (surprised)】 ていうかおまえ、もしかしてそれ買うために
出歩いてて襲われたんじゃないだろうな。

voice: vo_adv_1249001_032
ならず者:
【chara 911 face 2 (joy)】 いやあ、どうしても食いたくなって……
【chara 911 face 1 (normal)】 ここ最近、あの妙な魔物がうちのシマをうろついてるせいで、
ろくすっぽ表を歩けなかったもんですから。

voice: vo_adv_1249001_033
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……ここ最近ね。具体的にいつからだ?

voice: vo_adv_1249001_034
ならず者:
【chara 911 face 4 (sad)】 ええと、建国祭の後ぐらいからですかね。
【chara 911 face 1 (normal)】 最初に見たのは俺じゃないんで、正確には分かりませんが……

voice: vo_adv_1249001_035
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 そんなに前でもないじゃねえか。【chara 106511 face 4 (sad)】 ちょっとは我慢しろよ。
ま、おまえが悲鳴をあげてくれたおかげで、
首尾よく見つけられたけどな。

voice: vo_adv_1249001_036
ならず者:
【chara 911 face 2 (joy)】 いやはは、ヤツら縄張りみたいなもんがあるみてえで、
【chara 911 face 1 (normal)】 そこを避けてきゃいけるかもと思ったんですが……

voice: vo_adv_1249001_037
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 縄張り? そんなもんがあるのか?

voice: vo_adv_1249001_038
ならず者:
【chara 911 face 1 (normal)】 ええ、特定の路地からは出てこないんですよ。
近くに巣かなにかがあるのか……そこを守ってるみたいで。

voice: vo_adv_1249001_039
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……巣、つまりは楽園の住人か。
【chara 106511 face 4 (sad)】 ヤツらが守るものといったらそれしかねえよな。

voice: vo_adv_1249001_040
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 だとすると、ここいらにいるギャングのうちの誰かが……
例の楽園に囚われたってことになるな。

voice: vo_adv_1249001_041
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……そういえばおまえらのギャングは、
オレたちが来る前からここいらで幅利かせてたよな?

voice: vo_adv_1249001_042
ならず者:
【chara 911 face 1 (normal)】 へえ、まあ。姐さんとこのホマレさんが来てから、
ずいぶん様変わりしましたがね。あくどい真似してた連中は
根こそぎ解散させられて……

voice: vo_adv_1249001_043
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 その解散したギャングのうちで……
さっきの魔物の縄張りをシマにしてた連中に心当たりねえか?

voice: vo_adv_1249001_044
ならず者:
【chara 911 face 4 (sad)】 あー……言われてみりゃ、思い当たる節がありますね。
当時うちとシマを二分してたギャングが、ちょうどこのあたりを……

voice: vo_adv_1249001_045
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 なるほど。見えてきたな。
ソイツらは今どこに?

voice: vo_adv_1249001_046
ならず者:
【chara 911 face 4 (sad)】 さ、さあ、なにぶん古いやり口にこだわってる連中だったんで。
すくなくともホマレさんの息のかかったシマじゃ、
シノギはままならねえはずです。

voice: vo_adv_1249001_047
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 「古いやり方にこだわってる」ってのは?

voice: vo_adv_1249001_048
ならず者:
【chara 911 face 1 (normal)】 ホマレさんのやり方に馴染めなかったんでさあ。
【chara 911 face 4 (sad)】 手口は古くせえし、やることなすこと手荒であくどかった。
【chara 911 face 1 (normal)】 ま、時代遅れだったんでしょうな。

voice: vo_adv_1249001_049
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……時代遅れのギャング、か。
【chara 106511 face 1 (normal)】 ははっ、ダブルビンゴだな。今日はツいてるぜ。

voice: vo_adv_1249001_050
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 そうと分かれば、鉄は熱いうちに殴れってな。
【chara 106511 face 1 (normal)】 ちょっくらひと暴れしに行くか。

Choice: (8) どうするの?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1249001_051
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 決まってるだろ、【chara 106511 face 1 (normal)】 カチ込みだよ。
──その時代遅れどものアジトはどこだ?

voice: vo_adv_1249001_052
ならず者:
【chara 911 face 4 (sad)】 ええと、街はずれにある赤屋根の廃屋を
根城にしてたって話ですが、今もあるかどうかは……

voice: vo_adv_1249001_053
ならず者:
【chara 911 face 4 (sad)】 しかし姐さん、そのギャングとさっきの魔物の話に
なんの関係があるんです? 俺には皆目見当がつきませんが。

voice: vo_adv_1249001_054
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 気にすんなって。どうせすぐ忘れる。
おまえは家に帰って肉まん食っとけ。冷めないうちにな。

voice: vo_adv_1249001_055
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 キミはどうする? 付き合うか?
……って、んなこと聞くまでもないよな。

Choice: (9) もちろん!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1249001_056
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 ははっ、キミなら乗ってくれると思った。
【chara 106511 face 1 (normal)】 ひとつ、ド派手にブチかましてやろうぜ!

voice: vo_adv_1249001_057
ギャング:
【chara 6311 face 2 (joy)】 ──へへっ、もうすぐだ、もうすぐすべてを取り戻せる……!
やはり俺たちのやり方は間違ってなかったんだ!

voice: vo_adv_1249001_058
ギャング:
【chara 6311 face 1 (normal)】 テリトリーは取り返した。【chara 6311 face 3 (anger)】 あとは俺たちをナメ腐った新参者連中に、
今までのツケを倍返しにしてやる……!

voice: vo_adv_1249001_059
ギャング:
【chara 6311 face 3 (anger)】 やつらのアジトを木っ端みじんにして、最強のギャングとして舞い戻る!
【chara 6311 face 2 (joy)】 そこから俺たちの時代が、再びやってくるんだ!

voice: vo_adv_1249001_060
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──「俺たち」? 見たとこ一人みたいだけどな。
イキり散らかすには取り巻きが足りないんじゃねえか?

voice: vo_adv_1249001_061
ギャング:
【chara 6311 face 3 (anger)】 あぁ? だ、誰だ、テメエは!?
いったいどうやってこのアジトに……

voice: vo_adv_1249001_062
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 いいぜ、オレもタイマンは嫌いじゃない。
最強のギャングの実力とやら、オレに見せてくれよ。

voice: vo_adv_1249001_063
ギャング:
【chara 6311 face 1 (normal)】 はっ、イカレてんのか? 【chara 6311 face 2 (joy)】 タイマンなんざするわけねえだろ。
【chara 6311 face 3 (anger)】 こちとら腕の立つ手下がごまんといるんだからなァ!

楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1249001_064
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ……なるほど。それがテメェの思い出ってヤツか。

voice: vo_adv_1249001_065
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 過去の栄光にすがって、守られて……
そのザマで最強とは大きく出たもんだ。まったく笑わせるぜ。

voice: vo_adv_1249001_066
ギャング:
【chara 6311 face 3 (anger)】 なんだと、テメエ……!
過去の栄光なんかじゃねえ、俺は最強のギャングで──

voice: vo_adv_1249001_067
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 な、仲間だって、たくさんいて……
ちくしょう、どいつもこいつも俺を置いてきやがって……!
俺は、【chara 6311 face 3 (anger)】 俺だけは諦めねえぞ、絶対に!!

voice: vo_adv_1249001_068
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ……その根性だけは褒めてやるよ。
【chara 106511 face 1 (normal)】 だがそろそろ、過去に甘ったれんのはやめて、
未来にケンカ、吹っかけてみちゃどうだ?

voice: vo_adv_1249001_069
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 喧嘩屋のオレが、その相手になってやる。
【chara 106511 face 3 (anger)】 ──まとめてかかってきやがれ。楽園野郎!

voice: vo_adv_1249001_070
ギャング:
【chara 6311 face 3 (anger)】 くそっ、くそが!
やれぇっ! やっちまえぇぇぇっ!!

--- Switch scene ---

楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!?

voice: vo_adv_1249001_071
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 ……おいおい。こんなもんか?
【chara 124911 face 1 (normal)】 テメェの言う過去の栄光ってのも、たかが知れてんな。

voice: vo_adv_1249001_072
ギャング:
【chara 6311 face 6 (surprised)】 ──な、なんだ、なにが起きたってんだ……?
仲間が、消えた……? 【chara 6311 face 4 (sad)】 おい、テメエら、どこ行きやがった!?

voice: vo_adv_1249001_073
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 そんなにうろたえることねえだろ?
【chara 124911 face 1 (normal)】 テメェの言うお仲間は、オレがワンパンでのしちまったけどさ。
……まだ親からもらった拳が残ってんじゃねえか。

voice: vo_adv_1249001_074
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 テメェが最強のギャングかどうか……
その拳で、証明してみろ!

voice: vo_adv_1249001_075
ギャング:
【chara 6311 face 3 (anger)】 ──や、やってやる! やってやろうじゃねえか、この野郎!
俺は最強のギャング……未来なんか、怖かねえっ!!

voice: vo_adv_1249001_076
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 その意気だ。あと一歩踏み込めば……そこが未来だぜ!
【chara 124911 face 3 (anger)】 ──オラァァァッ!!

voice: vo_adv_1249001_077
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 ──やれやれ、案外あっけなく済んじまったな。
【chara 124911 face 1 (normal)】 もうすこし刺激的なのを期待してたってのに。

voice: vo_adv_1249001_078
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 ……しかしこのアジト、バカに木箱が多いな。
【chara 124911 face 4 (sad)】 廃屋って聞いてたはずが、まるで倉庫みたいだ。
【chara 124911 face 6 (surprised)】 いったいなにを貯め込んでたんだ……?

Choice: (10) カヤ!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1249001_079
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 うわっ!? なんだよ。藪から棒に。
……その手に持ってる箱はなんだ? 時計か?
それがどうしたってんだ?

Choice: (11) これって時限爆弾じゃ……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1249001_080
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 ……は!? 【chara 124911 face 4 (sad)】 マジかよ!?
ってことはここにある木箱、【chara 124911 face 6 (surprised)】 全部爆弾か!?

voice: vo_adv_1249001_081
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 そういえばコイツ、どこぞのアジトを木っ端みじんにするとか
ほざいてたな……それがさっきのどさくさで起動しちまったのか。

voice: vo_adv_1249001_082
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ──おい、起きろ! この楽園野郎!
ここにある爆弾、どうやったら解除できんだよ!
テメェも木っ端みじんになっちまうぞ!

voice: vo_adv_1249001_083
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 う、うーん……なんだぁ?
どこだよ、ここ……俺はいったいなにを……?

voice: vo_adv_1249001_084
カヤ:
【chara 124911 face 4 (sad)】 ダメだこりゃ。きれいさっぱり記憶が飛んじまってる。
くそっ、ぶちのめす前に聞き出しときゃよかった。

voice: vo_adv_1249001_085
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 もう時間がない……
キミ、さっさとここからずらかるぞ!

Choice: (12) この人も連れてかないと。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1249001_086
カヤ:
【chara 124911 face 4 (sad)】 はぁ、キミならそうくると思ったよ。
オレだって寝覚めが悪くなるのはごめんだが、前後不覚のコイツを
負ぶってちゃ、間に合うもんも間に合わなく──

voice: vo_adv_1249001_087
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】 ……いや、待てよ。
【chara 124911 face 2 (joy)】 ははっ、いいこと思いついたぜ。

voice: vo_adv_1249001_088
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 こうなりゃ一か八かだ。
キミ、そこの荷車にこの野郎を積み込んでくれ。

Choice: (13) 馬もいないのにどうするの?
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1249001_089
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 任せとけ、オレの拳は100万馬力だ。
この壁を思い切りぶん殴って、その反動で荷車をかっ飛ばすんだよ。

voice: vo_adv_1249001_090
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 その衝撃でここにある爆弾はドカンといくだろうが、
【chara 124911 face 6 (surprised)】 こう、うまいこと爆風が追い風になってだな……
【chara 124911 face 2 (joy)】 全速力で脱出できるって寸法だ。【chara 124911 face 1 (normal)】 冴えてるだろ?

Choice: (14) やってみよう。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1249001_091
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 ああ、合図をしたらぶちかますぞ。
【chara 124911 face 3 (anger)】 舌噛まないように、歯ァ食いしばっときな!

voice: vo_adv_1249001_092
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 3! 2! 1──今だっ!!

voice: vo_adv_1249001_093
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 うおりゃああぁぁぁっ!!

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1249001_094
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 ──イヤッホォォォーーー!!

voice: vo_adv_1249001_095
カヤ:
【chara 124911 face 2 (joy)】 あっはははは! すげえすげえ!
とんでもなく速え! たぎってきたぜ!

voice: vo_adv_1249001_096
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 キミ、しっかり掴まってろよ! 見た目はオンボロでも、
コイツは今間違いなくランドソル最速の荷車だからな!

voice: vo_adv_1249001_097
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 見ろ、遠くでドデカい花火もあがってる!
【chara 124911 face 2 (joy)】 ははっ、こんな絶景にお目にかかれるなら、イノリのヤツも
連れてきてやればよかったな。

Choice: (15) これどうやって止めるの?
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1249001_098
カヤ:
【chara 124911 face 2 (joy)】 はっはっは! ……【chara 124911 face 3 (anger)】 ヤベ、それは考えてなかったな。

voice: vo_adv_1249001_099
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 ま、足でブレーキかければ止まるだろ、【chara 124911 face 4 (sad)】 たぶん。
【chara 124911 face 1 (normal)】 そんときはそんときだ。今はこのスリル満点のドライブを楽しもうぜ!

Choice: (16) 車輪がどっか飛んでったよ?
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1249001_100
カヤ:
【chara 124911 face 4 (sad)】 ……そいつはさすがにヤバい。【chara 124911 face 6 (surprised)】 ドライブは中止だ。
ブレーキかけるぞ、ブレーキ! キミも手を……いや、足を貸してくれ!

--- Switch scene ---

still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 結局、荷車は途中でバラバラになったが──
奇跡的に全員無傷で済んだのだった。

voice: vo_adv_1249001_101
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ──おーい。いい加減起きろって、最強のギャングさんよ。
もう日が暮れちまうぞ。

voice: vo_adv_1249001_102
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 うーん……世界が、回ってやがる……
いったいなにが起きたってんだ……

voice: vo_adv_1249001_103
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 はは、悪い悪い、いくらなんでもスリリング過ぎたな。
【chara 106511 face 1 (normal)】 でもここまで運んでやったんだから、チャラにしてくれ。

voice: vo_adv_1249001_104
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 テ、テメエは……「ロンクーファミリー」の……?
ちっ、ホマレの腰巾着が。俺にいったいなんの用だ。
テメエも俺を笑いに来たのか?

voice: vo_adv_1249001_105
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 根こそぎシマを潰されて、仲間にも見捨てられて……
クソ惨めな野郎だってか? そんな文句はもう聞き飽きたぜ。

voice: vo_adv_1249001_106
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 いいや、オレはそうは思わねえな。

voice: vo_adv_1249001_107
ギャング:
【chara 6311 face 1 (normal)】 ……なんだよ。惨めじゃなけりゃ哀れだとでも──

voice: vo_adv_1249001_108
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 過去に囚われてんのも、こんな道端でふてくされてんのも、
はたから見れば惨めったらしいだろうが──

voice: vo_adv_1249001_109
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 おまえは諦めなかったし、逃げなかった。
どれだけ負けても、どんなに惨めでも……
最強のギャングになるって夢だけは、手放さなかった。

voice: vo_adv_1249001_110
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 ……ふ、ぐっ……!

voice: vo_adv_1249001_111
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 いい根性してるぜ。オレは嫌いじゃない。
【chara 106511 face 1 (normal)】 顔を洗って出直してこいよ。そんときはまた相手になってやるから。

voice: vo_adv_1249001_112
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 ──く、うおぉっ……!
そ、そんなふうに言ってくれたのは、アンタが初めてだ……!

voice: vo_adv_1249001_113
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 お、おいおい、なにも泣くことないだろ。
【chara 106511 face 1 (normal)】 最強のギャングがめそめそすんなって。

voice: vo_adv_1249001_114
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 いや、いいや! アンタこそが最強のギャング……
俺がずっと思い描いてきた理想のギャングだ!

voice: vo_adv_1249001_115
ギャング:
【chara 6311 face 4 (sad)】 頼む! どうか、どうか俺を……アンタの舎弟にしてくれっ!!

voice: vo_adv_1249001_116
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 …………は?

voice: vo_adv_1249001_117
ギャング:
【chara 6311 face 1 (normal)】 アンタと出会って、俺は目が覚めた!
【chara 6311 face 4 (sad)】 これからは心を入れ替えて、真っ当なギャングになるからよ!
【chara 6311 face 1 (normal)】 アンタのことは、姐さんって呼ばせてくれ!

voice: vo_adv_1249001_118
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 おまえもかよ! どいつもこいつも姐さん姐さんって!
【chara 106511 face 3 (anger)】 ていうか真っ当なギャングってなんだよ!?
【chara 106511 face 4 (sad)】 おい、キミからもなんとか言ってくれ!

Choice: (17) 僕も舎弟やってみたい。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1249001_119
カヤ:
【chara 6311 face 2 (joy)】 【chara 106511 face 4 (sad)】 だあああ! 分かった分かった! 舎弟でも子分でも好きにしろ!
【chara 106511 face 5 (shy)】 そ、その代わり……姐さん呼びはナシだからな!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 気恥ずかしそうにそっぽを向くカヤ。
無事に楽園の余波を解決し、二人は夕暮れを背に
路地裏を後にするのだった。