カヤ(リベレイター) 第3話
カヤと{player}は、父への憧れから過去に囚われた若い王宮騎士と遭遇する。壮烈な戦いの中、背中を追う限り父のようにはなれないと諭し、自分だけの未来に進むようにと言葉をかけて解放する。


-------------- situation:
憧れという名の呪い
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 この日も楽園の余波絡みで相談があるとカヤに呼ばれた
{player}。待ち合わせ場所に着くなり、
カヤは二本指を立ててこう言った。

voice: vo_adv_1249003_000
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ──いい報せと悪い報せがある。

Choice: (1) 聞いたことあるやつだ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1249003_001
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 はは、オレも一度言ってみたかったんだ。
【chara 106511 face 1 (normal)】 手っ取り早くいい報せのほうから話させてくれ。

voice: vo_adv_1249003_002
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 まずこないだの親父さんな、【chara 106511 face 2 (joy)】 仕事が見つかったそうだ。
【chara 106511 face 1 (normal)】 窓の修理を頼んだ大工が、たまたま人を募ってたらしくてな。

voice: vo_adv_1249003_003
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 二つ返事で雇ってもらったんだと。
詫びを入れに行くつもりが、むしろ感謝されちまったよ。

Choice: (2) それはほんとうによかった。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1249003_004
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……で、悪い報せのほうだけどな。【chara 106511 face 3 (anger)】 楽園の守護者がまた出た。
それも今度のは、目撃された場所にまるで規則性がない。

voice: vo_adv_1249003_005
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 相変わらず路地裏からは出ちゃいないみたいだが……
神出鬼没で、まるでモグラ叩きでもしてる気分だ。

voice: vo_adv_1249003_006
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ファミリーの連中にも散々探らせたが、収穫はなし。
誰が楽園の住人なのか見当もつかない。【chara 106511 face 4 (sad)】 正直お手上げだ。

Choice: (3) なにか共通点があるはず……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1249003_007
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 共通点ね……しいて言えば、襲われてるのが
ギャングやならず者ばかりってのは、共通点と言えなくもないかな。

voice: vo_adv_1249003_008
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 それは別に今回に限った話じゃないが、
ご同業はあらかた調べつくしたってことを考えると……
【chara 106511 face 4 (sad)】 そこが相変わらず共通してるのは確かに妙だ。

voice: vo_adv_1249003_009
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 つまりはランドソル中の路地裏に出入りしていて、
ギャングやならず者のお仲間でもない、誰かってことになるが……

voice: vo_adv_1249003_010
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 はぁ、頭がこんがらがってきたぜ。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 気晴らしに例の肉まんでも食いにいかねえか?
【chara 106511 face 1 (normal)】 付き合わせてる礼にオレがおごるからさ──

voice: vo_adv_1249003_011
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──おいっ! そこの二人組!

voice: vo_adv_1249003_012
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 あ? なんだよ?
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ──げっ、【王宮騎士団(NIGHTMARE)】……!?

voice: vo_adv_1249003_013
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 くそ、また面倒なのに捕まっちまった……
【chara 106511 face 6 (surprised)】 どうせ職質だろ? 早いとこ済ませてくれ。

voice: vo_adv_1249003_014
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ふん、見ない顔だな。
さては貴様ら、新参者のギャングか?

voice: vo_adv_1249003_015
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……いや? オレ割とこのへんにいること多いけどな。
ていうかここ、オレたちファミリーのシマだし。

voice: vo_adv_1249003_016
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 そ、そうなのか……まあ致し方あるまい。
小官もこの一帯を巡回するのは初めてのことだからな。

voice: vo_adv_1249003_017
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 なら見ない顔がいても別に不思議じゃないだろ……
なんなんだ、おまえ。

voice: vo_adv_1249003_018
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 は、話をはぐらかすな! ギャングには違いないだろう!
この薄暗い路地裏で、どんな悪だくみをしていたのだ? 言えっ!

voice: vo_adv_1249003_019
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 肉まん食いに行こうって話してたとこだよ。
【chara 106511 face 1 (normal)】 ほら、この路地の突き当たりを曲がったとこの店だ。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 このへんうろついてたんなら見ただろ?

voice: vo_adv_1249003_020
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 そ、そうなのか……
確かにあの店は、食欲をそそるかぐわしい芳香を放っていたな。
小官も危うく職務を忘れて買い食いに走ってしまうところだった。

voice: vo_adv_1249003_021
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……なあ、もういいか?
腹減ってんならおまえも飯食ってこいって。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 オレたちも食い終わったら、ここで待っててやるから──

voice: vo_adv_1249003_022
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 むむっ、そうはいくか!
小官の騎士としての直感が告げているのだ!
この路地裏から、善良な民を堕落へ誘う陰謀のにおいがすると!

voice: vo_adv_1249003_023
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 それ肉まんのにおいだろ……
【chara 106511 face 6 (surprised)】 直感じゃなくて食欲の間違いじゃないのか?

voice: vo_adv_1249003_024
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 く、口答えするな!
まずは手持ちの品を洗いざらい出してもらおうか!

voice: vo_adv_1249003_025
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 はいはい。つっても財布しか持ってないけどな。
……ほら、これでいいか?

voice: vo_adv_1249003_026
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ふん、殊勝な心掛けだ。では失礼して……
──なっ、き、貴様……っ!

voice: vo_adv_1249003_027
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 なんだよ。
【chara 106511 face 5 (shy)】 ……まあ言いたいことはなんとなく分かるけど。

voice: vo_adv_1249003_028
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 なんだこの桃色をしたかわいらしいお財布はっ!
カヤぴぃ……名前の刺繍まで施されているではないか!
さては盗品だなっ!?

Choice: (4) ほんとうにかわいい……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1249003_029
カヤ:
【chara 106511 face 5 (shy)】 わ、悪いかよ。
誕生日プレゼントにって、イノリ……あー、仲間がくれたんだよ。
甘辛コーデがどうとか言って、手作りでさ……

voice: vo_adv_1249003_030
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 そ、そうなのか……
まあその、人は見かけによらぬものだと父上も言っていたしな。
思い出の品を悪しざまに言ってすまない……

voice: vo_adv_1249003_031
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……はぁ。なあ、おまえさ。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 仰々しい口ぶりだけど、実は新米騎士だろ?

voice: vo_adv_1249003_032
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 そ、そんなことは……

voice: vo_adv_1249003_033
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 声もずいぶん若いしな。オレと大して変わんないんじゃないか?
【chara 106511 face 4 (sad)】 別に取って食ったりしないから、肩ひじ張るのはやめろって。

voice: vo_adv_1249003_034
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ──す、すみません……その、仰る通りです。
なにぶん巡回の任を仰せつかったのが最近なもので……
どうかご無礼をお許しください。

voice: vo_adv_1249003_035
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 別に気にしてないし、そこまでかしこまらなくてもいい。
【chara 106511 face 1 (normal)】 もっとフランクに話してくれ。

voice: vo_adv_1249003_036
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 は、はい……お気遣いどうもです……
はぁ、まさかギャングの人に気を遣われるなんて……

voice: vo_adv_1249003_037
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……なんだか訳アリっぽいな。【chara 106511 face 1 (normal)】 この際、洗いざらい話しちまえよ。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 なんだってあんな口ぶりでしゃべってたんだ?

voice: vo_adv_1249003_038
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 それは、その……
ええと、話すと長いんですけど──

voice: vo_adv_1249003_039
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……へぇ、騎士の家系ねぇ。
それで親父の真似してあんな物言いをしてたのか。

voice: vo_adv_1249003_040
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 はい……そ、そんなに違和感ありましたか?
鏡の前で何度も練習したんですけど……

voice: vo_adv_1249003_041
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 こうやって身の上話を聞いちまう程度にはな。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 まあギャングに舐められたくないって理屈は、分からなくもないけどさ。

voice: vo_adv_1249003_042
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 たかが巡回だろ。【chara 106511 face 6 (surprised)】 ほかの騎士はもっと気楽そうにしてたぞ。
【chara 106511 face 1 (normal)】 オレもたまに世間話するぐらいだしな。

Choice: (5) 僕も何人か友達がいる。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1249003_043
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 そ、そうなんですか……
ギャングのテリトリーだと聞いて、身構えてきたんですけど。
そんなに険悪な仲でもないんですね。

voice: vo_adv_1249003_044
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ま、よその連中はどうだか知らねえが……
【chara 106511 face 1 (normal)】 オレたちのボスは、【王宮騎士団(NIGHTMARE)】とは
持ちつ持たれつって方針だからな。

voice: vo_adv_1249003_045
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ギャングの世界にだって秩序みたいなもんはあるし、
そのへんはうまいこと裏で釣り合いが取れてんだよ。

voice: vo_adv_1249003_046
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ……そういえば、父上もそんなことを言っていました。
互いを尊重する気持ちを忘れてはいけないと。

voice: vo_adv_1249003_047
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 だからこそ、ギャングからも一目置かれてたんだと思います。
それに引き換え、私ときたら……

voice: vo_adv_1249003_048
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……ずいぶん持ち上げるんだな、親父のこと。
【chara 106511 face 4 (sad)】 だからって、そんなに卑屈になることないと思うが……

voice: vo_adv_1249003_049
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 でも、父上はほんとうにすごいんです!
屋敷の書斎に、飾り切れないほど勲章をもらってて!

voice: vo_adv_1249003_050
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 だから私も、父上のような偉大な騎士になりたくて……
たくさん剣の稽古をして、ようやく騎士にはなれたんです、けど──

voice: vo_adv_1249003_051
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 思い出の中の父上と、今の私は、あまりにもかけ離れていて。
追いつこうとすればするほど、空回り、してしまって……

voice: vo_adv_1249003_052
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……思い出? 

voice: vo_adv_1249003_053
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ……ほんとうはもっと、もっとがんばらなくちゃいけないんです。
父上のようになるには……私はもっと、がんばら、ないと……

voice: vo_adv_1249003_054
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……っ! 【chara 106511 face 4 (sad)】 ランドソル中の路地裏に出入りしていて……
ギャングやならず者のお仲間でもない、誰か……

voice: vo_adv_1249003_055
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 まさか、コイツが──【chara 106511 face 3 (anger)】 楽園の住人なのか!? 

voice: vo_adv_1249003_056
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 がんばって、がんばって……
悪人をたくさん、倒して、裁いて、勲章をもらえば……!

voice: vo_adv_1249003_057
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ──おい、よせ! それ以上考えるな!
おまえは今マトモじゃないんだ! オレがなんとかしてやるから……
【chara 106511 face 4 (sad)】 くそっ、話を聞けって!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1249003_058
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 私も──憧れ続けた父上のように……
偉大な騎士に、なりたいっ!!

楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

Choice: (6) 楽園の守護者が……!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1249003_059
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 間に合わなかったか……
【chara 106511 face 1 (normal)】 ははっ、このパターンは考えてなかったな。
もうすこし早く気づけてりゃ……

voice: vo_adv_1249003_060
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 キミは後ろの魔物を抑えててくれ!
その間にオレはコイツと──

voice: vo_adv_1249003_061
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ──ああ、父上……
また私に剣の稽古をつけてくださるのですね。

voice: vo_adv_1249003_062
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 見ていてください。
私の剣で、いつかすべての悪人を正して……
父上に追いついてみせますから。

voice: vo_adv_1249003_063
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 はっ、上等だぜ。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の騎士様とは、
一度本気でやり合ってみたかったんだ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1249003_064
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 ──そら、おあつらえ向きの勝負服も着てやったぞ。
【chara 124911 face 3 (anger)】 真っ向勝負といこうじゃねえか!

voice: vo_adv_1249003_065
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 はぁぁぁっ!!

voice: vo_adv_1249003_066
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ぐっ……この、程度で……!
オレ様の拳が止められるかよ! オラァッ!!

voice: vo_adv_1249003_067
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ──ふん……!

voice: vo_adv_1249003_068
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 くそっ、ガードが堅え……解放の力をブチかまそうにも、
剣と魔物に遮られて、ちっとも拳が届かねえ! 

voice: vo_adv_1249003_069
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 コイツ……口調はすっとぼけてたが、腕前は本物だ。
騎士の家系は伊達じゃないってことか……! 

voice: vo_adv_1249003_070
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 ──はっ、まさかマジで止めちまうとはな。
その腕前があれば、勲章なんか売るほどもらえるんじゃないか?

voice: vo_adv_1249003_071
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ……ありがとうございます。父上。
聞いてください。私、ようやく騎士になれたのですよ……

voice: vo_adv_1249003_072
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ですからもっと、この剣を研ぎ澄まさなくては……
こうしてこの手で倒すべき、裁くべき悪人を、見つけ出せば──

voice: vo_adv_1249003_073
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ああ、もうすこし、あとすこしで辿り着ける……!
私は必ずや、あなたの背中に追いついてみせます……!

voice: vo_adv_1249003_074
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ──追いつけるわけねえだろ。
他人の歩いた道を、ただなぞってるだけのヤツに。

voice: vo_adv_1249003_075
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ……父、上? なにを、仰るのですか。
──ぐっ、くぅ……こ、この光は……!?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1249003_076
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ──どんなに必死になって追いかけたところで……
おまえは親父そのものになんかなれない。

voice: vo_adv_1249003_077
カヤ:
【chara 124911 face 1 (normal)】 だがその偉大な親父だって、おまえにはなれない。
おまえがこれから歩くことになる未来には、辿り着けねえんだ!

voice: vo_adv_1249003_078
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 わ、私の、未来……?

voice: vo_adv_1249003_079
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 自分がちっぽけだと思うならそれもいい。
誰かの背中を追いかけてえなら好きにしろ。

voice: vo_adv_1249003_080
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 だが、その果てにあるのは行き止まりだけだ。
未来へ辿り着くには……テメェで道を切り拓くしかねえんだよ!

voice: vo_adv_1249003_081
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 …………っ!

Choice: (7) 魔物の動きが止まった……!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1249003_082
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ──過去に立ち止まるな! 思い出を置き去りにしろ!
その先におまえ自身の道が、未来があるんだ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1249003_083
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 はあぁぁぁ……!!

voice: vo_adv_1249003_084
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ……そ、そうだ。私は……
いつかは父上のような、偉大な、騎士に……

voice: vo_adv_1249003_085
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 ──いいえ。たとえ偉大でなくとも、よかった。
私はただ、父上の優しい剣に、憧れて──

voice: vo_adv_1249003_086
カヤ:
【chara 124911 face 3 (anger)】 ──だりゃあぁぁぁっ!!

--- Switch scene ---

楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1249003_087
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 う、ん……?
あれ、私は……いったいなにを……

voice: vo_adv_1249003_088
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ──よっ。ようやくお目覚めか。
巡回中に居眠りとは、新米騎士様は器がデカいな。

voice: vo_adv_1249003_089
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 へっ!? あ、す、すみません……!
私としたことが、話の途中で寝てしまうなんて……
仮にも任務中だというのに……!

voice: vo_adv_1249003_090
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 よっぽど腹がすいてたんだろうな。
真面目に仕事に打ち込むのもいいが、ちゃんと飯は食っとけよ。

voice: vo_adv_1249003_091
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 はい……そうします……
はぁ、こんな調子じゃ、父上にも呆れられてしまいますね。

voice: vo_adv_1249003_092
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ……おまえさ。その親父ってのが、どんなすげえヤツなのか、
会ったことがないオレには分からないけど──

voice: vo_adv_1249003_093
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 すくなくともオレからすれば、話で聞くその親父より、
おまえのほうが付き合いやすそうに思うぜ。

voice: vo_adv_1249003_094
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 おまえが真似てた口調からして、いかにも堅苦しそうだしな。
できれば今のままでいてくれたほうが気楽でいい。

voice: vo_adv_1249003_095
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 あ、あはは、そうですかね……今後の職務の参考にします。
えっと、そういえばお名前は……?

voice: vo_adv_1249003_096
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 おっと、【chara 106511 face 1 (normal)】 まだ職質の最中だったな。
オレは「ロンクーファミリー」のカヤってんだ。

voice: vo_adv_1249003_097
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ここいらの事情には多少明るい。
……ギャングが言うのもなんだが、困ったときは頼ってくれ。

voice: vo_adv_1249003_098
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】 は、はい……! ありがとうございます!
今後とも、よろしくお願いします!

voice: vo_adv_1249003_099
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 はぁぁぁ~~~、さすがにこれで打ち止めだろ。
くそっ、まだ腕がビリビリしやがる……

Choice: (8) ものすごくかっこよかった。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1249003_100
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 ははっ、そうか? 【chara 106511 face 1 (normal)】 オレも久々にマジのケンカができて、
終わってみれば清々しい気分だけどな。

voice: vo_adv_1249003_101
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 キミが背中を守ってくれてなかったら、
危うく前後から挟まれてボコられるところだった。
おかげでアイツの目を覚まさせてやれたぜ。【chara 106511 face 2 (joy)】 ありがとな。

Choice: (9) カヤの拳と言葉のおかげ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1249003_102
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ま、偉そうなことは言っちまったけどな。
……オレもあの新米騎士様と似たようなもんだ。

voice: vo_adv_1249003_103
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 オレもある喧嘩屋に憧れて、こういう生き方を選んできたからな。
【chara 106511 face 1 (normal)】 アイツが悩んでたことは、オレにも身に覚えがある。

voice: vo_adv_1249003_104
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 なんなら、これから先だって……
憧れに負けて立ち止まっちまうときが来るかもしれない。

voice: vo_adv_1249003_105
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ……けど、オレには頼れるダチがいるからな。
もしオレが日和りそうになったら、そのときは……
【chara 106511 face 2 (joy)】 キミが目を覚まさせてくれ。

Choice: (10) 任せて。
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voice: vo_adv_1249003_106
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 ああ、頼んだぜ……【chara 106511 face 6 (surprised)】 って、言ったそばからなんだが、
【chara 106511 face 4 (sad)】 力の使い過ぎでめまいがしてきやがった。

voice: vo_adv_1249003_107
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 早速で悪いんだが、【chara 106511 face 1 (normal)】 ちょっと肩、貸してくれ。

voice: vo_adv_1249003_108
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 ……一個、借りにしてくれていいからさ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}は疲れ切ったカヤに肩を貸し、
彼女の体温を感じながら、【ドラゴンズネスト】の
アジトまで送り届けたのだった。