ムイミ(リベレイター) 第1話
「楽園」の騒動による余波が未だ残っていることに気付いたムイミは、人々を解放して回る。その最中、楽園の余波の影響を受けている元剣豪の老人と戦う。これを機にムイミは問題の根本からの解決を誓う。
-------------- situation:
「楽園」の置き土産
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アスラとミラによる楽園創造はムイミたちの活躍によって阻止された。
ランドソルの人々はそんな事件があったことさえ知らぬまま、
平和な日常へと戻っていった。だが──
voice: vo_adv_1250001_000
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
よう{player}!
久しぶり、【chara 106113 face 1 (normal)】
ってほどでもないか。
Choice: (1) お祭りでの一件以来だよね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1250001_001
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
ああ、あれは本当に大事件だったな。
【chara 106113 face 4 (sad)】
さすがの大悪党様でもかなりしんどかったぞ……
voice: vo_adv_1250001_002
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
でもまあ、オクトーと再会するきっかけになったことには
一応感謝してるけどな!
voice: vo_adv_1250001_003
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
なんにせよ終わりよければ全てよしだ!
【chara 106113 face 1 (normal)】
……終わってれば、な。
Choice: (2) 何か気になることでも?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1250001_004
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
いや、アタシの思い過ごしかもしれないんだけど、
【chara 106113 face 4 (sad)】
祭りが終わってからしばらく、なんかこう、ムズムズするんだよ。
voice: vo_adv_1250001_005
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
まるであの事件はまだ終わってない、
【chara 106113 face 4 (sad)】
そんな気がしてスッキリしないんだ……
voice: vo_adv_1250001_006
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
アイツらの仕業じゃないことは間違いない。
だからこれはアタシの思い過ごしだ。【chara 106113 face 4 (sad)】
そのはずなんだけど……
voice: vo_adv_1250001_007
主婦:
【chara 411 face 6 (surprised)】
ええ? 道具屋さんまだお休みなんですか?
【chara 411 face 4 (sad)】
ご主人がお体を悪くされたんでしょうか……
voice: vo_adv_1250001_008
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】
それがね、「女神の祭典」が終わったあたりから
日がな一日ぼうっとしてるみたいなのよ。
voice: vo_adv_1250001_009
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】
しかも昔の思い出のことばっかり口にしてるみたいで。
【chara 611 face 4 (sad)】
どうしちゃったのかねぇ。
voice: vo_adv_1250001_010
主婦:
【chara 411 face 6 (surprised)】
そうなんですか? あそこのご主人、真面目な働き者なのに……
voice: vo_adv_1250001_011
老婆:
【chara 611 face 4 (sad)】
真面目過ぎた反動がきたのかもね。
なんにせよ早くよくなるといいんだけど。
voice: vo_adv_1250001_012
ムイミ:
【chara 106113 face 3 (anger)】
……おい、今の話聞いたか?
Choice: (3) まさか楽園の住人に……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1250001_013
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
ああ、あまり考えたくはないけどな……
【chara 106113 face 3 (anger)】
とにかく確かめに行くぞ!
voice: vo_adv_1250001_014
奥さん:
【chara 1511 face 3 (anger)】
ちょっとあんた、いい加減にしとくれよ!
いつまでそうやってぼうっとしてるつもりなんだい!
voice: vo_adv_1250001_015
店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
す、すまない……【chara 1411 face 6 (surprised)】
でも、気付くとあの時の光景が目の前に浮かぶんだ。
voice: vo_adv_1250001_016
店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
真夏の昼下がり……友達と野山を駆けまわり、
虫取りをして、木の実を食べて……自由で最高の時間だったなぁ……
voice: vo_adv_1250001_017
奥さん:
【chara 1511 face 4 (sad)】
ああ、まただよ……本当にどうしちまったんだいこの人は……
voice: vo_adv_1250001_018
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
おう! 邪魔するぞ!
voice: vo_adv_1250001_019
奥さん:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
な、なんだいあんたたち藪から棒に……
【chara 1511 face 3 (anger)】
悪いけど店は休業中だよ。
voice: vo_adv_1250001_020
店主:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
あぁ……静かにしてくれ。
voice: vo_adv_1250001_021
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
え、おっちゃんしゃべれるの……うわぁ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1250001_022
奥さん:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
ひゃあ! ビックリした……手品か何かかい?
Choice: (4) ムイミちゃん、これって……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1250001_023
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
間違いない、楽園のアレだ。でもなんだか……
【chara 125011 face 3 (anger)】
いや、考えるのは後だ!
voice: vo_adv_1250001_024
ムイミ:
【chara 125011 face 1 (normal)】
すぐに解放してやるからな! 【chara 125011 face 3 (anger)】
はぁっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1250001_025
店主:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
お、おぉ……あれ、頭がスッキリしてる?
すぐにぼうっとしちゃってたのに、どうして……
voice: vo_adv_1250001_026
奥さん:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
あんた! 元に戻ったんだね! 【chara 1511 face 4 (sad)】
あぁ、よかったよ……
voice: vo_adv_1250001_027
店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
苦労かけてすまなかったな。俺はどうかしてたみたいだ。
【chara 1411 face 2 (joy)】
ありがとうな、お嬢ちゃん。
voice: vo_adv_1250001_028
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
礼はいらない! そのかわりちょっと話を聞かせてくれ!
【chara 125012 face 6 (surprised)】
おばちゃん、おっちゃんがおかしくなってから会話はできたのか?
voice: vo_adv_1250001_029
奥さん:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
そ、そうだね、昔を思い出してぼうっとはしてたけど、
受け答えはできてたね。
voice: vo_adv_1250001_030
奥さん:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
それにぼうっとしながらだけど食事したり風呂入ったりもできたよ。
【chara 1511 face 4 (sad)】
まあ、とても仕事にはならなかったけどね。
voice: vo_adv_1250001_031
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
……そうか。あとおっちゃん以外にも
こんなふうになってる人っているか?
voice: vo_adv_1250001_032
奥さん:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
うーん、あたしは直接会っちゃいないけど、
うちの人みたいになってるって話はいくつか聞いたね。
voice: vo_adv_1250001_033
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
なるほど……【chara 125012 face 1 (normal)】
参考になったぞ! ありがとうな!
voice: vo_adv_1250001_034
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
やれやれ、こいつはまいったな……
Choice: (5) あの人たちと同じ能力を持つ人の仕業?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1250001_035
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
いや、こいつはアスラたちの能力とは違うと思うぞ。
アイツらのは無理矢理過去に閉じ込めるものだからな。
voice: vo_adv_1250001_036
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
でも、あのおっちゃんは思い出に浸ってたけど、
他の人と話はできてたよな? 【chara 125012 face 1 (normal)】
だから、似てるけどちょっと違うと思う!
voice: vo_adv_1250001_037
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
これはアタシの予想なんだけど、
楽園の力の「余波」みたいなヤツなんじゃないか?
voice: vo_adv_1250001_038
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
街の人たちは、絶対的な思い出の世界に浸ってたんだ。
【chara 125012 face 4 (sad)】
その影響がぶり返してきたって感じだと思うぞ!
voice: vo_adv_1250001_039
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
うーん……ある程度普通に暮らせてたみたいだけど、
周りの人にとっては厄介だよな……
voice: vo_adv_1250001_040
ムイミ:
【chara 125012 face 3 (anger)】
くっそー! まだ楽園のゴタゴタは片付いてなかったのか!
Choice: (6) ムイミちゃんはどうするつもり?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1250001_041
ムイミ:
【chara 125012 face 2 (joy)】
決まってるだろ!
大悪党ノウェム様が大暴れしてやるだけだ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それからムイミは楽園の余波と思しき噂を聞きつけては
解放して回った。地道だがたしかに成果は出ていた。
そんな時、事件は起きた──
voice: vo_adv_1250001_042
荒くれ者1:
【chara 6311 face 2 (joy)】
げっへへ、アニキ見ましたか? あいつらの顔。
アニキの岩をも砕く一撃を見て真っ青になってましたぜ。
voice: vo_adv_1250001_043
荒くれ者2:
【chara 911 face 2 (joy)】
ガハハハ! 言ってやるな、オレの剛腕の前じゃ
誰だって生まれたての子鹿みたいにプルプル震えちまうからな!
voice: vo_adv_1250001_044
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
強者……見つけた……
voice: vo_adv_1250001_045
荒くれ者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
【chara 6311 face 3 (anger)】
あん、なんだテメェ? 【chara 6311 face 1 (normal)】
その口ぶり、まさかアニキに挑もうってのか?
voice: vo_adv_1250001_046
荒くれ者2:
【chara 911 face 3 (anger)】
失せろ。いちいちお前みたいな奴を相手してたら
時間がいくらあっても足りやしね──
voice: vo_adv_1250001_047
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
我、最強なり……!
voice: vo_adv_1250001_048
荒くれ者2:
【chara 911 face 6 (surprised)】
……え? がはっ……
voice: vo_adv_1250001_049
荒くれ者1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
ア、アニキ? うそ、だ……アニキが瞬殺なんて……アニキィー!
voice: vo_adv_1250001_050
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
足りぬ……あの栄光の日々には……もっと、強者を……
voice: vo_adv_1250001_051
主婦:
【chara 411 face 6 (surprised)】
聞きました? 昨日また辻斬りが出たんですって。
voice: vo_adv_1250001_052
老婆:
【chara 611 face 4 (sad)】
怖いねぇ……あんた、夜一人で出歩くんじゃないよ?
voice: vo_adv_1250001_053
主婦:
【chara 411 face 6 (surprised)】
でも、辻斬りが狙うのって強い人ばかりみたいなんですよ。
格闘家、剣士、魔法使い、荒くれ者……
被害に遭ったのはみんな名の知れた強者ばかりらしいです。
voice: vo_adv_1250001_054
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】
そうなのかい? 【chara 611 face 4 (sad)】
だとしても怖いねぇ。
一見平和に見えるけど、まだまだ落ち着かないね。
voice: vo_adv_1250001_055
主婦:
【chara 411 face 6 (surprised)】
そういえば近所に住んでるおじいちゃん、
【chara 411 face 1 (normal)】
昔は有名な剣豪だって聞きましたよ?
voice: vo_adv_1250001_056
老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】
そうなのよ、みんなが畏れ憧れた天下無双の剣士だったんだから。
voice: vo_adv_1250001_057
老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】
といっても今じゃすっかり衰えて家からほとんど出てないみたいよ。
【chara 611 face 4 (sad)】
どれほど強くても、老いには勝てないのね。
voice: vo_adv_1250001_058
主婦:
【chara 411 face 6 (surprised)】
うーん、なら辻斬りに襲われることはないと思うけど、
【chara 411 face 4 (sad)】
それでもちょっと心配ですね。
voice: vo_adv_1250001_059
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
……辻斬り、か。
【chara 106113 face 3 (anger)】
ふん、つまんない悪さしやがって!
Choice: (7) 楽園の件とは関係なさそうかな?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1250001_060
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
普通に考えればそうだけど……【chara 106113 face 6 (surprised)】
でもタイミング的には気になるぞ。
楽園の余波のこと、まだよく分かってないからな……
voice: vo_adv_1250001_061
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
よし! とにかく動いてみるか!
じっとしてても始まらないからな!
voice: vo_adv_1250001_062
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
……
voice: vo_adv_1250001_063
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
強者……見つけた……我、最強なり……!
voice: vo_adv_1250001_064
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぬぬっ……!
voice: vo_adv_1250001_065
ムイミ:
【chara 125011 face 2 (joy)】
かかったぞ{player}!
おとり作戦大成功だな!
voice: vo_adv_1250001_066
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
それにこの感覚……間違いない、楽園の力だ。
voice: vo_adv_1250001_067
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
強者……見つけた……本物の、強者……!
voice: vo_adv_1250001_068
ムイミ:
【chara 125011 face 1 (normal)】
お、アタシの強さが分かるのか? 【chara 125011 face 2 (joy)】
やるな、じいさん!
そう言うアンタもなかなかだ!
voice: vo_adv_1250001_069
ムイミ:
【chara 125011 face 1 (normal)】
その太刀筋、速度、威力、アタシじゃなきゃやられてたぞ。
じいさん、もしかして昔剣豪って呼ばれてなかったか?
voice: vo_adv_1250001_070
老人:
【chara 511 face 3 (anger)】
我、求む……強者……我、最強……天下に知らしめる……
あの栄光の日々を、再び……
voice: vo_adv_1250001_071
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
やれやれ……全然聞いちゃいないけど【chara 125011 face 3 (anger)】
多分当たりだな!
Choice: (8) でも、こんなおじいさんが犯人なんて……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1250001_072
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
じいさんは、楽園の余波で過去の栄光を思い出したんだろ。
voice: vo_adv_1250001_073
ムイミ:
【chara 125011 face 1 (normal)】
で、栄光を取り戻すために強いヤツをかたっぱしから襲って倒してる、
ってところだ! まあ、あくまでアタシの想像だけどな!
voice: vo_adv_1250001_074
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
とにかく、こいつは放っておくには危険すぎる!
止めさせてもらうぞ、じいさん! 一騎打ちだ!
voice: vo_adv_1250001_075
老人:
【chara 511 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_1250001_076
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_1250001_077
老人:
【chara 511 face 3 (anger)】
ぬううぅん!
voice: vo_adv_1250001_078
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
たりゃあぁー!
voice: vo_adv_1250001_079
老人:
【chara 511 face 4 (sad)】
ぐ、ぬぅ……
voice: vo_adv_1250001_080
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
そこまでだ! 剣が折れちゃもう戦えないぞ!
騎士団に突き出したりしないから、大人しく解放されてくれ!
voice: vo_adv_1250001_081
老人:
【chara 511 face 3 (anger)】
まだ、だ……我の名を、栄光を……再び、ぐ、おおおおおぉ!
--- Switch scene ---
楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1250001_082
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
どひゃー!? 楽園の守護者まで出しやがるのかよ!
【chara 125011 face 4 (sad)】
思ってたより余波は手強いな!
楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1250001_083
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
ぐ、ああっ……! 【chara 125011 face 4 (sad)】
こいつ、は……
Choice: (9) ムイミちゃん、ケガは……!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1250001_084
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
大丈夫だ、問題ない……!
でもおかげで分かったぞ、じいさんの不安ってヤツが!
voice: vo_adv_1250001_085
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
このじいさん、昔は名の知られた剣豪だったんだ。
だから、剣の道から退いてる今、
自分がみんなから忘れられちゃうことを怖がってるみたいだぞ!
voice: vo_adv_1250001_086
ムイミ:
【chara 125011 face 4 (sad)】
辻斬りなんてことをしたのも、
もう一回、剣豪として有名になりたいって思ったからなんだろうな。
voice: vo_adv_1250001_087
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
……でも、そのやり方は駄目だ!
voice: vo_adv_1250001_088
ムイミ:
【chara 125011 face 6 (surprised)】
このままじゃじいさんは人斬り、つまりは大悪党になっちゃうだろ?
【chara 125011 face 3 (anger)】
そんなこと、本物の大悪党ノウェム様が見逃すわけないだろう!
voice: vo_adv_1250001_089
ムイミ:
【chara 125011 face 3 (anger)】
ここでぶっ飛ばす! 天楼覇断剣、どりゃあぁー!
楽園の守護者:
【chara 17111 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1250001_090
老人:
【chara 511 face 4 (sad)】
……ぬ、うぅ……【chara 511 face 6 (surprised)】
あれ、ここは……わしはいったい何を……
voice: vo_adv_1250001_091
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
よう、目が覚めたかじいさん!
【chara 125012 face 6 (surprised)】
アンタ、自分が何をしたのか覚えてるか?
voice: vo_adv_1250001_092
老人:
【chara 511 face 4 (sad)】
……夢を、見ているようだった。老いで肉体、思考力、判断力が衰え
日常生活すらおぼつかない失意の日々。
このまま誰にもかえりみられず朽ちていくのかと思っておった。
voice: vo_adv_1250001_093
老人:
【chara 511 face 6 (surprised)】
そんな時、突如かつての栄光の日々が目の前によみがえったんだ。
voice: vo_adv_1250001_094
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
楽園の余波が表れたんだな……
voice: vo_adv_1250001_095
老人:
【chara 511 face 1 (normal)】
わしの人生最良の日々を見続けているうちに、
【chara 511 face 6 (surprised)】
とうに尽きた気力がみなぎり、肉体をもよみがえった気がした。
voice: vo_adv_1250001_096
老人:
【chara 511 face 1 (normal)】
今ならあの栄光の日々を取り戻し、
再びわしの名を天下に轟かすことができるやもしれない。
そんな思いが次第に大きくなっていった。
voice: vo_adv_1250001_097
老人:
【chara 511 face 4 (sad)】
それからのことはあまり覚えておらん。
【chara 511 face 1 (normal)】
だがこの手に相手を打ち負かした時の感触だけは残っている。
voice: vo_adv_1250001_098
老人:
【chara 511 face 4 (sad)】
どうやら、あれは夢ではなかったようだな……
全く、剣豪が聞いて呆れるな。
voice: vo_adv_1250001_099
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
ああ、そうだ!
じいさんはこの先二度と、剣豪として有名になることはない!
voice: vo_adv_1250001_100
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
なぜならその度にアタシが……
【chara 125012 face 2 (joy)】
この大悪党ノウェム様がじいさんを止めるからだ!
voice: vo_adv_1250001_101
老人:
【chara 511 face 6 (surprised)】
そうか、あんたがわしを止めてくれたのだな。
【chara 511 face 4 (sad)】
過去の栄光にすがる愚かな悪鬼になり果てずにすんだわい。
voice: vo_adv_1250001_102
老人:
【chara 511 face 2 (joy)】
ありがとうな、嬢ちゃん。
【chara 511 face 4 (sad)】
だが、これで終わりだと思うと、やはり寂しさはあるな……
voice: vo_adv_1250001_103
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
……じいさん、たしかに昔みたいな剣豪には戻れないかもしれない。
【chara 125012 face 2 (joy)】
でも、アンタの名を、強さを未来につなげる道はまだあるだろ!
voice: vo_adv_1250001_104
老人:
【chara 511 face 2 (joy)】
……ああ、そうだな。ちっとは体も動くようになったんだ、
残りの剣士としての人生を正しく生きるよ。
voice: vo_adv_1250001_105
老人:
【chara 511 face 1 (normal)】
とりあえず道場でも開くとするか。
わしの技を次世代の剣士が継承していく、悪くない話だ。
voice: vo_adv_1250001_106
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
なあ、{player}。
今回のことでアタシは人の思い出の強さってのを
改めて思い知ったぞ。
voice: vo_adv_1250001_107
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
人は思い出から逃れることはできないし、
【chara 125012 face 4 (sad)】
一度解放したとしても、また余波が表れるかもしれない。
voice: vo_adv_1250001_108
ムイミ:
【chara 125012 face 2 (joy)】
だからアタシはこれを元から治す!
まだどうすればいいのか分からないけど、必ずやり遂げてみせるぞ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてムイミの新たな戦いが幕を開けるのだった。