コッコロ(レンジャー) 第2話
里の貴重な薬草が盗まれたため、犯人の足取りを追う{player}たち。コッコロの知恵やわんわんのほうの主さまの嗅覚を駆使して、無事薬草を取り戻すことに成功し、犯人も改心させるのだった。
-------------- situation:
森の恵みと薬草泥棒
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
引き続き、他のエルフたちにレンジャー合宿で学んだことを伝授しつつ、
コッコロと{player}は森のパトロールに当たっていた。
voice: vo_adv_1253002_000
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】
里に戻ってから数日が経ちましたが、
【chara 125312 face 1 (normal)】
わたくしたちのパトロール活動は、既に評判になっているようです。
【chara 125312 face 2 (joy)】
おかげで、ずいぶんマナーやルールで揉めることが減ったと。
主さま:
【chara 1812 face 5 (shy)】
わふん♪
voice: vo_adv_1253002_001
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】
正しい知識を根拠に、丁寧な態度でお願いをする。
【chara 125312 face 2 (joy)】
注意された側も嫌な思いをしない形にすれば、
協力的になってくれるということでございますね。
voice: vo_adv_1253002_002
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】
わたくしたちも、ずっとここに留まるわけにはまいりませんから。
【chara 125312 face 1 (normal)】
このやり方を継続して、里のエルフたちだけでも、
上手にパトロールできるようになればよいのですが。
voice: vo_adv_1253002_003
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 4 (sad)】
はぁ……はぁ……ここにいたのね、コッコロちゃん!
【chara 6511 face 6 (surprised)】
大変なことになったわ!
voice: vo_adv_1253002_004
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】
おや、どうなさいましたか?
【chara 125312 face 4 (sad)】
なにやら、ただならぬご様子ですが……
voice: vo_adv_1253002_005
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 4 (sad)】
貴重だから採取量を制限してた薬草が、
植生地からごっそり持っていかれちゃったのよ!
あれが必要な病人だって里にいるのに……!
voice: vo_adv_1253002_006
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】
確かに、それは一大事でございます。
【chara 125312 face 4 (sad)】
しかし植生地には、勝手に採らないようにと
立て看板が設置してあったと思うのですが……
voice: vo_adv_1253002_007
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 3 (anger)】
ランドソルで売ればかなりの高値がつくし、
きっと金目当ての犯行よ!
【chara 6511 face 4 (sad)】
早く取り返さないと、全部売り払われちゃう!
voice: vo_adv_1253002_008
コッコロ:
【chara 125312 face 4 (sad)】
状況は承知いたしました。
これは、放っておくわけにはまいりませんね……
里の一大事にございます。
Choice: (1) 僕たちも手伝うよ!
----- Tag 1 -----
主さま:
【chara 1812 face 1 (normal)】
わん!
voice: vo_adv_1253002_009
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】
主さまたち、ありがとうございます。
大勢で捜索に当たった方が、より犯人を確保しやすいでしょうから。
【chara 125312 face 1 (normal)】
お手数をおかけしますが、ぜひお力をお貸しくださいまし。
voice: vo_adv_1253002_010
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
俺も同行しよう。
【chara 3311 face 4 (sad)】
今回の相手は、お行儀の悪い観光客たちとはわけが違う。
話し合いが通じる保証はないからな。
voice: vo_adv_1253002_011
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
こっちでも人手を集めて、あなたたちとは別方向から捜索するわ!
【chara 6511 face 4 (sad)】
今のところ、どこに向かって逃げたのかは分からないし……
voice: vo_adv_1253002_012
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 125312 face 1 (normal)】
ではわたくしたちは、すぐに現場を確認いたしましょう。
【chara 125312 face 6 (surprised)】
犯人の足取りに繋がる手掛かりが残されているかもしれません。
voice: vo_adv_1253002_013
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
ここが、薬草の植生地だが……【chara 3311 face 4 (sad)】
ひどいな。
あちこち土が掘り返されて、メチャクチャにされている。
【chara 3311 face 6 (surprised)】
そのままなのは、注意書きの看板だけか。
voice: vo_adv_1253002_014
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
あの薬草の薬効は根の部分に備わっています。
【chara 125311 face 4 (sad)】
ここを荒らした犯人は、ちゃんとそれを知っていて、
根から掘り起こして奪ったのでしょう。
voice: vo_adv_1253002_015
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
だが、この薬草について本当に正しい知識を持っているなら、
こんなバカな真似はしなかっただろうな。
voice: vo_adv_1253002_016
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
お金になるということだけ、ご存じだったのかと。
【chara 125311 face 4 (sad)】
わたくしたちにとっては、痛ましい光景です……
主さま:
【chara 1812 face 1 (normal)】
わんわん!!
voice: vo_adv_1253002_017
コッコロ:
【chara 125311 face 2 (joy)】
ふふっ、ありがとうございます、主さま。
レンジャー合宿のときだって、困難に直面したことはありました。
【chara 125311 face 1 (normal)】
冷静に、手掛かりを探していきましょう。
主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】
わん♪
voice: vo_adv_1253002_018
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
念のため確認したいんだが。
コッコロは里を離れている間に、犬にも仕えるようになったのか?
【chara 3311 face 4 (sad)】
お前と犬、両方を主さまと呼んでいるようだが……
Choice: (2) 主さま、という名前の犬なんです。
Choice: (3) そうです。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1253002_019
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
少々ややこしいかもしれませんが、【chara 125311 face 2 (joy)】
わたくしも、
わんわんのほうの主さまも、この名前を気に入っております。
よろしければ、ぜひそのように呼んであげてください。
主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】
わん♪
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1253002_020
コッコロ:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
【chara 125311 face 6 (surprised)】
お、お待ちください、主さま。
【chara 125311 face 4 (sad)】
わんわんのほうの主さまを確かにお世話はしておりますが、
お仕えしているわけではありません。
voice: vo_adv_1253002_021
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
単に、そういう名前をつけたというだけのお話でございますから。
誤解なきよう、よろしくお願いいたします。
【chara 125311 face 4 (sad)】
里で、妙な噂が立っても困りますので。
主さま:
【chara 1812 face 4 (sad)】
くぅ~ん……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1253002_022
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 4 (sad)】
……どう考えても使い分けがめんどくさそうだが、
【chara 3311 face 1 (normal)】
当人たちが納得しているのなら、特に言うことはない。
とりあえず、事情はわかった。
主さま:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
【chara 3311 face 6 (surprised)】
【chara 1812 face 1 (normal)】
わんわん!!
voice: vo_adv_1253002_023
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
おや、さっそくわんわんのほうの主さまが何か見つけたようです。
これは……足跡でございますね。
voice: vo_adv_1253002_024
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 4 (sad)】
だが、すぐに途切れてしまっているな。
これでは何の手掛かりにもならないだろう。
voice: vo_adv_1253002_025
コッコロ:
【chara 125311 face 2 (joy)】
いいえ、そうでもございません。
【chara 125311 face 1 (normal)】
レンジャーが魔物を追跡する際にも、足跡は重要な手掛かりとなります。
voice: vo_adv_1253002_026
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
まず、形が一種類しかないので犯人は一人でしょう。
大きさを考えると、大人の男性の可能性が高いです。
【chara 125311 face 1 (normal)】
そして、盗まれた薬草の量を考えれば……
voice: vo_adv_1253002_027
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
それなりに大柄で、大量の薬草が入りそうな
大きいカバンや袋を抱えてる奴が怪しいってことだな?
voice: vo_adv_1253002_028
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
はい。
手分けして運べない以上、どうしても大荷物になるはずです。
【chara 125311 face 6 (surprised)】
あとは肝心の、行き先に繋がる手掛かりも欲しいですね。
Choice: (5) 掘り返された土を調べてみよう。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1253002_029
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
……なるほど、【chara 125311 face 2 (joy)】
素晴らしい着眼点です、主さま。
【chara 125311 face 1 (normal)】
わずかでもいいので薬草の残りが見つかれば、
わんわんの主さまに匂いで追ってもらえるということですね?
主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】
わん!
voice: vo_adv_1253002_030
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 2 (joy)】
なるほどな。
【chara 3311 face 1 (normal)】
……よし、一つだけだが取りこぼしを見つけたぞ。
こいつの匂いを覚えてもらおう。
voice: vo_adv_1253002_031
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
主さま、匂いだけ覚えるのですよ?
【chara 125311 face 1 (normal)】
食べてはいけませんからね?
主さま:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
【chara 3311 face 6 (surprised)】
【chara 1812 face 1 (normal)】
わん!
voice: vo_adv_1253002_032
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
急に走り出したぞ!
匂いを辿っている……ということでいいのか!?
voice: vo_adv_1253002_033
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
はい、すぐにわたくしたちも追いかけましょう!
【chara 125311 face 4 (sad)】
恐らく犯人は、自分が今、危険な状態だということを
理解できていないと思われますので……!
voice: vo_adv_1253002_034
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
ぜぇ……はぁ……!
ちりも積もればなんとやらって言葉もあるけど、
流石にちょっと欲張りすぎたか……お、重たすぎる……!
voice: vo_adv_1253002_035
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
でも、なんとかランドソルまで持ち帰ることができれば……!
【chara 1411 face 1 (normal)】
一気に大金持ちになれる……【chara 1411 face 2 (joy)】
俺の店を、立て直せるんだ……!
へへへ……!
主さま:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
【chara 1812 face 3 (anger)】
わんわん!!
voice: vo_adv_1253002_036
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
な、なんだ!?
えっ……犬? 【chara 1411 face 4 (sad)】
こんなところに?
voice: vo_adv_1253002_037
コッコロ:
【chara 125311 face 3 (anger)】
そこの方、止まってください!
【chara 125311 face 6 (surprised)】
がっしりとした体格に、大きな麻袋……!
voice: vo_adv_1253002_038
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
ほぼ決まりだな。
【chara 3311 face 3 (anger)】
おい、麻袋の中身を見せてもらおうか?
voice: vo_adv_1253002_039
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
いやいや、突然なんなんですか!
【chara 1411 face 4 (sad)】
私は別に、薬草なんて運んでませんよ!
voice: vo_adv_1253002_040
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
……あの。
まだ誰も、薬草が盗まれたことは話していないのですが。
voice: vo_adv_1253002_041
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
あっ、しまった……!
【chara 1411 face 4 (sad)】
こういうポカが多いから、店も火の車になっちまうんだよ……!
voice: vo_adv_1253002_042
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
お話は、里の方でお伺いいたします。
【chara 125311 face 4 (sad)】
とにかく、すぐにその麻袋を手放していただけますか?
voice: vo_adv_1253002_043
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
嫌に決まってるだろ!
俺だって、必死の思いでここまでやってきたんだ!
今さら、後に引けるもんか!
voice: vo_adv_1253002_044
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
恐らく、お金になると知って手を付けたのでしょうが……
その薬草は、とても危険な性質を持っているんです。
【chara 125311 face 6 (surprised)】
ちゃんと説明いたしますから、とにかくこちらに……
voice: vo_adv_1253002_045
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
ダメだ、養わなきゃいけない家族だっているんだよ!
【chara 1411 face 3 (anger)】
大体この薬草に毒とかないだろ、ちゃんと調べてるんだからな!
【chara 1411 face 4 (sad)】
なにも危ないことなんて……
魔物たち:
【chara 3 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1253002_046
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
えっ……【chara 1411 face 4 (sad)】
うわ~!?
ま、魔物の群れ……【chara 1411 face 6 (surprised)】
どうして、こっちを睨んでるんだ!?
voice: vo_adv_1253002_047
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
間に合いませんでしたか……!
【chara 125311 face 4 (sad)】
その薬草は普段、ごく少量のみしか取引されないため、
あまり問題にならないのですが……
voice: vo_adv_1253002_048
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
根から発せられる匂いは、特定の種の魔物を興奮させ、
おびき寄せる効果もあるのです……!
【chara 125311 face 3 (anger)】
すぐに袋を捨てて、お逃げください!
voice: vo_adv_1253002_049
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
そ、そんなの図鑑に書いてなかったぞ!
【chara 1411 face 4 (sad)】
とにかく、袋を捨てて……おりゃっ!
魔物たち:
【chara 3 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1253002_050
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
どうしてだよ、なんでまだこっちに寄ってくるんだ!
【chara 1411 face 4 (sad)】
来るな! どっか行ってくれ~!
voice: vo_adv_1253002_051
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
服にたっぷり薬草の匂いをつけたまま、大声で騒ぐからだ。
【chara 3311 face 2 (joy)】
しかし、こちらにとっては都合がいい……
【chara 3311 face 1 (normal)】
あいつを囮にして、薬草を回収したら引き上げよう。
Choice: (6) あの人も助けないと!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1253002_052
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
冗談だろう?
【chara 3311 face 3 (anger)】
あいつは金目当てに、看板を無視して森を荒らしたんだ。
魔物の餌になっても自業自得だろう。
voice: vo_adv_1253002_053
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
そそ、そんな~!
助けてくれ~、もうやらないから~!
voice: vo_adv_1253002_054
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
あの方を見捨てるわけにはまいりません。
【chara 125311 face 1 (normal)】
主さまのおっしゃるとおり、なんとかお救いいたしましょう。
voice: vo_adv_1253002_055
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
コッコロまでそんなことを言うのか?
【chara 3311 face 4 (sad)】
俺たち里のエルフにとって、あの薬草は病人のためにも、
商売のためにも大切なものだったことはわかってるだろう?
voice: vo_adv_1253002_056
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
はい、その通りです。
【chara 125311 face 1 (normal)】
ですので里まで連れていき、お説教を受けてもらいます。
ちゃんと、今回のことを反省していただけるように。
主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】
わん♪
voice: vo_adv_1253002_057
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
……いいだろう、仮に助けるとして方法はあるのか?
【chara 3311 face 6 (surprised)】
お前が精霊の力を借りたとしても、流石に魔物の数が多すぎるぞ?
voice: vo_adv_1253002_058
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
策はございます。
【chara 125311 face 4 (sad)】
主さま、強化をお願いできますか?
Choice: (7) 分かった!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1253002_059
コッコロ:
【chara 125311 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 125311 face 3 (anger)】
これならば……十分に、勝機はございます。
魔物たち:
【chara 3 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1253002_060
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
うわぁ~、もうダメだ~!
母ちゃん、チビたち、不甲斐ない父ちゃんを許してくれ~!
voice: vo_adv_1253002_061
コッコロ:
【chara 125311 face 3 (anger)】
猛き風の精霊よ……
voice: vo_adv_1253002_062
コッコロ:
【chara 125311 face 3 (anger)】
悪しき者払う刃を放て!
緑翠の絆風!
魔物たち:
【chara 3 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1253002_063
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
おい、どこを狙ってるんだ!?
まるで魔物の群れに当たってないぞ!
voice: vo_adv_1253002_064
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
魔物たちも今回は被害者です、傷つけるわけにはまいりません。
【chara 125311 face 1 (normal)】
狙ったのは……後ろに流れている、川でございます。
魔物たち:
【chara 3 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1253002_065
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
こ、これは……川の水が、風の力で空に吸い上げられて……
voice: vo_adv_1253002_066
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
雨のように、降り注いでいる……
【chara 3311 face 4 (sad)】
だが、こんなことをして何の意味が?
魔物たち:
【chara 3 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1253002_067
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
なんだ、どうなってる……?
魔物たちが、慌てて逃げ始めたぞ?
voice: vo_adv_1253002_068
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
レンジャー合宿で、魔物の生態についても学んだのですが……
【chara 125311 face 2 (joy)】
先ほどの種の魔物は、極端に水に濡れることを嫌うので、
雨が降るとすぐに巣穴に戻る性質があるそうです。
voice: vo_adv_1253002_069
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 1 (normal)】
魔物の習性をうまく利用して、追い払ったということか。
【chara 3311 face 2 (joy)】
里のエルフですら知らない習性まで網羅しているとは、
その合宿もなかなか侮れないな。
voice: vo_adv_1253002_070
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
た、助かった~!
【chara 1411 face 1 (normal)】
いや~、ホント恩にきるよ~
voice: vo_adv_1253002_071
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 3 (anger)】
それで、反省の色が見えないこの男だが。
【chara 3311 face 1 (normal)】
とりあえず里に連れていく、ということでいいな?
voice: vo_adv_1253002_072
コッコロ:
【chara 125311 face 3 (anger)】
当然でございます。
わたくしから、しっかりお説教しますので。
voice: vo_adv_1253002_073
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
……えっ?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1253002_074
コッコロ:
【chara 125311 face 3 (anger)】
本気のめっ、でございます!!
voice: vo_adv_1253002_075
薬草泥棒:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
ひいっ!?
【chara 1411 face 4 (sad)】
出来心とはいえ、本当にすみませんでした~!!
voice: vo_adv_1253002_076
コッコロ:
【chara 125311 face 3 (anger)】
あれは、里のエルフたちで管理をしていた大切な薬草です。
立て看板にもそう書いてあったはず、しっかり反省してくださいまし。
voice: vo_adv_1253002_077
エルフの見回り2:
【chara 3311 face 3 (anger)】
それで、あとはこの男の始末をどうするかだが。
【chara 3311 face 1 (normal)】
里から永久に追放し、森にも二度と近寄らない……
それくらいの落としどころでどうだろうか。
voice: vo_adv_1253002_078
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 1 (normal)】
うん、【chara 6511 face 3 (anger)】
ちょっと厳しいかもしれないけど。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に通報とかはしないから、
それだけでも譲歩したと思ってね。
voice: vo_adv_1253002_079
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
はい、すみません……
その、それで大丈夫です……
voice: vo_adv_1253002_080
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
差し出がましいかもしれないのですが。
【chara 125311 face 1 (normal)】
薬草を盗むしかないくらい、お金に困ってらっしゃったご様子。
【chara 125311 face 4 (sad)】
このままランドソルに戻られて、大丈夫なのですか?
voice: vo_adv_1253002_081
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
……もちろん、ダメだよ。
俺は雑貨屋をやってるんだけど、最近売り上げが伸び悩んでて。
このままじゃ、家族をちゃんと食わせてやれなくなりそうなんだ。
voice: vo_adv_1253002_082
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
自分一人が飢えるんだったら構いやしないが、
母ちゃんや子どもたちのことを思うと……
voice: vo_adv_1253002_083
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
そういった事情があるのでしたら、きちんと里と契約をして、
正規のルートで商いをされてはいかがでしょうか?
【chara 125311 face 2 (joy)】
それでも、ご家族が食べていくのに十分な売り上げになると思います。
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エルフの見回り1:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
なるほど~……【chara 6511 face 4 (sad)】
はい!?
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エルフの見回り2:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
おい、なにを言ってるんだ!
泥棒相手に商売だなんて、正気じゃないぞ!?
【chara 3311 face 4 (sad)】
同じことが繰り返されてしまう!
voice: vo_adv_1253002_086
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
はい、その通りです。
【chara 125311 face 4 (sad)】
ただこの方を追い返してしまえば、同じようなことを考えた方々が、
また軽い気持ちで薬草を盗みに来てしまうでしょう。
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コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
わたくしたちのパトロールにも、限界があります。
【chara 125311 face 1 (normal)】
ですからこうして商人との正式な取引を密にして、
里の自然は管理されている財産だと、街にも周知していただくのです。
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エルフの見回り1:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
……今回の泥棒騒ぎは、里にとって森が大切な財産だっていう
アピールが足りてなかったことも原因だと考えてるのね?
voice: vo_adv_1253002_089
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
だからといって、盗んでよいことにはなりませんが。
【chara 125311 face 1 (normal)】
森の植物なんて、適当に採取しても大ごとにはならない……
【chara 125311 face 4 (sad)】
そんな考えから、魔が差してしまったのではありませんか?
voice: vo_adv_1253002_090
薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
ああ、そうだよ。
人様の家から盗みを働くわけじゃないし、
森に生えてるもんなら別にいいじゃないかって思って……
voice: vo_adv_1253002_091
コッコロ:
【chara 125311 face 4 (sad)】
ですが、実際にはそうではないのです。
節度を持って恵みを受け取らなければ、森は枯れ、
里のエルフたちの暮らしも立ち行かなくなります。
voice: vo_adv_1253002_092
コッコロ:
【chara 125311 face 1 (normal)】
限りある森の資源を上手に扱っていくためには、
街の商人の方々にも協力をしていただかなくてはなりません。
【chara 125311 face 2 (joy)】
よろしければ、あなたが最初の一人になっていただけませんか?
主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】
わん♪
--- Switch scene ---
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薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
……俺は。
家族を助けることばっかりで、ここの里の人たちを、
自分と同じ状況に追い込みかねないことをやってしまったんだな。
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薬草泥棒:
【chara 1411 face 4 (sad)】
改めて、本当にすまなかった……
もし許されるなら、この子の提案通りの商売をさせてほしい。
【chara 1411 face 6 (surprised)】
その過程で、商売仲間にもこの森のことを伝えていきたいんだ。
voice: vo_adv_1253002_095
コッコロ:
【chara 125311 face 6 (surprised)】
いかがでしょう?
厳しい態度で追い払うだけでは、里の負担は増していくばかりですが……
【chara 125311 face 1 (normal)】
こうして理解者を増やしていけば、やがて里の発展にもつながります。
voice: vo_adv_1253002_096
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
最初にコッコロちゃんの提案を聞いたときはびっくりしたけど。
【chara 6511 face 1 (normal)】
森は里のエルフたちにとって財産なんだってアピールするには、
確かにビジネスのサイクルに組み込んじゃったほうが早いかも。
voice: vo_adv_1253002_097
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 2 (joy)】
とりあえず、里のみんなと相談してみましょう。
【chara 6511 face 1 (normal)】
話を聞く限りだと、情状酌量の余地はありそうだし。
【chara 6511 face 3 (anger)】
ただ、保証はできないから期待し過ぎないでね?
voice: vo_adv_1253002_098
薬草泥棒:
【chara 1411 face 2 (joy)】
検討してもらえるだけでも十分だよ!
本当にありがとう……【chara 1411 face 1 (normal)】
もし許可が下りたら、期待は絶対に裏切らない。
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エルフの見回り2:
【chara 3311 face 4 (sad)】
甘すぎて眩暈を起こしそうだが……一理ある。
【chara 3311 face 1 (normal)】
こちら側の努力だけでは、限界があるのは確かだ。
【chara 3311 face 6 (surprised)】
しかし、コッコロは旅先でもずっとこんな調子なのか?
Choice: (8) コッコロちゃんはいつも優しい!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1253002_100
エルフの見回り1:
【chara 6511 face 2 (joy)】
ふふっ、本当にね。
【chara 6511 face 1 (normal)】
ただ優しいだけじゃダメだけど、知識や見通しが伴っていれば、
【chara 6511 face 2 (joy)】
本当に里の未来を素敵なものにできるかも♪
主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】
わん!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてコッコロの優しさと機転によって、
また少し、里の自然の大切さが人々に広まっていったのであった。