シオリ(レンジャー) 第2話
捕縛した男が密猟団の一員だったことが分かり、見回りを強化したシオリたちは密猟団と遭遇。魔物たちは狩られ、逃げられてしまう。意気消沈するシオリだったが、そこで小さな命を救い、成長を誓うのだった。


-------------- situation:
救えなかった命、救えた命
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 魔物保護区の村に滞在して、数日経った早朝。
村の周囲を走り込みしていた{player}とシオリは
トレーニングを終え、村の入り口まで帰ってきていた。

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シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 朝のランニングは気持ちがいいですね。
なんだか体が軽い気もします。

Choice: (1) 僕はもうへとへとで動けない……
----- Tag 1 -----
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シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 ふふっ……
こんなところで寝たら風邪をひいちゃいますよ?

voice: vo_adv_1254002_002
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 私が引っ張ってあげますから。
……よいしょっと。

Choice: (2) 力、強くなった?
----- Tag 2 -----
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シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 ……っ!
わかりますか……!?

voice: vo_adv_1254002_004
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 実は、筋肉がついてきたんです♪

Choice: (3) たしかに、腕とか……
Choice: (4) たしかに、お腹周りが……
----- Tag 3 -----
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シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 力こぶだって、ほんのちょっとですけど……この通り。
今ならあなたをおんぶだってできそうです♪

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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1254002_006
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 そ、そんなにじっと見られるのはちょっと恥ずかしいです……
【chara 125414 face 2 (joy)】 でも、やっぱりわかるんですね。
腹筋を頑張った甲斐があります♪

----- Tag 5 -----
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シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 今まで全然太れなかったんですけど、
毎日トレーニングするようになってから
たくさんご飯が食べられるようになって……

voice: vo_adv_1254002_008
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 まだ体調を崩す日もありますが、
【chara 125414 face 2 (joy)】 少しずつ改善されている気がするんです。

voice: vo_adv_1254002_009
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 もしかしたらいつか……こんな私でも
みんなやあなたのことを守れるようになるかもしれません。

Choice: (6) きっと近い将来、そうなりそう。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1254002_010
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 はい。そのためにも目指せ、ムキムキですね♪

voice: vo_adv_1254002_011
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】 あっ、いたいた! レンジャーさーん!
ハンターズギルドから手紙が届いてるぜ!

voice: vo_adv_1254002_012
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 え? 手紙?

voice: vo_adv_1254002_013
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 教官からだ……
この間、私たちが捕まえた男について報告だそうです。
【chara 125414 face 1 (normal)】 読みますね、ええと──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1254002_014
獣人の教官:
【chara 414 face 3 (anger)】 『君たちが捕まえた男だけど……
こっちで取り調べをした結果、密猟団の一味だと分かった。』

voice: vo_adv_1254002_015
獣人の教官:
【chara 414 face 3 (anger)】 『それもただの小悪党じゃない。
魔物を使役して、魔物からも人からも欲しいものを奪う……
レンジャーの間では有名な闇ギルドの一味だ。』

voice: vo_adv_1254002_016
獣人の教官:
【chara 414 face 3 (anger)】 『角に牙に毛皮……レンジャーが睨んでいようと、
目の前で欲しいものは根こそぎ狩っていく。
【chara 414 face 4 (sad)】 奴らのせいで、絶滅寸前になった種もあるほどだ。』

voice: vo_adv_1254002_017
獣人の教官:
【chara 414 face 3 (anger)】 『仲間が捕まったところで、引くような連中じゃない。
きっとまだその地域にいるはずだから、引き続き警戒してほしい。』

voice: vo_adv_1254002_018
獣人の教官:
【chara 414 face 1 (normal)】 『何か分かったらまた連絡するよ。』

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1254002_019
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 ──手紙の内容は以上です。
【chara 125414 face 4 (sad)】 やっぱりまだ仲間がいたんですね。

voice: vo_adv_1254002_020
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 村長さんが言っていました。
この辺りの魔物たちは大人しいから、密猟者に狙われやすかったと。

voice: vo_adv_1254002_021
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 そうやって数を減らしていった結果、
毒沼が発生したり、闇の精霊が増えたり、
誰も暮らせない不毛の場所になりかけて……

voice: vo_adv_1254002_022
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 でも、レンジャーたちが魔物を守るようになったおかげで、
元の美しい森に戻りました。
【chara 125414 face 4 (sad)】 ただし、数十年もの月日がかかったようです。

voice: vo_adv_1254002_023
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 ……私たちの責任って、重大ですね。
【chara 125414 face 3 (anger)】 気を引き締めて、密猟者を取り締まらないと。

voice: vo_adv_1254002_024
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 村の外で待機しているニャットちゃんも呼んで、
今日は巡回を増やし、見回りの範囲も広げましょう。

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_1254002_025
シオリ:
【chara 125411 face 1 (normal)】 チェックポイント、5つ目。異常なし。
【chara 125411 face 6 (surprised)】 ここにいる魔物たちは本当に大人しいですね……

voice: vo_adv_1254002_026
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 『魔物はあらゆる生命を食い散らかす悪しき存在。
私たちと共存はできない』

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シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 本で読んだことが間違っているとは思えないけど、
それが全てじゃない。【chara 125411 face 2 (joy)】 ここの魔物たちを見ていると、そう思える。
それに──

ニャット:
【chara 2312 face 1 (normal)】 ……?

voice: vo_adv_1254002_028
シオリ:
【chara 125411 face 2 (joy)】 私とニャットちゃんの在り方も……【chara 125411 face 6 (surprised)】 証明の一つだよね。
【chara 125411 face 1 (normal)】 だから、もしかしたら人と魔物は──

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_1254002_029
シオリ・ニャット:
【chara 125411 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 っ!!

voice: vo_adv_1254002_030
シオリ:
【chara 125411 face 6 (surprised)】 今の悲鳴……
【chara 125411 face 3 (anger)】 様子を見に行きましょう。

voice: vo_adv_1254002_031
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 見てください。
あっちにも、こっちにも……魔物たちが倒れています。
【chara 125411 face 6 (surprised)】 まさか──

襲っている魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

襲われている魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ……っ!!

voice: vo_adv_1254002_032
シオリ:
【chara 125411 face 6 (surprised)】 魔物が魔物を襲ってる……
あれは縄張り争いでも、狩りでもない。【chara 125411 face 4 (sad)】 一方的に、命を奪ってる。

voice: vo_adv_1254002_033
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 魔物は、自分の意思でこんなことはしません。
こんなひどいことができるのは──

voice: vo_adv_1254002_034
密猟団の長:
【chara 911 face 1 (normal)】 使えるモンは全部回収しろ!
それ以外は捨ててけ! 気づかれる前に急げ!!

voice: vo_adv_1254002_035
密猟団のメンバーたち:
【chara 1 face 1 (normal)】 へいっ!!

voice: vo_adv_1254002_036
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 ……彼らが魔物を使役する密猟団で間違いありません。
今すぐ全員、拘束します。

voice: vo_adv_1254002_037
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 私とニャットちゃんで彼らを捕らえます。
あなたはどうか援護を。

voice: vo_adv_1254002_038
密猟団の長:
【chara 911 face 1 (normal)】 ランドスネークの鱗に、リーフボアの角、ツキツキの羽根か……
隣国へ運べば小遣い程度は稼げるだろ。
【chara 911 face 2 (joy)】 あとは本命を見つけりゃ──

ニャット:
【chara 2312 face 3 (anger)】 ギャオオ──!!

voice: vo_adv_1254002_039
密猟団のメンバー1:
【chara 1 face 1 (normal)】 うわっ!?
なんだてめぇら!?

voice: vo_adv_1254002_040
密猟団のメンバー2:
【chara 1 face 1 (normal)】 お頭! レンジャーがいやがった!
しかも魔物使いだ!

voice: vo_adv_1254002_041
密猟団の長:
【chara 911 face 3 (anger)】 あぁ? レンジャーだと?

voice: vo_adv_1254002_042
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 ふっ……!

密猟団の魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──……!!

voice: vo_adv_1254002_043
シオリ:
【chara 125411 face 1 (normal)】 使役されている魔物たちはみんな麻酔矢で眠った。
【chara 125411 face 3 (anger)】 これで密猟者たちも投降せざるを得ないはずだけど……

voice: vo_adv_1254002_044
密猟団の長:
【chara 911 face 3 (anger)】 おめぇら! 荷物は捨てて撤退しろ!

voice: vo_adv_1254002_045
密猟団のメンバーたち:
【chara 1 face 1 (normal)】 へいっ!!

voice: vo_adv_1254002_046
シオリ:
【chara 125413 face 3 (anger)】 誰一人逃がさない……!
ニャットちゃん! 追いかけて!!

voice: vo_adv_1254002_047
密猟団の長:
【chara 911 face 2 (joy)】 おっと、そうはさせねぇよ。猫耳の嬢ちゃん。
【chara 911 face 3 (anger)】 まずは俺が相手だ。……掛かってきな。

voice: vo_adv_1254002_048
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 猫耳って……
……っ! ニャットちゃん、捕まえて!!

ニャット:
【chara 2312 face 3 (anger)】 ギャオオ──!!

voice: vo_adv_1254002_049
密猟団の長:
【chara 911 face 1 (normal)】 おうおう、馬鹿正直に突っ込んでくる気か?
【chara 911 face 2 (joy)】 よっしゃ! 受け止めてやるぜ!!!!

voice: vo_adv_1254002_050
密猟団の長:
【chara 911 face 2 (joy)】 ……なんてな?
【chara 911 face 3 (anger)】 ふんっ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1254002_051
シオリ・ニャット:
【chara 1 face 1 (normal)】 うっ!?
……っ!?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 …………

--- Switch scene ---

ニャット:
【chara 2312 face 4 (sad)】 ……っ! ……っ!

voice: vo_adv_1254002_052
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 ニャットちゃん……! 落ち着いて……!
苦しいの……!?

Choice: (7) 大丈夫!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1254002_053
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 私は平気です!
転んだ時、この子が下敷きになって守ってくれましたから!
でも、ニャットちゃんが……!

voice: vo_adv_1254002_054
密猟団の長:
【chara 911 face 1 (normal)】 ソイツらの感覚の鋭さは侮れないが、
その分、高音や強い光にはめっぽう弱い。
【chara 911 face 2 (joy)】 耳当てやら目薬やらで対策するのが、レンジャーの常識だぜ?

voice: vo_adv_1254002_055
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 ……っ!
動いたら、この矢を放ちます。
……今の隙に逃げなかったなんて、ずいぶんと余裕ですね。

voice: vo_adv_1254002_056
密猟団の長:
【chara 911 face 2 (joy)】 子猫がシャーシャー威嚇したって怖かねぇよ。
【chara 911 face 1 (normal)】 とはいえ、次商売の邪魔をするなら、こっちも考えがあるぜ。
それだけは忠告しておくぞ。

voice: vo_adv_1254002_057
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 まだ続けるつもりなんですね。
どうしてこんなひどいことができるんですか!

voice: vo_adv_1254002_058
密猟団の長:
【chara 911 face 2 (joy)】 青いねぇ。
強いていえばこの世は弱肉強食。弱い奴に文句は言えねぇんだよ。
今の嬢ちゃんにもな。

voice: vo_adv_1254002_059
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 …………!

voice: vo_adv_1254002_060
シオリ:
【chara 125411 face 3 (anger)】 『魔物はあらゆる生命を食い散らかす悪しき存在』
本にはそう書いてありました。
でも……!

Choice: (8) シオリ、落ち着いて……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1254002_061
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 すみません……
怒るより先にやるべきことがありましたね。
ニャットちゃんの目を治療します。

voice: vo_adv_1254002_062
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 ニャットちゃん。私のこと、見える?

ニャット:
【chara 2312 face 2 (joy)】 グルルッ♪

voice: vo_adv_1254002_063
シオリ:
【chara 125411 face 2 (joy)】 良かった……私を守ってくれてありがとう。
【chara 125411 face 4 (sad)】 それから、ごめんね。私が弱いばかりに……

voice: vo_adv_1254002_064
シオリ:
【chara 125411 face 4 (sad)】 こんな私でも、なにかできることがあるかもって思ったけど、
そんなこと……なかったのかもしれません。

Choice: (9) シオリ……
----- Tag 9 -----
ニャット:
【chara 2312 face 4 (sad)】 グルル……

voice: vo_adv_1254002_065
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 ……弱音を吐いてしまってごめんなさい。
せめて亡骸は、故郷の森へ還してあげましょう。

voice: vo_adv_1254002_066
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 これでみんな、弔いができたでしょうか……

ニャット:
【chara 2312 face 1 (normal)】 ガルルッ……

voice: vo_adv_1254002_067
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 なんですか、ニャットちゃん。
私の背中に頭を押し付けて……どこへ連れていきたいの?

ニャット:
【chara 2312 face 1 (normal)】 ガルルッ……

voice: vo_adv_1254002_068
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 ……っ!
この子は……

幼き魔物:
【chara 2313 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_1254002_069
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 ニャットちゃんと同じ種の魔物ですね。
【chara 125414 face 4 (sad)】 さっきの狩りに巻き込まれたのかも。すごく弱っています。
【chara 125414 face 6 (surprised)】 母親がそばにいないということは……

voice: vo_adv_1254002_070
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 ……魔物の間で起こった闘争について
レンジャーは関与できません。【chara 125414 face 3 (anger)】 でも……

voice: vo_adv_1254002_071
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 人間の身勝手さで傷ついた魔物は例外です。
【chara 125414 face 1 (normal)】 ……この子はまだ間に合う。連れて帰りましょう。

voice: vo_adv_1254002_072
レンジャーの女性:
【chara 413 face 1 (normal)】 手紙をもらってすぐ飛んできちゃった♪
【chara 413 face 2 (joy)】 この子はハンターズギルドで預かるわね。

voice: vo_adv_1254002_073
レンジャーの女性:
【chara 413 face 2 (joy)】 まかせて、野生に帰すその日まで責任をもって育てるから。
【chara 413 face 1 (normal)】 それじゃ、引き続き任務頑張って!

voice: vo_adv_1254002_074
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 はい、よろしくお願いします。

voice: vo_adv_1254002_075
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 ニャットちゃん、よくあの子を見つけてくれたね。
ニャットちゃんは命の恩人だよ。

ニャット:
【chara 2312 face 2 (joy)】 グルルッ♪

Choice: (10) 怪我の手当てをしたシオリもね。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1254002_076
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 私がやれたことなんて、それぐらいですから。

Choice: (11) でも、できることはあったよ。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1254002_077
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 ……っ!
【chara 125414 face 2 (joy)】 はい。小さいけれど……私にもできること、ありました。

voice: vo_adv_1254002_078
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 あの魔物の子どもを保護した時、
昔のニャットちゃんの姿と重なったんです。

voice: vo_adv_1254002_079
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 あの頃の私は、この子を助けるべきかどうかすごく迷っていました。
もちろん、魔物を育てられるのか不安だったこともそうですが──

voice: vo_adv_1254002_080
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 私は今より体が弱くて……その日を生きるのに必死で
未来どころか、明日の想像だってうまくできなかったので。

voice: vo_adv_1254002_081
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 でも……その温もりを腕に抱いて思ったんです。
一生懸命生きようとする命を、【chara 125414 face 4 (sad)】 輝きを手放すのは……
自分自身を見捨てるような気がしてイヤだなって。

voice: vo_adv_1254002_082
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 そうやって無我夢中で育てていた小さな命が
いつの間にかこんなに大きくなっちゃって……

voice: vo_adv_1254002_083
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 その生きる力に私も引っ張られて、
色んな夢を抱くようになりました。

voice: vo_adv_1254002_084
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 私にできることはまだ少なくて、誰かを守る強さが足りません。
【chara 125414 face 2 (joy)】 でも……

voice: vo_adv_1254002_085
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 小さなことでもできることを増やして、
いつかレンジャーとして、みんなを守れる強さを手に入れたいです。
……次は、みんなを助けられるように。

voice: vo_adv_1254002_086
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 そうやって少しずつ、明日や未来のことを想像してみようと思います。
この子と一緒に。

ニャット:
【chara 2312 face 2 (joy)】 グルルッ♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 救えなかった命、救えた命。
レンジャーとして一歩成長したシオリの瞳は未来を見つめ、
強く輝いていたのだった。