カリン(アルケミスト) 第1話
カリン個人の依頼として百年前の未解決依頼へ挑むことになった{player}。錬金術師の試練に挑む二人は、カリンが持つ豊富な知識によって解決し、錬金術の秘伝書を手に入れるのだった。


-------------- situation:
錬金術師の試練
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 カリンに呼び出された{player}は
ギルド管理協会を訪れていた。

voice: vo_adv_1257001_000
カリン:
【chara 118511 face 2 (joy)】 {player}さん、こんにちは。
【chara 118511 face 1 (normal)】 お忙しい中呼び出しに応じていただき、ありがとうございます。

voice: vo_adv_1257001_001
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 今回お呼びした理由ですか?
【chara 118511 face 2 (joy)】 それはもちろん、あなたに是非受けていただきたい依頼があるからです。
【chara 118511 face 1 (normal)】 まずは、こちらをご覧ください。

Choice: (1) ずいぶんと古い紙だね……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1257001_002
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 ええ、その通りです……
【chara 118511 face 1 (normal)】 こちらは約百年前の依頼書なんです。

voice: vo_adv_1257001_003
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 資料保管庫の整理をしていた時に見つけたのですが、
未解決のまま忘れられて百年経ってしまっていたみたいなんです。

voice: vo_adv_1257001_004
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 それよりも……【chara 118511 face 1 (normal)】 何か気付きませんか?
【chara 118511 face 2 (joy)】 はい、そうです! この目的の部分を見てください!
【chara 118511 face 1 (normal)】 『滝壺の迷宮に眠る錬金術の秘伝書を手に入れてほしい』──

voice: vo_adv_1257001_005
カリン:
【chara 118511 face 2 (joy)】 今回お呼び立てしたのは、ずばり!
こちらの依頼をあなたにこなしていただきたいのです。

voice: vo_adv_1257001_006
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 とはいっても、元の依頼人はすでに不明ですし、
依頼自体も未達成のまま破棄されています。
【chara 118511 face 4 (sad)】 ですので、私の個人的な依頼となるのですが……【chara 118511 face 6 (surprised)】 受けていただけますか?

Choice: (2) いいよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1257001_007
カリン:
【chara 118511 face 2 (joy)】 ありがとうございます。
そう言っていただけると思っていました。

voice: vo_adv_1257001_008
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 えっ? 【chara 118511 face 4 (sad)】 ちょ、ちょっとお待ちください!
もしかして……今から一人で行かれるつもりですか?

voice: vo_adv_1257001_009
カリン:
【chara 118511 face 4 (sad)】 単独では危険ではないですか?
せめてサポートはつけるべきかと。
【chara 118511 face 6 (surprised)】 例えば……【chara 118511 face 1 (normal)】 そう、【chara 118511 face 2 (joy)】 錬金術に詳しい人物、なんかいいかもしれませんね。

voice: vo_adv_1257001_010
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 それに、地図も持っておられないようですが……
滝壺の迷宮の詳しい場所も調べなくて大丈夫ですか?
【chara 118511 face 2 (joy)】 私は地図を暗記していますので、道のりは全て頭に入っていますけど……

Choice: (3) もしかして、冒険に行きたいの?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1257001_011
カリン:
【chara 118511 face 6 (surprised)】 いえ、私はギルド管理協会の人間ですので……
……はい? 【chara 118511 face 1 (normal)】 やっぱり一人じゃ難しい?
【chara 118511 face 6 (surprised)】 道もわからない、と……

Choice: (4) 助けてほしい。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1257001_012
カリン:
【chara 118511 face 2 (joy)】 そうですか!
そういうことでしたら、仕方がありませんね……
【chara 118511 face 6 (surprised)】 って……何を笑っているんですか?

voice: vo_adv_1257001_013
カリン:
【chara 118511 face 5 (shy)】 ……すみません。あなたにはお見通しだったんですね。
実は、私も現地には行ってみたくて……
気を遣わせてしまって申し訳ありません。

voice: vo_adv_1257001_014
カリン:
【chara 118511 face 1 (normal)】 では改めて……今回の冒険、私も是非同行させてください。
【chara 118511 face 6 (surprised)】 ……よろしいんですか? 【chara 118511 face 2 (joy)】 ありがとうございます!

voice: vo_adv_1257001_015
カリン:
【chara 118511 face 1 (normal)】 それでは、色々準備もありますし、
現地に向かうのは明日にしましょう!
【chara 118511 face 2 (joy)】 しっかり準備しておいてくださいね?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 翌日、{player}とカリンは依頼書に記された
滝壺へとやってきた。

voice: vo_adv_1257001_016
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 無事に近くまで来られましたね。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ですが、ここからが本番です!
【chara 125711 face 2 (joy)】 気を抜かずに頑張りましょう!

Choice: (5) 気合が入ってるね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1257001_017
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 はい。
【chara 125711 face 1 (normal)】 錬金術に関する専門的な知識と技能が必要かと思いましたので、
こちらの服で来ちゃいました。

voice: vo_adv_1257001_018
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 どうされたんですか? きょろきょろと辺りを見回して……
え? 滝はあるけど迷宮の入り口が見つからない、と。

voice: vo_adv_1257001_019
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 ご安心ください。その件に関しては事前に調査済みですので。
【chara 125711 face 2 (joy)】 こちらへどうぞ。

voice: vo_adv_1257001_020
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 はい、こちらが滝壺の迷宮の入り口となります。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 どうされました? 不思議そうな顔をして……
【chara 125711 face 1 (normal)】 ああ、滝壺でもないのに迷宮があるのか気になるんですね。

voice: vo_adv_1257001_021
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 それは、こここそが百年前、滝壺だった場所だからです。
【chara 125711 face 1 (normal)】 数十年前の悪天候で川の流れが変わってしまい、
滝の位置が変わってしまったんですよ。

Choice: (6) なんでそんなこと知ってるの?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1257001_022
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 過去の冒険者さんたちの報告書を読んでいたからですよ。
【chara 125711 face 1 (normal)】 ご存じとは思いますが、報告書は情報の宝庫なんです。

voice: vo_adv_1257001_023
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 冒険者さんが必死に残してくれた情報を、
次の冒険者さんに活かせるように整理するのが私たちの仕事ですから。
【chara 125711 face 2 (joy)】 書かれた情報は逃さず記録しているんですよ。

voice: vo_adv_1257001_024
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 ですので、報告書はきちんと提出してくださいね。
【chara 125711 face 2 (joy)】 もしかしたら、百年先の冒険者さんたちの助けになるかもしれません。

voice: vo_adv_1257001_025
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 どうされました?
壁に何かある、と……
ふむ、【chara 125711 face 1 (normal)】 何か文字が彫られていますね。

voice: vo_adv_1257001_026
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 『我が宝を欲する者よ。我の試練に挑みその叡智を示すがよい。
錬金術師・ホラフーキ』……と書かれていますが……
【chara 125711 face 4 (sad)】 錬金術師・ホラフーキ……知らない名前ですね。

voice: vo_adv_1257001_027
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ギルド管理協会の記録でも見たことがないということは……
隠遁していた天才か、はたまた追放された異端か……
【chara 125711 face 1 (normal)】 これはがぜん興味が湧いてきましたね! 【chara 125711 face 2 (joy)】 先へ進みましょう!

voice: vo_adv_1257001_028
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 おや、分かれ道ですか。
ここにも何か書かれていますね……【chara 125711 face 1 (normal)】 『第一の試練』ですか。

voice: vo_adv_1257001_029
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 その下にも何か、見慣れない図形のようなものがありますね。
【chara 125711 face 4 (sad)】 いえ……これは確か……文字……?

voice: vo_adv_1257001_030
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ふむふむ……【chara 125711 face 1 (normal)】 なるほど。わかりました、【chara 125711 face 2 (joy)】 『正解は右』ですね。
【chara 125711 face 1 (normal)】 これで第一の試練、突破です。【chara 125711 face 2 (joy)】 先へ進みましょう。

Choice: (7) その図形が読めるの?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1257001_031
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 えっと、これは図形ではないんですよ。
【chara 125711 face 1 (normal)】 アストライア大陸の外で使用されている文字なんです。

voice: vo_adv_1257001_032
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 まれに外の冒険者さんの報告書を預かることもありますので、
その時に勉強したんです。
【chara 125711 face 2 (joy)】 久しぶりに見かけましたが、ちゃんと読めましたよ。

voice: vo_adv_1257001_033
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 またしても分かれ道ですね。【chara 125711 face 1 (normal)】 ということは……
【chara 125711 face 2 (joy)】 ありました、『第二の試練』。【chara 125711 face 6 (surprised)】 これは、剣士の胸像……でしょうか。
なになに……『剣の指す方へすすめ』と書かれていますね。

voice: vo_adv_1257001_034
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 この胸像はどこかで……【chara 125711 face 1 (normal)】 なるほどなるほど。
ということは、正解は左ですね。
【chara 125711 face 2 (joy)】 ふふっ、どうしてわかったのか? という顔をされていますね。

voice: vo_adv_1257001_035
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 これは数百年前に名を馳せた高名な冒険家の像なんですが、
彼は左利きだった、という記録が残っています。
【chara 125711 face 2 (joy)】 つまり、彼の指す剣は、左です。

Choice: (8) 何でも知ってるんだね。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1257001_036
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 いえ……私が知っているのは、あくまで資料に残っていることだけ。
【chara 125711 face 1 (normal)】 資料が残されていないことは当然わかりません。

voice: vo_adv_1257001_037
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 それに、知識は持っているだけでは役に立たない、
活かす知恵があって初めて叡智となる、という先人の言葉もあります。

voice: vo_adv_1257001_038
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 まさにこの試練にふさわしい言葉ですね。
【chara 125711 face 1 (normal)】 さあ、この調子で先へ進みましょう!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後もいくつかの試練を乗り越えた二人は
とうとう洞窟の最深部へとたどり着く。

voice: vo_adv_1257001_039
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 行き止まりのようですね。【chara 125711 face 1 (normal)】 ということは……
【chara 125711 face 2 (joy)】 あっ、ありました!
メッセージと宝箱です!

voice: vo_adv_1257001_040
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 『よくやった。ここまでたどり着いた冒険者に我が宝を譲ろう。
【chara 125711 face 1 (normal)】 錬金術師・ホラフーキ』
ということは……【chara 125711 face 2 (joy)】 箱の中には、錬金術の秘伝書!

Choice: (9) 本を譲る。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1257001_041
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 え? いいんですか?
私がいなければここまでたどり着けなかった?
【chara 125711 face 4 (sad)】 いえ、そんなことはないと思いますよ。

voice: vo_adv_1257001_042
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 それに、今回の依頼人は……
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あ、そうでした……【chara 125711 face 5 (shy)】 私でしたね。つい、いつもの癖で……
【chara 125711 face 2 (joy)】 それでは、こちらの秘伝書はお預かりしますね。

voice: vo_adv_1257001_043
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 もう少しこの場所の探索もしたいところですが……
【chara 125711 face 4 (sad)】 きゃっ!

voice: vo_adv_1257001_044
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 ありがとうございます。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 え、ええ。大丈夫です。【chara 125711 face 4 (sad)】 少しふらついただけですので……
ふぁぁ……

Choice: (10) 眠たくなっちゃった?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1257001_045
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 いえ、そんなことはありません!
【chara 125711 face 4 (sad)】 こんな冒険の途中で……

voice: vo_adv_1257001_046
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 と、言いたいところなんですけど……
【chara 125711 face 5 (shy)】 すみません。実は、少し寝不足でして……

voice: vo_adv_1257001_047
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 昨夜は事前調査をしていたのですが、
それがどうにも止まらなくて……
つい夜更かしをしてしまいました。

voice: vo_adv_1257001_048
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 べ、別に楽しみすぎて、などではなく……
【chara 125711 face 1 (normal)】 いえ、誤魔化してもしょうがないですね。
【chara 125711 face 2 (joy)】 はい、楽しみすぎて寝付けませんでした。

voice: vo_adv_1257001_049
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 普段なら体調管理も含めて、
準備は万全にしておくのですが……

voice: vo_adv_1257001_050
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 この冒険が楽しすぎて、少しはしゃぎすぎてしまいました。
遠足前の子どもみたいでお恥ずかしい限りです。

Choice: (11) 街に戻るまでが冒険だよ。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1257001_051
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 おっしゃる通りです。
ご迷惑をおかけして申し訳……【chara 125711 face 6 (surprised)】 えっ!?

voice: vo_adv_1257001_052
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 どうしたんですか?
急にしゃがみ込んで。【chara 125711 face 4 (sad)】 どこかお怪我でも……

voice: vo_adv_1257001_053
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 せ、背負うって……私をですか?
【chara 125711 face 4 (sad)】 いえ、悪いですよ。
疲れているでしょうし、そこまでしていただくわけには……

voice: vo_adv_1257001_054
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ここまで助けられたから、今度は自分の番、ですか。
【chara 125711 face 4 (sad)】 確かに、ここで眠ってしまうわけにはいきませんし……
【chara 125711 face 1 (normal)】 わかりました……【chara 125711 face 2 (joy)】 今回はお言葉に甘えさせていただきます。

voice: vo_adv_1257001_055
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 では、失礼して。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ……先ほど支えていただいた時も思いましたが、
【chara 125711 face 2 (joy)】 いつも冒険で鍛えられているだけはありますね。

voice: vo_adv_1257001_056
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 思ったよりもがっしりして、
広くて、温かくて……とっても落ち着くような……

voice: vo_adv_1257001_057
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 い、いえ……なんでもありません!
【chara 125711 face 5 (shy)】 寝ててもいいって、そんな……悪い、ですよ……

voice: vo_adv_1257001_058
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 ああ。そういえば一点補足が……
街に戻って……

voice: vo_adv_1257001_059
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 ギルド管理協会に、報告書を提出するまでが……
冒険、ですので……

voice: vo_adv_1257001_060
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 ふふっ……素敵な報告書……
お待ち……していますね……

voice: vo_adv_1257001_061
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 すぅ……すぅ……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 背中で寝息を立てるカリンを起こさないように、
細心の注意を払って帰路に着く{player}であった。