カリン(アルケミスト) 第2話
ギルド管理協会から冒険者実習の許可を得たカリンは、錬金術の秘伝書を使用する。しかし、その後に二人で出向いた依頼において、その秘伝書は偽物だったことが判明。カリンは自らの弱点と向き合うのだった。


-------------- situation:
いざ冒険者実習へ
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 後日、カリンに呼び出された{player}は
買い物に付き合っていた。

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カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 えーと、ウキキーの尾てい骨にコボルトの乳歯……【chara 125711 face 1 (normal)】 あ、これですね。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ムラサキシビレ茸は、このお店では取り扱いがないみたいですね。

voice: vo_adv_1257002_001
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 近縁種で済ませることもできますが、やはりここは記載通りに……
【chara 125711 face 4 (sad)】 はぁ、【chara 125711 face 1 (normal)】 別のお店で探すしかないですね。

voice: vo_adv_1257002_002
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あっ、申し訳ありません。つい夢中になってしまいました……
【chara 125711 face 1 (normal)】 まずはここへ来た趣旨を説明しないといけませんね。

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カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 私は、これまでの経験を経て気付いたのです。
冒険者の方へのよりよいサポートのためには
冒険者の気持ちがわからないといけない、と……

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カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 そこで、私がギルド管理協会の上層部に提言したのが、
【chara 125711 face 2 (joy)】 「冒険者実習」というものです。

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カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 「冒険者実習」とは、簡単に言ってしまえば……
【chara 125711 face 1 (normal)】 ギルド管理協会のサポートメンバーが実際に依頼を受けて、
冒険者としての活動を行い、学習すること。

voice: vo_adv_1257002_006
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 そう、冒険者さんの気持ちをわかるには、
自分が実際に冒険者になってみれば良いのです。

voice: vo_adv_1257002_007
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 この度、提言が通りまして。【chara 125711 face 2 (joy)】 私がその第一号実習生となったのです。
【chara 125711 face 1 (normal)】 つきまして、是非熟練の冒険者であるあなたに、
【chara 125711 face 6 (surprised)】 私の冒険に同行していただきたいのですが……【chara 125711 face 2 (joy)】 いかがでしょうか?

Choice: (1) もちろん手伝うよ。
----- Tag 1 -----
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カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 ありがとうございます!
【chara 125711 face 1 (normal)】 そう言っていただけると思いまして、
【chara 125711 face 2 (joy)】 今こうして買い出しに来ている、というわけでした。

voice: vo_adv_1257002_009
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 ふふっ、何を買っているのか気になりますか?
【chara 125711 face 1 (normal)】 先日手に入れた錬金術の秘伝書に書かれている薬を調合してみようかと。
【chara 125711 face 2 (joy)】 準備から自分でするのも、冒険者らしいと思いませんか?

voice: vo_adv_1257002_010
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 そういうわけで、【chara 125711 face 6 (surprised)】 こちらのお店で買うのはこれと、これと……
【chara 125711 face 1 (normal)】 あとは、こちらもお願いします!

voice: vo_adv_1257002_011
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 はい、領収書を……
【chara 125711 face 2 (joy)】 ええ、宛名はギルド管理協会で。

Choice: (2) 買い過ぎじゃない?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1257002_012
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 経費だから大丈夫ですよ。
【chara 125711 face 1 (normal)】 それに、試してみたい調合が多くて……
【chara 125711 face 6 (surprised)】 よい、しょ……

voice: vo_adv_1257002_013
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あっ……荷物を持っていただけるんですか?
【chara 125711 face 2 (joy)】 ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきますね。

voice: vo_adv_1257002_014
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 それでは、このままもう何店か付き合ってもらえますか?
まだ買えていない素材もありますので。
【chara 125711 face 2 (joy)】 さ、こちらです!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後、夜まで買い物を続け、たくさんの荷物を持った二人は、
郊外の民家へとたどり着く。

voice: vo_adv_1257002_015
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 あまり片付いてはいませんがどうぞ。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あ、別にここは私の自宅ではないですよ?

voice: vo_adv_1257002_016
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 ギルド管理協会所有の物件なのですが、
今回の錬金術の実験用に借りているんです。

voice: vo_adv_1257002_017
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 周囲の民家とは少し離れているので、
ここでなら多少は調合に失敗しても問題はないはずですので。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1257002_018
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 では、さっそく……【chara 125711 face 2 (joy)】 調合開始です!
【chara 125711 face 1 (normal)】 まずはこのポーションからいきますよ。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 用意した素材を……

voice: vo_adv_1257002_019
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ふむふむ……こうして加熱していく、と。
【chara 125711 face 1 (normal)】 なるほどなるほど……

Choice: (3) 何を作ってるの?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1257002_020
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 今作っているのは回復用のポーションです。
【chara 125711 face 2 (joy)】 ほら、見てください!
見たことのない反応です!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1257002_021
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 禍々しいオーラが出てる?
【chara 125711 face 1 (normal)】 そんなことありませんよ。
【chara 125711 face 2 (joy)】 このホラフーキの秘伝書の通りの調合ですので。

voice: vo_adv_1257002_022
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 ほら、見てください。ここに書いた序文を。
【chara 125711 face 1 (normal)】 「不可能を可能に変えるのが錬金術だ」──【chara 125711 face 2 (joy)】 いい言葉ですね!

voice: vo_adv_1257002_023
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 確かに不思議な匂いはしますけど……
【chara 125711 face 1 (normal)】 きっと効能の裏返しですよ。【chara 125711 face 2 (joy)】 それだけ強力な効果が期待できます!
【chara 125711 face 1 (normal)】 仕上げはこうして煮詰めて……【chara 125711 face 2 (joy)】 完成です。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1257002_024
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 見てください、この鮮やかな色を。
市販のポーションとは全然違いますね。
【chara 125711 face 1 (normal)】 効果も期待できるのではないでしょうか?

voice: vo_adv_1257002_025
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あ、もうこんな時間……【chara 125711 face 4 (sad)】 遅くまでお付き合いいただきすみません。
【chara 125711 face 1 (normal)】 なんといっても本番は明日の冒険です。

voice: vo_adv_1257002_026
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 ピンチになったら、このポーションで回復しますから。
【chara 125711 face 2 (joy)】 うん、準備は万端ですね。ふふっ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そんなカリンの笑顔にいまいち安心できないまま、
そっと帰宅する{player}であった。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そして翌日。
二人は雲海を望む山脈を進んでいた。

voice: vo_adv_1257002_027
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 すごい景色ですね……
【chara 125711 face 1 (normal)】 この迫力は、報告書からだけでは伝わりませんね。
【chara 125711 face 2 (joy)】 それに、空気も澄んでいておいしいです。

Choice: (4) 昨日はよく寝れた?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1257002_028
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 はい。前回のようにご迷惑をおかけするわけにはいきませんので、
しっかり睡眠と休養はとっていますよ。
【chara 125711 face 2 (joy)】 実習とはいえ依頼を受ける以上、手を抜くわけにはいきませんから。

voice: vo_adv_1257002_029
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 今回の依頼は、山頂に棲む怪鳥の羽根の入手です。
【chara 125711 face 6 (surprised)】 まともに戦うと危険な相手ですが……【chara 125711 face 2 (joy)】 安心してください。

voice: vo_adv_1257002_030
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 これまでの報告書をもとに、事前対策は済ませています。
【chara 125711 face 2 (joy)】 私たちなら大丈夫ですよ。
【chara 125711 face 1 (normal)】 さあ、このまま気を抜かずに山頂を目指しましょう。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 カリンの言葉通り、特に危険を感じることもなく、
二人は無事に山頂へとたどり着く。

voice: vo_adv_1257002_031
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 資料によると……【chara 125711 face 2 (joy)】 ありました!
あれが怪鳥の巣です。
【chara 125711 face 1 (normal)】 予想通り、怪鳥の姿も見当たりませんね。

Choice: (5) もしかして、知ってたの?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1257002_032
カリン:
【chara 125711 face 2 (joy)】 はい、事前の調査通りです。
【chara 125711 face 1 (normal)】 毎日この時間帯に麓で狩りをしている……
という目撃情報がありましたので。

voice: vo_adv_1257002_033
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 報告書を読み込んでいれば、
これくらいはわかるものなのです。
【chara 125711 face 2 (joy)】 では、今のうちに羽根を入手して……

Choice: (6) 何かいる!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1257002_034
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 えっ?
そんなはずは……

voice: vo_adv_1257002_035
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 怪鳥のヒナ、でしょうか……
【chara 125711 face 4 (sad)】 これはさすがに想定外です……

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1257002_036
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あれは……怪鳥!?
ヒナを守るために戻ってきたのでしょうか?
【chara 125711 face 4 (sad)】 この場合どうすれば……

魔物:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

Choice: (7) 危ない!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1257002_037
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 きゃっ!

voice: vo_adv_1257002_038
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あ、ありがとうございます。
【chara 125711 face 4 (sad)】 すみません、とっさに身体が動きませんでした。

voice: vo_adv_1257002_039
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 かばっていただかなかったらどうなっていたか……
これが冒険者としての経験の差なんですね。

voice: vo_adv_1257002_040
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 あっ! もしかして、今の攻撃でお怪我を?
【chara 125711 face 4 (sad)】 大変……!

voice: vo_adv_1257002_041
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ……そうでした! 【chara 125711 face 1 (normal)】 こんな時のために、準備をしてきたんです!
【chara 125711 face 2 (joy)】 これをどうぞ使ってください!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そういってカリンが取り出したのは、
毒々しい色をした液体の入った瓶だった。

Choice: (8) それってもしかして……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1257002_042
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 はい。昨日作った回復ポーションです。
【chara 125711 face 4 (sad)】 できれば、使うことなく済ませたかったのですが……

voice: vo_adv_1257002_043
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 そうですか、あなたも同じ考えだったんですね。
【chara 125711 face 4 (sad)】 とはいえ、今は非常時です。【chara 125711 face 1 (normal)】 さあ、どうぞ!

Choice: (9) 意を決して飲もうとする。
Choice: (10) やっぱり遠慮する。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1257002_044
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 後でどれくらい効いたか聞かせてください。
【chara 125711 face 2 (joy)】 あ、味の感想もお願いしますね?

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----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1257002_045
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 いえ、そうおっしゃらずに。
【chara 125711 face 2 (joy)】 一気に飲み干してください。

----- Tag 11 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}が瓶に口をつけようとした瞬間、
怪鳥が再び舞い降りる。

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1257002_046
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 ああっ、ポーションが!?

voice: vo_adv_1257002_047
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 え? この煙は……?
【chara 125711 face 4 (sad)】 それに刺すような異臭が……

voice: vo_adv_1257002_048
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ポ、ポーションがかかった植物がどんどんしおれていきます。
【chara 125711 face 4 (sad)】 これはいったい……?

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_1257002_049
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 怪鳥が、ヒナを連れて飛び去っていきましたね。
【chara 125711 face 4 (sad)】 ひとまず危機は去ったのでしょうか?

Choice: (12) 今のうちに!!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1257002_050
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 どうしたんですか? 急に手を引っ張って……
ここにとどまるのは危ない、ですか?

voice: vo_adv_1257002_051
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 いえ、待ってください。
そうかもしれませんが、まだ依頼の品を採取していません。

voice: vo_adv_1257002_052
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 えっ? その手に持っているのは……怪鳥の羽根?
いったいいつの間に確保を……

voice: vo_adv_1257002_053
カリン:
【chara 125711 face 1 (normal)】 なんという素早い判断と行動。
これが熟練の冒険者なんですね。
【chara 125711 face 2 (joy)】 勉強になります。

Choice: (13) とにかくここから離れよう!
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1257002_054
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 は、はい!
【chara 125711 face 5 (shy)】 あの、でしたら手を離していただいても……
いえ、なんでもありません。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 二人が街へとたどり着いたころには
すっかり夕方になっていた。

voice: vo_adv_1257002_055
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 怪鳥の羽根は手に入り、依頼はこれにて完了。
ではあるのですが……【chara 125711 face 7 (special_a)】 申し訳ありません。

Choice: (14) どうしたの?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1257002_056
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 いえ……気付いてしまったんです。私自身の弱点に……
今回私は、先入観と権威に流され過ぎていました。

voice: vo_adv_1257002_057
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 あの時間は怪鳥は巣にいないと思い込んでいました。
【chara 125711 face 7 (special_a)】 ですが巣にはヒナがいて、怪鳥はヒナを守るために戻ってきました……

voice: vo_adv_1257002_058
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 それと……思い出したんです。
この秘伝書の作者、ホラフーキという人物のことを。

voice: vo_adv_1257002_059
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 錬金術師としての名前は残ってなかったので、
てっきり隠遁していたか、異端の研究者かと思っていたのですが……

voice: vo_adv_1257002_060
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 百年前、人にほらばかり吹くことで有名な男がいて、
彼に貸した錬金道具が返ってこないので取り返してほしい……
という依頼を、古い報告書で読んだことがありました。

voice: vo_adv_1257002_061
カリン:
【chara 125711 face 3 (anger)】 その男の名はホラフーキ。
【chara 125711 face 4 (sad)】 つまり、これは秘伝書とは名ばかり……
そのほら吹き男の偽物の書物だったということです。

voice: vo_adv_1257002_062
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 そんなことも知っててすごい、だなんて……
【chara 125711 face 4 (sad)】 問題はそこではありません。

voice: vo_adv_1257002_063
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 他の錬金術の書物では、ムラサキシビレ茸は弛緩剤の材料ですし、
魔物の尾てい骨は効果増強の効果があります。
これでは相手を弱体化させる薬剤になってしまいますので……

voice: vo_adv_1257002_064
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 本来ならそこで秘伝書の記載自体を怪しむべきでした。
なのに、あれだけの冒険で手に入れた秘伝書が、
偽物なわけがないと思い込んでいました。

voice: vo_adv_1257002_065
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 依頼書の記述にばかり気をとられて、
【chara 125711 face 7 (special_a)】 どうしてその依頼が百年も放っておかれたのかを考えようともせずに……

Choice: (15) なら、調合自体は成功してたんだよね?
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1257002_066
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 え、えぇ……まあ、そういうことにはなりますが……
【chara 125711 face 4 (sad)】 だからこそ、あなたが飲まなくて本当によかったです……

voice: vo_adv_1257002_067
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 「不可能を可能に変えるのが錬金術」……
などという言葉に踊らされてしまいましたね。【chara 125711 face 7 (special_a)】 お恥ずかしい限りです。

voice: vo_adv_1257002_068
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 知識は持っているだけでは役に立たない、
活かす知恵があって初めて叡智となる、などと言っておきながら……

voice: vo_adv_1257002_069
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 それだけじゃありません。
準備することで慢心してしまい、
想定外のことへの反応が遅れてしまいました。

voice: vo_adv_1257002_070
カリン:
【chara 125711 face 7 (special_a)】 やっぱりまだまだですね。
現場に行かないと見えないことは多いようです。
【chara 125711 face 4 (sad)】 今回は、本当にご迷惑をおかけしました。

Choice: (16) また冒険には行くんだよね?
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1257002_071
カリン:
【chara 125711 face 4 (sad)】 ええ……実習である以上そうすべきなのですが、
【chara 125711 face 7 (special_a)】 これ以上あなたにご迷惑をおかけするわけには……
【chara 125711 face 6 (surprised)】 え? 手伝ってくれるのですか?

voice: vo_adv_1257002_072
カリン:
【chara 125711 face 6 (surprised)】 ですが……【chara 125711 face 1 (normal)】 いえ、そうですね。
ここはお言葉に甘えさせていただきます。
やっぱりあなたという人は……【chara 125711 face 2 (joy)】 いいえ、なんでもありません。

voice: vo_adv_1257002_073
カリン:
【chara 125711 face 5 (shy)】 本当に、底抜けにお人よしで……
【chara 125711 face 2 (joy)】 冒険者らしい冒険者さんですね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 表情の読みづらい眼鏡の奥で、カリンは{player}に
尊敬の視線を送るのであった。