ユキ(儀装束) 第2話
ユキが結晶を10個同時に使用したことで魔力が過剰に込められたドレスは暴走。人々へと無差別に魅了をかけてしまう。ユキはかわいい力を全開にし、暴走を止める。だが今回の件に関して反省の色はなかった。
-------------- situation:
傾国のユキ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ヴァンパイアハンターたちによる襲撃があった翌日。
ドレスを着たユキは、姿見で自らの美しさを堪能していた。
voice: vo_adv_1263002_000
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
ああっ、なんてことだ……!
今日も今日とて、ボクは美しい!
【chara 126311 face 2 (joy)】
美しいドレスをまとってさらに美しい!
voice: vo_adv_1263002_001
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
これほどの美が存在するなんて……
【chara 126311 face 6 (surprised)】
もはや奇跡としかいいようがないよね。
voice: vo_adv_1263002_002
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
けど……ここまできれいなボクを見てると、
欲がでてきちゃったな。
Choice: (1) 欲って?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1263002_003
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
見ての通り、ボクは現状でも、
ありとあらゆるものの中で断トツで美しいでしょ?
voice: vo_adv_1263002_004
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
けどさ、もっともっとボクは美しくなりたい。
【chara 126311 face 1 (normal)】
そのためにも、よりきれいで魅力的な衣装を着ることで、
【chara 126311 face 2 (joy)】
さらにボクの美を引き立てたいんだ。
voice: vo_adv_1263002_005
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
とはいえ、ムチャなことを言っているのはわかってるさ。
これ以上に魅力的な服なんて、そうそう見つかるわけは……
voice: vo_adv_1263002_006
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……いや、待てよ。そうか……!
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふっ、ボクの美しき脳細胞はすごいことを閃いちゃったよ!
voice: vo_adv_1263002_007
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
考えてみれば簡単なことだったや。
わざわざ他の服を探すまでもなかった……
【chara 126311 face 2 (joy)】
このドレスの魅力をさらに引き出せば、それで全部解決さ!
voice: vo_adv_1263002_008
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
結晶をたった1個使うだけで、この美しさなんだ。
【chara 126311 face 1 (normal)】
仮に結晶を3個同時に使えばどうなると思う?
【chara 126311 face 2 (joy)】
きっと、今の3倍美しいドレスになるに違いないよ!
Choice: (2) なんだか嫌な予感がする……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1263002_009
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
ふふっ、ボクが今よりもさらにきれいになるのが怖いのかい?
【chara 126311 face 1 (normal)】
まあ無理もないさ。これ以上の美なんて、
人類には想像すらできないだろうからね。
voice: vo_adv_1263002_010
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
正直、ボクだって怖いとも。
【chara 126311 face 5 (shy)】
自分がこの世の理を超えた美にたどり着いてしまうことがね……
voice: vo_adv_1263002_011
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
けど、美のためならなんだってやるさ。
それこそがボクに課せられた使命だからね!
voice: vo_adv_1263002_012
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
と、いうわけで!
早速、結晶を10個同時に使用してみるとしよう!
Choice: (3) やめたほうがいいんじゃ……!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1263002_013
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
いいや、やるよ!
【chara 126311 face 3 (anger)】
ドレスの真の美しさよ、顕現せよ──!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_014
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
【chara 126311 face 2 (joy)】
さぁ、どうだい!
さらに美しくなったドレスの感想は!
voice: vo_adv_1263002_015
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
──って、あれっ? おかしいなぁ。
さっきと全く見た目が変わってない気が……
Choice: (4) 完璧に同じだね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1263002_016
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
やっぱりそうだよね……
【chara 126311 face 3 (anger)】
くっ、ボクの美しき理論が間違っていたなんて!
voice: vo_adv_1263002_017
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
どうやら、何個同時に結晶を使おうが、
ドレスの見た目に変わりはないようだね……
voice: vo_adv_1263002_018
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
けど、ボクはボクを褒めてあげたいね。
【chara 126311 face 2 (joy)】
さらなる美のため、果敢に挑戦したんだから!
voice: vo_adv_1263002_019
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
さぁて。気を取り直して。ちょっと外を散歩でもしてこようかな。
【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクという存在をランドソル中の人々に共有してあげたいしね。
voice: vo_adv_1263002_020
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ああ、日差しがまぶしいね……
【chara 126311 face 1 (normal)】
ねぇ、太陽がどうしてこうも輝いているかわかるかい?
voice: vo_adv_1263002_021
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
それは、ボクのあまりの美しさに顔を赤らめているからさ!
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふ、太陽も結構かわいいところあるよね。
voice: vo_adv_1263002_022
住民1:
【chara 311 face 6 (surprised)】
ん……? あの子……
voice: vo_adv_1263002_023
住民2:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
信じられない、【chara 1511 face 2 (joy)】
なんて美しいの……!
目が離せないわ!
voice: vo_adv_1263002_024
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
おっと。街中の人がボクにくぎ付けになってるね。
【chara 126311 face 2 (joy)】
まあ、無理もないけど。
voice: vo_adv_1263002_025
住民1:
【chara 311 face 2 (joy)】
まさに生きる芸術……!
見ているだけで、胸がときめいて仕方ない!
こんな気持ち、初めてだ……!
voice: vo_adv_1263002_026
住民2:
【chara 1511 face 3 (anger)】
……だからこそ、独り占めしたい。
この美を他の誰かに見られたくなんてない……!
Choice: (5) みんなの様子がおかしい……?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1263002_027
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……言われてみれば確かに。なんだか変な空気だ。
【chara 126311 face 4 (sad)】
いつもとはなにかが違うような……?
voice: vo_adv_1263002_028
住民2:
【chara 1511 face 3 (anger)】
あれだけの美……誰にも渡したくない……!
あの美を眺める権利があるのは、あたしだけよ!
voice: vo_adv_1263002_029
住民3:
【chara 6511 face 3 (anger)】
何を寝ぼけたことを言っているの!
私以外の誰かがあの子を見つめるなんて、許さないわ!
voice: vo_adv_1263002_030
住民2:
【chara 1511 face 3 (anger)】
ああ、もう、貴方うっとうしいわね!
ジャマをするっていうなら……!
voice: vo_adv_1263002_031
住民3:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
あいたっ!? 【chara 6511 face 3 (anger)】
叩いたわね……!
なら、こっちだって!
voice: vo_adv_1263002_032
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
なっ……!? 一体、これは!?
いくらボクが美し過ぎるからって──
voice: vo_adv_1263002_033
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
──くっ!? 今度はなんなんだ……!?
なんだか猛烈に嫌な感覚がする……!
Choice: (6) ドレスからオーラが……!?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1263002_034
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
吸血鬼の力があふれ出てくる……!?
……そうか、あの結晶のせいか!
voice: vo_adv_1263002_035
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
同時に何個も結晶を使ったせいで、ドレスが暴走したんだ!
【chara 126311 face 6 (surprised)】
そして、街中の人々へ魅了を振りまいているんだよ!
voice: vo_adv_1263002_036
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
さすがのボクもこれは予想してなかったな……
【chara 126311 face 4 (sad)】
まさか吸血鬼のドレスにこんな力があったなんて……
voice: vo_adv_1263002_037
住民1:
【chara 311 face 2 (joy)】
ランドソル中の連中をぶっ飛ばせばよぉ!
俺だけがあの子の美を堪能できるってわけだよなぁ! ひゃはは!
voice: vo_adv_1263002_038
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
みんな相当殺気だっている……
【chara 126311 face 4 (sad)】
このままだとランドソル中の人々がボクを求め、争うことに……!
voice: vo_adv_1263002_039
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
そうなったら、傾国のボクになってしまうかもしれない!
Choice: (7) 傾国のユキ……!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1263002_040
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
やれやれ、この状況が続いたらかなりマズそうだね。
【chara 126311 face 6 (surprised)】
キミが魅了にかかってないのは不幸中の幸いってやつだけどさ。
voice: vo_adv_1263002_041
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
にしても。どうしてキミは平気なのさ?
voice: vo_adv_1263002_042
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……ふーん。イリヤと一緒に居る時間が長かったから、
吸血鬼への耐性があるのかも、か。なるほどね。
voice: vo_adv_1263002_043
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
一般人のほとんどは魅了への耐性なんてないだろうし……
【chara 126311 face 3 (anger)】
このままだと本気でランドソルが滅びちゃうかもね。
voice: vo_adv_1263002_044
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
……こんなの、気に入らないなぁ。
voice: vo_adv_1263002_045
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
ボクが美し過ぎるがあまりにランドソルが滅びるなら、
それは仕方のないことさ。受け入れるとも。
voice: vo_adv_1263002_046
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
けど、暴走したドレスのせいで
ランドソルが滅亡の危機に瀕するなんて、ボクは嫌だよ。
voice: vo_adv_1263002_047
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
それに……一番気に入らないのは、
ボクよりドレスの方が目立っちゃってるってことさ!
voice: vo_adv_1263002_048
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
そんなの、許せないよ!
あくまで衣装は、ボクの美を引き立てる存在なんだから!
voice: vo_adv_1263002_049
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
ドレスにボクのジャマはさせない……!
吸血鬼の力だろうが、ボクを止めることはできないのさ!
voice: vo_adv_1263002_050
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
そして、ボクの美しき脳細胞はすでに、
この状況を打開する秘策だって見つけてるよ!
voice: vo_adv_1263002_051
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
要するに、この魅了をなんとかすればいいわけでしょ?
【chara 126311 face 1 (normal)】
そんなの、簡単なことだよ。
voice: vo_adv_1263002_052
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクの本気のかわいい力なら、
吸血鬼の力を抑え込むことくらい余裕なはずさ!
voice: vo_adv_1263002_053
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
というわけで……【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクのことを褒めて!
Choice: (8) えっ……?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1263002_054
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
花に水が必要なように、ボクには称賛の言葉が必要なんだ。
【chara 126311 face 2 (joy)】
よりかわいく、美しくなるためにね!
voice: vo_adv_1263002_055
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
さぁ、だから遠慮せず!
思う存分にボクを称えるといいよ!
Choice: (9) ユキはかわいい!
----- Tag 9 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_056
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふ、いいね。
【chara 126311 face 6 (surprised)】
けど、ちょっとありふれた言葉過ぎるかも。
voice: vo_adv_1263002_057
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
さらにボクを輝かせるためには、
それにふさわしい言葉が必要なんだ! 【chara 126311 face 2 (joy)】
もっともっと褒めて!
Choice: (10) ランドソル一かわいい!
Choice: (11) いつも自信満々!
----- Tag 10 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_058
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
おっ、さっきよりもずっと良くなったね。
【chara 126311 face 5 (shy)】
だけど、まだだよ。ランドソル一でもまだ全然足りない!
Jump to tag 12
----- Tag 11 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_059
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
そう、ボクは外見はもちろん、内面も美しいのさ!
【chara 126311 face 5 (shy)】
ふふ、ちゃんとボクのことを見てるんだね。その調子で続けて!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1263002_060
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ほら、どんどん褒めなくちゃ、
ランドソルが滅びちゃうかもしれないよ!
Choice: (13) 宇宙で最も美しい存在!
----- Tag 13 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_061
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
うんうん、よくわかってるじゃないか!
【chara 126311 face 1 (normal)】
でも、もっとだよ! キミの心からの気持ちを聞かせて!
Choice: (14) ユキと出会えて幸せ!
----- Tag 14 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_062
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
……ふふっ、そう。今のはちょっとキュンときちゃった。
【chara 126311 face 1 (normal)】
おかげでボクのかわいい力も限界を超えられそうだよ……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263002_063
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
さぁ、みんな! ボクを見て!
吸血鬼の魔力すら超越した究極の美を!
voice: vo_adv_1263002_064
住民1:
【chara 311 face 6 (surprised)】
ん、んんっ……?
オレは一体なにを……?
voice: vo_adv_1263002_065
住民3:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
なんだか夢でも見ていたみたい……
【chara 6511 face 4 (sad)】
悪夢を……【chara 6511 face 2 (joy)】
いえ、美しい夢を……
voice: vo_adv_1263002_066
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ふぅ。上手くいったみたいだね。
【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクの美はランドソルすら救うのさ!
voice: vo_adv_1263002_067
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
とはいえ、今回はちょっと大変なことになりかけたね。
【chara 126311 face 4 (sad)】
さすがに少し反省したよ……
voice: vo_adv_1263002_068
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
そうそう。話は変わるけど、いいことを思いついたんだ!
voice: vo_adv_1263002_069
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
10個同時に結晶を使っても見た目に変化はなかったけど……
【chara 126311 face 1 (normal)】
ドレスに込められた魔力量はすごいものがあった。
voice: vo_adv_1263002_070
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
なら、もし100個同時に結晶を使えば……!
とんでもない魔力が秘められたドレスになるのは間違いないよ!
voice: vo_adv_1263002_071
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
それだけの魔力があればきっとなんでもできるに違いない!
日焼けしないようにお肌を保護したりだとか、
髪の毛をもっとサラサラにしたりとか!
voice: vo_adv_1263002_072
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
早速、ギルドハウスに戻って試してみようよ!
【chara 126311 face 2 (joy)】
なあに、またドレスが暴走してもボクならなんとかなるさ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
結局、あまり反省していなさそうなユキを止めるため、
{player}は何時間もかけて説得するのだった。