ユキ(儀装束) 第3話
永遠の美を求めるユキの元へ成長を止める魔法を編み出した魔法使いが訪れる。魔法をかけてもらおうとするユキ。だが{player}の言葉を思い出し、ユキは美の化身として成長し続けることを選ぶ。
-------------- situation:
永遠よりも大事なもの
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ドレスの暴走によるランドソル滅亡の危機を乗り越えた翌日。
ユキは今日もドレスへと着替え、いつものように、
鏡の中の自分を愛でていたのだが……
voice: vo_adv_1263003_000
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
美しい……あまりにも美し過ぎる!
【chara 126311 face 2 (joy)】
これほどの美、永遠に残さないなんて、やっぱり罪だよ。
voice: vo_adv_1263003_001
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
とはいえ……永遠の美を手に入れるために
吸血鬼になったら、鏡に映らなくなる……
【chara 126311 face 6 (surprised)】
そんなのナンセンスとしかいいようがないよね。
voice: vo_adv_1263003_002
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
あーあ。
他に永遠の美を手に入れる方法があるといいんだけど。
voice: vo_adv_1263003_003
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ねえ。{player}さん。
なにか、いい考えはないかい?
Choice: (1) 詳しそうな人を掲示板で募集したら?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1263003_004
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
ふぅん、【chara 126311 face 1 (normal)】
なるほど。悪くないアイデアだね。
なら、掲示板に貼るポスターを作ってくれる?
voice: vo_adv_1263003_005
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクは鏡を見るので忙しいからさ。
じゃあ、よろしくね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
数時間後。{player}の作ったポスターを、
ユキたちは掲示板へ貼りに来たのだった。
voice: vo_adv_1263003_006
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
『永遠の美に詳しい人、大募集!』……か。
voice: vo_adv_1263003_007
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
うん、シンプルで悪くないんじゃないかな。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ポスター作りとポスター貼り、お疲れさま。
voice: vo_adv_1263003_008
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
広いランドソルとはいえ、永遠の美について詳しい人は
そう多くはないだろうね。【chara 126311 face 1 (normal)】
とはいえ、ボクは美に愛された存在だ。
voice: vo_adv_1263003_009
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
少し時間はかかるかもしれないけど、ボクは信じてるとも。
【chara 126311 face 2 (joy)】
いつか、永遠の美を手に入れられるってね!
voice: vo_adv_1263003_010
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
さてと。用事は済んだし……ショッピングにでも行こうか。
【chara 126311 face 2 (joy)】
ああ、もちろん買い物かごを持つのはキミに任せるよ♪
voice: vo_adv_1263003_011
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
このお店、ボクのお気に入りのコスメブランドを扱っているんだ。
【chara 126311 face 2 (joy)】
美しさを保つためには、スキンケアも欠かせないからね!
voice: vo_adv_1263003_012
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
さらなる美のためにはお金がかかるものさ……【chara 126311 face 6 (surprised)】
っと。
voice: vo_adv_1263003_013
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
見てよこれ、新作の美容液だ!
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……ふんふん。『あなたらしく輝く肌へ』……か。
【chara 126311 face 1 (normal)】
これを使えば、よりみずみずしく、きめ細かいお肌になるんだって!
voice: vo_adv_1263003_014
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
値段は……37000ルピか。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ボクの全財産とほぼ同額だね。よし、買おう。
Choice: (2) 大丈夫?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1263003_015
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふっ、おかしなことを言うなあ。
【chara 126311 face 1 (normal)】
もちろん、大丈夫じゃないよ。だって全財産だよ?
voice: vo_adv_1263003_016
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
けど、ボクにはもっともっと美しくなるという義務があるんだ。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ここで買わないなんて選択肢、ありえないよ。
voice: vo_adv_1263003_017
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
そういうわけで、ボクは今、無一文だ。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ところで、一緒にランチに行かないかい?
【chara 126311 face 2 (joy)】
ああ、もちろん、ボクのためにご飯を作ってくれてもいいよ♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──その夜。とある人物が、
{player}の作ったポスターを見ていた。
voice: vo_adv_1263003_018
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
──永遠の美、ですか。
どうやら、私の出番のようですね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
翌日。お金のないユキのために、
{player}は差し入れにやってきた。
voice: vo_adv_1263003_019
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
おっと、食べ物を持ってきてくれたのかい?
【chara 126311 face 2 (joy)】
助かるよ、ありがと。ボクを支えた存在として、
キミの名は未来永劫語り継がれるだろうね♪
voice: vo_adv_1263003_020
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
そのサンドイッチとトマトジュースは
後でいただくとして……【chara 126311 face 6 (surprised)】
それよりも、大事なことがあるんだ。
voice: vo_adv_1263003_021
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ねえ、どうだい?
ボクを見て、なにか気付いたことはない?
Choice: (3) 昨日よりもきれいになったね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1263003_022
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
そう、そうなんだよ!
【chara 126311 face 5 (shy)】
やっぱり、一目見ただけでわかっちゃうよね!
voice: vo_adv_1263003_023
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
昨日の美容液、ボクの玉のようなお肌に合ってたみたいでね。
【chara 126311 face 2 (joy)】
ただでさえ美しいボクが、ますます美しくなってしまったんだ!
voice: vo_adv_1263003_024
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
ああ、ボクはボクの美のポテンシャルが恐ろしいよ……!
voice: vo_adv_1263003_025
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
【chara 126311 face 1 (normal)】
……おや、来客のようだね。キミ、出迎えてくれる?
ボクが扉を開けると、またすごい勢いで壊しちゃうからね。
voice: vo_adv_1263003_026
???:
【chara 1211 face 1 (normal)】
お初にお目にかかります。
永遠の美を求める夢追い人はこちらに?
voice: vo_adv_1263003_027
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
永遠の美って……
ひょっとして、あなたは……!?
voice: vo_adv_1263003_028
???:
【chara 1211 face 2 (joy)】
ええ。ポスターを見てお伺いしました。
私ほど貴方の求めるものについて詳しい者もいないでしょう。
voice: vo_adv_1263003_029
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
私は流れの魔法使い。
【chara 1211 face 2 (joy)】
控えめに申し上げて、天才です。えっへん。
voice: vo_adv_1263003_030
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
へぇ、言うじゃないか。【chara 126311 face 2 (joy)】
気に入ったよ!
【chara 126311 face 1 (normal)】
で、天才のあなたは知ってるのかい? 永遠の美を手に入れる方法を!
voice: vo_adv_1263003_031
魔法使い:
【chara 1211 face 2 (joy)】
ええ。もちろん。天才ですので。
voice: vo_adv_1263003_032
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
おお! ボクの美しさは運命すらも引き寄せてしまうみたいだね!
【chara 126311 face 1 (normal)】
なら早速、教えてよ! ボクが永遠に輝き続ける方法を!
voice: vo_adv_1263003_033
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
ええ、いいでしょう。私はとある分野の魔法を研究していまして。
【chara 1211 face 2 (joy)】
一言で言えば、時についての魔法です。
voice: vo_adv_1263003_034
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
時について……
voice: vo_adv_1263003_035
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
そして研究の結果、
私は生物の成長を止める魔法を編み出しました。
voice: vo_adv_1263003_036
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
生物の成長を……?
もしかして、それを人に使えば……!
voice: vo_adv_1263003_037
魔法使い:
【chara 1211 face 2 (joy)】
そう。永遠に若いままでいられるのです。
voice: vo_adv_1263003_038
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ああ、なんて最高の魔法なんだ!
【chara 126311 face 1 (normal)】
確かにあなたは天才と言っても過言じゃないね!
voice: vo_adv_1263003_039
魔法使い:
【chara 1211 face 2 (joy)】
そうですね。私もそう思います。
voice: vo_adv_1263003_040
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
そんなすごい魔法のことを聞いちゃったら、
もう、一秒だって待てないよ! 【chara 126311 face 1 (normal)】
さあ、ボクにその魔法を……
voice: vo_adv_1263003_041
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
できません。
voice: vo_adv_1263003_042
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
へっ?
voice: vo_adv_1263003_043
魔法使い:
【chara 1211 face 4 (sad)】
できません。問題がありまして。
voice: vo_adv_1263003_044
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
そ、そんな!?
どうにかならないのかい!? 天才なんだろう!?
voice: vo_adv_1263003_045
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
私としてもどうにかしたい。【chara 1211 face 4 (sad)】
しかし……
voice: vo_adv_1263003_046
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
成長を止めるという大がかりな魔法を使うには、
尋常ではないほどの膨大な魔力が必要となります。
voice: vo_adv_1263003_047
魔法使い:
【chara 1211 face 4 (sad)】
ですが、市販されているマジックアイテムを片っ端から買い集めても、
その魔法を発動するだけの魔力は賄えないでしょう。
voice: vo_adv_1263003_048
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
魔力……アイテム……
voice: vo_adv_1263003_049
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
私は凄まじい術式を編み出したものの、
まだ一度も魔法を発動できていない。
【chara 1211 face 1 (normal)】
ですから試したいのです。自分の天才ぶりを。
voice: vo_adv_1263003_050
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
というわけで逆にお尋ねしたいのですが。
【chara 1211 face 2 (joy)】
凄い魔力の眠ったアイテムをお持ちだったりしませんか。
それさえあれば私も貴方も夢が叶うのですが。
voice: vo_adv_1263003_051
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
……ふふふ。やっぱりボクは美の神に愛されてるらしい。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ちょうど、あるんだよ。天才のあなたが求めてやまないものがね!
voice: vo_adv_1263003_052
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
それが……【chara 126311 face 2 (joy)】
これさ!
伝説の吸血鬼の力が宿った結晶だよ!
voice: vo_adv_1263003_053
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
おお。本当にあるのか。ダメ元だったのに。
なんという禍々しき魔力の質と量でしょうか。
voice: vo_adv_1263003_054
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
……これならば。結晶を全て使えば、
あるいは、人への魔法の発動も可能かもしれません。
voice: vo_adv_1263003_055
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
本当かい!? 【chara 126311 face 6 (surprised)】
一応、確認しておくけど、
その魔法をかけられても、鏡にはちゃんと映るよね!?
voice: vo_adv_1263003_056
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
それはもちろん。成長を止めるだけですから。
voice: vo_adv_1263003_057
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
……ふふっ、まさか、
こんなに早く完全な永遠の美が手に入る日が来るなんて!
voice: vo_adv_1263003_058
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
なら、早速、お願いするよ!
その魔法を、ボクに──
voice: vo_adv_1263003_059
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
──いや、待てよ。
なにか、大事なことを忘れてる気が……
voice: vo_adv_1263003_060
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……そうだ。キミはさっき、ボクにこう言ったよね。
『昨日よりもきれいになったね』……って。
voice: vo_adv_1263003_061
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
今のボクが森羅万象において、
最も美しい存在なことは、疑いようのない事実だとも。
voice: vo_adv_1263003_062
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
けど。毎日……いや。毎分毎秒。
今、まさにこの瞬間にも、ボクの美は進化していっている。
voice: vo_adv_1263003_063
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
なのに……その成長を止めてしまってもいいんだろうか。
voice: vo_adv_1263003_064
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……ねぇ。どう思う?
ボクは永遠の美を手にするべきかな。
それとも……今のままでいるべきかな。
Choice: (4) きれいになり続けるユキを見ていたい。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1263003_065
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
……うん、そうだよね。
キミならそう言うと思っていたよ。
voice: vo_adv_1263003_066
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
……よし、決めた! 魔法は必要ない。
ボクは、このまま美の化身として成長し続けるよ!
voice: vo_adv_1263003_067
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
むむ。感動的な展開。
【chara 1211 face 4 (sad)】
と、言いたいところですが。マズいです。
voice: vo_adv_1263003_068
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
へ? マズいって……どうしたのさ?
voice: vo_adv_1263003_069
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
こうなるとは思わず、もうすでに魔法発動の準備を進めていました。
【chara 1211 face 4 (sad)】
人の話は最後まで聞くべきですね。うっかり。
voice: vo_adv_1263003_070
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
なっ……!?
【chara 126311 face 4 (sad)】
ボクはこのままでいいって決めたんだ! 魔法は必要ないってば!
voice: vo_adv_1263003_071
魔法使い:
【chara 1211 face 4 (sad)】
そうしたいのはやまやまなのですが、残念。
【chara 1211 face 6 (surprised)】
発動のキャンセルはできません。もうじき魔法は放たれます。
voice: vo_adv_1263003_072
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
とはいえ、まだ魔法の対象を変更することはできます。
【chara 1211 face 1 (normal)】
そういうわけで、そこの騎士の方。永遠の若さに興味は?
Choice: (5) ありません!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1263003_073
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
ふむ。ならば致し方ありません。かくなる上は……
voice: vo_adv_1263003_074
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
まさか……! あなたは……!
voice: vo_adv_1263003_075
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
そう、私自身に発動させてもらいます──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263003_076
魔法使い:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
……ふぅ。無事に成功しました。
【chara 1211 face 2 (joy)】
やはり私は天才だったようです。
voice: vo_adv_1263003_077
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……これであなたは……
voice: vo_adv_1263003_078
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
ええ。歳を取らなくなりました。【chara 1211 face 6 (surprised)】
望んでいたわけではありませんが。
私はただ、魔法を使いたかっただけなので。
voice: vo_adv_1263003_079
魔法使い:
【chara 1211 face 4 (sad)】
それよりも。結晶、すみません。
voice: vo_adv_1263003_080
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
へ? 結晶? ……【chara 126311 face 4 (sad)】
ああっ!?
ほとんど魔力、使い切っちゃってる!?
voice: vo_adv_1263003_081
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
くうう……【chara 126311 face 6 (surprised)】
けど、まだちょっとだけなら魔力は残ってる……
なら、もうしばらくはドレス姿を楽しめるはず……
voice: vo_adv_1263003_082
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
……だから、あなたは気にしなくていいよ。
ボクのためにやってくれようとしたことだしね。
voice: vo_adv_1263003_083
魔法使い:
【chara 1211 face 2 (joy)】
寛大なお心遣い、感謝します。
【chara 1211 face 6 (surprised)】
弁償しろと言われたらどうしようかとビクビクしていました。
voice: vo_adv_1263003_084
魔法使い:
【chara 1211 face 1 (normal)】
では私は、再び旅へ出ることにします。
先ほども申し上げた通り、私は流れの魔法使い。
voice: vo_adv_1263003_085
魔法使い:
【chara 1211 face 2 (joy)】
もう二度と会うこともないでしょう。では。
voice: vo_adv_1263003_086
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
行っちゃったね……
【chara 126311 face 4 (sad)】
……あーあ。なんだかもったいないことをした気もするよ。
voice: vo_adv_1263003_087
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
……けど、自分で決めたことだもんね。
voice: vo_adv_1263003_088
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
それよりも……キミ、言ったよね。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ボクがもっときれいになっていくところを見たいって。
voice: vo_adv_1263003_089
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
なら、特別に特等席で見せてあげるよ……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1263003_090
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
ふふ、ほら、どうだい?
体温すら感じるくらい近くで見るボクの感想は。
voice: vo_adv_1263003_091
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
ボクの顔、肌、髪、声……ボクを構成する全てが、
一秒ごとにますます美しくなっていっているだろう?
voice: vo_adv_1263003_092
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
やっぱり魔法を使わなくて正解だったや。
【chara 126311 face 2 (joy)】
この美の進化を止めるのは、もはや罪だからね。
voice: vo_adv_1263003_093
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
これからもボクは美しくなり続けるよ。
【chara 126311 face 2 (joy)】
それこそが、ボクの義務なんだから。
voice: vo_adv_1263003_094
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
そんなボクを、これからもずっと側で見させてあげる。
【chara 126311 face 5 (shy)】
まったく、キミって本当に幸せ者だよね……
voice: vo_adv_1263003_095
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
…………
Choice: (6) そんなに見つめてどうかした?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1263003_096
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ううん、ただ、ふと気付いたんだ。
そんなことを考えて、魔法を断ったわけじゃないけど──
voice: vo_adv_1263003_097
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
──キミと一緒に歳を取っていくっていうのは、
なかなか悪くないかも、ってね。
voice: vo_adv_1263003_098
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
そういう意味じゃ、
キミも魔法を断ってくれてよかったよ。
voice: vo_adv_1263003_099
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふっ、楽しみにしていてよ。
ボクの美が、一体、どこまで行くのかをね♪
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1263003_100
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
……ところで。やっぱり、お腹空いちゃったな。
【chara 126311 face 2 (joy)】
ねぇ、キミ。一緒にご飯食べようよ。
voice: vo_adv_1263003_101
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
より美しくなるためにも、食事は大事だからね♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして{player}は、
今、この瞬間も美しくなり続けているユキと共に、
サンドイッチを食べるのだった。