ネネカ(サマー) 第3話
回復したネネカは{player}と夜の海辺へ。そこでネネカは{player}を模倣できないという秘密を話す。そしてネネカは、貴方になりたいと自身の気持ちを打ち明けるのだった。
-------------- situation:
貴方の見ている世界
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
様々な事件などが重なり、疲労で倒れてしまったネネカ。
病院のベッドで寝ているネネカを、
{player}は懸命に看病していた。
voice: vo_adv_1266003_000
ネネカ:
【chara 126611 face 4 (sad)】
……ん。ここは……
voice: vo_adv_1266003_001
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……私は気絶していたというわけですか。
【chara 126611 face 1 (normal)】
どうやら貴方には心配をかけたようですね。
voice: vo_adv_1266003_002
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
もう大丈夫ですから──
Choice: (1) もう少し休んでて。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1266003_003
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
そうですか。では、お言葉に甘えて。
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……どうしたのです、そんな情けない顔をして。
Choice: (2) バカンス台無しにしてゴメンなさい……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1266003_004
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
なぜ謝るのですか?
貴方に非などないでしょう。
voice: vo_adv_1266003_005
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
今回、貴方の人助けに付き合うと決めたのは私です。
その結果の責任は当然、私にあります。
voice: vo_adv_1266003_006
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
要するに、貴方が気にする必要などないのですよ。
voice: vo_adv_1266003_007
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
それでも良心がとがめるというのなら……
そうですね。もう少しだけ私を看病しなさい。
Choice: (3) じゃあ買ってきたリンゴの皮を剥くね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1266003_008
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
ええ、お願いします。
【chara 126611 face 7 (special_a)】
できるならば、ウサギの形にしてもらえますか?
voice: vo_adv_1266003_009
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
ふむ。時間はかかりましたがそれなりに形になっていますね。
【chara 126611 face 2 (joy)】
器用さのテストは合格点をあげてもいいでしょう。
voice: vo_adv_1266003_010
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
以前と比べてずいぶんと成長しましたね。
少し感慨深くすらあります。
voice: vo_adv_1266003_011
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
では、いただくとしましょう。
voice: vo_adv_1266003_012
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……なんとも不思議な味がするリンゴですね。
【chara 126611 face 7 (special_a)】
いえ、美味しいのですが。これは一体……?
Choice: (4) 食べると元気になる魔法のリンゴだよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1266003_013
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……なるほど。ウワサには聞いたことがあります。
イリス樹海になる、希少なリンゴだとか。
voice: vo_adv_1266003_014
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
ずいぶんと高価だったでしょう。
お小遣いをほとんど使い果たしてしまったのでは?
Choice: (5) ネネカさんに元気になってほしくて。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1266003_015
ネネカ:
【chara 126611 face 4 (sad)】
……まったく。相変わらずのお人よしですね。
度し難いほどです。
voice: vo_adv_1266003_016
ネネカ:
【chara 126611 face 4 (sad)】
私とは正反対の性質。【chara 126611 face 7 (special_a)】
だからこそ、貴方は──
voice: vo_adv_1266003_017
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
いえ。なんでもありません。
【chara 126611 face 6 (surprised)】
それよりも。リンゴのおかげか、だいぶ回復してきました。
voice: vo_adv_1266003_018
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
バカンスはまだこれからです。
もう一度、オーマに出かけましょうか。
voice: vo_adv_1266003_019
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
──夏を、貴方と楽しみたいですから。
voice: vo_adv_1266003_020
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
……ようやく戻ってきましたね。
【chara 126611 face 7 (special_a)】
もうずいぶんと暗くなってしまいましたが。
voice: vo_adv_1266003_021
店主:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
ああっ!? お姉さんたち! 【chara 3311 face 2 (joy)】
待っていましたよ!
兄を懲らしめてくれて、ありがとうございます!
voice: vo_adv_1266003_022
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
……あのマフィアの男と会ったのですね。
voice: vo_adv_1266003_023
店主:
【chara 3311 face 1 (normal)】
ええ。ずいぶんと懲りて、自首する気みたいです。
『あんな女がいる限り悪いことなんてできねえ』と言っていましたよ。
【chara 3311 face 2 (joy)】
帰ってきたら一緒に店を手伝ってくれるって……
voice: vo_adv_1266003_024
店主:
【chara 3311 face 2 (joy)】
お姉さんにはぜひお礼がしたいと思っていたんです。
私にできることがあれば、なんでも言ってください!
voice: vo_adv_1266003_025
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
そうですね。【chara 126611 face 1 (normal)】
では、
この店を貸し切らせてもらえますか。
voice: vo_adv_1266003_026
店主:
【chara 3311 face 2 (joy)】
それくらいおやすいご用です!
ちょうど客のいないタイミングですしね。
飲み物と食事をご用意しましょう。ゆっくりしていって──
voice: vo_adv_1266003_027
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
いえ、結構です。
それより。しばらくの間、外してもらえますか?
voice: vo_adv_1266003_028
店主:
【chara 3311 face 2 (joy)】
はい、ごゆっくり!
voice: vo_adv_1266003_029
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
……さて。これで二人きりです。
【chara 126611 face 1 (normal)】
……夜の海というのも、なかなか風情のある雰囲気ですね。
voice: vo_adv_1266003_030
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
今日はいろいろとありましたが……
【chara 126611 face 2 (joy)】
これはこれで、悪くないバカンスかもしれません。
voice: vo_adv_1266003_031
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
貴方という人間のことを、
改めてよく知ることもできましたしね。
Choice: (6) ……僕のことを知りたいの?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1266003_032
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
ええ。世界がこのようになる前から。
ずっと興味を抱き続けてきました。
voice: vo_adv_1266003_033
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
──貴方は、特別な存在ですから。
Choice: (7) 特別な……?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1266003_034
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……いい機会です。
私のちょっとした秘密を教えてあげましょう。
voice: vo_adv_1266003_035
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
もっとも、本来は貴方も知っていたことなのですが。
voice: vo_adv_1266003_036
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
……知っての通り、私はどのような存在であろうと模倣できます。
それが七冠たる私、変貌大妃の権能。
voice: vo_adv_1266003_037
ネネカ:
【chara 126611 face 4 (sad)】
しかし。そんな私にも模倣できないイレギュラーが存在します。
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……貴方のことですよ、晶のプリンセスナイト。
Choice: (8) 僕をコピーできない……?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1266003_038
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
厳密には、姿形だけならば模倣をすることは可能です。
【chara 126611 face 1 (normal)】
このように……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1266003_039
{player}のコピー:
【chara 100011 face 1 (normal)】
……
voice: vo_adv_1266003_040
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
一見、完璧に見えるかもしれません。
【chara 126611 face 4 (sad)】
しかし、このコピーは外見しか模倣できていません。
【chara 126611 face 7 (special_a)】
その中身は全くの空っぽ……【chara 126611 face 1 (normal)】
消えなさい。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1266003_041
ネネカ:
【chara 126611 face 4 (sad)】
私には、貴方が何を考え、何を信じているか理解できません。
【chara 126611 face 6 (surprised)】
そのため、貴方として喋ったり、行動することができないのです。
voice: vo_adv_1266003_042
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
だからこそ……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1266003_043
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
私は、貴方の見ている世界が見てみたい。
貴方が何を考えているのかを知りたい……
voice: vo_adv_1266003_044
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
──貴方になってみたい。
Choice: (9) ネネカさん……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1266003_045
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……晶はかつて、私にこう言いました。
七冠である私に貴方はコピーできない、と。
voice: vo_adv_1266003_046
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
ですが。私はそうは思いません。
voice: vo_adv_1266003_047
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
貴方とつながりを持つことで、
私自身にも多少の変化が生まれてきました。
voice: vo_adv_1266003_048
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
このままつながりを深めていくことで、
いつか貴方のことを理解できるようになるはず……
voice: vo_adv_1266003_049
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……貴方の見ている世界はどのようなものなのでしょうか。
Choice: (10) 毎日、楽しいよ。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1266003_050
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
それは何よりですね。
……これからも自分の思うがままに生きるといいでしょう。
voice: vo_adv_1266003_051
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
いつの日か、貴方すらも私は取りこんでみせますよ。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1266003_052
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……それはそうと。
本日の採点結果ですが80点といったところでしょうか。
voice: vo_adv_1266003_053
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
予想外の高得点でした。【chara 126611 face 1 (normal)】
ですが……
注意深く観察すれば、もっとよい点数が取れたかもしれませんね。
Choice: (11) 一体どういうこと……?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1266003_054
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
気になりますか?
【chara 126611 face 2 (joy)】
……答えは秘密です。
voice: vo_adv_1266003_055
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
……少し、一人でこの辺りを散歩してきます。
私の言葉の意味を、しばらく考えてみるといいでしょう。
voice: vo_adv_1266003_056
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
彼にはああ言ったものの。
【chara 126611 face 1 (normal)】
真相にたどり着けるはずはありません。
voice: vo_adv_1266003_057
ネネカ:
【chara 126611 face 7 (special_a)】
──まさか私が倒れたことが演技だったなどとは、
夢にも思わないことでしょう。
voice: vo_adv_1266003_058
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
七冠たる私が、激務が続いたり、
少々権能を使い過ぎた程度で倒れたりするわけがありません。
voice: vo_adv_1266003_059
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
あれはテスト。万が一私が倒れた際、
彼がどう対処するかを確認するためのシミュレーション。
voice: vo_adv_1266003_060
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
結果は上々。特に、状況を理解してすぐに私を
病院へ連れて行ったのはいい判断でしたね。
【chara 126611 face 7 (special_a)】
あの運び方は、予想外でしたが。
voice: vo_adv_1266003_061
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
彼があのような表情をすることも──予想外でしたね。
voice: vo_adv_1266003_062
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
観察結果に不満はありませんが、
【chara 126611 face 4 (sad)】
今後はなるべく、ああいうテストは避けた方がいいかもしれませんね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ネネカは一人、今日の出来事を思い返しつつ、
月光に照らされる夜の砂浜をゆっくり散歩するのだった。