アキノ(サマー) 第3話
オーマ近郊で行われる灯篭流しに参加するアキノは、灯篭に託すための願い事を決め切れずにいた。しかし商人として目指すべき姿を思い出したアキノは自身に関わる皆の幸せを祈り、灯篭に願いを託すのだった。
-------------- situation:
祈り輝く海
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
オーマの視察という名目で、デートを重ねる
アキノと{player}。
voice: vo_adv_1267003_000
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
あなたさま、お聞きになりまして?
【chara 126711 face 2 (joy)】
今夜、オーマの港でお祭りがあるそうですわ!
voice: vo_adv_1267003_001
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
地域の文化を知るため、視察としては外せませんわね。
【chara 126711 face 1 (normal)】
この地区で準備が行われているそうなのですが……
voice: vo_adv_1267003_002
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
それはそれとして、【chara 126711 face 2 (joy)】
ぜひこの方と一緒にお出かけしたいですわ。
voice: vo_adv_1267003_003
オーマの漁師:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
おーい! そっちの櫓、組み立ててくれ~!
voice: vo_adv_1267003_004
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
ごきげんよう、みなさま。
お祭りの準備中ですの?
voice: vo_adv_1267003_005
オーマの漁師:
【chara 1411 face 2 (joy)】
よう、嬢ちゃんたち。
今晩はいよいよ灯籠流しの日だかんなぁ。準備も大詰めなのさ。
【chara 1411 face 1 (normal)】
嬢ちゃんたちも参加するのか?
voice: vo_adv_1267003_006
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
灯籠流し……ですか?
voice: vo_adv_1267003_007
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
灯籠流しってのはこの辺りで行われてる、
【chara 611 face 2 (joy)】
言ってしまえばご供養さ。
voice: vo_adv_1267003_008
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
知っての通り、オーマは漁が盛んだからね。
【chara 611 face 2 (joy)】
この灯籠流しはね、元々は供養から始まったんだ。
自分たちの糧となった魚や、それを釣り上げた先祖のね。
voice: vo_adv_1267003_009
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
いつからか、そこに自分の祈りを込めるようになって、
今じゃ抱負や願い事を書いて流すようになったのさ。
voice: vo_adv_1267003_010
子供:
【chara 1 face 1 (normal)】
お母さん、できたー!!
voice: vo_adv_1267003_011
母親:
【chara 1 face 1 (normal)】
あら、上手にできたわね。
今年はどんなお願い事するの?
voice: vo_adv_1267003_012
子供:
【chara 126711 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
えへへっ、まだ内緒!
voice: vo_adv_1267003_013
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
みなさま、楽しみにしてらっしゃいますのね。
voice: vo_adv_1267003_014
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
……アタシも今年の分、作らないとねぇ。
voice: vo_adv_1267003_015
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
おばあさまも何かお願い事を?
voice: vo_adv_1267003_016
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
長く生きてると色々あるよ、出会いも別れも。
【chara 611 face 2 (joy)】
……例えばアタシを置いて、
遠いところに行っちまった亭主の顔を見たいとかね。
voice: vo_adv_1267003_017
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
おばあさま……
voice: vo_adv_1267003_018
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
年甲斐もなく……なんて笑うかい?
【chara 611 face 2 (joy)】
ま、年寄りのたわ言だと思って聞き流しておくれよ。
voice: vo_adv_1267003_019
オーマの老婆:
【chara 611 face 1 (normal)】
アンタたちも、願い事があるなら
一つ託してみてもいいんじゃないかい。
【chara 611 face 2 (joy)】
恋に悩んでるらしいお友達にも教えてやんな。ヒッヒッヒッ。
Choice: (1) お友達?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1267003_020
アキノ:
【chara 126711 face 5 (shy)】
い、いえ! なんでもありませんのよ!
【chara 126711 face 2 (joy)】
私のお知り合いのお話ですわ!
voice: vo_adv_1267003_021
オーマの老婆:
【chara 126711 face 1 (normal)】
【chara 611 face 1 (normal)】
さて、お節介はこれくらいにしておこうかね。
祭りの準備をしてる連中に聞けば、
灯籠の作り方くらい教えてくれるだろうさ。
voice: vo_adv_1267003_022
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
想いを込めた灯籠だなんてロマンチックですわね。
【chara 126711 face 2 (joy)】
ね、あなたさまもそう思いますわよね?
voice: vo_adv_1267003_023
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
あら? あなたさま?
姿が見えませんわね……
voice: vo_adv_1267003_024
オーマの漁師:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
おっと兄ちゃん、手伝ってもらって悪いなぁ。
そっちの柱、ちょっと押さえててくれるか? 【chara 1411 face 1 (normal)】
ああ、そうそう。
voice: vo_adv_1267003_025
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
あっ! あんなところに……!
voice: vo_adv_1267003_026
オーマの漁師:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
にしても、兄ちゃんも大変だなぁ。
【chara 1411 face 1 (normal)】
わざわざ準備まで手伝ってくれてよ。
Choice: (2) 昨日、お世話になったから。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1267003_027
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
もう、せっかく二人きりですのに……
【chara 126711 face 4 (sad)】
他の方のお手伝いも結構ですが、
もう少し、私に注目してくれてもよろしいのではなくて?
voice: vo_adv_1267003_028
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
ですが、こういうところがあるからこそ……
私は、この方を私の騎士にしたいと……
いいえ、なっていただきたいと思ったのです。
voice: vo_adv_1267003_029
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
まったく、もう……【chara 126711 face 2 (joy)】
仕方ありませんわね。
voice: vo_adv_1267003_030
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
何かお手伝いできることはありませんこと?
これも貴重な経験です。私もお手伝いいたしますわ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして、時間は過ぎ──
voice: vo_adv_1267003_031
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
灯籠に書く願い事……
【chara 126711 face 4 (sad)】
うーん、全然決まりませんわね……
叶えたいことはたくさんあるのですけれど……
voice: vo_adv_1267003_032
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
一人前の商人になること。【chara 126711 face 1 (normal)】
ギルドをもっと盛り立てること。
商いを通じてみなさまを幸せにすること。
【chara 126711 face 2 (joy)】
{player}さまと共にいること……
voice: vo_adv_1267003_033
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
大きな願い事だけで片手の指では足りませんのに、
【chara 126711 face 4 (sad)】
大小さまざまなものも含めれば、とても数えきれませんわ。
voice: vo_adv_1267003_034
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
ですが、灯籠に託せる願いは一つだけ。
【chara 126711 face 4 (sad)】
そう教えていただきました。
ならば、私は何を選ぶべきなのでしょうか……
voice: vo_adv_1267003_035
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
あの方との待ち合わせ時間が迫ってますのに……
このままでは、灯籠流しに間に合いませんわ……
voice: vo_adv_1267003_036
老人:
【chara 512 face 1 (normal)】
すみません、そこのお方。
voice: vo_adv_1267003_037
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
はい? えっと……私のことですの?
voice: vo_adv_1267003_038
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
ええ。恥ずかしながら道に迷ってしまいまして……
灯籠流しの会場はどちらで?
voice: vo_adv_1267003_039
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
いやあ、そうでしたか。
オーマの視察のため、お嬢さんも灯籠流しに参加を。
voice: vo_adv_1267003_040
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
ええ。【chara 126711 face 6 (surprised)】
あなたは……
お召し物から察するに、お医者様でしょうか?
voice: vo_adv_1267003_041
老人:
【chara 512 face 1 (normal)】
左様、大陸のあちこちで患者が待っておるものですから、
普段は世界中を飛び回っておりましてな。
voice: vo_adv_1267003_042
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
途中、大雨に降られたり、船が難破しかかったり、
馬車が山賊に襲われたりと大変な目に遭いました。ホッホッ。
voice: vo_adv_1267003_043
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
そ、それは大変でしたわね……
【chara 126711 face 1 (normal)】
よくご無事でたどり着かれましたわ。
voice: vo_adv_1267003_044
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
なに、大変は大変ですが……
あの美しい光景を、愛しい人と一緒に見られるなら。
こんなもの、苦労のうちには入りませんよ。
voice: vo_adv_1267003_045
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
それに、年に一度の祭り事ですからな。
この日くらいは帰らないと、妻に愛想を尽かされますわい。
voice: vo_adv_1267003_046
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
そこまで想える方がいるって、とても素敵ですわね。
【chara 126711 face 4 (sad)】
それに比べ、私は……
voice: vo_adv_1267003_047
老人:
【chara 512 face 6 (surprised)】
ふむ……何かお悩みのご様子。
【chara 512 face 2 (joy)】
この老いぼれで良ければ、話してみませんか?
voice: vo_adv_1267003_048
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
ふふっ。最近、同じようなうたい文句を聞いた覚えがありますわ。
【chara 126711 face 1 (normal)】
でも……そうですわね。
voice: vo_adv_1267003_049
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
これは私のお友達の……
voice: vo_adv_1267003_050
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
……いえ、私のお話です。
voice: vo_adv_1267003_051
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
私には、お慕いしている方が居るのです。
この先を共に歩いていきたいと、そう思えるお方が。
voice: vo_adv_1267003_052
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
ですが、私がどれだけ言い募っても
その方は振り向いてくれないのです。
voice: vo_adv_1267003_053
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
その方を手に入れられるなら、私はいくらでも積みます。
【chara 126711 face 6 (surprised)】
10億……【chara 126711 face 1 (normal)】
100億ルピだって迷わず払いますわ。
voice: vo_adv_1267003_054
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
相当買われているのですな、そのお相手を。
voice: vo_adv_1267003_055
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
ええ。困っている人がいれば、すぐに助けに行ってしまう人で……
【chara 126711 face 4 (sad)】
今日も、私を置いてお祭りの手伝いをされるくらいですのよ?
【chara 126711 face 2 (joy)】
ふふっ、呆れてしまうでしょう?
voice: vo_adv_1267003_056
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
あの方がお望みなら、何でも用意する準備はありますのよ。
【chara 126711 face 4 (sad)】
ですが、お金や物で動かない……
そんなお方だからこそ、どうすればよいか分かりませんの。
voice: vo_adv_1267003_057
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
……そこまで、私は魅力がないのでしょうか。
voice: vo_adv_1267003_058
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
はっ……【chara 126711 face 1 (normal)】
いけませんわね。
ここまで話すつもりはありませんでしたのに。
voice: vo_adv_1267003_059
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
ホッホッ、お若いですなぁ。
【chara 512 face 1 (normal)】
まっすぐで、がむしゃらで……目の前のことに必死で……
【chara 512 face 2 (joy)】
わたしにもそんな時期がありましたわい。
voice: vo_adv_1267003_060
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
もしかしたら、その彼は……
ちゃんと見ているのかもしれませんな。
voice: vo_adv_1267003_061
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
えっ……?
voice: vo_adv_1267003_062
オーマの老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】
どこをほっつき歩いてるかと思ったら、
やっぱり迷子になってたね。
voice: vo_adv_1267003_063
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
おばあさま! どうしてここに……?
voice: vo_adv_1267003_064
オーマの老婆:
【chara 611 face 6 (surprised)】
どうしても何も、【chara 611 face 1 (normal)】
そこの亭主を迎えに来たんだよ。
【chara 611 face 2 (joy)】
坊やも、人捜しに付き合ってくれてありがとうね。
Choice: (3) どういたしまして。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1267003_065
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
どうやら、互いに迎えが来たようで。
ではこの場は、若いお二人に任せましょうかな。
voice: vo_adv_1267003_066
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
それではごきげんよう。
voice: vo_adv_1267003_067
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
おばあさまが言っていた遠いところというのは、
文字通りの意味だったんですのね。
【chara 126711 face 4 (sad)】
私ったら、誤解してましたわ。
voice: vo_adv_1267003_068
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
それで、あなたさま。
どうしておばあさまとご一緒に?
人捜しを手伝っていた、と……
voice: vo_adv_1267003_069
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
思えば、あなたさまと初めて出会ったのも
【chara 126711 face 2 (joy)】
私が迷子になっている時でしたわね。
voice: vo_adv_1267003_070
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
私が何度道に迷っても、きっとあなたさまは
こうして見つけ出してくださるのでしょう。
まるで運命だと、思ってしまうほどに……
voice: vo_adv_1267003_071
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
ですが、もし運命なら……
【chara 126711 face 4 (sad)】
もっと私のことを見てくださってもいいではありませんか。
voice: vo_adv_1267003_072
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
お祭りの準備が、私よりそんなに魅力的ですの?
それとも私のことなど眼中にないと仰るのですか?
そこまで……私は、魅力がないと……
voice: vo_adv_1267003_073
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1267003_074
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
あ……そ、【chara 126711 face 1 (normal)】
そうですわ!
あなたさまは灯籠に書く願いは決まりましたの?
みなさまのお手伝いで、お忙しかったようですが……
voice: vo_adv_1267003_075
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
これは……あなたさま、本気ですの?
Choice: (4) アキノさんの願いが叶うように。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1267003_076
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
……せっかくのお願いなんですから。
自分のことをお願いした方がいいですわよ?
voice: vo_adv_1267003_077
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
もう決めた、って【chara 126711 face 4 (sad)】
そんな強情な……
あなたさまがいいなら、それでいいですけれど。
voice: vo_adv_1267003_078
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
でも、【chara 126711 face 1 (normal)】
あなたさまらしいといえば、らしいですわね。
自分よりも他の方を大切にして……
Choice: (5) 手を取り合うのが大切だから。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1267003_079
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
手を取り合う……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1267003_080
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
ただ、見て回るだけで得られる情報にも限界があります。
そこで今日は、さらに一歩踏み込んだ実地体験をしに来ましたの。
voice: vo_adv_1267003_081
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
売り手よし、買い手よし、世間よし!
【chara 126711 face 1 (normal)】
私が作るのは、その土地で生きる方々のことを理解し、
互いに手を取りあえる新しいビジネスです。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1267003_082
老人:
【chara 512 face 2 (joy)】
もしかしたら、その彼は……
ちゃんと見ているのかもしれませんな。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1267003_083
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
もしかして、私のために……?
voice: vo_adv_1267003_084
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
それでは、お祭りの準備を手伝っていたのも、
私を見ていなかったわけではなく……
voice: vo_adv_1267003_085
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
オーマのみなさまをお手伝いすることが、
私の進むべき道のためになると……
そう考えて、行動されていたんですの?
voice: vo_adv_1267003_086
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
それを私は、あなたさまが見てくれていないと
思い込んで……挙句、拗ねてしまうなんて。
穴があったら入りたいくらいですわ……!
voice: vo_adv_1267003_087
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
……あなたさまは、ずっと見てくれていたのですね。
私の進むべき道と、その先にある願いを。
voice: vo_adv_1267003_088
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
それなら、私の願いは──
Choice: (6) 着いたよ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1267003_089
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
まぁ……!
voice: vo_adv_1267003_090
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
これが灯籠流し……
なんて幻想的な光景なんでしょう。
voice: vo_adv_1267003_091
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
この灯籠一つ一つに願いが……
【chara 126711 face 2 (joy)】
いえ、祈りが込められてますのね。
voice: vo_adv_1267003_092
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
…………
Choice: (7) 何を書くか決まった?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1267003_093
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
……ええ。やっと分かりました。
気づいてしまえば、驚くくらい簡単でしたわ。
voice: vo_adv_1267003_094
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
叶えたいたくさんの願いがあって、
灯籠一つにとても書き切ることができないなら──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1267003_095
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
──全部の願い事を書き切れるだけの灯籠を、
用意すればよろしくってよ!
Choice: (8) こんなに用意したの!?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1267003_096
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
灯籠に託せる願いは一つ。
【chara 126711 face 2 (joy)】
ですが、一人につき願い事は一つだなんて、
そんな決まりはありませんわよね?
voice: vo_adv_1267003_097
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
どれほどお金や才能があっても、
一人でできることなどたかが知れていますわ。
voice: vo_adv_1267003_098
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
商人は生産者と消費者の仲立ちをすることで
初めて存在できるんですの。
voice: vo_adv_1267003_099
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
このオーマに住む方々に、【chara 126711 face 2 (joy)】
隣に居てくださるあなたさま。
私に関わってくださるみなさまの幸せを祈るなら、
灯籠一つだけでは心もとありませんもの。
voice: vo_adv_1267003_100
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
いつもお父様が仰っていた、「一人前の商人になれ」という言葉……
人々が幸せになるために頑張ること。
【chara 126711 face 2 (joy)】
そのためなら神頼みだっていたしますわよ♪
voice: vo_adv_1267003_101
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
あなたさまも準備はよろしくって?
【chara 126711 face 1 (normal)】
それじゃあ、一緒に流しますわよ──
voice: vo_adv_1267003_102
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
灯籠に書いたのは、どれも嘘偽りない私の願い。
ですが、そのほとんどの願いは、
私なら自身の努力で叶えられるものです。
voice: vo_adv_1267003_103
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
ですから、たった一つだけ。
私だけでは手の届かない、本当の神頼みをするのなら──
Choice: (9) どんなお願いをしたの?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1267003_104
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
それは……
voice: vo_adv_1267003_105
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
また、あなたさまとこの景色を見たい……
私の願いの中で、そんな最もささやかで大切な願いを。
voice: vo_adv_1267003_106
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
……いいえ、やっぱり内緒にしておきます。
また今度、あなたさまとこの景色を見た時にお伝えしますわ♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そうして、灯籠へ託された願いに想いを馳せながら
海に流れゆく光を見送るアキノなのだった。
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