ユカリ(サマー) 第2話
実技試験として村の問題を解決するべく村おこしプランを提示するユカリだが村人達は問題はないの一点張り。その上、村で麦しゅわを売ってないことを知りショックを受けたユカリは違和感を覚え調査を始める。
-------------- situation:
海辺の村の秘密
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
「国家認定準一級聖騎士資格試験」のため海辺の村を訪れた
ユカリと{player}は、
さっそく村人たちの歓迎を受けていた。
voice: vo_adv_1268002_000
村長:
【chara 511 face 2 (joy)】
ようこそいらっしゃいました、聖騎士様とお連れ様。
【chara 511 face 1 (normal)】
何もない村ですがゆっくりしていってください。
voice: vo_adv_1268002_001
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
ええと、今まさに最終試験の途中ですので、
正式には聖騎士ではないんですけど……
voice: vo_adv_1268002_002
村長:
【chara 511 face 2 (joy)】
いえいえ! 難関試験を突破されたエリートと伺っております。
【chara 511 face 6 (surprised)】
しかし、この村に聖騎士様が来てくださるとは……
【chara 511 face 1 (normal)】
かつて神殿が栄えていたころ以来と伝わっておりますぞ。
voice: vo_adv_1268002_003
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
ですから受かったのは筆記試験だけでして……
道半ばというかなんというか……【chara 103412 face 1 (normal)】
あ、そうだ! その試験なんですけど。
この村で、何か困ってることはありませんか?
voice: vo_adv_1268002_004
村長:
【chara 511 face 1 (normal)】
いえ、ありませんなあ。
いたって平和そのものですよ。
voice: vo_adv_1268002_005
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
ええ? そうなんですか?
それは……いいこと、ですねえ……
voice: vo_adv_1268002_006
ユカリ:
【chara 103412 face 4 (sad)】
……おかしいわね。
試験の内容は「村の問題を解決すること」っていうから
【chara 103412 face 6 (surprised)】
てっきり村になにか起こってるのかと思ったのに……
voice: vo_adv_1268002_007
ユカリ:
【chara 103412 face 1 (normal)】
それじゃあ、少しこのあたりを見て回ってもいいですか?
voice: vo_adv_1268002_008
村長:
【chara 511 face 2 (joy)】
ええ、もちろんですとも。
【chara 511 face 1 (normal)】
そうですなあ、海岸など行かれてはいかがでしょう?
この村の数少ない名所ですので。
voice: vo_adv_1268002_009
ユカリ:
【chara 103412 face 2 (joy)】
そうですか、では行ってみますね。
ありがとうございます。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
村の周囲を散策していたユカリと{player}は、
古い遺跡のような建造物を発見する。
voice: vo_adv_1268002_010
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
これって……村長さんが言ってたかつて栄えてた神殿かしら?
【chara 103412 face 3 (anger)】
まさか、この神殿に何かが起こっている、とか……
voice: vo_adv_1268002_011
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
確かに古くて荒れ果ててるけど……
【chara 103412 face 1 (normal)】
こういう神殿は地方に多いの。
そう珍しいものでもないわ。
Choice: (1) 詳しいね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1268002_012
ユカリ:
【chara 103412 face 2 (joy)】
ふふっ、お姉さんに任せなさい♪
【chara 103412 face 1 (normal)】
って、まあ……通信教育の受け売りなんだけど。
voice: vo_adv_1268002_013
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
けど、特に魔物が住み着いている様子もないし……
問題ってわけじゃなさそうね。
voice: vo_adv_1268002_014
ユカリ:
【chara 103412 face 4 (sad)】
村で管理してるはずだから勝手に入るわけにもいかないし……
【chara 103412 face 1 (normal)】
村長さんの言っていた海岸にでも行ってみましょうか。
voice: vo_adv_1268002_015
ユカリ:
【chara 103412 face 2 (joy)】
わぁ……空も海も、どこまでも青くて本当にいい景色……
【chara 103412 face 1 (normal)】
人も少なくてゆっくりできそうだし。
【chara 103412 face 2 (joy)】
ふふっ、村長さんがお勧めするだけはあるわね。
voice: vo_adv_1268002_016
ユカリ:
【chara 103412 face 1 (normal)】
【chara 103412 face 2 (joy)】
水が冷たくて気持ちいいわ~
【chara 103412 face 6 (surprised)】
って、こんなことしてる場合じゃないわね……
【chara 103412 face 4 (sad)】
ああ……どうしよう……
voice: vo_adv_1268002_017
ユカリ:
【chara 103412 face 4 (sad)】
問題を解決するのが試験なのに、誰も困ってないっていうし……
【chara 103412 face 6 (surprised)】
そもそもの問題がないと、解決もできないじゃない!
voice: vo_adv_1268002_018
ユカリ:
【chara 103412 face 4 (sad)】
これって、もしかしなくても自動的に試験は不合格ってことよね?
終わった……完全に終わったわ……
voice: vo_adv_1268002_019
ユカリ:
【chara 103412 face 4 (sad)】
ああ~……アキノさんたちには【chara 103412 face 2 (joy)】
絶対受かるから♪
【chara 103412 face 4 (sad)】
とか自信満々に言ってきちゃった……
キミもごめんね~! わざわざ付き合ってもらったのに~!
Choice: (2) 落ち着いて落ち着いて。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1268002_020
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
そっか、そうよね……
まだ着いたばかりだし、慌てるような時間じゃない、か……
voice: vo_adv_1268002_021
ユカリ:
【chara 103412 face 1 (normal)】
ありがとう、キミのおかげで落ち着けたわ。
【chara 103412 face 6 (surprised)】
でも……どこから調べようかしら?
voice: vo_adv_1268002_022
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
えっ? とりあえず、村長さんの言うとおりにしてみよう、って……
このビーチで遊ぼう、ってこと?
voice: vo_adv_1268002_023
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
筆記試験の合格のお祝いも兼ねて、か。
【chara 103412 face 1 (normal)】
そうね……気分を変えれば視点も変わるかも。
voice: vo_adv_1268002_024
ユカリ:
【chara 103412 face 2 (joy)】
えへへ……【chara 103412 face 1 (normal)】
実は、ちょっとは遊ぶ時間があるかなーっと思って
水着と【chara 103412 face 2 (joy)】
ちょっとした遊び道具は持ってきちゃったのよね。
【chara 103412 face 1 (normal)】
少し待ってて。着替えてくるから……
voice: vo_adv_1268002_025
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
って、それじゃダメなんだった!
離れちゃったら失格になっちゃうわ!
【chara 103412 face 4 (sad)】
一緒に来てくれる……?
voice: vo_adv_1268002_026
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
ド、ドアの前で待っててね……
【chara 103412 face 5 (shy)】
ううっ……これって結構恥ずかしいかも……
【chara 103412 face 6 (surprised)】
着替えの音聞こえちゃってない? 大丈夫?
voice: vo_adv_1268002_027
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
あっ……ごめん、ちょっと部屋の奥に置いてる荷物取りに行くから
できるだけドアにくっついててね?
【chara 103412 face 4 (sad)】
って! ああっ! た、体重かけちゃうと壊れちゃうから~!
voice: vo_adv_1268002_028
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
ふう……なんとか失格にならずに着替えられたわね……
【chara 126811 face 2 (joy)】
それじゃあ……遊ぶわよ!
恥ずかしい思いをした分は取り戻すんだから!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夏の日差しを浴びて、ユカリと{player}は
ビーチボールで戯れていた。
voice: vo_adv_1268002_029
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
そーれ! あはは♪
【chara 126811 face 6 (surprised)】
あっ! ボールが……!
voice: vo_adv_1268002_030
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
きゃっ! だ、大丈夫?
【chara 126811 face 4 (sad)】
ダイビングレシーブなんてしちゃって……
あまりはしゃぎすぎちゃダメよ?
voice: vo_adv_1268002_031
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
って、ボールが流されちゃうわ。
【chara 126811 face 1 (normal)】
待ってて。ちょっと取ってくるか──
【chara 126811 face 6 (surprised)】
えっ? 一緒に行く?
voice: vo_adv_1268002_032
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
そうだったわ……
離れちゃダメなのよね。
【chara 126811 face 1 (normal)】
それじゃあ、一緒に取りにいきましょう?
voice: vo_adv_1268002_033
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
これって……思ってたよりも……
【chara 126811 face 2 (joy)】
いい、かもしれない……
voice: vo_adv_1268002_034
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
え? 【chara 126811 face 2 (joy)】
あはは……なんでもないわ。
【chara 126811 face 1 (normal)】
ボール回収したら少し歩かない?
voice: vo_adv_1268002_035
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
少しはしゃぎすぎちゃったわね。
【chara 126811 face 1 (normal)】
熱中症には気を付けないと。
喉かわかない?
Choice: (3) もしかして……
Choice: (4) 少しくらいならいいと思う。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1268002_036
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
はい、すみません……
【chara 126811 face 2 (joy)】
飲みたいです……麦しゅわ……
Jump to tag 5
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1268002_037
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
っ!
べ、別に麦しゅわが飲みたいとは……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1268002_038
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
はぁ……キミには敵わないわね。
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ま、まあ……今すぐ飲みたいってわけじゃないけど
【chara 126811 face 1 (normal)】
この村にはどんな麦しゅわがあるのか確認はしておかないとね。
voice: vo_adv_1268002_039
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
さっそく麦しゅわを扱ってる店を聞き込み調査よ!
voice: vo_adv_1268002_040
村人:
【chara 414 face 1 (normal)】
ないッスよ。
うちの村には。
voice: vo_adv_1268002_041
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
…………え?
voice: vo_adv_1268002_042
村人:
【chara 414 face 1 (normal)】
だから、麦しゅわを扱ってる店はうちの村にはないッス。
voice: vo_adv_1268002_043
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
な、なんで!?
どうして!? ないの!? こんなに海がきれいなのに!?
voice: vo_adv_1268002_044
村人:
【chara 414 face 4 (sad)】
いや、海は関係ないと思うッスけど……
【chara 414 face 1 (normal)】
ないもんはないんで。
voice: vo_adv_1268002_045
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
そ、そんなぁ……
voice: vo_adv_1268002_046
村長:
【chara 511 face 6 (surprised)】
聖騎士様、どうされましたかな?
voice: vo_adv_1268002_047
村人:
【chara 414 face 6 (surprised)】
なんか、麦しゅわ扱ってる店はないかって聞かれて……
voice: vo_adv_1268002_048
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ほ、本当にないんですか!?
この人が知らないだけとかではなく!?
voice: vo_adv_1268002_049
村長:
【chara 511 face 1 (normal)】
ええ、ありませんよ。
うちの村には普通の麦しゅわは必要ありませんので。
voice: vo_adv_1268002_050
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
必要……ない……?
【chara 126811 face 4 (sad)】
そ、そんな……人生の潤滑油、命の水が必要ない……?
voice: vo_adv_1268002_051
村長:
【chara 511 face 4 (sad)】
あの……大丈夫ですか?
顔色が悪いようですが。
Choice: (6) 大丈夫です。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1268002_052
村長:
【chara 511 face 4 (sad)】
ならばよいのですが……
【chara 511 face 6 (surprised)】
長旅で疲れておいでなのかもしれませんな。
【chara 511 face 4 (sad)】
ご無理はなさらないでくださいませ。
voice: vo_adv_1268002_053
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
む、麦しゅわぁ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして、絶望に包まれたまま、
ユカリの試験一日目の夜は更けていくのだった。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
翌日……{player}に連れられて海岸を訪れた
ユカリだが、その瞳からはすっかり光が失われていた。
voice: vo_adv_1268002_054
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
この村には、ないのね……麦しゅわが……
ああ、早く帰りたい……
voice: vo_adv_1268002_055
ユカリ:
【chara 126811 face 3 (anger)】
そのためにも、なんとかして試験を……
この村の問題を解決しなくちゃ!
Choice: (7) 自分にできることをしよう。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1268002_056
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
できること……私にできること、かあ……
【chara 126811 face 4 (sad)】
そういうのって、自分じゃあ気付けないものなのよね。
voice: vo_adv_1268002_057
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
自分じゃ気付けない……【chara 126811 face 1 (normal)】
それよ!
分かったかもしれないわ……この村の問題!
voice: vo_adv_1268002_058
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
この村の問題に、村の人たち自身が気付いていないのよ!
【chara 126811 face 1 (normal)】
アキノさんの言葉を忘れていたわ。
まずは、誰も気付いていないニーズを発掘すること!
voice: vo_adv_1268002_059
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
例えば過疎とか! 若者世代がいない高齢化問題!
【chara 126811 face 6 (surprised)】
あとは……観光資源不足なんかもあるかもしれないわね。
【chara 126811 face 1 (normal)】
こういう問題なら【メルクリウス財団】での業務が活かせるわ!
voice: vo_adv_1268002_060
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
最初からこの村のことをよく考えていれば気が付けたのにね。
自分の試験のことばかり考えてたら分かるわけもないか……
これじゃあ、聖騎士失格ね。
voice: vo_adv_1268002_061
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
それに気付けたのは、キミのおかげよ。
【chara 126811 face 2 (joy)】
ふふっ、ありがとう。
voice: vo_adv_1268002_062
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
それじゃあ、リサーチもしつつ、いくつかプランを準備して
【chara 126811 face 2 (joy)】
村の人たちにプレゼンしに行くわよ!
voice: vo_adv_1268002_063
村人:
【chara 414 face 6 (surprised)】
いやあ……別に過疎とか高齢化とかはないッスけどね。
【chara 414 face 1 (normal)】
自分含めて若い世代も結構いますし、観光も見所多いッスよ?
【chara 414 face 2 (joy)】
かなり古いッスけど、神殿跡も結構面白……
voice: vo_adv_1268002_064
村長:
【chara 511 face 3 (anger)】
これ!!
……あそこは観光には向かんと言うておろう。
聖騎士様に失礼じゃぞ。
voice: vo_adv_1268002_065
村人:
【chara 414 face 6 (surprised)】
あ、あはは……そうッスね。
やっぱ今のナシで!
voice: vo_adv_1268002_066
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
そうですか。
【chara 126811 face 4 (sad)】
すみません、こちらも変なことを聞いちゃって。
voice: vo_adv_1268002_067
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
なにか、引っかかる反応ね……
voice: vo_adv_1268002_068
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ですが、このままではもったいないと思いませんか?
この村の持つポテンシャルを活かした再生案なのですが……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後もビーチを観光地として売るプラン、
漁業や真珠、サンゴなど海中資源を使ったプラン、
村全体を観光地とするプラン等をプレゼンするユカリ。しかし……
voice: vo_adv_1268002_069
村長:
【chara 511 face 4 (sad)】
色々と考えてくださるのはありがたいのですが……
どれもこの村にはもったいない話ですなあ。
voice: vo_adv_1268002_070
村人:
【chara 414 face 6 (surprised)】
ッスね。なんかこう、オレたちには似合わないっていうか……
【chara 414 face 4 (sad)】
わざわざ考えてくれたのに、すんません。
voice: vo_adv_1268002_071
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
いえ、こちらこそ興味を持っていただけるプランを提示できず
申し訳ありません……
voice: vo_adv_1268002_072
村長:
【chara 511 face 6 (surprised)】
そのようなことを考えずとも、聖騎士様たちは
この村でゆっくり観光でもしていてくださいませ。
【chara 511 face 1 (normal)】
体調は戻られたようですが、ご無理はなさらずに……
voice: vo_adv_1268002_073
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
そういうわけにもいかないのだけど……
voice: vo_adv_1268002_074
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ええと、そうですね……【chara 126811 face 1 (normal)】
海岸は十分に楽しんだので、
村はずれの神殿に行ってみてもいいですか?
voice: vo_adv_1268002_075
村長:
【chara 511 face 4 (sad)】
いえ、それは……村にとっては聖域ですので
立ち入りはちょっと……
voice: vo_adv_1268002_076
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
さっきと言ってることが違う……?
【chara 126811 face 3 (anger)】
なにか隠してるのかしら。
Choice: (8) ユカリさん、これって……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1268002_077
ユカリ:
【chara 126811 face 1 (normal)】
ええそうね。やっぱりもう少し海で遊んできましょうか。
【chara 126811 face 2 (joy)】
それでは、失礼します。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
海へ到着した二人だが、ユカリは立ち止まらず神殿へと向かう。
voice: vo_adv_1268002_078
ユカリ:
【chara 126811 face 3 (anger)】
キミも気付いたわよね?
村の人たちは、あの神殿について何か隠してるわ。
voice: vo_adv_1268002_079
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ほら、ここ……荒れ果ててるように見えるけど、
下草は刈られているし、人の手がはいってる……
【chara 126811 face 3 (anger)】
調べてみる価値はありそうね。
voice: vo_adv_1268002_080
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
今回の試験は、「村の問題を解決すること」。
【chara 126811 face 3 (anger)】
村の人たちの困りごとを解決することじゃないわ。
voice: vo_adv_1268002_081
ユカリ:
【chara 126811 face 3 (anger)】
誰かがここに来るとしても、私たちを警戒して夜になると思うわ。
【chara 126811 face 1 (normal)】
しっかり準備をして挑みましょう。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
疲れたから早く休む、と村人たちに告げた二人は、
宿を抜け出して神殿の前に来ていた。
voice: vo_adv_1268002_082
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
隠れるのにいい場所は……【chara 126811 face 1 (normal)】
ここにしましょうか。
狭いけど完全に死角にはいれるわ。
voice: vo_adv_1268002_083
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
待って。そんなに前にでたら気付かれちゃうわ。
ちゃんと通路から見えない位置に隠れておかないと。
【chara 126811 face 1 (normal)】
はい、もっと詰めて。
voice: vo_adv_1268002_084
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
何を隠しているのか分からない以上、警戒は怠れないわ。
【chara 126811 face 3 (anger)】
最悪の場合、戦闘になるかもしれない……
voice: vo_adv_1268002_085
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
試験のこともあるし、私から離れちゃダメだからね?
【chara 126811 face 4 (sad)】
べ、別に怖いからとかじゃなくて……
voice: vo_adv_1268002_086
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
抜け出したことがバレても、夜の海で遊んでいる、
と思わせるために水着で来たんだけど……
voice: vo_adv_1268002_087
ユカリ:
【chara 126811 face 5 (shy)】
海じゃない場所でこの格好だと、
なんだか恥ずかしいわね……
voice: vo_adv_1268002_088
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
隠れる場所が狭いせいでくっつきすぎちゃってるかも……
【chara 126811 face 6 (surprised)】
心臓の音、彼には聞こえてないわよね……?
voice: vo_adv_1268002_089
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
水着姿でちょっと肌寒いけど、
【chara 126811 face 1 (normal)】
そのおかげで彼の温もりをしっかり感じられてる……
voice: vo_adv_1268002_090
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
って、そんな場合じゃないわよ、ユカリ!
資格のためにも、この村のためにも、付き合ってくれてる彼のためにも!
【chara 126811 face 3 (anger)】
なんとしても、この村の問題は解決してみせるわ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ユカリの決意と共に、夜は更けてゆくのであった。
still display end