サレン(サラサリア) 第1話
街で泥棒騒ぎに遭遇したサレンは犯人を捕らえるため彼らのアジトへ潜入する。しかしアジトに居た泥棒と子どもたちの窮状を知ると、サレンは彼らが真っ当な生活を送れるようにするために立ち上がるのだった。


-------------- situation:
日陰に住む者たち
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 砂の国での騒動を解決したサレンたちは、
ランドソルに帰国するまでの間、観光を楽しんでいた。

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サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 …………

voice: vo_adv_1275001_001
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 ねえ、おじさん。
こっちの焼き菓子、3つちょうだい。
【chara 127512 face 2 (joy)】 端数をおまけしてくれると助かるんだけど。

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露店の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】 ははっ、嬢ちゃん買い物上手だね。
構わんよ。ちょっと待ってておくれ。

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サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】 ふふっ。子どもたちへのお土産、安く買えちゃった♪
【chara 127512 face 1 (normal)】 あんたもお手伝いありがとね。

Choice: (1) どういたしまして。
----- Tag 1 -----
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サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 でも、本当に賑やかな街よね。
【chara 127512 face 1 (normal)】 露店が所狭しと並んで、ぎゅうぎゅうに詰め合ってるこの感じ。
【chara 127512 face 2 (joy)】 みんな、商売しようってガッツと熱気に溢れてるもの。

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サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 ちょっと前にあんな騒動があったなんて思えないくらい、
いつも通りっていうか……

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男性の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 野菜泥棒だ! 誰か捕まえてくれー!

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小柄な男:
【chara 811 face 1 (normal)】 へっ、泥棒が簡単に捕まってたまるかよ!

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サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 ……はぁ、こういう騒ぎにも慣れたっていうか。
【chara 127512 face 3 (anger)】 ああもう、せっかく買い物してたのにっ!

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サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 あんた、行くわよ!
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ごめんなさい、お会計はいったんキャンセルで!

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露店の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】 あっ、ちょっと嬢ちゃん!?

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サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 そこの泥棒、待ちなさい!

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小柄な男:
【chara 811 face 3 (anger)】 待てって言われて誰が待つかよ!

voice: vo_adv_1275001_013
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 くっ、逃げ足が速いわね……!
【chara 127512 face 3 (anger)】 でも、あたしだって実業家の端くれだもの。
お金を稼ぐ苦労は痛いほど分かってる……!

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サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 それを掠め取るような真似、断じて許せないわ。
絶対に捕まえるわよ!

voice: vo_adv_1275001_015
小柄な男:
【chara 811 face 6 (surprised)】 くそっ、しつこいな……【chara 811 face 1 (normal)】 だが、この道に入れば!

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サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 さあ、追い詰めたわよ! 観念しなさい!
【chara 127512 face 6 (surprised)】 って、いない……!?
行き止まりになってるのに、どこに行ったの?

voice: vo_adv_1275001_017
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 くっ……また逃げられてしまったか……
ヤツはこの辺りに隠れているはずだ! 隈なく捜せ!

voice: vo_adv_1275001_018
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 そこの君たち……すまないが、話を聞かせてほしい。
この辺りで体格の小さな男を見なかったか?

voice: vo_adv_1275001_019
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 そうか、君たちもあの泥棒を追って……
本来なら我々の仕事なのに、申し訳ない。

voice: vo_adv_1275001_020
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 最近、このサラサリアで泥棒騒ぎが頻発していてな。
我々も警戒網を張っているんだが、どうにも捕まえられずにいる。

voice: vo_adv_1275001_021
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 それって、追い詰めたはずなのに消えてしまう、とか?

voice: vo_adv_1275001_022
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 あ、ああ! その通りだ。
雑踏を掻き分け、袋小路に追い詰めたはずなのに……
影も形もなく、煙のように消えてしまう。

voice: vo_adv_1275001_023
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 毎回向こうに先手を取られてるわけね。
【chara 127512 face 6 (surprised)】 街中だとその鎧は目立つでしょうし、
一方で泥棒側は人混みに紛れやすい……

voice: vo_adv_1275001_024
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 一方的に居場所がバレているような状況じゃ、
犯人を捕まえるのは大変そうね。

voice: vo_adv_1275001_025
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 だが、この鎧を脱ぐわけにもいかない。
街の治安を守るのが我々の仕事だからな。
そして残念だが、あの泥棒ばかりに時間を割くわけにもいかないんだ。

voice: vo_adv_1275001_026
警備兵:
【chara 711 face 1 (normal)】 君たちも何か事件に関する情報が手に入ったら教えてくれ。
それでは失礼する。

voice: vo_adv_1275001_027
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ……ねえ、あんた。
悪いけど、あたしに力を貸してくれる?

Choice: (2) 泥棒を捕まえるんでしょ?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1275001_028
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 ええ。このまま放っておけないもの。
【chara 127512 face 6 (surprised)】 頻発するってことは、近いうちにまた盗みをしにくるはず。

voice: vo_adv_1275001_029
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】 あたしたちなら、群衆に紛れて張り込みもできるわ。
あの泥棒を必ず捕まえるわよ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後、聞き込み調査を行ったサレンと{player}は、
泥棒の出没しそうな地域を絞り込み、張り込みを行っていた。

voice: vo_adv_1275001_030
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 ──いたわ、あの泥棒よ。また盗みを働いたのね。
【chara 127512 face 6 (surprised)】 抱えてるのは豆と野菜……食料ばかり盗んでるみたいね。

voice: vo_adv_1275001_031
小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 兵士たちは……まだ来てねえな。

voice: vo_adv_1275001_032
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 向こうの路地に行くみたいね。
【chara 127512 face 4 (sad)】 でもあの先も、行き止まりになってたはず……?

Choice: (3) 後を追いかけよう。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1275001_033
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 そうね。考えるのは後。
【chara 127512 face 3 (anger)】 まずはあの泥棒がどこに行くのか突き止めましょう。

voice: vo_adv_1275001_034
小柄な男:
【chara 811 face 1 (normal)】 よし、誰もいねえな。
確かここは、この床板をズラして……っと……

voice: vo_adv_1275001_035
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 こんなところに隠し通路があったのね。
一見しただけでは分からないよう、巧妙に隠されてる。
【chara 127512 face 4 (sad)】 あたしたちの時も、同じような通路に逃げ込んだんだわ。

voice: vo_adv_1275001_036
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 でも、たくさん通路があるってことは
いざという時の逃げ道もそれだけあるってことよね。
【chara 127512 face 4 (sad)】 全部の道を塞ぐのは、現実的じゃない……【chara 127512 face 6 (surprised)】 だったら。

Choice: (4) 潜入捜査だ!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1275001_037
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 そうだけど……【chara 127512 face 4 (sad)】 なんでそんなにテンション高いの?

voice: vo_adv_1275001_038
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 まあいいわ、相手に気づかれないうちに行きましょ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】 確かここをこうして……こうこうの、こう……【chara 127512 face 2 (joy)】 よし、開いたわ。

voice: vo_adv_1275001_039
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 中は思ったより狭いわね……
【chara 127512 face 4 (sad)】 {player}、ちゃんとついてきてる?

Choice: (5) 背中を突っつく。
Choice: (6) 背中に文字を書く。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1275001_040
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ひゃあっ!? へ、変なとこ突っつかないで!
【chara 127512 face 3 (anger)】 びっくりするでしょ!?

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----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1275001_041
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 きゃあっ!? な、なに……!?
……つ・い・て・き・て・る? 【chara 127512 face 3 (anger)】 そ、それくらい口で言いなさいよ!

----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1275001_042
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 声を出さない方がいいと思ったって……
【chara 127512 face 4 (sad)】 あ、あんたは、もう……!

voice: vo_adv_1275001_043
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ……通路の先が明るいわ。
【chara 127512 face 3 (anger)】 この先に、あの泥棒がいるはずよ。気を付けて。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1275001_044
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 こんなところに繋がってるなんて……
昔に魔物が棲んでた巣を再利用してるのかしら。

voice: vo_adv_1275001_045
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 確かに、これなら普通の人は入ろうともしないでしょうし。
盗人の隠れ家やアジトには最適ってわけね。

voice: vo_adv_1275001_046
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 とはいえ、予想以上に広そう……
【chara 127512 face 6 (surprised)】 まずは相手の戦力を調べないとね。

voice: vo_adv_1275001_047
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 いーい? 絶対、物音を立てちゃだめよ。
変なものを触るのも禁止。
どんなトラップがあるか分からないんだから。

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サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 【chara 127512 face 3 (anger)】 ……しっ! そっちに隠れて! 誰か来る!

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小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 俺たち、いつまでこんな生活しなきゃいけないんだろうなぁ。
なぁ、アニキぃ。

voice: vo_adv_1275001_050
大柄な男:
【chara 911 face 4 (sad)】 仕方ねえだろ。あの国に入れねえんだから。
食料を買う金もねえ。金を得る働き口もねえ。
【chara 911 face 6 (surprised)】 かといって、砂漠を越えて他の国に行くのも無茶な話だ。

voice: vo_adv_1275001_051
男の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 にーちゃん、今日の食料はなんだ? 肉か? 肉の日か?

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小柄な男:
【chara 811 face 3 (anger)】 肉なんかねーよ、豆だ!
今日は豆! 明日も豆! しばらくは豆が続くぞ!

voice: vo_adv_1275001_053
男の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 ええー、また豆かぁ。
にーちゃん、たまには肉が食べたいよー

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女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 そうだそうだー! お肉よこせー!

voice: vo_adv_1275001_055
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ……あれは泥棒たち?
【chara 127512 face 4 (sad)】 それに周りにいるのは子どもよね。
誘拐した……【chara 127512 face 6 (surprised)】 にしては、懐いてるみたいだし、服装も質素だわ。

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サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 もうちょっと状況が分からないと、
動きようがないわね……【chara 127512 face 6 (surprised)】 って、もう少し詰めてってば。
このままじゃ相手に見つかっちゃうでしょ──

voice: vo_adv_1275001_057
小柄な男:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 【chara 811 face 4 (sad)】 今のはなんだ? 向こうの方か?

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サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 ちょっと、物音は絶対立てちゃだめって言ったのに!
【chara 127512 face 4 (sad)】 どうしよう……【chara 127512 face 6 (surprised)】 あっ、そこの空き樽! 早く隠れて!

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小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 んん? 確かに、誰かいた気がしたんだが……

voice: vo_adv_1275001_060
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 いい? あいつがいなくなるまでこの場を凌ぐわよ。

voice: vo_adv_1275001_061
大柄な男:
【chara 911 face 6 (surprised)】 おーい、どうした?

voice: vo_adv_1275001_062
小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 いや、ちょっと気になってな……
アジトにネズミが入り込んだかもしれねぇ。

voice: vo_adv_1275001_063
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 あたしたちの存在に気づかれた……? 

voice: vo_adv_1275001_064
小柄な男:
【chara 811 face 1 (normal)】 ほら、食料をかっぱらってきたけどよ。
ネズミに食われちまったら大変だろ。

voice: vo_adv_1275001_065
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ネズミって、そっちのネズミね。
侵入者って意味じゃなくって……【chara 127512 face 4 (sad)】 よかった……

voice: vo_adv_1275001_066
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 って、状況は何も改善してないじゃない! 

voice: vo_adv_1275001_067
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 この場を切り抜けるには、あいつらの気を逸らさないと……!
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ねえ、何かいい考えはない?

Choice: (8) ちゅーちゅー
Choice: (9) にゃーにゃー
Choice: (10) ──グオオオオオッ!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1275001_068
小柄な男:
【chara 811 face 1 (normal)】 なんだ、ネズミか……
【chara 811 face 2 (joy)】 ははぁん? そこの空き樽に隠れたんだな。
うちの食料を荒らされる前に、俺が退治してやるぜ。

voice: vo_adv_1275001_069
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 おバカ! あいつらはネズミを捜してるのに、
ネズミの鳴き真似をしたら、捜しに来るに決まってるじゃない!
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ああもう、こっちに近づいてくるわよ!?

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----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1275001_070
小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 なんだ、猫か……

voice: vo_adv_1275001_071
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 う、うまく誤魔化せたみたいね……

voice: vo_adv_1275001_072
小柄な男:
【chara 811 face 2 (joy)】 ……俺、昔っから猫って飼ってみたかったんだよな~!
それに、食料を荒らすネズミを退治してくれるって言うしな。
【chara 811 face 1 (normal)】 ちちちち、怖くねぇぜぇ。姿を見せてくれよ猫ちゃぁん!

voice: vo_adv_1275001_073
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 そ、そんなことってある!? 【chara 127512 face 6 (surprised)】 ちょっと、こっちに来るわよ!?

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----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1275001_074
小柄な男:
【chara 811 face 6 (surprised)】 ま、魔物の声がしやがった!?
おい、そこにいるのか! かか、覚悟しやがれ!

voice: vo_adv_1275001_075
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 すごいわね、本物みたい……【chara 127512 face 3 (anger)】 って、どアホ~!
よりによって、なんで魔物の鳴き真似をしたの!?
【chara 127512 face 4 (sad)】 誤魔化すどころか、不自然極まりないでしょ!?

----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1275001_076
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 こうなったら、あいつらが近づいた瞬間に仕掛けるしかないわ!
{player}、準備はいい?

voice: vo_adv_1275001_077
小柄な男:
【chara 811 face 1 (normal)】 さあ、捕まえた──

voice: vo_adv_1275001_078
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 今よ! そこぉっ!!

voice: vo_adv_1275001_079
小柄な男:
【chara 811 face 6 (surprised)】 ぐへぁっ!? いててて……な、なんだっ!?

voice: vo_adv_1275001_080
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 あんたたち、観念しなさい!
これ以上逃げられるとは思わないことね!

voice: vo_adv_1275001_081
小柄な男:
【chara 811 face 3 (anger)】 くそっ、後をつけられてたのか……アニキ!
こいつら並の強さじゃありませんぜ!

voice: vo_adv_1275001_082
大柄な男:
【chara 911 face 3 (anger)】 だったら、オレたちが取る手段は一つだ!
準備はいいか!? せーのぉ──

voice: vo_adv_1275001_083
大柄な男・小柄な男:
【chara 811 face 6 (surprised)】 【chara 911 face 4 (sad)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ──すみませんでしたぁっ!! 勘弁してください!!

voice: vo_adv_1275001_084
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 …………ど、土下座ぁ?

voice: vo_adv_1275001_085
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 それじゃ、あんたたちは……
この子どもたちを食べさせるために、街であんなことを?

voice: vo_adv_1275001_086
小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 ああ、俺たちは元々盗賊っていえるほどのこともねえ、
悪ぶってるだけのチンピラだよ。
このアジトに迷い込んだのも、砂漠を彷徨ってて偶然さ。

voice: vo_adv_1275001_087
小柄な男:
【chara 811 face 1 (normal)】 だが、中にはなんと街のあちこちに繋がる通路があるじゃねえか。
【chara 811 face 2 (joy)】 こいつは使える! と閃いてなぁ。

voice: vo_adv_1275001_088
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 この通路を使えば、いくらでも泥棒ができるって?
呆れた考えね……

voice: vo_adv_1275001_089
大柄な男:
【chara 911 face 6 (surprised)】 さ、最初からそんなつもりだったわけじゃねえ!
【chara 911 face 3 (anger)】 就けるもんなら、オレたちだってまともな仕事に就きてえよ。
【chara 911 face 4 (sad)】 でも、スネに傷のある人間を雇ってくれるところなんてねえ。

voice: vo_adv_1275001_090
男の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 なあなあ、やっぱりみんなで他の国に行こうよ!
おれたちも、おじちゃんたちについてくからさ!

voice: vo_adv_1275001_091
大柄な男:
【chara 911 face 3 (anger)】 バカなこと言ってんじゃねえ!
旅支度する金もねえのに、死にに行くようなもんだぞ!

voice: vo_adv_1275001_092
小柄な男:
【chara 811 face 4 (sad)】 こうなったのも、アニキが誰かれ構わず拾っちまうからですよ。
身寄りが無えったって人間ですよ? 犬や猫じゃねえんだから。

voice: vo_adv_1275001_093
大柄な男:
【chara 911 face 4 (sad)】 仕方ねえだろ。子どもなんて放っておいたら、
この砂漠で3日と経たずに干からびちまうだろうが。

voice: vo_adv_1275001_094
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 …………

Choice: (12) サレンちゃん?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1275001_095
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 どんな事情でも、盗みを働いていい理由にはならないけど。
【chara 127512 face 4 (sad)】 子どもたちのためって聞かされると……そういうの、弱いのよ。

voice: vo_adv_1275001_096
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 それに、子どもたちの目の前で
頼りにしてる大人を捕まえちゃうのは……【chara 127512 face 4 (sad)】 ちょっとね?

voice: vo_adv_1275001_097
大柄な男:
【chara 911 face 4 (sad)】 なあ、オレたちは逃げも隠れもしねえ。
だがチビたちはどうか見逃してやってくれねぇか。

Choice: (13) どうにか穏便に済ませられないかな。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1275001_098
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 正直、あたし一人じゃどうしようもないわ……
【chara 127512 face 6 (surprised)】 だけど、なんとかする方法はあるかも。

voice: vo_adv_1275001_099
大柄な男:
【chara 911 face 6 (surprised)】 ほ、本当か!? オレたちにできることなら何でもやる!

voice: vo_adv_1275001_100
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 その言葉に嘘がないと信用して、
あたしもできる限りのことはしてみるわ。
【chara 127512 face 4 (sad)】 ……貧しい環境から抜け出せない辛さは、あたしもよく分かるもの。

Choice: (14) 当てはあるの?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1275001_101
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 実は、前から考えてた事業があるの。
最初はランドソルの方で、って思ってたけど……
【chara 127512 face 2 (joy)】 試してみる価値はあるわ。

voice: vo_adv_1275001_102
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ここのみんなが真っ当な生活を送れるようにするために、
【chara 127512 face 1 (normal)】 悪いけど、あんたも手伝ってちょうだい。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 それから数日後──
サレンは男たちを連れてサラサリアの街を歩いていた。

voice: vo_adv_1275001_103
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 今日からみなさんには仕事をしてもらいます。

voice: vo_adv_1275001_104
大柄な男:
【chara 911 face 6 (surprised)】 し、仕事だぁ……? オレたちがか?

voice: vo_adv_1275001_105
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 幸か不幸か、今のサラサリアは壊れた城壁の修理や
建物の建て替えで、人手がいくらあっても足りない状態なの。

voice: vo_adv_1275001_106
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 そこで、あたしの取ってきた仕事をあなたたちに斡旋します。
【chara 127512 face 2 (joy)】 サレンディア職業斡旋所、ってところかしら。

voice: vo_adv_1275001_107
大柄な男・小柄な男:
【chara 1 face 1 (normal)】 職業……斡旋所?

voice: vo_adv_1275001_108
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】 ちゃんと国に許可も取ってるし、
あなたたち、何でもやるって言ってたわよね。

voice: vo_adv_1275001_109
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ちなみに、あんたたちが盗みを働いた分は
話を通して、ツケにしておいてもらってるから。
【chara 127512 face 3 (anger)】 ちゃんと誠心誠意、真心こめて働いて返すこと。いいわね?

voice: vo_adv_1275001_110
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 今日は城壁の修理現場ね。
【chara 127512 face 2 (joy)】 さあ、まずはあいさつ回りから行くわよ。元気よくね!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 サレンに引っ張られていくアジトの男たち。
{player}は子どもたちの手を引きながら、
サレンの後についていくのだった。