サレン(サラサリア) 第2話
他人のために働いてばかりのランプの魔神を心配したサレンは{player}と魔神を連れて街へ繰り出す。そして魔神が見た目相応の子供らしく振る舞えるよう、三人で親子のように楽しい時間を過ごす。
-------------- situation:
砂漠の国の何でもない一日
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
サラサリア内に職業斡旋所を作って以降、
サレンと{player}は慌ただしい日々を送っていた。
voice: vo_adv_1275002_000
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
最近、サレンおねえちゃんたちが忙しそうにしてたのは、
そういう理由だったんですね。
voice: vo_adv_1275002_001
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
ええ、アジトに住んでた人たちが
こっちの生活に慣れるまではフォローしてあげたいの。
【chara 127512 face 2 (joy)】
だから、日中は子どもたちを預かって……
voice: vo_adv_1275002_002
子どもたち:
【chara 1 face 1 (normal)】
まてまてー! あははっ♪
voice: vo_adv_1275002_003
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】
こらー! 屋敷を走り回らないの!
あんたたち、ちょっとは大人しくしなさい!
voice: vo_adv_1275002_004
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
えーっと、今日は午前から大通りの路地整備に三人。
【chara 127512 face 1 (normal)】
壊れた城壁の修理には二人、入ってもらってるわね。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
その他の仕事は?
Choice: (1) 整備に追加人員が要るかも。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1275002_005
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
そうだったわね、ありがと。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
それじゃあ、そこに必要な人材を回して、あとは……
voice: vo_adv_1275002_006
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
サレンおねえちゃん、大変そうですね。
【chara 5313 face 1 (normal)】
何かお手伝いできることはありますか?
voice: vo_adv_1275002_007
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
これくらい忙しいうちには入らないわよ。
【chara 127512 face 4 (sad)】
それより、ごめんなさいね。
あなたにも、子どもたちの面倒を見てもらっちゃって。
voice: vo_adv_1275002_008
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
いいえ、お役に立ててうれしいです。
ボクはみなさんの願いを叶えるのが役目ですから。
voice: vo_adv_1275002_009
女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】
魔神さんも一緒にあそぼー?
voice: vo_adv_1275002_010
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
いいですよっ。
【chara 5313 face 6 (surprised)】
でも、お屋敷を走らない遊びにしましょう。
うーん、【chara 5313 face 1 (normal)】
かくれんぼはどうですか?
voice: vo_adv_1275002_011
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
…………
……【chara 127512 face 4 (sad)】
いい子過ぎるのも、ちょっと心配よね。
voice: vo_adv_1275002_012
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
サレンおねえちゃん? 【chara 5313 face 1 (normal)】
どうかしましたか?
voice: vo_adv_1275002_013
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
……ううん、なんでもないわ。
【chara 127512 face 2 (joy)】
そうだ、今日はみんなで街に出かけましょうか?
voice: vo_adv_1275002_014
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
ずっとここに居ても息が詰まっちゃうでしょ。
【chara 127512 face 2 (joy)】
ついでに、お昼ご飯の買い物でもしましょ!
voice: vo_adv_1275002_015
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】
おーい新入り! 休憩入っていいぞ!
voice: vo_adv_1275002_016
大柄な男:
【chara 911 face 1 (normal)】
へい、わかりやした!
voice: vo_adv_1275002_017
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
どう? 元気にやってる?
voice: vo_adv_1275002_018
大柄な男:
【chara 911 face 2 (joy)】
おお、嬢ちゃん! 【chara 911 face 1 (normal)】
どうしてここに?
別の現場に行ってくれって話か?
voice: vo_adv_1275002_019
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
ううん、子どもたちとの買い物ついでに様子を見に来たの。
【chara 127512 face 2 (joy)】
その調子だと、仕事にはなじめてそうね。安心したわ。
voice: vo_adv_1275002_020
大柄な男:
【chara 911 face 2 (joy)】
ああ、力仕事は得意だからな。
【chara 911 face 1 (normal)】
オレに合った仕事まで探してくれて、
嬢ちゃんには頭が上がらねえよ。
voice: vo_adv_1275002_021
大柄な男:
【chara 911 face 1 (normal)】
他の奴らも紹介してもらった職場でうまくやってるみたいだし。
【chara 911 face 2 (joy)】
本当になんて礼を言ったらいいか……
voice: vo_adv_1275002_022
女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】
おじちゃん、もうお昼ご飯食べた?
まだなら一緒に食べよー!
voice: vo_adv_1275002_023
男の子:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
【chara 911 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
サレンのお姉ちゃん。
おれたち、おじちゃんと一緒にご飯食べてきていい?
あと、仕事してるところ見てみたい!
voice: vo_adv_1275002_024
大柄な男:
【chara 911 face 6 (surprised)】
オレは別に構わねえけどよ……
【chara 911 face 4 (sad)】
食い終わったら仕事に戻っちまうぞ? 退屈じゃねえか?
voice: vo_adv_1275002_025
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】
はっはっ! いいじゃねえか。
興味あるなら、いくらでも見てって構わねえぞ。
voice: vo_adv_1275002_026
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
親方さんもこう言ってくれてるし、いいわよ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ただし、みんなお仕事の邪魔はしないこと!
あと門限は必ず守ること。【chara 127512 face 1 (normal)】
約束できる?
voice: vo_adv_1275002_027
子どもたち:
【chara 1 face 1 (normal)】
はーい!
voice: vo_adv_1275002_028
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
それじゃあ、子どもたちは向こうに任せましょうか。
あたしたちは他の人の仕事場を回りましょ。
voice: vo_adv_1275002_029
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ふぅ……これで全部回ったわね。
【chara 127512 face 2 (joy)】
どこの仕事先も順調そうで良かったわ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
あの人たち、本当に悪党稼業が向いてなかったのね……
voice: vo_adv_1275002_030
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
さて、あたしたちもお昼ご飯に行きましょ。
【chara 127512 face 2 (joy)】
もうおなかペコペコだもの。
voice: vo_adv_1275002_031
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
サレンおねえちゃんは優しい人なんですね。
【chara 5313 face 1 (normal)】
あの人たちのために、大変な思いをして。
voice: vo_adv_1275002_032
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
なあに、急に?
voice: vo_adv_1275002_033
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
ボク、気になったんです。
どうしてあの人たちを助けるんだろう、って。
【chara 5313 face 4 (sad)】
家族や知り合いでもない人、【chara 5313 face 6 (surprised)】
なんですよね?
voice: vo_adv_1275002_034
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
うーん、一言で言うと……【chara 127512 face 1 (normal)】
助け合い、かしら。
voice: vo_adv_1275002_035
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
助け合い、ですか?
voice: vo_adv_1275002_036
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
あたし、昔は貧乏だったのよ。
それはもう、ドが付くほどのね。
voice: vo_adv_1275002_037
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
お父さまは毎日、一生懸命に働いて。
【chara 127512 face 1 (normal)】
あたしも節約に節約を重ねて。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
それでも生活はなかなか良くならなかったの。
voice: vo_adv_1275002_038
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
今でこそ、お父さまの事業が成功して
そんな生活から抜け出すことはできたけど……
【chara 127512 face 6 (surprised)】
それって、本当に運が良かっただけなのよ。
voice: vo_adv_1275002_039
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
きっかけ一つで、世界が変わる人がいる。だからあたしは、
そのきっかけに辿り着けない人たちの助けになりたいの。
【chara 127512 face 2 (joy)】
みんなに平等なチャンスが与えられるように。
voice: vo_adv_1275002_040
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
まあ、そんなわけで……
色々事業を興したり、救護院を運営してたりするわけ。
voice: vo_adv_1275002_041
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
うちの救護院を創設する時なんか大変だったんだから。
【chara 127512 face 1 (normal)】
貧乏生活で培った節約テクニックを総動員したりして。
voice: vo_adv_1275002_042
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
でも、それならボクの魔法で
あの人たちが暮らすのに必要なお金も家も出せますよ?
voice: vo_adv_1275002_043
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
確かに、あなたに願えば魔法で叶っちゃうでしょうけど……
【chara 127512 face 1 (normal)】
自分の手の届く範囲を知るのも大事なのよ。
voice: vo_adv_1275002_044
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
本当にどうしようもなくなった時は頼らせてもらうわ。
【chara 127512 face 1 (normal)】
でも、それまではできる限り自分の足で歩いてほしいの。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
人間って、楽な方に流されたくなっちゃう生き物だから。
voice: vo_adv_1275002_045
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
そういえば、あなたは魔法でなんでも叶えられるのよね。
【chara 127512 face 1 (normal)】
自分でしたいことを叶えたり、とか考えたことはないの?
voice: vo_adv_1275002_046
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
ボクのしたいこと……ですか?
voice: vo_adv_1275002_047
ランプの魔神:
【chara 5313 face 4 (sad)】
うーん……?
うぅむむむ…………?
voice: vo_adv_1275002_048
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ちょ、ちょっと。そこまで考え込むほどなの?
voice: vo_adv_1275002_049
ランプの魔神:
【chara 5313 face 4 (sad)】
自分の願いって、あんまり考える機会がなくって。
【chara 5313 face 1 (normal)】
今までは、基本的にランプの魔神として願いを叶えている間しか、
外に出ていませんでしたから。
voice: vo_adv_1275002_050
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
でも、そうですね……
【chara 5313 face 2 (joy)】
ボク、今のサラサリアの街を見てみたいです。
voice: vo_adv_1275002_051
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
人間のみなさんが何を思って、どう暮らしているのか。【chara 5313 face 1 (normal)】
それを知る機会ってあんまりなかったですから。
【chara 5313 face 2 (joy)】
だから、みなさんのこと、もっと知りたいです!
voice: vo_adv_1275002_052
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
いいわね! 色々遊んだり買い食いしたりしましょ。
【chara 127512 face 1 (normal)】
そういうことなら、あたしたちに一日の長があるわ。
voice: vo_adv_1275002_053
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ずっと、遊ぶこともなくランプの中で過ごしてきたんでしょ?
【chara 127512 face 1 (normal)】
誰かじゃなく、自分のためだけに時間を使っていいはずよ。
Choice: (3) 僕たちに任せて!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1275002_054
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
サレンおねえちゃん、{player}おにいさん……
【chara 5313 face 2 (joy)】
わかりました。それじゃあ、よろしくお願いしますっ!
voice: vo_adv_1275002_055
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
あっ、そうだ!
遊んだり買い物したりするならお金が必要ですよね。
【chara 5313 face 1 (normal)】
ちょっと待ってください。すぐに用意しますから。
voice: vo_adv_1275002_056
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
へっ? 用意って……
voice: vo_adv_1275002_057
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
いきますよー……ええいっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1275002_058
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
なっ、なんだあっ?
空から何かが降ってきて……き、金貨だっ!? 金貨の雨だ!
voice: vo_adv_1275002_059
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ストーーーーップ!! お金を出すのは禁止!
voice: vo_adv_1275002_060
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
は、はいっ!? とめますっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1275002_061
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
はぁ……びっくりした。
【chara 127512 face 4 (sad)】
危うくサラサリアの経済を壊しちゃうところだったわ。
voice: vo_adv_1275002_062
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
いい? お金って言うのは決められた手順で作るものなの。
その国や人々に必要な量をちゃんと考えてね。
voice: vo_adv_1275002_063
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】
勝手に増やしたりしたら、みんなが困っちゃうのよ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ものの値段がめちゃめちゃになったりね。
voice: vo_adv_1275002_064
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
……サラサリアの物価を考えると、このくらいかしら?
【chara 127512 face 1 (normal)】
はい、落としたりしないよう仕舞っておきなさい。
voice: vo_adv_1275002_065
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
サレンおねえちゃん、このお金は……?
voice: vo_adv_1275002_066
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
あなたのお小遣いよ。
【chara 127512 face 2 (joy)】
欲しい物があったら、その中でやりくりすること。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
その代わり、しばらく魔法を使うのは禁止します。
voice: vo_adv_1275002_067
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
しばらく魔法を禁止……わ、わかりましたっ。
Choice: (5) サレンちゃんがお小遣いを……!?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1275002_068
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】
あんた、あたしのことを何だと思ってるわけ?
普段は節約してるけど、出すべき時にはちゃんと出す方よ。
voice: vo_adv_1275002_069
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
なんでも魔法で叶えられちゃうあなたの場合、
手の届く範囲っていうのがすごく広いのよね。
【chara 127512 face 1 (normal)】
でもそれじゃ、選ぶ楽しさってのを知らないんじゃない?
voice: vo_adv_1275002_070
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
だから、今日一日はそのお小遣いの範囲で遊ぶこと。
【chara 127512 face 2 (joy)】
自分の手持ちでどう過ごすのかも、腕の見せ所なんだから♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}たちは
人々で賑わうバザールの露店を見物していた。
voice: vo_adv_1275002_071
露店の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】
おっ、そこの兄ちゃんたち!
サラサリア名物のバジリスク焼きはどうだい?
ちょうど焼き上がったところさ。美味しいよ!
voice: vo_adv_1275002_072
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
まだお昼も食べてなかったし買っていきましょうか。
【chara 127512 face 2 (joy)】
香ばしくて、お腹が空く匂いね。
voice: vo_adv_1275002_073
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
チリソースに、ヨーグルトソースに……
【chara 5313 face 2 (joy)】
どれもおいしそうで悩んじゃいますね。
【chara 5313 face 1 (normal)】
うぅ、どれにしましょう……?
voice: vo_adv_1275002_074
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
そうそう、たくさん種類があると悩んじゃうわよね~
【chara 127512 face 1 (normal)】
でも、そういう時間も楽しいでしょ?
voice: vo_adv_1275002_075
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
な、なるほど……!
これが人間の喜び、【chara 5313 face 2 (joy)】
なんですね……!
voice: vo_adv_1275002_076
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】
そこまで大きいスケールの話かは分からないけど……
Choice: (7) 全部頼んでみる?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1275002_077
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
ぜ、全部ですかっ!? 【chara 5313 face 4 (sad)】
そんなにいっぱい買ったら、
せっかくもらったお小遣いがすぐに無くなっちゃいますよぉ。
それに、きっと食べ切れません……
voice: vo_adv_1275002_078
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
なにも一人で3つも頼む必要はないんじゃない?
【chara 127512 face 2 (joy)】
別々の味を頼んで、みんなでシェアしましょ。
voice: vo_adv_1275002_079
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
はっ、確かに……!
【chara 5313 face 2 (joy)】
じゃ、じゃあそれでおねがいしますっ。
voice: vo_adv_1275002_080
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
ん~♪ 食後のアイスって、
どうしてこんなに美味しいのかしら……♪
voice: vo_adv_1275002_081
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
食べ歩きだなんてランドソルじゃあまりできないもの。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
あたしにも一応、貴族としての体面ってあるしさ?
【chara 127512 face 2 (joy)】
エレガントじゃない振る舞いだけど、たまにはいいわよね。
voice: vo_adv_1275002_082
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
サレンおねえちゃん。
このアイスクリーム、おいしいですねっ。
voice: vo_adv_1275002_083
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
あっ、ちょっと口元が汚れてるわよ?
待って……【chara 127512 face 2 (joy)】
はい、これでいいわ。
voice: vo_adv_1275002_084
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
えへへっ。ありがとうございます!
Choice: (9) 僕もお願いしていい?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1275002_085
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
はいはい……【chara 127512 face 6 (surprised)】
って、あんたは自分で拭けるでしょ?
【chara 127512 face 3 (anger)】
まったくもう。こら、頼んでおいて動かないの!
voice: vo_adv_1275002_086
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
あんた、こっちに来てから少し甘えん坊になってない?
【chara 127512 face 5 (shy)】
まあ、いいけどさ……できたわ。
次からは自分でやんなさいよね?
voice: vo_adv_1275002_087
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
この辺りは陶器や茶器を売ってるお店が多いのね。
【chara 127512 face 2 (joy)】
このティーセットなんか素敵だわ♪
華やかで繊細な模様が折り重なって……
voice: vo_adv_1275002_088
陶器屋の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】
この美しさがわかるかい、嬢ちゃん。
見る目があるねえ……
voice: vo_adv_1275002_089
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
ええ、ぜひお土産に買いたいわ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
だけど、向こうのお店の品物も気になってるのよね……
voice: vo_adv_1275002_090
陶器屋の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】
……いいぜ、しゃらくさい駆け引きは無しだ。
嬢ちゃん、一体いくらで欲しい?
voice: vo_adv_1275002_091
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
話が早くて助かるわ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
予算はこれくらいを見てるんだけど、どう?
voice: vo_adv_1275002_092
陶器屋の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】
おいおい、それじゃ売った分だけ赤字になっちまう。
せめて……この値段だな。
voice: vo_adv_1275002_093
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】
うーん、もうちょっと下がらない?
【chara 127512 face 6 (surprised)】
他のカップもまとめてなら……
Choice: (11) すごい、どんどん値段が下がって……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1275002_094
ランプの魔神:
【chara 5313 face 1 (normal)】
サラサリアの露店では値札が付いてる方が珍しいですから。
店主さんとの交渉次第でかなりお安くなりますよ。
voice: vo_adv_1275002_095
陶器屋の店主:
【chara 1 face 1 (normal)】
……かぁーっ! 嬢ちゃんには負けたよ!
いいぜ、その値段で持ってきな!
voice: vo_adv_1275002_096
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
決まりね! じゃあ、ティーセットを一式いただくわ。
【chara 127512 face 1 (normal)】
{player}、悪いけど運ぶのを手伝ってくれる?
voice: vo_adv_1275002_097
ランプの魔神:
【chara 5313 face 6 (surprised)】
サレンおねえちゃん、すごいですね……
最初の値段がうそみたいです。
voice: vo_adv_1275002_098
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
実は、初めから一式買おうと思ってたのよ。
【chara 127512 face 6 (surprised)】
だけど、そのまま交渉に入ると足元を見られちゃうでしょ。
voice: vo_adv_1275002_099
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
値段に幅があるってことは、
それだけ交渉する余地も存在するってことだもの。
voice: vo_adv_1275002_100
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
さあ、荷物を置いたら他のお店も見て回りましょ。
まだまだ掘り出し物があるかもしれないしね♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして{player}たちが
バザールを回り終わる頃には、日はすっかり暮れかかっていた。
voice: vo_adv_1275002_101
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
はぁ、楽しかった~♪
【chara 127512 face 1 (normal)】
ちょっとした気晴らしのつもりが、
思った以上にがっつり遊んじゃったわね。
voice: vo_adv_1275002_102
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
ボクももらったお小遣いを全部使っちゃいました……
voice: vo_adv_1275002_103
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
それでも、欲しいものはもっとあったでしょ?
人間って、その欲しがる気持ちで生きてるところがあるのよ。
voice: vo_adv_1275002_104
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
それにしても、【chara 127512 face 1 (normal)】
{player}と
こうやって夕暮れ時まで遊んだの、久しぶりかも。
【chara 127512 face 2 (joy)】
ふふっ、昔を思い出すわね。
voice: vo_adv_1275002_105
ランプの魔神:
【chara 5313 face 1 (normal)】
お二人には共通の思い出がたくさんあるんですね。
voice: vo_adv_1275002_106
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
まぁね、いわゆる幼なじみってやつよ。
【chara 127512 face 2 (joy)】
それでどう? ……今日は楽しかった?
voice: vo_adv_1275002_107
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
はいっ。とっても!
【chara 5313 face 1 (normal)】
お二人とも、ありがとうございます。
普通の子どもみたいに過ごせるようにしてくれて。
voice: vo_adv_1275002_108
ランプの魔神:
【chara 5313 face 2 (joy)】
おかげで、とっても楽しかったです。
もしボクに親がいたら、こんな感じなのかなって思っちゃいました。
voice: vo_adv_1275002_109
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
いい子すぎると、無意識に自分の心を押し込めちゃうのよ。
自分より他人を優先しちゃう、特にあなたみたいな子はね。
【chara 127512 face 2 (joy)】
だから、もっと甘えていいのよ?
voice: vo_adv_1275002_110
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
本当の年齢は、あたしたちよりずーっと年上かもしれないけど。
【chara 127512 face 1 (normal)】
あたしから見れば、世間ずれしてない子どもみたいなもんなんだから。
voice: vo_adv_1275002_111
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】
まあ、普段から救護院の子たちにママって呼ばれてるしね。
ここにいる間は、あたしがママ代わりになってあげるわよ。
【chara 127512 face 2 (joy)】
一人増えたところで、どうってことないもの。
voice: vo_adv_1275002_112
ランプの魔神:
【chara 5313 face 1 (normal)】
サレンおねえちゃん……
【chara 5313 face 2 (joy)】
えへへ、ありがとうございますっ。
Choice: (13) じゃあ僕はパパだね。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1275002_113
サレン:
【chara 127512 face 5 (shy)】
パっ……!?
……【chara 127512 face 4 (sad)】
あんたって、そういうことサラッと言うわよね。
voice: vo_adv_1275002_114
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ちゃんと意味を分かって言ってるのかしら?
【chara 127512 face 4 (sad)】
こいつのことだし、深く考えてないのかもしれないけど。
voice: vo_adv_1275002_115
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
でも……そっか、そういう形もあるのよね?
今まで『家族』って言葉で縛って、深く考えないようにしてたけど……
voice: vo_adv_1275002_116
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】
ただ同じ家に住んでいるだけじゃない、
もっと別の、【chara 127512 face 5 (shy)】
あたしとあんたで作る家族の形……
voice: vo_adv_1275002_117
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
ふふっ、そっか♪
それならもっと頼らせてもらっちゃおうかしら。
voice: vo_adv_1275002_118
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】
ねえ、{player}パパ♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}と一緒に
ランプの魔神の小さな手を引きながら、
いたずらっぽく笑うサレンなのだった。