レイ(アストラル) 第1話
レイは別世界の自分であるシナツと親交を深めるため共同で料理をする……はずが、なぜか属性の力の修行を兼ねることに。ひと騒ぎ起こしながらも、困難を乗り越えた二人の心の距離は確かに縮んだのだった。
-------------- situation:
「風」変わりな修行
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
エリスを捜す道中、レイと{player}は
空いた時間にシナツから稽古をつけてもらっていた。
voice: vo_adv_1288001_000
レイ:
【chara 128811 face 3 (anger)】
はああぁっ!!
voice: vo_adv_1288001_001
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……今の一撃は良かった。
【chara 129211 face 3 (anger)】
だが、見せた隙はわざとだ……カウンタースラッシュ。
voice: vo_adv_1288001_002
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
しまった! 【chara 128812 face 4 (sad)】
くっ……!?
voice: vo_adv_1288001_003
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……ガードを緩めれば、敵は自ずとそこを狙ってくる。
相手の攻撃を待つだけでなく、敢えて隙を作ることでな。
voice: vo_adv_1288001_004
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
敵の攻撃箇所、手段、タイミングを誘導することができれば、
カウンターを狙う技から、攻勢に転じることも可能だろう。
【chara 129211 face 7 (special_a)】
……自然に見えるよう、装う技量は必要になるが。
voice: vo_adv_1288001_005
レイ:
【chara 128811 face 4 (sad)】
……身に染みて理解したよ。
【chara 128811 face 1 (normal)】
私と同じ技で、こうも見事に切り返されてはね。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1288001_006
レイ:
【chara 100312 face 6 (surprised)】
あ…………
voice: vo_adv_1288001_007
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……手合わせはここまでにしておこう。
修行にも休息は必要だ。
voice: vo_adv_1288001_008
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
ありがとう、良い勉強になった。
【chara 100311 face 1 (normal)】
まだまだ修行が足りないな、私も。
voice: vo_adv_1288001_009
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
彼女、シナツは──
異なる世界から来たもう一人の私だと言っていた。
voice: vo_adv_1288001_010
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
確かに、面立ちや雰囲気は他人とは思えない。
【chara 100311 face 4 (sad)】
だが……ここまで力の差が存在するのか。
voice: vo_adv_1288001_011
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
…………どうかしたか?
voice: vo_adv_1288001_012
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
いや……じっと見てすまない。【chara 100311 face 4 (sad)】
不躾だった。
voice: vo_adv_1288001_013
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……気にする必要はない。
voice: vo_adv_1288001_014
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……そ、そうか。
voice: vo_adv_1288001_015
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……ああ、そうだ。
voice: vo_adv_1288001_016
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1288001_017
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
………………
voice: vo_adv_1288001_018
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
【chara 100311 face 6 (surprised)】
あー、その。【chara 100311 face 1 (normal)】
今日は……いい天気だな。
voice: vo_adv_1288001_019
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……そうだな。いい天気だ。
voice: vo_adv_1288001_020
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
………………
voice: vo_adv_1288001_021
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
…………………………
voice: vo_adv_1288001_022
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
か、会話が続かない……
【chara 100311 face 6 (surprised)】
別世界の私は、ここまで口数が少なくなるものなのか?
voice: vo_adv_1288001_023
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
…………すまない、少し席を外す。
【chara 100311 face 4 (sad)】
キミ、ちょっといいかい?
voice: vo_adv_1288001_024
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
シナツと何を話せばいいのか分からない……
Choice: (1) そんなことってある……?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1288001_025
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
私だって、普段なら雑談程度で困りはしないさ。
【chara 100311 face 4 (sad)】
でも、別世界から来たもう一人の私なんて相手は、
いくらなんでも想定外だ。
voice: vo_adv_1288001_026
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
それに、彼女の放つ重圧というか威圧感というか……
雰囲気が父に似ているところもあって。
【chara 100311 face 4 (sad)】
それで、余計に苦手意識があるのかもしれない。
voice: vo_adv_1288001_027
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
とはいえ、私としては彼女に学ぶところは大いにあるし……
【chara 100311 face 4 (sad)】
そういう思惑を抜きにしても、
距離を縮めたいという気持ちも……あるんだ。
Choice: (2) あるよ、仲良くなる方法。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1288001_028
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
本当? それはどんな……
voice: vo_adv_1288001_029
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……手慣れているな。
包丁の扱いに迷いがない。
voice: vo_adv_1288001_030
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
……これでも、ユイには全然及ばないけれどね。
【chara 100311 face 1 (normal)】
冒険する中で何度も料理すれば慣れるものさ。
voice: vo_adv_1288001_031
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
しかし、仲を深めるために
一緒に料理をしよう、だなんて……【chara 100311 face 1 (normal)】
キミらしい発想だね。
voice: vo_adv_1288001_032
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
それじゃあ、シナツはそっちの野菜を頼む。
【chara 100311 face 1 (normal)】
スープにするから、適当な大きさに切ってくれ。
voice: vo_adv_1288001_033
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……………
……よし、分かった。
voice: vo_adv_1288001_034
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
【chara 100311 face 4 (sad)】
……シナツ? 今、妙に間があったけれど……
voice: vo_adv_1288001_035
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……気のせいだろう。
voice: vo_adv_1288001_036
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
何も問題はない。
目の前の野菜を適当な大きさに切る。それだけのことだ。
適当な大きさに……適当な…………【chara 129212 face 4 (sad)】
適当……?
voice: vo_adv_1288001_037
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
……少し不安を覚えるけど、【chara 100311 face 1 (normal)】
分かった。任せるよ。
Choice: (3) 火起こし、終わったよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1288001_038
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
ああ、キミ。ありがとう。
【chara 100311 face 1 (normal)】
じゃあ、鍋の準備を……【chara 100311 face 6 (surprised)】
っ!? なんだ!?
voice: vo_adv_1288001_039
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
すまない……力加減を間違えたようだ。
voice: vo_adv_1288001_040
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
シナツ、私は野菜を切ってほしいと頼んだんだが……
Choice: (4) すごい、まな板ごと真っ二つだ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1288001_041
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……料理、したことないのか?
voice: vo_adv_1288001_042
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
…………ああ。
voice: vo_adv_1288001_043
シナツ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
【chara 129212 face 1 (normal)】
……しかし、胃に入れば最終的には全て同じだ。
勿論、料理できるに越したことはないが……【chara 129212 face 6 (surprised)】
何を笑っている?
【chara 129212 face 4 (sad)】
私はおかしいことを言っているのだろうか……?
voice: vo_adv_1288001_044
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
ふふっ……すまない。
あなたにも不慣れなことがあるんだな、と思ってね。
【chara 100311 face 1 (normal)】
少し意外だった。
voice: vo_adv_1288001_045
レイ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
【chara 100311 face 1 (normal)】
思えば料理ができるようになったのも
ユイやヒヨリ、それにキミと出会ってからだな。
voice: vo_adv_1288001_046
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
仲間と出会う前……一人でいた頃の私なら、
【chara 100311 face 2 (joy)】
それこそ【chara 100311 face 4 (sad)】
「胃に入れば同じだ」【chara 100311 face 2 (joy)】
なんて言っていた気がするよ。
voice: vo_adv_1288001_047
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……シナツ。あなたのように強くなるにはどうすればいい?
voice: vo_adv_1288001_048
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
私は、もっと強くなりたい。
この世界の先、その先の先まで。
みんなと共に冒険するために。
voice: vo_adv_1288001_049
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……現状の大きな課題は。
持久力の無さだ。
まずはアストラルの力を持続しなければならない。
voice: vo_adv_1288001_050
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
そのために必要な鍛錬は──
voice: vo_adv_1288001_051
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
いくぞ……【chara 100311 face 3 (anger)】
アストラル!
voice: vo_adv_1288001_052
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
しかし、変身している間に料理を作るだなんて……
【chara 128812 face 4 (sad)】
シナツ、これが本当に修行になるのか!?
voice: vo_adv_1288001_053
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
口で説明するより、体験した方が早い。
……試しにやってみれば分かるはずだ。
voice: vo_adv_1288001_054
レイ:
【chara 128812 face 1 (normal)】
まずは野菜を刻む! 【chara 128812 face 3 (anger)】
慣れた作業だ、このくらい──
voice: vo_adv_1288001_055
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
なっ! 刃が触れただけで、野菜が砕け散った!?
voice: vo_adv_1288001_056
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
風を制御できていないからだ。
【chara 129212 face 7 (special_a)】
……レイ、手にしている包丁をよく見てみろ。
【chara 129212 face 1 (normal)】
かすかに風を纏っている。力を制御できていない何よりの証拠だ。
voice: vo_adv_1288001_057
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……無駄な漏出を抑え、適切な加減を身に付ける。
それが、力を制御するということだ。
voice: vo_adv_1288001_058
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
理屈は分かったが……
【chara 128812 face 4 (sad)】
力を抑えるといっても、どうやって!
voice: vo_adv_1288001_059
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
私が外側からある程度まで抑え込む。
その上で出力を制御する感覚を掴め。
強すぎる力の扱い方をな。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1288001_060
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
……ああ、やってみる。
まずは火の通りにくい根菜からだな……
voice: vo_adv_1288001_061
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
……レイ、刃物の扱いには気を付けなさい。
【chara 129212 face 1 (normal)】
力を使い慣れないうちは加減が掴みにくい。
voice: vo_adv_1288001_062
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
…………肩に力が入り過ぎている。
剣の扱いもだが、適度に脱力しなければ、かえって危険……
voice: vo_adv_1288001_063
レイ:
【chara 128812 face 4 (sad)】
その辺りは分かっているから大丈夫だ。
……親に見守られながら料理する子どもの気分だな。
voice: vo_adv_1288001_064
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
親……【chara 129212 face 4 (sad)】
親か……【chara 129212 face 8 (special_b)】
そうか……
やはり私は……どこまで行っても……
あの人に似てしまうのかもしれない…………はぁ……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1288001_065
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
急に出力が膨れ上がった……!?
【chara 128812 face 7 (special_a)】
シナツ、属性の力を抑えるならちゃんと抑えててくれ!!
これじゃ制御のコツを掴むどころじゃない!
voice: vo_adv_1288001_066
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
次は玉ねぎを……【chara 128812 face 4 (sad)】
くっ、まただ!
voice: vo_adv_1288001_067
レイ:
【chara 128812 face 4 (sad)】
力を抑えるのがこれほど難しいとは……
うっ、霧散した玉ねぎが目に染みてっ……!
voice: vo_adv_1288001_068
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……自分のことばかり考えていていいのか?
voice: vo_adv_1288001_069
レイ:
【chara 128812 face 4 (sad)】
どういう意味だ? 【chara 128812 face 6 (surprised)】
……はっ、キミっ!?
Choice: (5) どれぐらい……ががり、ぞう……?
Choice: (6) 涙をこらえて強化を維持する。
----- Tag 5 -----
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1288001_070
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
キミ……!
そうか、私は風を纏っているから被害は軽減できる。
【chara 128812 face 7 (special_a)】
だが、キミはそうもいかない……!
voice: vo_adv_1288001_071
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……彼は今。
玉ねぎの嵐の只中にいる。
キミが力を抑え込まない限り、被害は続くだろう。
Choice: (7) ぼぐは……大丈夫、だがら。
Choice: (8) こらえきれず一筋の涙を流す。
----- Tag 7 -----
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1288001_072
レイ:
【chara 128812 face 3 (anger)】
……分かった。キミの献身に報いるため、
最高のスープを作ってみせる。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そしてレイは果敢に調理へ挑む──
voice: vo_adv_1288001_073
レイ:
【chara 128812 face 3 (anger)】
はあああああっ……!
voice: vo_adv_1288001_074
レイ:
【chara 128812 face 4 (sad)】
くっ、野菜の皮がうまく剥けない……!
油断すると野菜が粉々になってしまう……!
voice: vo_adv_1288001_075
レイ:
【chara 128812 face 3 (anger)】
いや、皮くらい食べたところで死にはしない!
むしろ栄養があっていいじゃないか!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1288001_076
レイ:
【chara 128812 face 6 (surprised)】
しまった! 風が暴れて、
棚に仕舞っておいた香草が鍋へ……!
voice: vo_adv_1288001_077
レイ:
【chara 128812 face 3 (anger)】
……いや、まだだ!
逆に多くの種類をミックスして……
悪目立ちする香りを抑えてしまえば……!
voice: vo_adv_1288001_078
レイ:
【chara 128812 face 7 (special_a)】
あとはもう粉々になった野菜も全部入れて……!
【chara 128812 face 3 (anger)】
とりあえず強火で煮込む……!
大丈夫、火を通せば大抵は食べられるようになるんだ!
Choice: (9) もう……限界……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1288001_079
レイ:
【chara 128812 face 4 (sad)】
あと少しだけ頑張って、キミ!
【chara 128812 face 3 (anger)】
よし、これで……完成だ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1288001_080
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ……ギリギリ間に合ったか……
voice: vo_adv_1288001_081
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……ああ。そして……【chara 129212 face 2 (joy)】
完成したな。
Choice: (10) おいしそうなシチューだ。
Choice: (11) スープを作るって言ってなかった?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1288001_082
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
結局、力の制御のコツを掴むまでに
多くの食材をみじん切りにしてしまったな……
voice: vo_adv_1288001_083
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
食材を無駄にしない方法で、最善の選択肢だった。
作る料理は変更してしまったが……
スープもシチューも胃に入れば大差ない。そうだろう?
Jump to tag 12
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1288001_084
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
スープもシチューもカレーも、
どれも胃に入ってしまえば同じだ。そうだろう、シナツ。
voice: vo_adv_1288001_085
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……ああ。全くその通りだ。
丁寧さはあるに越したことはないが、
料理は必ずしも手間暇かける必要はない。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1288001_086
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
幸いなことに、シチューとして味は申し分ない。
【chara 100311 face 6 (surprised)】
むしろ奇跡的な出来栄えとさえ言える。
【chara 100311 face 4 (sad)】
もう一度作れと言われても、作れる気は全くしないけれど。
voice: vo_adv_1288001_087
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
そういえば、流されてしまったが……
属性の力の制御を学ぶのに、わざわざ料理する必要はあったのか?
voice: vo_adv_1288001_088
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
…………ない。
voice: vo_adv_1288001_089
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
おい!?
voice: vo_adv_1288001_090
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……すまない。
冗談のつもりだった。
voice: vo_adv_1288001_091
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
私たちの時間は限られている。
同時に行えば効率がいいだろう。
voice: vo_adv_1288001_092
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
本気なのか分かりにくい冗談はやめてくれ……
voice: vo_adv_1288001_093
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……でも、【chara 100311 face 1 (normal)】
一緒に料理をしてみて分かったよ。
やっぱり、私たちは本質がどこまでも似通っている。
【chara 100311 face 2 (joy)】
それをこんな形で実感するなんてのが、また私らしい。
voice: vo_adv_1288001_094
シナツ:
【chara 129212 face 2 (joy)】
……そうか。
それなら、よかった。
voice: vo_adv_1288001_095
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
さて、それじゃ、そろそろ現実に目を向けよう。
薄々気づいてるだろうが、私たちには一つ課題がある。
【chara 100311 face 4 (sad)】
……この鍋いっぱいのシチュー、どう処理する?
Choice: (13) 何人前あるんだろう……
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1288001_096
レイ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
【chara 100311 face 4 (sad)】
いや、途中で薄々予感はしていたんだ。
味見をして調整する度、鍋の中でかさを増し、
際限なく増えていくシチューに、私は見て見ぬふりをした。
voice: vo_adv_1288001_097
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
それで、気づいた時にはこうなっていた。
【chara 100311 face 6 (surprised)】
なんとか味はまとまったものの……
【chara 100311 face 4 (sad)】
さすがに作り過ぎてしまった……な。
voice: vo_adv_1288001_098
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
そうだな……
私たち3人では食べ切れないな。皆にも振舞おう。
【chara 129212 face 4 (sad)】
食材もずいぶん消費してしまったことだしな。
voice: vo_adv_1288001_099
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……食材の消費に関して、申し開きする時には頼むぞ。
voice: vo_adv_1288001_100
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………その辺りの対応は任せた。
voice: vo_adv_1288001_101
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
あっ、おい! なぜマスクをつけた!?
【chara 100311 face 4 (sad)】
私に任せっきりってことはないだろうな!
voice: vo_adv_1288001_102
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
食べ物のことでユイを怒らせると怖いんだ!
せめて、理屈の通る説明くらいはしてもらわないと困る!
voice: vo_adv_1288001_103
シナツ:
【chara 129211 face 6 (surprised)】
……こちらでも、そうなのか。
voice: vo_adv_1288001_104
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
こちらでも……って、
【chara 100311 face 4 (sad)】
やっぱり私に任せようとしていたな!?
【chara 100311 face 6 (surprised)】
ちょっと待て、逃げるな!
voice: vo_adv_1288001_105
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
{player}……ここは頼んだ。
voice: vo_adv_1288001_106
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
{player}、笑ってないでシナツを捕まえてくれ!
【chara 100311 face 4 (sad)】
このままだと怒られるのは私たちなんだぞ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして、レイとシナツは
自然と会話ができていることに気づかないまま、
ユイたちを説得するための作戦会議を続けるのだった。