ユイ(アストラル) 第1話
エリスの存在をわずかに感じ取っていたユイ。自分の勘違いかと訝しんでいた彼女だが、アストラルの力に目覚めた{player}もまたエリスの存在を認識したことで彼女との再会を意識するようになる。


-------------- situation:
思いめぐる夜
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 世界を守る『赤い霧の精霊』に対抗するため
アストラルの力に目覚めた{player}たち。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 新たな力で精霊を一時的に倒すことに成功した彼らは
ランドソルに移動する前の小休止をとっていた。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そんな中。
ユイはひとり、森の中を歩いていた……

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 …………エリスさん……

--- Switch scene ---

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--- Switch scene ---

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--- Switch scene ---

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--- Switch scene ---

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--- Switch scene ---

still display end
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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 ……また、会えるかもしれないんだ。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 でも……
きっとわたしの顔なんて見たくないよね。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 それだけじゃない。
自分の存在を、わたしに感じ取られたことだって嫌がるかも。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 ……しょうがないよね。
それだけのことを、わたしはしてきたんだから。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 わたしが望んだせいで。
わたしの願いを叶えるために。
ずっとずっと、エリスさんは傷ついてきたんだから……

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 ……会わない方が、いいのかな。

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 っ!
わたし、何を言ってるんだろう。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 ダメだよね、こんな弱音を吐いちゃ……

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 エリスさんに嫌われてることくらい、もう分かってたはず。
それでも助けたいって決めたはずで……

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 その決めたはずのことも……できなかった。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 できなかった自分が情けなくて、不甲斐なくて……
もう同じことをしないように、強くなりたくて……

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ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】 エルフの里で修行させてもらったんだから。

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ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】 …………会わなくちゃ。

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 エリスさんに会って、【chara 100213 face 3 (anger)】 今度こそ力になりたいって伝えなくちゃ。
【chara 100213 face 4 (sad)】 二回も助けられないなんて、そんなの情けなさすぎるよ。

voice: vo_adv_1289001_015
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 そのためにもエリスさんの居場所を探して、それから──

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 あ。でも……
その前に、シナツさんとアイラさんを元の世界に帰すお手伝いを
お願いするのが先かな?

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ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 ……あれ?

voice: vo_adv_1289001_018
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 わたしはエリスさんを助けたいんだよね?
【chara 100213 face 4 (sad)】 それなのに、エリスさんに助けてもらいたくて探してるってこと……?

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ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 な、なんだかあべこべになっちゃってるような……

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ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 と、とにかくっ。
今はエリスさんのいる場所を見つけよう!
【chara 100213 face 1 (normal)】 話はそれからだよね!

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 そうと決まれば、まずは修行しないと。
【chara 100213 face 1 (normal)】 アストラルの力を使いこなせるようになれば
エリスさんの居場所も詳しく分かるはず……!

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 騎士クンがアストラルの力に目覚めたときも
エリスさんの存在を感じ取れたんだから。

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ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】 よしっ。
頑張ろうね、わたし!

Choice: (1) 僕もがんばるよ!
----- Tag 1 -----
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ユイ:
【chara 100213 face 2 (joy)】 うん!
一緒に──

voice: vo_adv_1289001_025
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 って、騎士クン!?
いいいいいつの間にっ?

voice: vo_adv_1289001_026
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 いつの間にって……
歩いてきたのはユイの方よ?

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ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 わ、わたし?

voice: vo_adv_1289001_028
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 もしかして気づいてなかったの?
【chara 190011 face 1 (normal)】 あ、分かった!
どうせ考え事でもしてたんでしょ?

voice: vo_adv_1289001_029
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 えっ?
あ、そんな感じっ。【chara 100213 face 2 (joy)】 あはは……

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ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 そ、それで……
二人は何をしてたの?

Choice: (2) アストラルの力の修行だよ。
----- Tag 2 -----
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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ま、修行っていうほど本格的なものじゃないけどね。
要は感覚を掴んでたのよ。

voice: vo_adv_1289001_032
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 そっか……
【chara 100213 face 1 (normal)】 目覚めたばかりなのは、騎士クンも同じだもんね。

voice: vo_adv_1289001_033
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 そもそもの話だけど。
【chara 190011 face 4 (sad)】 あたしにもよく分かってないのよね、アストラルって。

voice: vo_adv_1289001_034
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ま、今のとこは難しいこと考えないで。
プリンセスナイトが持ってた潜在能力のひとつ……
とでも、思っておくのがよさそうね。

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ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 潜在能力……

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ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】 わたしたちをプリンセスフォームにしてくれる力も
きっと最初は眠っていた力だったんだよね。

voice: vo_adv_1289001_037
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 ほんと、後から後から出てくるわよね。
【chara 190011 face 4 (sad)】 ……そういう隠し要素、晶も好きそうだし?

Choice: (3) ユイも一緒に修行しようよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1289001_038
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 一緒に?
【chara 100213 face 1 (normal)】 ……いいの?

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アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 それ、いいわね!
【chara 190011 face 6 (surprised)】 プリンセスフォームに慣れるときも、結構大変だったんでしょ?
【chara 190011 face 2 (joy)】 今だって同じようなものよ。

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 {player}。
あんた、試しにちょっとユイのこと強化してみなさい。
あたしも手伝うから。

Choice: (4) ユイ、準備はいい?
----- Tag 4 -----
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ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】 いつでもいいよ。

voice: vo_adv_1289001_042
ユイ:
【chara 128911 face 6 (surprised)】 あ……
【chara 128911 face 1 (normal)】 よかった、変身できた……!

voice: vo_adv_1289001_043
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 いい感じね。
二人とも、そのまま集中!

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ユイ:
【chara 128911 face 3 (anger)】 集中……!

voice: vo_adv_1289001_045
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 集中、集中……!

Choice: (5) ……しゅう、ちゅう……っ!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1289001_046
ユイ:
【chara 128911 face 1 (normal)】 騎士クン、頑張って……!

Choice: (6) んんん……!!
----- Tag 6 -----
--- Switch scene ---

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ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 あっ……

Choice: (7) ごめん……
----- Tag 7 -----
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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 こっちこそごめんね。
わたしも集中できてなかったかもしれないから……

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ま、初日ならこんなもんかもしれないわね。
ついさっきまで戦ってた疲れも残ってるし。

Choice: (8) でも、早く慣れないと……!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1289001_050
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 ……そうだね。
【chara 100213 face 4 (sad)】 この力を使いこなせないと精霊を倒すのも難しいし。

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ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】 それにエリスさんのことを見つけるのも……

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 とにかく修行するのみってことね。
【chara 190011 face 2 (joy)】 ……じゃあ、二人とも頑張って。
あたしはちょっとシナツたちと話してくるわ。

voice: vo_adv_1289001_053
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 えっ?
ちょ、ちょっと待って!
フィオちゃん、行っちゃうの?

voice: vo_adv_1289001_054
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 こ、このままじゃ騎士クンと二人っきりに……!
そんなに急に心の準備なんてできないよ~! 

voice: vo_adv_1289001_055
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 そんなに慌てなくてもいいじゃない。
いずれはあたしの補助なしで扱えるようにならないといけないんだし。
【chara 190011 face 2 (joy)】 それに──ユイ、ちょっと耳貸して。

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アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 ……{player}と二人っきりなんて、最近なかったでしょ?

voice: vo_adv_1289001_057
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 っ!?

voice: vo_adv_1289001_058
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 あたしからのサービスよ。
とっときなさい♪

voice: vo_adv_1289001_059
ユイ:
【chara 100213 face 8 (special_b)】 ~~~~~っ!?

voice: vo_adv_1289001_060
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 というわけで。
【chara 190011 face 2 (joy)】 あとは二人に任せるわ。
ランドソルに向かうときになったら声をかけるわね~♪

voice: vo_adv_1289001_061
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 フィ、フィオちゃんっ!?
ああっ、行っちゃった……!

voice: vo_adv_1289001_062
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 ど、どうしよう……!
すっごく意識しちゃう!
わたしと騎士クンしかいないって……!! 

voice: vo_adv_1289001_063
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 え、え~っと……
騎士クン、何かしたいことある?
【chara 100213 face 2 (joy)】 おしゃべり……とか?

Choice: (9) 修行!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1289001_064
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 あ、そうだよね、修行しようって話だったもんね?
【chara 100213 face 2 (joy)】 あはははは……

voice: vo_adv_1289001_065
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 慌てすぎだよ、わたしってば~っ!! 

voice: vo_adv_1289001_066
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 考えを切り替えなくちゃ!
騎士クンは真剣に新しい力に向き合おうとしてるんだから。
【chara 100213 face 3 (anger)】 わたしだって集中しないと! 

Choice: (10) どんなことをすればいいと思う?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1289001_067
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 うーん、そうだね……

voice: vo_adv_1289001_068
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】 ……瞑想とか、どうかな?

voice: vo_adv_1289001_069
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】 アストラルの力の源は『この世界』そのもの。
だから、世界との繋がりを意識するのは間違いじゃないと思うんだ。

voice: vo_adv_1289001_070
ユイ:
【chara 100213 face 2 (joy)】 世界や自然のことを感じたいなら、瞑想がぴったりだよ。
【chara 100213 face 1 (normal)】 わたしもエルフの里でよくしてたんだ。

Choice: (11) やり方を教えてほしい。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1289001_071
ユイ:
【chara 100213 face 2 (joy)】 もちろんだよ。
わたしと一緒にやってみよう。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 かくして。
ユイと{player}の二人は並んで瞑想をはじめた。
しかし……

voice: vo_adv_1289001_072
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 …………

voice: vo_adv_1289001_073
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】 …………【chara 100213 face 7 (special_a)】 ~~……

voice: vo_adv_1289001_074
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 ……~~~~~~……

voice: vo_adv_1289001_075
ユイ:
【chara 100213 face 8 (special_b)】 い……
意識しちゃうぅ~~~~!! 

voice: vo_adv_1289001_076
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】 騎士クンの気配が……!
騎士クンの動きが……!!
瞑想してると余計に! 

voice: vo_adv_1289001_077
ユイ:
【chara 100213 face 8 (special_b)】 ううぅ……
前途多難だよぉ~! 

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 人知れず行われたユイの葛藤は
ランドソルへ移動する直前まで続いたのだった……