キョウカ(スプリング) 第3話
憧れの植物学者おはなクンの旅に誘われたキョウカ。うれしい反面何年も街を離れることに迷う。ある夜、{player}に夜の散歩に誘われたキョウカは彼の優しさに触れ、街に残ることを決める。
-------------- situation:
迷いと芽生えの時
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
キョウカソウの一件の後も、キョウカはボランティア仲間と共に
精力的に地域の緑化活動に取り組んでいた。
voice: vo_adv_1307003_000
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
えへへ、今日もきれいに咲いてますね。
たっぷりお水あげますからね。
voice: vo_adv_1307003_001
ギャル男:
【chara 1111 face 1 (normal)】
なあなあキョウカっち、この後うちらと茶ぁしね?
voice: vo_adv_1307003_002
ギャル:
【chara 1211 face 1 (normal)】
お花マスターのゴクイ? ってヤツ、ウチらにも教えてよ。
【chara 1211 face 2 (joy)】
代わりにあのニーサンの落とし方、デンジュしたげるからサっ!
voice: vo_adv_1307003_003
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
も、もう、私はお花マスターじゃありませんし、
【chara 130711 face 5 (shy)】
そ、それにあの人とは別になにも……
voice: vo_adv_1307003_004
???:
【chara 130711 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
カカッ! これは見事な花だね。
手入れした人の優しい心が表れているみたいだよ。
voice: vo_adv_1307003_005
ギャル男:
【chara 1111 face 2 (joy)】
お、見る目あんじゃん。そこはお花マスターキョウカっちが……
【chara 1111 face 6 (surprised)】
ほげええええー!
voice: vo_adv_1307003_006
ギャル:
【chara 1211 face 2 (joy)】
ちょ、ほげーとかマジうけ……【chara 1211 face 6 (surprised)】
ほげえええー! マジィー!
voice: vo_adv_1307003_007
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
……う、うそ……あなた、もしかして……おはなクン!?
voice: vo_adv_1307003_008
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
カカカッ、ボクのこと知ってるんだね。
voice: vo_adv_1307003_009
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
もちろんです! 植物好きでおはなクンのことを
知らない人なんていませんよ!
voice: vo_adv_1307003_010
キョウカ:
【chara 130711 face 7 (special_a)】
著名な植物学者ながら、ユニークなキャラとわかりやすいトークで
楽しく植物の知識を教えてくれるタレントでもあるあの!
voice: vo_adv_1307003_011
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
わ、私、おはなクンの本何冊も持ってて、繰り返し読んでて……
【chara 130711 face 6 (surprised)】
はわわわ……信じられない……【chara 130711 face 2 (joy)】
あの、サインとかお願いしても……
voice: vo_adv_1307003_012
ギャル男:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
マジで! あのユートーセーのキョウカっちが
テンションおかしくなってんじゃん! 【chara 1111 face 2 (joy)】
やっぱおはなクンパネェー!
voice: vo_adv_1307003_013
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
カカッ、もちろんだよ! 【chara 311 face 1 (normal)】
ボクの本が今のキョウカちゃんを作る
一因になってたら、こんなうれしいことはないからね。
voice: vo_adv_1307003_014
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
ありがとうございます! 【chara 130711 face 1 (normal)】
……あの、どうして私の名前を……?
voice: vo_adv_1307003_015
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
カカカッ、キミは植物好きの間では結構有名なのさ。
なんたって、あのキョウカソウを咲かせたんだからね。
voice: vo_adv_1307003_016
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
あ、あれは私一人で咲かせたわけではないので、
あまり褒められるのも……
voice: vo_adv_1307003_017
おはなクン:
【chara 311 face 1 (normal)】
謙遜することはないよ。【chara 311 face 2 (joy)】
たとえ人の手を借りたとしても、
キミが咲かせたという事実と偉業は変わらないよ!
あれを咲かせるには知識はもちろん、植物への深い愛情が必要だからね。
voice: vo_adv_1307003_018
キョウカ:
【chara 130711 face 7 (special_a)】
おはなクンにそう言ってもらえるなら、
がんばってよかったです。
voice: vo_adv_1307003_019
おはなクン:
【chara 311 face 1 (normal)】
そんなキョウカちゃんに一つ提案がある。
ボクはこれまで何度も世界中を巡り、
植物を観察、採集してきたのは知っているかい?
voice: vo_adv_1307003_020
キョウカ:
【chara 130711 face 7 (special_a)】
もちろんです! 【chara 130711 face 2 (joy)】
おはなクンと仲間たちとの旅行記、
私も大好きで何度も読み返してます。
voice: vo_adv_1307003_021
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
カカッ、それなら話が早いね。
【chara 311 face 1 (normal)】
単刀直入に言うよ。【chara 311 face 2 (joy)】
次の採取旅行にキミも同行しないかい?
voice: vo_adv_1307003_022
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
……え? わ、私が……?
voice: vo_adv_1307003_023
ギャル男:
【chara 1111 face 2 (joy)】
パネェー! キョウカっちにおはなクンのスカウトキター!
voice: vo_adv_1307003_024
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
で、でも植物を勉強し始めたのは最近だし、
【chara 130711 face 1 (normal)】
私なんかよりふさわしい人がいるんじゃないですか?
voice: vo_adv_1307003_025
おはなクン:
【chara 311 face 1 (normal)】
時間なんて関係ないよ。【chara 311 face 2 (joy)】
必要なのは植物を愛する心、
見たい、知りたいという好奇心と知識欲さ。
キミにはどちらもあるとボクは思うよ。
voice: vo_adv_1307003_026
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
私が、おはなクンと旅に……【chara 130711 face 2 (joy)】
本当なら夢みたいです……
voice: vo_adv_1307003_027
ギャル:
【chara 1211 face 2 (joy)】
すごいよキョウカっち! 【chara 1211 face 1 (normal)】
これはもう絶対行くべきじゃん!
voice: vo_adv_1307003_028
おはなクン:
【chara 311 face 4 (sad)】
でも、一度旅立つとしばらく街には戻れないんだ。
最低でも1年、【chara 311 face 1 (normal)】
長ければ4、5年はかかるかもしれない。
voice: vo_adv_1307003_029
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
え、4、5年……?
voice: vo_adv_1307003_030
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
今すぐ答えなくて大丈夫さ。
ボクはしばらくこの街にいるから、ゆっくり考えるといいよ。
voice: vo_adv_1307003_031
おはなクン:
【chara 311 face 1 (normal)】
今はまだ小さなつぼみのキミが、
この旅でどんな美しい花を咲かせるか、興味がわくよ。
voice: vo_adv_1307003_032
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
それじゃあボクは街や周辺地域の植物観察に行ってくるよ。
返事、待ってるね。カカカッ!
voice: vo_adv_1307003_033
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
……まさか、おはなクンに誘われるなんて。
【chara 130711 face 2 (joy)】
うれしい、【chara 130711 face 4 (sad)】
うれしいけど、【chara 130711 face 6 (surprised)】
こんなの決められないよー!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
おはなクンとの邂逅から数日、ボランティアに参加しながら
キョウカは未だ迷いのただ中にいた。
voice: vo_adv_1307003_034
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
はぁ……どうしよう、早くおはなクンのこと相談しなきゃいけないのに、
なかなか言い出せないよ……
voice: vo_adv_1307003_035
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
もしも私が旅に出たいって言ったら、みんななんて言うかな……
voice: vo_adv_1307003_036
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
お父さんとお母さんは応援してくれると思うけど、
【chara 130711 face 4 (sad)】
ミソギは絶対怒るし、ミミは泣いちゃうよね……
voice: vo_adv_1307003_037
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
ううん、人のこと言えませんね。
【chara 130711 face 4 (sad)】
何年も離れてたら私だって寂しくなっちゃうから……
voice: vo_adv_1307003_038
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
そういえばもう何日も{player}さんに会ってませんね。
今回のこと、それとなく相談したかったんだけど……
voice: vo_adv_1307003_039
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
いつもなら呼んでもいないのに突然現れるくせに、
肝心なときに来てくれないんだから……
voice: vo_adv_1307003_040
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
って、これじゃあ私があの人のこと気になってるみたいじゃないですか!
【chara 130711 face 3 (anger)】
もう大人なんだから、これくらい一人で解決してみせますからね!
voice: vo_adv_1307003_041
ギャル:
【chara 1211 face 2 (joy)】
ちょ、キョウカっちの植え方、マジぜんえー!
voice: vo_adv_1307003_042
ギャル男:
【chara 1111 face 2 (joy)】
お花マスターパネェ! 【chara 1111 face 1 (normal)】
うちらもがんばんべ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
結局その日も誰にも相談できぬまま夜を迎えたキョウカは、
寝付くこともできず夜風に当たっていた。
voice: vo_adv_1307003_043
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
うぅ……今日も誰にも話せなかった……
【chara 130711 face 3 (anger)】
それもこれも{player}さんが全然会いに来ないから……
【chara 130711 face 4 (sad)】
ううん、それは言い訳ですね。
voice: vo_adv_1307003_044
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
単純にあと一歩が踏み出せないだけなんです。
voice: vo_adv_1307003_045
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
私、思ってたより全然大人じゃなかったんだ。
いつもあの人の前では大きなこと言ってるのに、情けないです……
voice: vo_adv_1307003_046
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
でも、いつまでも悩んでばかりじゃダメですよね。
【chara 130711 face 2 (joy)】
明日私の方から{player}さんに会いに──
Choice: (1) 僕がどうかしたの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1307003_047
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
ひゃわああっ! び、びっくりした……
な、なんでこんな時間にいるんですか!
voice: vo_adv_1307003_048
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
……あ、聞いたんですね、おはなクンのこと。
そう、ですか。【chara 130711 face 3 (anger)】
でも、あなたには関係のないことですよね?
voice: vo_adv_1307003_049
キョウカ:
【chara 130711 face 3 (anger)】
話があるならもう少し時間を選んで来てください。
私が寝てたらどうするつもりだったんですか。
voice: vo_adv_1307003_050
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
もう、こんなこと言いたいわけじゃないのに!
【chara 130711 face 6 (surprised)】
いきなり現れるから心の準備ができてないよー!
Choice: (2) とりあえず遊びに行こう。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1307003_051
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
……はい? 【chara 130711 face 6 (surprised)】
こ、こんな時間になに言ってるんですか!
本当にへんたいふしんしゃさんになっちゃいますよ!
【chara 130711 face 3 (anger)】
遊ぶなら昼間でも全然いいでしょ!
Choice: (3) 夜じゃなきゃダメなんだ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1307003_052
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
で、でも……【chara 130711 face 6 (surprised)】
あ、ちょっと、一人で勝手に行かないでください!
私まだ行くなんて一言も……【chara 130711 face 4 (sad)】
ああもう! 【chara 130711 face 3 (anger)】
本当に仕方のない人!
voice: vo_adv_1307003_053
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
ふぅ……けっこう遠くまで来ましたけど、どこまで行くつもりですか?
【chara 130711 face 1 (normal)】
え、もうちょっと? 【chara 130711 face 4 (sad)】
まあ、ここまで来て
今さらごねたりはしませんけど……【chara 130711 face 1 (normal)】
ん? なんですかこれ?
voice: vo_adv_1307003_054
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
ジュースとお菓子じゃないですか。これ食べて一休み?
【chara 130711 face 4 (sad)】
こんな時間に甘いもの食べちゃダメなんですよ!
voice: vo_adv_1307003_055
キョウカ:
【chara 130711 face 3 (anger)】
もう歯もみがいちゃいましたし、夜中に食べると太っちゃいます。
Choice: (4) これも大人の楽しみだよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1307003_056
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
お、大人の……【chara 130711 face 4 (sad)】
そう言われると……
【chara 130711 face 1 (normal)】
仕方ありません、断るのも悪いのでいただきます。
voice: vo_adv_1307003_057
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
うぅ、おいしい……【chara 130711 face 1 (normal)】
なんだか普段よりおいしいかも。
【chara 130711 face 4 (sad)】
よくないってわかってるのに、止まらないよぉ……
voice: vo_adv_1307003_058
キョウカ:
【chara 130711 face 3 (anger)】
こんないけないこと覚えさせて、
不良になったらどうするつもりですか?
Choice: (5) 責任はとるよ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1307003_059
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
……それ、意味わかって言ってます?
【chara 130711 face 3 (anger)】
本当に困った人ですね、まったく。
voice: vo_adv_1307003_060
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
でも、こんなやりとりが楽しくて、うれしいです。
【chara 130711 face 1 (normal)】
旅に出たらそれもできなくなっちゃうかもしれない。
voice: vo_adv_1307003_061
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
旅から戻ってきても、また同じようにできるとは限りませんから……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ほどなくして二人は丘の頂上に辿り着いた。
voice: vo_adv_1307003_062
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
──ようやく着きましたか。【chara 130711 face 4 (sad)】
こんなところにまで連れてきて
いったい何を……【chara 130711 face 6 (surprised)】
あっ!
voice: vo_adv_1307003_063
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
あれはゲッコウソウ。【chara 130711 face 1 (normal)】
月明かりの下でしか咲かない珍しいお花が、
こんなたくさん……【chara 130711 face 2 (joy)】
すごくきれい……
Choice: (6) キョウカちゃんに見せたかったんだ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1307003_064
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
あ、ありがとうございます。
夜じゃなきゃいけない理由がやっとわかりました。
voice: vo_adv_1307003_065
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
でも、どうしてへんたいふしんしゃさんすれすれなことをしてまで、
私を連れてきてくれた……【chara 130711 face 1 (normal)】
あ。
voice: vo_adv_1307003_066
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
もしかして、最後の思い出作りでここに連れてきてくれたのかな……?
優しい人だからそうに違いありません。
voice: vo_adv_1307003_067
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
でも、気遣いはうれしいですが私がいなくなるかもしれないこと、
どう思ってるのでしょうか?
voice: vo_adv_1307003_068
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
あ、あの、もしも、もしもですよ?
【chara 130711 face 4 (sad)】
私がどこか遠くに行っちゃうとしたら、あなたはどうしますか?
Choice: (7) 僕は……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1307003_069
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
待って、もし私のことなんかなんとも思ってなくて、
あっさりと行けば? とか言われたら、【chara 130711 face 4 (sad)】
私、私……!
voice: vo_adv_1307003_070
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
す、すみません、今の質問は無しで!
【chara 130711 face 4 (sad)】
さ、さあ、もうだいぶ遅いですし、そろそろ帰りましょう。
Choice: (8) 足下気を付けて!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1307003_071
キョウカ:
【chara 130711 face 6 (surprised)】
え、あっ……! 【chara 130711 face 4 (sad)】
きゃああー!
voice: vo_adv_1307003_072
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
ああ、カッコ悪いなぁ。こんなところで終わりなんだ……
私って、最後まで子どものままでした……
voice: vo_adv_1307003_073
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
あの人に大人っぽいところ、見せたかったな……
Choice: (9) キョウカちゃん!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1307003_074
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
ん……あ、れ……【chara 130711 face 1 (normal)】
私、生きてる……?
Choice: (10) 気がついたんだ。よかった……
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1307003_075
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
そっか、私丘を滑り落ちて、あなたに助けてもらったんですね。
【chara 130711 face 4 (sad)】
あなたはケガしませんでしたか?
voice: vo_adv_1307003_076
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
え? 全然大した高さじゃなかった?
【chara 130711 face 4 (sad)】
なのに私、もう終わりだって思って気絶して、【chara 130711 face 5 (shy)】
恥ずかしいです……
voice: vo_adv_1307003_077
キョウカ:
【chara 130711 face 5 (shy)】
ええと、ご迷惑をおかけしました。
【chara 130711 face 6 (surprised)】
もう大丈夫なので下ろしてください。
だから子どもじゃないんですから! 歩けますって!
voice: vo_adv_1307003_078
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
うぅ、強情な人ですね……【chara 130711 face 5 (shy)】
わかりました。今はお世話になります。
voice: vo_adv_1307003_079
キョウカ:
【chara 130711 face 5 (shy)】
……背中、あったかいな。それにおもったよりずっと大きい。
【chara 130711 face 1 (normal)】
私のちっちゃな体がすっぽり入っちゃいそう……
voice: vo_adv_1307003_080
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
この人はどんな時でも私の側にいてくれました。
いつも優しくて、笑顔で、大変なときは力になってくれた。
voice: vo_adv_1307003_081
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
さっき見たゲッコウソウも、周りの山に守られてるみたいでした。
私も同じ、ずっとずっと守られていました。
voice: vo_adv_1307003_082
キョウカ:
【chara 130711 face 3 (anger)】
本当に大人になりたいなら、守られるばかりじゃなくて
おはなクンについて行くべきです。【chara 130711 face 4 (sad)】
でも……
voice: vo_adv_1307003_083
キョウカ:
【chara 130711 face 4 (sad)】
旅に出たら、私のことなんか忘れちゃうかもしれない。
このぬくもりとお別れすることになっちゃうんだ……
voice: vo_adv_1307003_084
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
……決めた。明日、おはなクンに会いに行こう。
【chara 130711 face 5 (shy)】
でも今は、今だけはこのぬくもりをもう少しだけ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして翌日、キョウカは{player}と共に
おはなクンの元を訪れた。
voice: vo_adv_1307003_085
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
──すみません、せっかく誘ってもらったのに申し訳ないですが、
やっぱり私、旅には行けません。
voice: vo_adv_1307003_086
おはなクン:
【chara 311 face 2 (joy)】
……カカッ、そっか。キミはここで咲くことを選んだんだね。
【chara 311 face 1 (normal)】
ふーん、なるほど。【chara 311 face 2 (joy)】
どうやらボクの出る幕はなさそうだ。
voice: vo_adv_1307003_087
おはなクン:
【chara 311 face 1 (normal)】
キミ、キョウカちゃんのこと頼んだよ。
【chara 311 face 2 (joy)】
それじゃあね、キョウカちゃん。カカカッ!
Choice: (11) ……どうして残ることにしたの?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1307003_088
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
前におはなクンが、私のことをお花にたとえてくれたんです。
【chara 130711 face 2 (joy)】
知ってますか? 植物って、環境によって咲き方が変わるんですよ。
voice: vo_adv_1307003_089
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
おはなクンの言うとおり、旅に出てたくさんの経験をすれば
きっと私は大きくきれいに咲くことができたと思います。
voice: vo_adv_1307003_090
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
……でも、今はまだ私は、ランドソルがいい。
voice: vo_adv_1307003_091
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
ランドソルという土地でミミとミソギ、お父さんやお母さん、
クラスのお友達、【chara 130711 face 5 (shy)】
そして……た、大切な人というあたたかい光を浴びて
私というお花を咲かせたい。【chara 130711 face 2 (joy)】
そう思ったんです。
Choice: (12) 残ってくれてうれしいよ。
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voice: vo_adv_1307003_092
キョウカ:
【chara 130711 face 3 (anger)】
……やっぱり気付いてない。
【chara 130711 face 4 (sad)】
私が誰のおかげで残ったと思ってるんですか。
voice: vo_adv_1307003_093
キョウカ:
【chara 130711 face 3 (anger)】
おはなクンだって気付いてたのに。
【chara 130711 face 1 (normal)】
まあ、そこがこの人らしいところなんだけど。
voice: vo_adv_1307003_094
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
ところで、このあと時間はありますか?
【chara 130711 face 2 (joy)】
よければちょっと付き合ってください。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1307003_095
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
ええと、ですね……【chara 130711 face 2 (joy)】
ここのところあなたには
ハチミツ採りやキョウカソウの入手、夜のお散歩とか
色々お世話になってました。
voice: vo_adv_1307003_096
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
それらと日頃のお礼と、【chara 130711 face 5 (shy)】
その……
こ、今後ともよろしくということで、【chara 130711 face 2 (joy)】
これをどうぞ。
voice: vo_adv_1307003_097
キョウカ:
【chara 130711 face 5 (shy)】
べ、別に他意などありませんよ。勘違いしないでください。
voice: vo_adv_1307003_098
キョウカ:
【chara 130711 face 1 (normal)】
え? 花冠の作り方、教えてほしいんですか?
【chara 130711 face 2 (joy)】
ふふ、いいですよ。教えてあげます。
voice: vo_adv_1307003_099
キョウカ:
【chara 130711 face 2 (joy)】
だって私、立派な大人ですから!