リリ(サマー) 第4話
両親の許しを得て、{player}と二人きりで別荘にやってきた莉々。同年代の男の子と過ごすひと夏の体験は、名家に生まれ、箱入り娘として育てられてきた莉々にとって新鮮な驚きに満ちていた。


-------------- situation:
四海兄妹
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 子どもたちとのスイカ割りを楽しんでいたリリと{player}。
二人は海の家を手伝う時間が近づくと
名残惜しそうにその場を後にするのだった。

voice: vo_adv_1316004_000
リリ:
【chara 131611 face 2 (joy)】 皆様、またご一緒してくださいね……!

voice: vo_adv_1316004_001
子どもたち:
【chara 1 face 1 (normal)】 またねー!

voice: vo_adv_1316004_002
リリ:
【chara 131611 face 1 (normal)】 ……とても楽しい時間でしたね、兄様。
【chara 131611 face 2 (joy)】 素敵な夏の思い出になりました……

voice: vo_adv_1316004_003
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 できることなら、わたくしの割ったスイカを
兄様に召し上がっていただきたかったのですが……

voice: vo_adv_1316004_004
リリ:
【chara 131611 face 1 (normal)】 ……それは、欲のかきすぎというものですね。
【chara 131611 face 4 (sad)】 目隠しをしたまま進むことに難儀してしまうだけでなく
剣を振り下ろすことすら満足にできなかったのですから……

voice: vo_adv_1316004_005
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 せっかく兄様に剣術の稽古をつけていただいたのに、
お恥ずかしい限りです。

voice: vo_adv_1316004_006
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 ……やはり。
わたくしには、剣の道は相応しくないのでしょうか……

voice: vo_adv_1316004_007
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 ……そう、なのかもしれません。
そもそも剣を取った動機も、兄様の横に並びたいという……不純なもの。
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ……ですが、かといって……

voice: vo_adv_1316004_008
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ……わたくしに合った道は、見つかるのでしょうか。
【chara 131611 face 4 (sad)】 罪を償うに足る強さを得る選択を……できるのでしょうか……

voice: vo_adv_1316004_009
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1316004_010
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ……あっ。
も、申し訳ありません!
【chara 131611 face 4 (sad)】 兄様のお傍でため息などついてしまい……!

voice: vo_adv_1316004_011
リリ:
【chara 131611 face 1 (normal)】 このように後ろ向きではいけませんね。
海の家のお手伝いもあるのですから、明るい心持ちでいなければ。
【chara 131611 face 2 (joy)】 そう、あの空に輝く太陽のよう──【chara 131611 face 6 (surprised)】 に……?

voice: vo_adv_1316004_012
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 き、気のせいでしょうか。
【chara 131611 face 4 (sad)】 真昼とはいえ随分と眩し──
きゃっ!?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1316004_013
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 ……兄様。
麦茶をお持ちしました、【chara 125831 face 2 (joy)】 どうぞ。

Choice: (1) ありがとう。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1316004_014
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 兄様。本日もレジェンドオブアストルムについて……
ひいてはゲーム全般についてご教授いただきありがとうございます。
【chara 125831 face 2 (joy)】 おかげさまでmimiの扱いにも随分と慣れてまいりました。

voice: vo_adv_1316004_015
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 …………
mimi?

voice: vo_adv_1316004_016
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 このmimiは……わたくしが買い求めたものでした、よね?
兄様にお店までお付き合いいただいて……
売り切れ寸前のmimiの箱を見つけたのでした……【chara 125831 face 4 (sad)】 よね? 

Choice: (2) どうかしたの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1316004_017
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……い、いえ。
【chara 125831 face 1 (normal)】 何でもありません、兄様。

voice: vo_adv_1316004_018
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 きっと、気のせい……です。
確かに今、手元にあるmimiに、疑問を抱いてしまうなんて。
【chara 125831 face 6 (surprised)】 幸福のあまり、現実味を感じられなくなってしまったのでしょうか……

voice: vo_adv_1316004_019
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ええと、それよりも──
【chara 125831 face 1 (normal)】 兄様、明日のご準備はいかがでしょう?

voice: vo_adv_1316004_020
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 明日は以前よりお約束をしておりました
我が家の別荘へ兄様をお招きする日……
【chara 125831 face 2 (joy)】 わたくし、指折り数えてこの日を待ちわびておりました。

Choice: (3) バッチリだよ!
Choice: (4) 今日やろうと思ってたんだけど……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1316004_021
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 さすがは兄様。
用意周到ですね。
【chara 125831 face 1 (normal)】 わたくしも準備は万端、整えております。

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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1316004_022
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 兄様はご多忙でいらっしゃいますからね……
【chara 125831 face 2 (joy)】 であれば僭越ながら、わたくしもお手伝いをさせていただきます。
【chara 125831 face 7 (special_a)】 兄様と一緒に荷造り……まるで二人旅でもするかのよう……ふふ。

----- Tag 5 -----
Choice: (6) どういう別荘なの?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1316004_023
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 はい。
わたくしの家が所有しております、海辺の別荘です。

voice: vo_adv_1316004_024
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 わたくしの家には、いくつか所縁の地があるのですが
【chara 125831 face 1 (normal)】 この別荘は海辺向きの部屋やプールからの景色が特別美しくて──
絵画の宿題で、題材にその景色を描いたこともありました。

voice: vo_adv_1316004_025
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 もちろんプールだけでなく、海岸も私有地となっておりますので
海水浴もお楽しみいただけます。

voice: vo_adv_1316004_026
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 ……ただ、わたくしが最後に海へ入ったのは10歳の頃ですから
ご案内はあまりできないかもしれません。
【chara 125831 face 1 (normal)】 物心がつく頃には肌を出すような外遊びは慎んでいましたので……

Choice: (7) それなら明日もお家の人が一緒なのかな。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1316004_027
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 いえ、家の者は送迎だけ。
【chara 125831 face 2 (joy)】 別荘では、兄様とわたくしの二人きりの予定です。

voice: vo_adv_1316004_028
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 父にも母にも、日頃より兄様のご活躍は伝えていますので……
ぜひ、この機会にきちんと感謝を伝えるべき、と。
【chara 125831 face 6 (surprised)】 本来であれば殿方との外出は許されないのですが、【chara 125831 face 2 (joy)】 兄様は特別です、と。

voice: vo_adv_1316004_029
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 ですので、兄様。
明日はわたくしが、誠心誠意おもてなしをさせていただきますね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そして一夜明け……
翌日。

voice: vo_adv_1316004_030
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……ふう。
【chara 125831 face 1 (normal)】 兄様、そろそろ休憩いたしましょう。どうぞ、こちらのチェアへ。
【chara 125831 face 2 (joy)】 わたくしも……お隣に失礼いたします。

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1316004_031
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 ふふ、すっかりはしゃいでしまいました。
優しい風が心地よいです……♪

voice: vo_adv_1316004_032
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 その……
兄様、いかがでしょう?
【chara 125831 face 1 (normal)】 楽しんでいただけていますでしょうか……?

Choice: (8) もちろん!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1316004_033
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 それを聞いて安心いたしました。
わたくしだけが楽しんではいないかと心配になったものですから……♪

voice: vo_adv_1316004_034
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 ……本当に夢のようです。
兄様と夏のひとときをご一緒できるだなんて。
それも……この別荘で。

voice: vo_adv_1316004_035
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 わたくしにとって、夏というものは。
古い家の人間であることを特に強く感じる季節でした。

voice: vo_adv_1316004_036
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 各地の親類縁者をお出迎えしたり、あるいは訪問したり。
縁のある仏閣や名士の方に挨拶をしたり……
【chara 125831 face 1 (normal)】 そうして瞬く間に過ぎるのが、わたくしにとっての夏でした。

voice: vo_adv_1316004_037
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……なので今のように。
思うさま夏を楽しむというのは……あまり記憶にないのです。

Choice: (9) 友達とプールに行ったりしなかったの?
Choice: (10) 友達とお祭りに行ったりしなかったの?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1316004_038
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 そうですね……家族ぐるみのお付き合いのある方とは、何度か。
どちらかの家が所有するプールには。
【chara 125831 face 4 (sad)】 夏の楽しみというよりは、社交の時間……といった趣でした。

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----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1316004_039
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 お祭り……両親主催のパーティーが開かれることは何度もありますが……
風に乗ったお囃子の音をかすかに聞いた覚えがございます。
もしかしたら、それが兄様のおっしゃるお祭り、でしょうか?

----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1316004_040
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 私は夏をそういうものだと思って過ごしてきましたから、
特別悪いものとも、つらいとも思ったことはないのですが……
【chara 125831 face 4 (sad)】 今は少しだけ、寂しいような気がいたします。

Choice: (12) それじゃあ莉々ちゃんは……
----- Tag 12 -----
Choice: (13) これから夏をたくさん知れるんだね。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1316004_041
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 …………!

voice: vo_adv_1316004_042
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……兄様のおっしゃる通りです。
わたくしは、きっと夏のことをよく知りません。
行事や風物詩も、結局のところ社交の一環としての知識しか……

Choice: (14) 僕でよければ教えるよ。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1316004_043
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 兄様……
【chara 125831 face 2 (joy)】 あ、ありがとうございます。
【chara 125831 face 1 (normal)】 では、お言葉に甘えまして……

voice: vo_adv_1316004_044
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……なるほど。
プールや海というものは一般的には公共の場所であって
様々な人が利用するもの、なのですね。

voice: vo_adv_1316004_045
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 知識としてはわかっていても、
全く想像が及びません。

voice: vo_adv_1316004_046
莉々:
【chara 125831 face 5 (shy)】 水着などという……その……薄着で。
公共の場を訪れるのは、なんと申しますか……
少々、大胆にすぎると思うのですが……

Choice: (15) 夏休みの貴重な楽しみだから。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1316004_047
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……そういえば。
学校でもそのようなことを教えていただいたことがあります。
【chara 125831 face 1 (normal)】 夏休みには、夏休みならではの貴重な学びがあるもの、と……

voice: vo_adv_1316004_048
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 普段はできないような経験をする、絶好の機会。
だとすれば──すこしばかり大胆な行動を
してしまっても問題はないのでは……? 

voice: vo_adv_1316004_049
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……!
【chara 125831 face 5 (shy)】 わ、わたくし、一体何を考えているのでしょう……!
旧華族の淑女としてふさわしいふるまいとはとても言えません。

voice: vo_adv_1316004_050
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 いくら夏とはいえ、公共の場所で泳ぐだなんて。
今のわたくしには、この二人きりのプールが精一杯です。
兄様以外の方に水着姿をお見せするなんて、とても──……

voice: vo_adv_1316004_051
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……え?
……兄様、以外……?

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voice: vo_adv_1316004_052
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 ……? 兄様であっても、
ここまで肌をあらわにした姿をお見せしたことはなく……
兄様の水着のお姿も初めて拝見したはず……

voice: vo_adv_1316004_053
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 それなのに恥じらいもせず、
わたくしはただ幸せだけを感じていて……
【chara 125831 face 4 (sad)】 そのようなことが、あるのでしょうか? 

voice: vo_adv_1316004_054
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 兄様と二人きりで過ごす別荘のプールも、
このようにためらいなく、異性の方に肌を晒すことも……
──本当に、これは現実なのでしょうか……?

voice: vo_adv_1316004_055
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 え──……!
【chara 125831 face 4 (sad)】 ま、眩しい……

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1316004_056
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 一瞬、日差しが強くなったようですが……
収まったようですね。
【chara 125831 face 4 (sad)】 何かの自然現象、でしょうか……

voice: vo_adv_1316004_057
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……?
それに……
【chara 125831 face 4 (sad)】 わたくし、大事な疑問を持っていたように思うのですが……

voice: vo_adv_1316004_058
莉々:
【chara 125831 face 4 (sad)】 ……思い出せません。
【chara 125831 face 6 (surprised)】 それに、なんだか肌がピリピリして……

Choice: (16) 莉々ちゃん、すっかり日焼けしてるね。
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1316004_059
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 日焼け……?

voice: vo_adv_1316004_060
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 わたくし……いつの間に!?
脚までまんべんなくこんがりとしています……!

voice: vo_adv_1316004_061
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 こんなに日焼けしたのは初めてです。
夏の日差しとは、こんなに強いものなのですね……
【chara 125831 face 5 (shy)】 兄様、そんなにまじまじとご覧にならないでください……っ。

Choice: (17) 夏っぽくていいと思う。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1316004_062
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 夏っぽい……?
なるほど、市井の人々はこのように日焼けすらも、
夏の風物詩として楽しむのですね。

voice: vo_adv_1316004_063
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ということは、これも一つの……
いいえ、ひと夏の学びと言えるのかも……?

voice: vo_adv_1316004_064
莉々:
【chara 125831 face 1 (normal)】 夏の間しかできないこと……
できるのは今だけ……

voice: vo_adv_1316004_065
莉々:
【chara 125831 face 5 (shy)】 ……だったら。
わたくしも今だけは──
ほんの少し、大胆になってしまうのも……よ、よいのでは……? 

voice: vo_adv_1316004_066
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 ……あ、あの。
兄様……?
もし、よろしければ……なのですが。

voice: vo_adv_1316004_067
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 先ほど兄様がおっしゃっていた海やプールに……
【chara 125831 face 5 (shy)】 わ、わたくしも……
その、ご一緒させていただけないでしょうか……?

voice: vo_adv_1316004_068
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 もちろん兄様のご都合がつくときで結構です。
【chara 125831 face 5 (shy)】 ですがもし、わたくしにお声がけいただけるときがありましたら……
そのときは、ぜひ……

voice: vo_adv_1316004_069
莉々:
【chara 125831 face 5 (shy)】 不特定多数の方のいる場所で遊ぶことにも
いささか緊張がありますが……【chara 125831 face 1 (normal)】 その。

voice: vo_adv_1316004_070
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 せっかくの……
兄様がいらっしゃる夏、ですので。

Choice: (18) もちろん、いいよ。
----- Tag 18 -----
--- Switch scene ---

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story_still_131600404
voice: vo_adv_1316004_071
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 ……!
ありがとうございます、兄様。

Choice: (19) じゃあ、今から練習しよう。
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1316004_072
莉々:
【chara 125831 face 6 (surprised)】 練習……【chara 125831 face 1 (normal)】 わかりました。
わたくし、夏の遊びの練習に励みます。

voice: vo_adv_1316004_073
莉々:
【chara 125831 face 2 (joy)】 兄様、どうぞ夏の楽しみ方をわたくしに教えてください。
……お願いいたします。

--- Switch scene ---

still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 …………
……

voice: vo_adv_1316004_074
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 はーセフセフっと。
【chara 193211 face 1 (normal)】 なんとかごまかせたわねー

voice: vo_adv_1316004_075
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 やっぱ鋭いとこあるわーあの子。
【chara 193211 face 4 (sad)】 オトメの直感ってヤツ?

voice: vo_adv_1316004_076
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 んー?
【chara 193211 face 3 (anger)】 ……なによ、ボケーっとしちゃって。

voice: vo_adv_1316004_077
ティア:
【chara 193211 face 1 (normal)】 あー
ゆってなかったっけ。
いつものヤツ。

voice: vo_adv_1316004_078
ティア:
【chara 193211 face 2 (joy)】 はい、お疲れさまー
今回も、いーカンジだったっしょ?

voice: vo_adv_1316004_079
ティア:
【chara 193211 face 1 (normal)】 ま・あたしもワリと?
夢の中もイジれるようになったってゆーか?
【chara 193211 face 4 (sad)】 ……たまにヤバいのにジャマされるけど……

Choice: (20) それじゃあ、さっきのはティアが?
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1316004_080
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 そ。なーんかリリちゃんモヤってたし?
【chara 193211 face 2 (joy)】 どーせなら思いっきり夏っぽいカンジで誤魔化した方が
余計なこと考えられなくなるんじゃない? ……ってさ♪

voice: vo_adv_1316004_081
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 てゆーかー
まじのまじでイートコの子じゃない?
リリちゃんさー

voice: vo_adv_1316004_082
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 ひっろい別荘いくつもあってー
プールにプライベートビーチとか?
【chara 193211 face 2 (joy)】 どんだけってカンジ。逆にウケるわ。

voice: vo_adv_1316004_083
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 でもまー
メリットばっかじゃないってか。
【chara 193211 face 4 (sad)】 シンセキ付き合い? とかめっちゃあって、クッソだるそーだけど。

voice: vo_adv_1316004_084
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 それに、前にもゆったけど。
イートコの子のせーで、【chara 193211 face 4 (sad)】 アバターを利用されちゃったワケで……

voice: vo_adv_1316004_085
ティア:
【chara 193211 face 4 (sad)】 ……ん……

Choice: (21) ……?
----- Tag 21 -----
voice: vo_adv_1316004_086
ティア:
【chara 193211 face 4 (sad)】 ……それだけなのかしら。ほんとに……

Choice: (22) えっ?
Choice: (23) ひょっとして、ウソだったとか……?
----- Tag 22 -----
Jump to tag 24
----- Tag 23 -----
voice: vo_adv_1316004_087
ティア:
【chara 193211 face 3 (anger)】 しっつれーねー
あたしウソなんかつかねーってのー

voice: vo_adv_1316004_088
ティア:
【chara 193211 face 2 (joy)】 ……少なくとも、今回は……

----- Tag 24 -----
voice: vo_adv_1316004_089
ティア:
【chara 193211 face 4 (sad)】 んー…………

voice: vo_adv_1316004_090
ティア:
【chara 193211 face 4 (sad)】 ……人間なのは間違いないし。
園上矛依未的な、超能力者でもなさそーだし……

voice: vo_adv_1316004_091
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 わからん。
おてあげー

Choice: (25) あきらめた!?
----- Tag 25 -----
voice: vo_adv_1316004_092
ティア:
【chara 193211 face 3 (anger)】 しゃーないっしょー
いまんとこ、ただのカンでしかないんだから。

voice: vo_adv_1316004_093
ティア:
【chara 193211 face 4 (sad)】 なんかヒントでもあればいーんだけど。
ん~……

voice: vo_adv_1316004_094
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 ……ひょっとしたら。
あの子が今さがしてる『自分の道』ってのを見つけられたら──
【chara 193211 face 1 (normal)】 何か手がかりになるカモ……【chara 193211 face 2 (joy)】 ね。

voice: vo_adv_1316004_095
ティア:
【chara 193211 face 6 (surprised)】 ──ってコトだから。
ちゃんとあの子の面倒、最後までみてあげなさいよねー

voice: vo_adv_1316004_096
ティア:
【chara 193211 face 2 (joy)】 当然でしょ?
あんた兄様なんだから──

--- Switch scene ---

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 …………
……

voice: vo_adv_1316004_097
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 ん……

voice: vo_adv_1316004_098
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ここは……?
【chara 131611 face 4 (sad)】 わたくしは、一体……

voice: vo_adv_1316004_099
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 っ!?
【chara 131611 face 5 (shy)】 な、なぜわたくしは兄様と……
砂浜で……よ、寄り添って……?

Choice: (26) おはよう。
----- Tag 26 -----
voice: vo_adv_1316004_100
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 兄様っ!
【chara 131611 face 4 (sad)】 そ、その……
おはようございますっ。

Choice: (27) お互い眠っちゃってたみたいだね……
----- Tag 27 -----
voice: vo_adv_1316004_101
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 はい、ええと……【chara 131611 face 5 (shy)】 大変ぐっすりと。

voice: vo_adv_1316004_102
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 スイカ割りの疲れが出てしまったのでしょうか……
いずれにしても、ごく短い間のうたた寝だったようです。
【chara 131611 face 1 (normal)】 海の家のお手伝いには間に合うかと。

Choice: (28) ……そうだ。
----- Tag 28 -----
voice: vo_adv_1316004_103
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】
どうなされました?

Choice: (29) お手伝いが終わったら海に入って遊ぼう。
----- Tag 29 -----
voice: vo_adv_1316004_104
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 海で……
兄様と……

voice: vo_adv_1316004_105
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 ……で、ですが兄様。
わたくしは、修行の身……

voice: vo_adv_1316004_106
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 剣技には、あまり才と呼べるものもないようですし……
【chara 131611 face 3 (anger)】 己の進むべき道を見出すために、
より鍛錬に励まなくてはなりません……

Choice: (30) でも、息抜きも大事だよ。
----- Tag 30 -----
voice: vo_adv_1316004_107
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ……!
兄様……

voice: vo_adv_1316004_108
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 焦るばかりでなく、
時には遠回りも必要……と、いうことですね……

voice: vo_adv_1316004_109
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ……思い返してみますと。
これほど目の当たりにしているにもかかわらず
あまり海には入っていませんでした……

voice: vo_adv_1316004_110
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 海で泳いだ経験はほぼ皆無。
少々恐怖を感じるところもありますが……

voice: vo_adv_1316004_111
リリ:
【chara 131611 face 1 (normal)】 他ならぬ、兄様と一緒であれば。
【chara 131611 face 2 (joy)】 新たな経験を積み。
一皮むけることが叶うかもしれません。

voice: vo_adv_1316004_112
リリ:
【chara 131611 face 1 (normal)】 眺めているだけでは……
【chara 131611 face 2 (joy)】 せっかくの水着も持ち腐れになってしまいますね。

voice: vo_adv_1316004_113
リリ:
【chara 131611 face 2 (joy)】 はい。
喜んでご一緒させていただきます、兄様。

voice: vo_adv_1316004_114
リリ:
【chara 131611 face 6 (surprised)】 ……本来であれば。
わたくしは海で遊ぶことなど許されない身。
【chara 131611 face 4 (sad)】 罪を償う力を得ていない今、優先すべきは己の強さを高めること……

voice: vo_adv_1316004_115
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 そのことは痛いほどにわかっています。
そして……これまでの海で過ごしたひとときで
十分に夏の遊びを堪能したことも。

voice: vo_adv_1316004_116
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 これ以上のことを望むのは、あまりに贅沢。
【chara 131611 face 3 (anger)】 兄様にご迷惑をおかけすることなく
合間合間に修行をすることこそが道理と呼べるはず……

voice: vo_adv_1316004_117
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 ……わかっているのです。
ですが、それなのに……

voice: vo_adv_1316004_118
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 思ってしまうのです。
もう少しだけ──
どうかもう少しだけ、この時間を過ごすことを許してほしい、と。

voice: vo_adv_1316004_119
リリ:
【chara 131611 face 4 (sad)】 ……兄様。
やはりわたくしは、弱い人間なのです。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 強い日差しの下、罪の陰を背負うリリ。
そんな彼女の横顔を{player}は
普段と変わらない優しい笑顔で見守るのだった……