アメス(サマー) 第3話
謎の光に包まれた{player}とアメス。どこか作りものっぽい空間で様々な頼みごとをされ、それをこなしていく。どこか懐かしい体験に『フィオ』だった頃の思い出を蘇らせるアメスであった。
-------------- situation:
アメスの想い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夏の海を堪能していたアメスと{player}。
そんな二人を、突如不思議な光が包み込む。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1317003_000
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
……!
voice: vo_adv_1317003_001
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
今の光……それに、さっきの声……
Choice: (1) 知ってる感覚だった。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1317003_002
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
そうでしょうね。
あんたは何度も味わってるんだから。
voice: vo_adv_1317003_003
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ここは……夢の中だと思えばいいわ。
【chara 131711 face 4 (sad)】
仮想空間、なんて言い方しても分かんないでしょ?
voice: vo_adv_1317003_004
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
どうやらあたしたちは、夢の中に放り込まれたみたい。
voice: vo_adv_1317003_005
海水浴客:
【chara 312 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1317003_006
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ねぇ、ちょっといい?
そこの人──
voice: vo_adv_1317003_007
海水浴客:
【chara 312 face 1 (normal)】
ここは マルジェン海岸。
【chara 312 face 2 (joy)】
楽しい サマーリゾート だよ。
voice: vo_adv_1317003_008
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
……いやここがどこかじゃなくて。
あたしが聞きたいのは……
voice: vo_adv_1317003_009
海水浴客:
【chara 312 face 1 (normal)】
ここは マルジェン海岸。
【chara 312 face 2 (joy)】
楽しい サマーリゾート だよ。
voice: vo_adv_1317003_010
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
……はぁ。
voice: vo_adv_1317003_011
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
同じ言葉を繰り返すだけの作りこみの甘さ。
あまりにも仕事が雑すぎる。
【chara 131711 face 4 (sad)】
デフォルトのモデルデータを配置しただけだわこれ……
voice: vo_adv_1317003_012
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
ネビアめ~……
Choice: (2) もしかしてこの状況……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1317003_013
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ええ。犯人は間違いなくネビアよ。
さっきガイド妖精の専用チャンネルで声を送ってきたわ。
【chara 131711 face 3 (anger)】
あのバカ妹……ずっと見てたようね。
voice: vo_adv_1317003_014
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
あいつ、何を企んでるのよ……
voice: vo_adv_1317003_015
困っている人1:
【chara 911 face 4 (sad)】
そこの 勇者様。
私のお願いを 聞いてくれませんか。
voice: vo_adv_1317003_016
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
は? 急に何?
勇者? いつあたしたちは勇者になったの?
voice: vo_adv_1317003_017
困っている人1:
【chara 911 face 4 (sad)】
実は 『海辺の貝殻』が 100個 欲しいのです。
集めて くれませんか?
voice: vo_adv_1317003_018
アメス:
【chara 131711 face 6 (surprised)】
個数が無駄に多い! 【chara 131711 face 4 (sad)】
貝殻100個って気軽に頼むことじゃないでしょ!
【chara 131711 face 6 (surprised)】
あとモデルの選択間違ってない?
貝殻集めしてる面構えじゃないのよ!
Choice: (3) はい
Choice: (4) いいえ
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1317003_019
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
あんたも安請け合いしないの!
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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1317003_020
困っている人1:
【chara 911 face 4 (sad)】
実は 『海辺の貝殻』が 100個 欲しいのです。
集めて くれませんか?
voice: vo_adv_1317003_021
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
あーだめねこれ。
はいって答えるまでループするやつだわ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1317003_022
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
ネビアの企みはともかく、
【chara 131711 face 1 (normal)】
どうやらこの頼みを聞けってことらしいわね。
……クエストってわけ?
voice: vo_adv_1317003_023
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
これをやらないとここから出さない、とでも言うつもり?
voice: vo_adv_1317003_024
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
強制解除してやってもいいけど、
【chara 131711 face 1 (normal)】
せっかく海に来てるのに無駄な時間を使うのは癪ね。
voice: vo_adv_1317003_025
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
やってやるわよ……!
voice: vo_adv_1317003_026
困っている人1:
【chara 911 face 2 (joy)】
どうも ありがとう。
これで 私の故郷も 救われます。
voice: vo_adv_1317003_027
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
貝殻100個で救われる故郷って何……?
voice: vo_adv_1317003_028
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
まぁどうでもいいわ、【chara 131711 face 1 (normal)】
これで終わりね。
今時、何々をいくつ集める~だなんて。
【chara 131711 face 4 (sad)】
こんな古典的なクエストをやる羽目になるとは思わなかったわ。
voice: vo_adv_1317003_029
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
さ、クエストはこなしたし、さっさとネビアを……
voice: vo_adv_1317003_030
困っている人2:
【chara 313 face 1 (normal)】
そこの 勇者様。
私のお願いを 聞いてくれませんか。
voice: vo_adv_1317003_031
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
定型文!
voice: vo_adv_1317003_032
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
あたしこういう適当な仕事すごくイヤなのよ!
あと海辺でタキシードのモデル使うセンスのなさも!
しかもこの後絶対【chara 131711 face 4 (sad)】
「実は~」【chara 131711 face 3 (anger)】
から本題に入るわよ?
voice: vo_adv_1317003_033
困っている人2:
【chara 313 face 1 (normal)】
実は 魔物が 3匹 暴れていて困っています。
倒して くださいませんか?
voice: vo_adv_1317003_034
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
……ほらね?
Choice: (6) はい
Choice: (7) いいえ
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1317003_035
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
なんであんたの返事も棒読みっぽいの?
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----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1317003_036
困っている人2:
【chara 313 face 1 (normal)】
実は──
voice: vo_adv_1317003_037
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
それはもういいっての!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1317003_038
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
これ以上文句言ってても時間の無駄だわ。
【chara 131711 face 3 (anger)】
さっさと終わらせるわよ、このクエスト。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1317003_039
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
3体同時に出てくるとか親切な設計ね。
【chara 131711 face 1 (normal)】
というか、シルエットをそのまま出してんじゃないわよ……
voice: vo_adv_1317003_040
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
ほら行ってきなさい。
数は多いけど、動き自体は遅いから一匹ずつ狙うの。
voice: vo_adv_1317003_041
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
そうね、近づく前に砂でも巻き上げて視界を塞ぐといいんじゃない?
それなら攻撃も当てやすいわよ。
voice: vo_adv_1317003_042
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
……なんか、こういうアドバイスするのも久しぶりかも。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1317003_043
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
お疲れさま。
あたしのアドバイスは役に立ったみたいね。
voice: vo_adv_1317003_044
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
でも……まだ終わりじゃないわ。
ほら、目を合わせないようあっちを見て。
voice: vo_adv_1317003_045
困っている人3:
【chara 1512 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1317003_046
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
……ね?
voice: vo_adv_1317003_047
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
正直あの巫女服のおばちゃんが何に困ってるのかすっごく気になるけど、
【chara 131711 face 1 (normal)】
いつまでもこんなのに付き合ってられないわ。
voice: vo_adv_1317003_048
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
というわけで、逃げるわよ!
voice: vo_adv_1317003_049
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
……ふぅ。
この辺りまでくれば、さすがにもう何も仕込んでないでしょ。
voice: vo_adv_1317003_050
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
まったく、なんだったのかしらね?
voice: vo_adv_1317003_051
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
誰かに頼まれて物を集めたり、
誰かのお願いで魔物を倒したり、
【chara 131711 face 6 (surprised)】
妙にゲーム的というか──
voice: vo_adv_1317003_052
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
──懐かしい、というか。
voice: vo_adv_1317003_053
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
ああ、あんたは分からないわよね。
voice: vo_adv_1317003_054
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
あたしがフィオだったころは、魔物を倒してレベルアップとか、
レアアイテムを手に入れるためにクエストをこなす、なんてのが
当たり前だったんだけど……
voice: vo_adv_1317003_055
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
……ああ。そっか。
voice: vo_adv_1317003_056
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
そういうことなのね、ネビア。
余計なこと……してんじゃないわよ、まったく。
Choice: (9) 何か分かったの?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1317003_057
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
ふふ……くだらないことよ。
voice: vo_adv_1317003_058
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ところであんたは、何も思わなかった?
この夢の中に来てからのあたしに。
Choice: (10) いつも通りだった。
Choice: (11) いつもより楽しそうだった。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1317003_059
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
そう。
ひねくれちゃった心はそう簡単に戻らないってことね。
Jump to tag 12
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1317003_060
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
……そう感じた?
そっか……それが本当の……いいえ。
あたしの一面だから、覚えておいて。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1317003_061
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
…………
voice: vo_adv_1317003_062
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
……こうしてあんたの隣に並んでると、
やっぱりちょっと違和感があるわね。
Choice: (13) 違和感?
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1317003_063
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
ええ……昔のあたしは小さな妖精だったから。
いつもあんたの周りを、ウロチョロ飛んでた。
voice: vo_adv_1317003_064
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
……疲れたら、あんたの肩に乗ったりしてさ。
voice: vo_adv_1317003_065
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
今はほら、そういうことができないじゃない?
常に自分の足で歩かなきゃいけない。
voice: vo_adv_1317003_066
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
それがなんか、【chara 131711 face 2 (joy)】
慣れないのよね。
voice: vo_adv_1317003_067
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
……やっぱりあたしは、あの頃のあたしとは違うんだなって。
Choice: (14) あの頃を再現してみよう。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1317003_068
アメス:
【chara 131711 face 6 (surprised)】
えっ?
どういうことっ? きゃっ──!?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1317003_069
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
──もうっ!
voice: vo_adv_1317003_070
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
いきなり何すんのよ!
突拍子がなさすぎるのよあんたの行動は!
voice: vo_adv_1317003_071
アメス:
【chara 131711 face 6 (surprised)】
ひゃっ、勝手に持ち上げといてフラフラするんじゃないの!
こわい、こわいってば!
voice: vo_adv_1317003_072
アメス:
【chara 131711 face 3 (anger)】
っていうかあんた、重いとか言ったらぶっ飛ばすわよ!?
voice: vo_adv_1317003_073
アメス:
【chara 131711 face 4 (sad)】
ほんっとにあんたってやつは……!
voice: vo_adv_1317003_074
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
──ふふっ、あははっ♪
voice: vo_adv_1317003_075
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
何? 頭にしがみつかないで?
掴まらないと落ちちゃうんだから仕方ないでしょ♪
voice: vo_adv_1317003_076
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ほら、もっとまっすぐ歩きなさい。
【chara 131711 face 2 (joy)】
昔の方が乗り心地が良かったわよ?
voice: vo_adv_1317003_077
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
せっかくだから、しばらくこのままでいましょうか。
voice: vo_adv_1317003_078
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
文句は言わせないわよ、あんたが始めたことなんだから。
voice: vo_adv_1317003_079
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
前が見えない?
【chara 131711 face 2 (joy)】
いいじゃないの、あたしがいるんだから。
voice: vo_adv_1317003_080
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
ガイドはあたしに任せなさい。
二人でどこまでも行きましょ♪
voice: vo_adv_1317003_081
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
あの頃みたいに、ね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}の目を覆い、アメスは笑う。
それは誰も見たことのない、輝く妖精の笑顔であった。
still display end