アメス(サマー) 第4話
アメスは再び謎の光に包まれ、今度は『フィオ』の姿となっていた。しかも場所は『向こうの世界』。ありえない状況と知りつつ楽しむ彼女は、悪戯の犯人であるネビアを叱りながらも、笑顔を浮かべるのだった。
-------------- situation:
フィオの想い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夢の中で様々なクエストを課されたアメスと{player}。
しかし二人はそれを無視し、海でのんびりするのであった。
voice: vo_adv_1317004_000
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ふぅ~
voice: vo_adv_1317004_001
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
……そろそろ次の動きがある頃かしら。
voice: vo_adv_1317004_002
アメス:
【chara 131711 face 1 (normal)】
ネビアは無視されるのが大嫌いだし、
こうして放っておけば痺れを切らすだろうってね。
voice: vo_adv_1317004_003
アメス:
【chara 131711 face 2 (joy)】
ほら、やっぱり。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1317004_004
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
今度は何よ?
……は? 喫茶店に、高層ビル……?
voice: vo_adv_1317004_005
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
ここって、『あっちの世界』じゃない!
voice: vo_adv_1317004_006
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
ネビアのやつ、なんのつもりでこんな……
Choice: (1) アメス……さま?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1317004_007
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
何よ、こっちをじっと見つめたりして。
ちょっと恥ずかしいんだけど。
voice: vo_adv_1317004_008
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
あたしに何か──
voice: vo_adv_1317004_009
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
──へ?
voice: vo_adv_1317004_010
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
何よこれ!
えっ、元の、あたし……!?
voice: vo_adv_1317004_011
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
ネビア、あいつ~~~~~!
voice: vo_adv_1317004_012
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
あたしのモデルデータを勝手に使ってくれちゃって。
仮想空間の中だからって悪戯が過ぎるわよ、もう……!
Choice: (2) ……フィオ……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1317004_013
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
……ええ、そうよ。
これが本来のあたし。
voice: vo_adv_1317004_014
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
『やっと起きた! あたしは妖精のフィオ。
【chara 190111 face 2 (joy)】
アストルムのこと色々教えてあげるから、よく聞いてよねっ!』
voice: vo_adv_1317004_015
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
……なんちゃって、ね。
voice: vo_adv_1317004_016
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
それにしても……すごい違和感だわ。
この世界にあたしがいるなんて。
voice: vo_adv_1317004_017
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
絶対に……ありえない光景ね。
Choice: (3) どうして?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1317004_018
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
当たり前よ。
【chara 190111 face 4 (sad)】
だって、『あっちの世界』にあたしはいない。
あたしはデータの中にしか存在できないもの。
voice: vo_adv_1317004_019
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
ああ、晶やコッコロたんがやってたみたいに、
義体に入るとかなら可能かしらね?
voice: vo_adv_1317004_020
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
でも、そんなことする意味はない。
あたしはガイド妖精。
アストルムを案内するための存在なんだから。
voice: vo_adv_1317004_021
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
……ま、せっかくだからちょっと歩きましょ。
あたしは飛んでるから、足を動かすのはあんただけだけどね♪
voice: vo_adv_1317004_022
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
う~ん。
軽く見て回った感じ、人っ子一人いない。
【chara 190111 face 6 (surprised)】
それに、いろいろ制限がかかってるみたいね。
voice: vo_adv_1317004_023
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
ほら、見えない壁みたいなのがあるでしょ?
寄り道はできない仕様ってわけ。
voice: vo_adv_1317004_024
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
とりあえずは進める方向にだけ進みましょ。
voice: vo_adv_1317004_025
フィオ:
【chara 190111 face 2 (joy)】
あたしにしっかりついてきなさい♪
voice: vo_adv_1317004_026
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
さて……駅までは普通に来られたわね。
【chara 190111 face 6 (surprised)】
ということは多分……
voice: vo_adv_1317004_027
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
ああやっぱり。
電車が停まってる。
voice: vo_adv_1317004_028
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
これに乗れってことでしょうね。
電車かぁ……実はちょっと乗ってみたかったのよね。
voice: vo_adv_1317004_029
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
あ! 駅弁売ってるかしら。
電車に乗るときは駅弁が必要でしょ?
【chara 190111 face 4 (sad)】
ああ、人がいないんじゃ買えないか。残念。
voice: vo_adv_1317004_030
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
それじゃ、【chara 190111 face 2 (joy)】
気を取り直して出発進行♪
voice: vo_adv_1317004_031
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
──海まで来ちゃったわね。
voice: vo_adv_1317004_032
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
ここで何しろっていうのかしら。
voice: vo_adv_1317004_033
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
……ん?
あそこ、砂浜に何か埋まってる?
voice: vo_adv_1317004_034
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
これって……【chara 190111 face 6 (surprised)】
宝箱?
ここがゴールってわけ?
voice: vo_adv_1317004_035
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
ここまで振り回してくれたんだもの。
それなりのものが入ってないと許さないわよ。
voice: vo_adv_1317004_036
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
{player}、開けてみなさい。
Choice: (4) 『妖精の水着』を手に入れた!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1317004_037
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
妖精の……水着?
voice: vo_adv_1317004_038
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
まさか、これを着ろっての!?
【chara 190111 face 3 (anger)】
ふざけんじゃないわよ!
あたしは絶対に着ないわよ!
voice: vo_adv_1317004_039
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】
『着ないと出られないわよ~♪』
voice: vo_adv_1317004_040
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
あいつ~~~~~!
voice: vo_adv_1317004_041
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
……仕方ない。
着るしかないか。
voice: vo_adv_1317004_042
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
ちょっと{player}。
そのまま水着を両手に置いて、目を閉じなさい。
voice: vo_adv_1317004_043
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
なんでって……【chara 190111 face 3 (anger)】
着替えるからよ。
【chara 190111 face 4 (sad)】
あたしちっこいし、わざわざ更衣室なんて使うのもね。
voice: vo_adv_1317004_044
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
どうせこの空間にはあたしとあんたしかいないもの。
あんたに見られ……あんたが見なければ、問題はないわ。
voice: vo_adv_1317004_045
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
どうせこれは夢だしね。
目覚めれば忘れてるはずだもの。
voice: vo_adv_1317004_046
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
……なんでまだ目を開けてるの?
目を閉じなさいったら。
voice: vo_adv_1317004_047
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
……んっ、しょ、と。
voice: vo_adv_1317004_048
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
ったく、ネビアのやつ。
ギルドハウスに閉じ込められてた反動かしらね?
【chara 190111 face 4 (sad)】
困ったもんだわ……あの悪戯好きだけは直らないのよね。
voice: vo_adv_1317004_049
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
あんたはいつも標的にされてたし、災難よね。
とはいえ、怒らないあんたも悪いと思うけどさ。
【chara 190111 face 3 (anger)】
あっこら! なに目を開けようとしてるの、いやらしい。
voice: vo_adv_1317004_050
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
……ふぅ。さて、次は水着を、と。
えっと……【chara 190111 face 6 (surprised)】
わっ? 【chara 190111 face 4 (sad)】
いたた……ごめん、転んじゃったわ。
【chara 190111 face 6 (surprised)】
あんたの手の上でよかった。
voice: vo_adv_1317004_051
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
もうこの体勢のままでいいか……よい、しょ。
あら、あんた手に汗かいてるじゃない。
【chara 190111 face 1 (normal)】
どうしてかしらね? 【chara 190111 face 2 (joy)】
ふふっ♪
voice: vo_adv_1317004_052
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
……はい、もう目を開けていいわよ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1317004_053
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
待たせて悪かったわね。
voice: vo_adv_1317004_054
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
さて……【chara 190111 face 3 (anger)】
ネビア!
着替えてやったわよ! これでいいんでしょ!
voice: vo_adv_1317004_055
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
さっさとこの茶番を終わらせなさい!
voice: vo_adv_1317004_056
ネビア:
【chara 190911 face 1 (normal)】
『も~せっかちね~フィオったら。
分かったわよ……【chara 190911 face 7 (special_a)】
ってあれ? これどうやって終わるんだっけ?
【chara 190911 face 4 (sad)】
ちょ、ちょっと待ってて? 適当に設定しすぎて何がなんだか……』
voice: vo_adv_1317004_057
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
あんのバカ妹~~~!
voice: vo_adv_1317004_058
フィオ:
【chara 190111 face 4 (sad)】
……はぁ。
もうしばらく戻れそうにないわね。
voice: vo_adv_1317004_059
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1317004_060
フィオ:
【chara 190111 face 5 (shy)】
ねぇ{player}……この水着、どう?
Choice: (5) かわいいよ。
Choice: (6) 顔を近づける。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1317004_061
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
それはどうも……なんてひねくれた言い方じゃだめね。
【chara 190111 face 2 (joy)】
ありがと♪ 素直にうれしいわ♪
今のうちによく見ておきなさいな。忘れちゃってもいいからさ。
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1317004_062
フィオ:
【chara 190111 face 6 (surprised)】
こらこら、あたしが小さいからって迫ってくるんじゃないの!
【chara 190111 face 4 (sad)】
あたしの方からすると圧がすごいのよ! 息がかかるし。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1317004_063
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
今日は付き合わせて悪かったわね。
軽く海で遊ぶだけのつもりが、とんでもないことになっちゃったわ。
voice: vo_adv_1317004_064
フィオ:
【chara 190111 face 5 (shy)】
……でも、【chara 190111 face 2 (joy)】
楽しかった。
voice: vo_adv_1317004_065
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
いつもは『お疲れさま』って言って、
すぐに『バイバイ』だったからさ。
voice: vo_adv_1317004_066
フィオ:
【chara 190111 face 2 (joy)】
久しぶりにあんたのそばで、
懐かしい思いをさせてもらったわ。
voice: vo_adv_1317004_067
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
……ねぇ。
voice: vo_adv_1317004_068
フィオ:
【chara 190111 face 5 (shy)】
また、いつか。
あんたが暇な時で全然いいからさ。
voice: vo_adv_1317004_069
フィオ:
【chara 190111 face 5 (shy)】
あたしと──
voice: vo_adv_1317004_070
フィオ:
【chara 190111 face 3 (anger)】
──って、あいつ!
もうっ! ふざけんじゃないわよ~~~!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1317004_071
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】
はい、おっつかれ~♪
voice: vo_adv_1317004_072
ネビア:
【chara 190911 face 1 (normal)】
今見てたのは夢みたいなものよ、【chara 190911 face 6 (surprised)】
って最近は言わないんだっけ。
【chara 190911 face 1 (normal)】
それよりどうだった? 私の夏プロデュース、【chara 190911 face 2 (joy)】
面白かったでしょ?
このネビア様がガイド妖精として楽しい楽しい海デートを演出──
voice: vo_adv_1317004_073
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
──せいっ!
voice: vo_adv_1317004_074
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】
いったぁ!?
【chara 190911 face 3 (anger)】
いっきなりなにすんのよフィオ!?
voice: vo_adv_1317004_075
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
よくもまぁやってくれたものね。
勝手にシステムを使ってクオリティ低い仮想空間作って!
voice: vo_adv_1317004_076
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
こんなことした理由なんてもうどうでもいいわ。
シズル直伝のお姉ちゃんチョップ、あんたに見せてあげる……!
voice: vo_adv_1317004_077
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】
もう見せた後でしょ!
理由くらい聞いてくれてもいいじゃない!?
voice: vo_adv_1317004_078
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……言ってみなさい。
voice: vo_adv_1317004_079
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】
ぶっちゃけ楽しそうだったから♪
voice: vo_adv_1317004_080
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
お姉ちゃんチョップ!
voice: vo_adv_1317004_081
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】
ぎゃんっ!
voice: vo_adv_1317004_082
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】
いたた~……【chara 190911 face 2 (joy)】
ふ、ふふっ……!
voice: vo_adv_1317004_083
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
な、何よ……いきなり笑いだして。
強く叩きすぎた……?
voice: vo_adv_1317004_084
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】
いや……【chara 190911 face 1 (normal)】
フィオらしくなったな~って。
voice: vo_adv_1317004_085
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
!
voice: vo_adv_1317004_086
ネビア:
【chara 190911 face 1 (normal)】
いい夢は見れた? 【chara 190911 face 2 (joy)】
お姉ちゃん。
voice: vo_adv_1317004_087
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
まぁ……悪くはなかったわ。
Choice: (8) ありがとう。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1317004_088
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】
ふふんっ♪
せいぜい感謝することね?
私にガイドしてもらえたことを♪
voice: vo_adv_1317004_089
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
それはそうと許さないわ。
voice: vo_adv_1317004_090
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】
えっ。
な、なんで? すごい怒りを感じるんだけど……
システム勝手に触ったの、そんなにまずかった?
voice: vo_adv_1317004_091
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そっちはまぁいいわ。
【chara 190011 face 3 (anger)】
あたしが許せないのは、ガイド妖精にあるまじき間の悪さよ!
voice: vo_adv_1317004_092
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】
なにそれ!?
voice: vo_adv_1317004_093
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
続きはこいつを見送ったあと。
【chara 190011 face 2 (joy)】
ネビア、分かってるわね。
voice: vo_adv_1317004_094
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】
うぅ、分かったわよ~……
voice: vo_adv_1317004_095
ガイド妖精たち:
【chara 190911 face 4 (sad)】
それじゃ、バイバイ♪
--- Switch scene ---
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
二人のガイド妖精に見送られ、
{player}は目覚めに向かう。
妖精たちと過ごした夏の思い出を、忘れないと胸に秘めながら──