エキドナ(サマー) 第1話
プラノ平原を訪れたエキドナは、魔物に囲まれていたところを{player}に助けられる。{player}に興味を抱いた彼女は、しばらくの間観察させてほしいと持ち掛けてくるのであった。
-------------- situation:
魔女との邂逅
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夏のある日。
ランドソルの街にほど近い場所に、
異世界からの来訪者が降り立った。
voice: vo_adv_1320001_000
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
ここには『未知』が溢れている。
voice: vo_adv_1320001_001
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
なかなかに胸が躍るね。
すでに死を迎えているこの身でも実感できるほどだ。
voice: vo_adv_1320001_002
エキドナ:
【chara 132012 face 6 (surprised)】
何も告げずに外に出てきたからアメスは怒っているかな?
【chara 132012 face 1 (normal)】
ボクを目の届く場所に置いておきたいのは当然だからね。
voice: vo_adv_1320001_003
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
しかし──せっかくの『異世界』。
目の前にぶら下がっている未知の果実を味わわないなんて
ボクには到底できやしない。
voice: vo_adv_1320001_004
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
ねえ、そうは思わないかい?
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1320001_005
エキドナ:
【chara 132012 face 6 (surprised)】
言語による意志疎通は難しいようだ。
魔獣……【chara 132012 face 1 (normal)】
いや、この世界では魔物と呼んでいたっけ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1320001_006
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
興奮している様子が見て取れる。
【chara 132012 face 6 (surprised)】
ボクを餌だと思っているのかな。
【chara 132012 face 4 (sad)】
こんなに幼気な乙女が目の前にいるんだから無理はないが──
魔物:
【chara 1612 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1320001_007
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
ああ、即座に襲ってこないのは仲間を待っていたんだね。
【chara 132012 face 6 (surprised)】
この場合、獣の本能とでも言うのかな。
【chara 132012 face 1 (normal)】
ボクを餌と認識しながらも警戒しているんだね。
voice: vo_adv_1320001_008
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
さて、どうしたものかな。
身にかかる火の粉は払うべきだが……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1320001_009
エキドナ:
【chara 132012 face 6 (surprised)】
予想はしていたけれど、やっぱり力は制限されているか。
思ったよりも生死が懸かっている状況のようだが──
voice: vo_adv_1320001_010
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
──やはり善行は積んでおくものだね。
Choice: (1) 助けに入る!
----- Tag 1 -----
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1320001_011
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
お見事だ。
Choice: (2) 大丈夫?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1320001_012
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
おかげで助かったよ。
【chara 132012 face 4 (sad)】
君が通りかかってくれなければ、
か弱いボクは哀れな悲劇の主人公になっていただろう。
voice: vo_adv_1320001_013
エキドナ:
【chara 132012 face 6 (surprised)】
どうして首を傾げるんだい?
【chara 132012 face 1 (normal)】
ああ──ボクのことを覚えていないのか。
voice: vo_adv_1320001_014
エキドナ:
【chara 132012 face 4 (sad)】
寂しいじゃないか。
あんなにも身を尽くして君のお世話をしたというのに。
voice: vo_adv_1320001_015
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
改めて自己紹介しよう。
ボクの名前はエキドナ。
『強欲の魔女』とも呼ばれていたよ──【chara 132012 face 2 (joy)】
ボクがいた世界ではね。
voice: vo_adv_1320001_016
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
不思議に思うのも無理はない。
君からするとボクの方が異世界から──
voice: vo_adv_1320001_017
エキドナ:
【chara 132012 face 6 (surprised)】
いや、この世界には既に彼らがいるのか。
【chara 132012 face 1 (normal)】
そうであれば『魔女』の方かな。
そうそういるものでもないしね。
Choice: (3) あまり聞いたことない。
Choice: (4) 魔法少女なら……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1320001_018
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
あまりその言葉に忌避感はなさそうだね。
【chara 132012 face 6 (surprised)】
どうやらここでは魔女の扱いは少し違うようだ。
【chara 132012 face 1 (normal)】
少なくとも、口に出すのもはばかられるような存在ではないらしい。
Jump to tag 5
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1320001_019
エキドナ:
【chara 132012 face 4 (sad)】
……なんだい、それは。
【chara 132012 face 6 (surprised)】
ほう……ふむ……変身して平和を守る。
子どもの人気者。過酷な運命を背負っている場合もある。
voice: vo_adv_1320001_020
エキドナ:
【chara 132012 face 4 (sad)】
理解に苦しむが……【chara 132012 face 1 (normal)】
ぜひ一度見てみたいね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1320001_021
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
さて──君には窮地を救ってもらった。
【chara 132012 face 1 (normal)】
お礼と言ってはなんだけど、
君が知りたいことがあれば何でもひとつ答えよう。
voice: vo_adv_1320001_022
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
こう見えてボクは物知りでね。
君が欲するであろうものについてもおよそ理解はしている。
voice: vo_adv_1320001_023
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
遠慮することはない。
【chara 132012 face 2 (joy)】
君の欲望のままに──
Choice: (6) 今日のおやつは?
Choice: (7) ……明日の天気は?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1320001_024
エキドナ:
【chara 132012 face 4 (sad)】
──待ちたまえ。
【chara 132012 face 3 (anger)】
本当にそれが知りたいの?
【chara 132012 face 4 (sad)】
君が望めば世界の秘密を暴く用意だってボクにはあるのに?
Jump to tag 8
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1320001_025
エキドナ:
【chara 132012 face 4 (sad)】
特に思いつかなかったからって適当に聞いてない?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1320001_026
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
──君は面白いね。
アメスが執心している理由がわかってきたよ。
【chara 132012 face 2 (joy)】
ボクも君に興味が湧いてきた。
voice: vo_adv_1320001_027
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
君へのお礼は後に回すとして、どうだろう。
【chara 132012 face 2 (joy)】
ひとつボクから提案があるんだけど。
Choice: (9) いいよ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1320001_028
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
ああ、警戒しないでほしい。
ボクは全然怪しくない、
【chara 132012 face 2 (joy)】
むしろ君にとっては味方とも言える……【chara 132012 face 6 (surprised)】
え? いいの?
voice: vo_adv_1320001_029
エキドナ:
【chara 132012 face 6 (surprised)】
なんの対価も要求せずに?
【chara 132012 face 4 (sad)】
君、警戒心や欲望といったものが欠如してるんじゃない?
【chara 132012 face 1 (normal)】
魔女相手に二つ返事とは──【chara 132012 face 2 (joy)】
ますます気に入ったよ。
voice: vo_adv_1320001_030
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
それでは──しばらくの間、君に同行させてほしい。
voice: vo_adv_1320001_031
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
なに、難しく考える必要はない。
【chara 132012 face 1 (normal)】
なんなら君がこれからやることを手伝ってあげてもいい。
voice: vo_adv_1320001_032
エキドナ:
【chara 132012 face 1 (normal)】
ボクは君という人間に興味がある。君を観察し、
君と行動を共にすることで、君という人間をもっと識りたい。
【chara 132012 face 2 (joy)】
ボクは──強欲なんだ。
Choice: (10) いいの?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1320001_033
エキドナ:
【chara 132012 face 2 (joy)】
もちろんさ。
魔女に二言はないよ。
voice: vo_adv_1320001_034
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
──ふむ。
voice: vo_adv_1320001_035
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
海、か。
【chara 132011 face 4 (sad)】
案内されるままにきたのはいいけれど、
日差しが強すぎるようだね……
voice: vo_adv_1320001_036
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
これに果てはあるのかい?
この先はどこに繋がっているのだろう。
voice: vo_adv_1320001_037
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
どこかにこの海を渡れる乗り物はないかな。
【chara 132011 face 1 (normal)】
それに、海の中にも様々な生物がいるはずだ。
【chara 132011 face 2 (joy)】
海の中を覗くための道具も欲しいね……
voice: vo_adv_1320001_038
エキドナ:
【chara 132011 face 1 (normal)】
──すまない。しかしボクの性分でね。
それで、この場所に来た目的を教えてもらえるかな?
Choice: (11) アルバイトだよ。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1320001_039
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
その言葉の意味を聞いても?
voice: vo_adv_1320001_040
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
……なるほど、仕事のことなんだね。
ここで何をするんだい?
voice: vo_adv_1320001_041
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
ごみ拾い?
この砂浜で?
voice: vo_adv_1320001_042
エキドナ:
【chara 132011 face 6 (surprised)】
砂浜って、見渡す限り砂浜だけど……【chara 132011 face 4 (sad)】
全部?
voice: vo_adv_1320001_043
エキドナ:
【chara 132011 face 4 (sad)】
──なるほど。
【chara 132011 face 1 (normal)】
しかし、あいにくボクは肉体労働は不得手でね。
残念ながら力になることは……
Choice: (12) 手伝うって言ったよね?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1320001_044
エキドナ:
【chara 132011 face 4 (sad)】
……もしかしたら、
手痛い失敗をしてしまったのかもしれないね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}の観察のため、
アルバイトをすることになったエキドナであった。