ソノ 第4話
市役所職員の苑は、図書館のイベント準備で{player}と出会う。描いた絵を褒められるもプロへの夢を諦めた苑だが、それでも描き続けていたことを指摘され、熱い気持ちを思い出すのであった。
-------------- situation:
熱い想いよもう一度
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
今日も営業中のアルケス錬金堂。
バイトの{player}だけでなく
イロハも店の手伝いをしていた。
voice: vo_adv_1325004_000
ソノ：
【chara 132512 face 6 (surprised)】
イロハ。なんか最近私の髪パサついてる気がするんだけどさ。
シャンプー何使ってる？
……【chara 132512 face 4 (sad)】
ってかそもそも、ちゃんとお風呂入ってる？
voice: vo_adv_1325004_001
イロハ：
【chara 132412 face 6 (surprised)】
入ってるよー？ 【chara 132412 face 1 (normal)】
昨日もちゃんと100秒つかったもん。
【chara 132412 face 10 (special_d)】
１２３４５６７８９10！ 【chara 132412 face 2 (joy)】
って感じ！
voice: vo_adv_1325004_002
ソノ：
【chara 132512 face 7 (special_a)】
いやめっちゃ早口だな。
【chara 132512 face 4 (sad)】
はあ、【chara 132512 face 1 (normal)】
今日は洗ったげるから一緒にお風呂入るわよ。
voice: vo_adv_1325004_003
イロハ：
【chara 132412 face 6 (surprised)】
え～？ 【chara 132412 face 1 (normal)】
あ、わかった～♪
【chara 132412 face 13 ()】
もしかしてソノちゃん、イロハのお胸見たいの～ん♪
【chara 132412 face 2 (joy)】
いや～ん、えっち～♪
voice: vo_adv_1325004_004
ソノ：
【chara 132512 face 4 (sad)】
いや、自分のだわ。見倒してるわ。
voice: vo_adv_1325004_005
ソノ：
【chara 132512 face 6 (surprised)】
【chara 132412 face 1 (normal)】
……そうだ。ルイちゃんから預かってた『入れ替わりの秘薬』
今使っちゃおう。
【chara 132512 face 2 (joy)】
いくよイロハ。せ～のっ！
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1325004_006
子どもイロハ・大人ソノ：
【chara 1 face 1 (normal)】
わぁ～っ！
voice: vo_adv_1325004_007
大人ソノ：
【chara 132712 face 4 (sad)】
はあ……体が重い……
【chara 132712 face 6 (surprised)】
でもあの子のおかげで引き締まってんな……
【chara 132712 face 7 (special_a)】
イロハダイエット、ありか？
voice: vo_adv_1325004_008
子どもイロハ：
【chara 132612 face 2 (joy)】
戻った～！
【chara 132612 face 1 (normal)】
そだ、お菓子食べちゃお～！
【chara 132612 face 2 (joy)】
今ならお小遣い分だけでお腹いっぱいになれるかも。
voice: vo_adv_1325004_009
大人ソノ：
【chara 132712 face 1 (normal)】
甘いものはやめときなよ。
こないだ死ぬほど食べたから……【chara 132712 face 4 (sad)】
や、なんでもない。
voice: vo_adv_1325004_010
大人ソノ：
【chara 132712 face 1 (normal)】
よし、じゃあ私はちょっとシャワー浴びて、頭洗ってくるから。
……【chara 132712 face 4 (sad)】
君、覗かないでよ？
voice: vo_adv_1325004_011
大人ソノ：
【chara 132712 face 7 (special_a)】
ん？ なにこれ。
なんか光ってない？
voice: vo_adv_1325004_012
大人ソノ：
【chara 132712 face 10 (special_d)】
うお！？ 謎の配慮の光ってやつ？
きゃああ～～っ！！
--- Switch scene ---
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
図書館で課題を済ませた{player}は、
ふと気になるポスターの前で足を止める。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
市役所が主催する郷土資料展示会のポスターには土器の絵が描かれており
その下に『市役所職員 石動苑』と書かれた名札が落ちていた。
voice: vo_adv_1325004_013
女性：
【chara 132531 face 4 (sad)】
はあ……人手不足だからってなんで私が
こんな力仕事に駆り出されてんのよ。
Choice: (1) すみませーん。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1325004_014
女性：
【chara 132531 face 3 (anger)】
慣れなさすぎて、すでにふくらはぎパンパンなんですが……
【chara 132531 face 4 (sad)】
ってか、定時に帰れんのかこれ……？
Choice: (2) すみません！
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1325004_015
女性：
【chara 132531 face 10 (special_d)】
はい！？
な、なんでしょう……
Choice: (3) これ、あなたのですか？
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1325004_016
女性：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
あ、私の名札……
【chara 132531 face 2 (joy)】
ご親切にどうも。
voice: vo_adv_1325004_017
女性：
【chara 132531 face 4 (sad)】
やばー、名札落としてたの気付かないとか相当だわ……
ふう。じゃ、気をとりなおして続きやるかあ。
voice: vo_adv_1325004_018
女性：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
ええと、展示予定の本はここの上ね。
【chara 132531 face 2 (joy)】
あった。脚立使って……【chara 132531 face 4 (sad)】
んっ！
voice: vo_adv_1325004_019
女性：
【chara 132531 face 3 (anger)】
ぐ……【chara 132531 face 4 (sad)】
脚プルプルしてきた……
やば、攣りそう……
Choice: (4) ……いしどう、さん？
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1325004_020
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
……あ、もしかして私ですか？
【chara 132531 face 4 (sad)】
ああ、読めないですよね、これ。
いするぎ、です。いするぎそのが私の名前です。
Choice: (5) 石動さん、手伝いましょうか？
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1325004_021
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
え……？
【chara 132531 face 4 (sad)】
あ、いやいいですよ。これ仕事なんで。
voice: vo_adv_1325004_022
苑：
【chara 132531 face 4 (sad)】
こうやって汗かいて給料もらうのが公僕なんで……
報酬のない労働なんて断固拒否してった方が……
Choice: (6) でも暇なんで。あと敬語はいいです。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1325004_023
苑：
【chara 132531 face 7 (special_a)】
……や、君高校生……だよね。
あるでしょもっと、青春のきらめきが……
……【chara 132531 face 6 (surprised)】
え、本当に手伝う……【chara 132531 face 7 (special_a)】
まいったな。
voice: vo_adv_1325004_024
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
……それじゃあ、お言葉に甘えよっかな。
【chara 132531 face 4 (sad)】
ホントは今日もう一人いたはずなんだけど急病で休んじゃってさ。
voice: vo_adv_1325004_025
苑：
【chara 132531 face 1 (normal)】
このメモにある本、棚から探してあっちのカウンターに運んでくれる？
【chara 132531 face 2 (joy)】
図書館の人には話通してるから。
voice: vo_adv_1325004_026
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
じゃ、よろしくお願いします。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は頼まれた本を用意し、カウンターへ向かう。
そこにいたのは、黒板にイラストを描く苑だった。
voice: vo_adv_1325004_027
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
ん～……もうちょい、こうして……
いや、こうか？
voice: vo_adv_1325004_028
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
あ……君か。
もう終わったんだ？ ありがと。
voice: vo_adv_1325004_029
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
……え、【chara 132531 face 2 (joy)】
ああこれは……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1325004_030
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
別にサボってたわけじゃないよ。
明日のための案内板。
voice: vo_adv_1325004_031
苑：
【chara 132531 face 9 (special_c)】
あはは、恥ずかしいとこ見られたな。
Choice: (7) プロみたいに上手いですね……！
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1325004_032
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
そ……そんなんじゃないって。
まあ、もちょっと若いころは、無邪気にプロになるんだ～
なんて思ってたけど。
voice: vo_adv_1325004_033
苑：
【chara 132531 face 1 (normal)】
ま、現実はきびしいってやつです。
【chara 132531 face 2 (joy)】
私はただのアマチュアだよ。
Choice: (8) 諦めなきゃ夢は叶うかもしれません。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1325004_034
苑：
【chara 132531 face 4 (sad)】
や、マジでプロは異次元なんだって。
努力とかじゃ到底敵わない、圧倒的な何かがあるんだって。
voice: vo_adv_1325004_035
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
私だって努力しなかったわけじゃないよ？
【chara 132531 face 2 (joy)】
デッサン教室とか通ったおかげで、
これくらいは描けるようになったわけだし。
voice: vo_adv_1325004_036
苑：
【chara 132531 face 4 (sad)】
でもね、それだけじゃダメだったんだ。
努力で補える技術なんて、みんなやってて当たり前の世界。
voice: vo_adv_1325004_037
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
だからさー、私にはしがない公務員くらいがちょうどいいんだ。
てか公務員最高よ？ 定時で帰れる神職業だから。
voice: vo_adv_1325004_038
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
おっと失敬、若者に世知辛いこと聞かせちゃったかな。
【chara 132531 face 2 (joy)】
ま、大人になるってそういうことなのよ。
Choice: (9) それでも……！
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1325004_039
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
……たとえ当初と形は変わっても、
夢をかなえる方法はある……？
voice: vo_adv_1325004_040
苑：
【chara 132531 face 1 (normal)】
……確かにプロじゃなくても絵で収入を得てる人もいるね。
……【chara 132531 face 4 (sad)】
でも私は、諦めちゃったんだ。
Choice: (10) でも、描き続けてきたんですよね？
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1325004_041
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
……っ。
【chara 132531 face 2 (joy)】
はは、まいったな。
voice: vo_adv_1325004_042
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
ふふ……ここまで言ってくれるなんてね。
確かに、無意味ってわけじゃないのかも。
voice: vo_adv_1325004_043
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
……ってなんで初対面の高校生に励まされてんのよ私。
ふふふっ！
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1325004_044
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
おっと定時まであと１分か。
【chara 132531 face 2 (joy)】
君のおかげで今日も定時で帰れそうだよ。
voice: vo_adv_1325004_045
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
そうだ。君、名前は？
voice: vo_adv_1325004_046
苑：
【chara 132531 face 2 (joy)】
{player}君ね、覚えとく。
【chara 132531 face 6 (surprised)】
って言ってる間に定時だ！ 【chara 132531 face 2 (joy)】
じゃ、お疲れ～
voice: vo_adv_1325004_047
苑：
【chara 132531 face 10 (special_d)】
きゃおらっ！？
Choice: (11) どうしたんですか！？
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1325004_048
苑：
【chara 132531 face 10 (special_d)】
う……ううう……
あ、足攣った……
はー……はー……
voice: vo_adv_1325004_049
苑：
【chara 132531 face 7 (special_a)】
……ああ、君はお先にどうぞ……【chara 132531 face 4 (sad)】
ってか早めに行こっか。
大の大人が足攣って悶えてるとこ見られたくなさすぎる……
Choice: (12) 定時で帰りたいんですよね？
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1325004_050
苑：
【chara 132531 face 7 (special_a)】
や、今はそんなこと……【chara 132531 face 10 (special_d)】
って。
voice: vo_adv_1325004_051
苑：
【chara 132531 face 10 (special_d)】
はあっ！？
何やってんの！？
Choice: (13) 背負って送りますよ！
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1325004_052
苑：
【chara 132531 face 4 (sad)】
や、ハズイハズイハズイハズイ……！！
voice: vo_adv_1325004_053
苑：
【chara 132531 face 6 (surprised)】
って息一つ切らしてない……
最近怖くて体重計に乗ってない私の体を背負って……
voice: vo_adv_1325004_054
苑：
【chara 132531 face 10 (special_d)】
じゃなくて！ この年でおんぶはきついから！
【chara 132531 face 4 (sad)】
もう許してください！
社会的に死んでしまいます！
voice: vo_adv_1325004_055
苑：
【chara 132531 face 4 (sad)】
もうほんといいから！
降ろせ～～～っ！！
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
痛みからか抵抗できない苑を背負い、
{player}は町へと走りだすのだった。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1325004_056
アメス：
【chara 190011 face 1 (normal)】
はい、お疲れさま。
【chara 190011 face 2 (joy)】
どうだった？ あっちのソノは。
voice: vo_adv_1325004_057
アメス：
【chara 190011 face 1 (normal)】
もう子どもの姿の方になれちゃって、
大人の姿の方が新鮮に感じてるんじゃない？
voice: vo_adv_1325004_058
アメス：
【chara 190011 face 4 (sad)】
まあでもそれはこっちの都合で、
ソノはソノでギャップに悩んでるみたい。
【chara 190011 face 2 (joy)】
そこのところはちゃんと分かってあげなさいよね。
voice: vo_adv_1325004_059
アメス：
【chara 190011 face 1 (normal)】
といっても、一番困ってる部分は
あんたにこそ一番見せたくない部分かもしれないけど……
voice: vo_adv_1325004_060
アメス：
【chara 190011 face 2 (joy)】
見た目は年下でも、中身は年上だ、って
気を張っちゃってるのは本人だからね。
voice: vo_adv_1325004_061
アメス：
【chara 190011 face 2 (joy)】
だからこそ、しっかり頼れるところ、見せてあげなさい。
それじゃ、バイバーイ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1325004_062
ソノ：
【chara 132512 face 2 (joy)】
お、起きたね。
コーヒーでも飲む？
Choice: (14) 戻ってる。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1325004_063
ソノ：
【chara 132512 face 2 (joy)】
そりゃね～
目がさめたちょうどのタイミングで。
戻った瞬間にイロハは遊びに行っちゃったよ。
voice: vo_adv_1325004_064
ソノ：
【chara 132512 face 4 (sad)】
で……なんか知らんけど一緒に寝ちゃってたじゃん？
【chara 132512 face 5 (shy)】
夢にね、君が出てきたよ。
Choice: (15) 僕も。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1325004_065
ソノ：
【chara 132512 face 7 (special_a)】
へ、へー……
【chara 132512 face 5 (shy)】
そうなんだ。君も……
voice: vo_adv_1325004_066
ソノ：
【chara 132512 face 7 (special_a)】
っと、もう定時じゃん。
【chara 132512 face 4 (sad)】
ほらもう上がっていいから。
【chara 132512 face 6 (surprised)】
は？ まだ後片付けが残ってる？
voice: vo_adv_1325004_067
ソノ：
【chara 132512 face 6 (surprised)】
寝ちゃってた分、って……
【chara 132512 face 4 (sad)】
いや、なんか不可抗力っぽかったしバイト代引いたりしないけどさ。
voice: vo_adv_1325004_068
ソノ：
【chara 132512 face 6 (surprised)】
それでもやりたいって？
【chara 132512 face 2 (joy)】
ったく、定時上がり厳守が私のポリシーなのにさ。
【chara 132512 face 9 (special_c)】
しゃあない。もうちょっと付き合いますか。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
そう言いながらも、{player}との二人きりの時間に
頬がほころんでいるソノなのだった。
