イオ(クリスマス) 第4話
サンタの存在を巡って子どもたちの間で言い争いがあった、と伊緒はクリスマス会で耳にする。サンタの存在を信じてもらおうと、おもちゃの煙突に懸命に入ろうとする伊緒の行動には、ある想いが込められていた。
-------------- situation:
サンタさんと子どもの願い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
クリスマスも一段落し、徐々に年末に向けて活気立つ繁華街。
地域住民たちで行われるクリスマス装飾の片付けを手伝いに来たイオは
一人、クリスマスツリーを見上げていた。
voice: vo_adv_1329004_000
イオ:
【chara 132912 face 1 (normal)】
……クリスマス、本当に終わったんだなあ。
voice: vo_adv_1329004_001
イオ:
【chara 132912 face 1 (normal)】
ベロリーちゃんの大騒動を解決したり、
フローエちゃんとサンタさんのお手伝いをしたり……
今年のクリスマスはいろいろあって特に忙しかったなあ。
voice: vo_adv_1329004_002
少年:
【chara 416 face 1 (normal)】
なあなあ、サンタさんからのプレゼント、何もらった?
【chara 416 face 2 (joy)】
オレ、新しいオモチャもらったんだー!
voice: vo_adv_1329004_003
少女:
【chara 415 face 2 (joy)】
あたしお人形さんもらったの!
えへへ、かわいいー! 大切にしなきゃ!
voice: vo_adv_1329004_004
イオ:
【chara 132912 face 2 (joy)】
ふふ、プレゼントをもらってはしゃいでる子たちを見てると、
ちゃんとクリスマスを守れたんだって、改めて実感しちゃうかも。
【chara 132912 face 1 (normal)】
よーし、後片付けも頑張らないとね!
Choice: (1) イオちゃん!
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1329004_005
イオ:
【chara 132912 face 1 (normal)】
あら、{player}君。また会ったわね。
君もクリスマスの装飾の片付けを手伝いに来たのかしら?
Choice: (2) そうだよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1329004_006
イオ:
【chara 132912 face 2 (joy)】
ふふ、ちゃんと後片付けもしに来て偉いわ~♪
【chara 132912 face 1 (normal)】
もうじき年末だから、気持ちを切り替える意味でも
しっかり片付けておかないとね。
voice: vo_adv_1329004_007
イオ:
【chara 132912 face 2 (joy)】
さあ、頑張るわよ~!
飾り付けや後片付けも、クリスマスの思い出なんだから♪
voice: vo_adv_1329004_008
イオ:
【chara 132912 face 1 (normal)】
来年も無事にクリスマスを行えるように、
想いを馳せて外した飾りを大事にしまっていくの。
【chara 132912 face 2 (joy)】
そうするとまた来年のクリスマスも楽しくなるのよ♪
voice: vo_adv_1329004_009
イオ:
【chara 132912 face 6 (surprised)】
……って、あら?
【chara 132912 face 4 (sad)】
なんだか急に眩しい……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1329004_010
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
ありがとうね、{player}君。
町のクリスマス会で学校の体育館を貸すことになったんだけど、
ボランティアの人手が足りなかったのよ。【chara 101832 face 2 (joy)】
助かっちゃった。
voice: vo_adv_1329004_011
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
はい、君もどうぞ。
クリスマス会のお楽しみ、クリスマスケーキよ♪
【chara 101832 face 1 (normal)】
みんなと一緒に食べながらちょっと休憩しましょ。
voice: vo_adv_1329004_012
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
いつもは家族で過ごしていたから、こういうのって新鮮だわ♪
【chara 101832 face 2 (joy)】
みんなでにぎやかに過ごすクリスマスも素敵ね!
voice: vo_adv_1329004_013
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
家族以外の人と過ごすクリスマスって、
なんだか特別なイメージがあるわ。
【chara 101832 face 5 (shy)】
いつもよりロマンチックで素敵っていうか……
voice: vo_adv_1329004_014
伊緒:
【chara 101832 face 5 (shy)】
大切な人と過ごせたら素敵な思い出になりそうだなあ、なんて……
voice: vo_adv_1329004_015
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
ふふ、いつか君も大切な人と過ごして、
素敵なクリスマスの思い出を作るのかしら?
【chara 101832 face 6 (surprised)】
……それとも、【chara 101832 face 1 (normal)】
もう作ってたり?
voice: vo_adv_1329004_016
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
気になっちゃうけど、
先生がそこまで踏み込むわけにはいかないわよね。
voice: vo_adv_1329004_017
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
……って、お話に夢中になって
ケーキのことすっかり忘れちゃってたわね。
【chara 101832 face 2 (joy)】
早速、いただきましょうか。
voice: vo_adv_1329004_018
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
いただきまーす♪
ぱくっ……ふふ、甘くておいしい~!
voice: vo_adv_1329004_019
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
生クリームの甘さとイチゴの酸味が最高ね♪
【chara 101832 face 1 (normal)】
実は私の大好物なの、イチゴのショートケーキ。
voice: vo_adv_1329004_020
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
小さい頃は【chara 101832 face 2 (joy)】
「サンタさんからのプレゼントはケーキがいい!」
なんて言うぐらい大好きだったのよ。
二つもケーキを食べられたらすっごく幸せ! って、本気で思ってたの。
voice: vo_adv_1329004_021
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
今はさすがにもう、ケーキは一つで十分だけどね。
【chara 101832 face 4 (sad)】
大人になって、サンタさんのプレゼントももらえなくなっちゃったし……
voice: vo_adv_1329004_022
少年:
【chara 131 face 1 (normal)】
せんせー! 聞いて聞いてー!
voice: vo_adv_1329004_023
伊緒:
【chara 101832 face 6 (surprised)】
あら、【chara 101832 face 1 (normal)】
あなたたちはたしか近くの小学校の子だったわよね。
【chara 101832 face 2 (joy)】
なあに? お話しに来てくれたの?
voice: vo_adv_1329004_024
少女:
【chara 231 face 1 (normal)】
サンタさんっているよねっ?
先生なら知ってるよねっ?
voice: vo_adv_1329004_025
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
私はいると思うなあ。
【chara 101832 face 1 (normal)】
サンタさんがどうかしたの?
voice: vo_adv_1329004_026
少年:
【chara 131 face 3 (anger)】
あのね、お兄ちゃんたちが「サンタさんはいない」って言うんだ!
【chara 131 face 4 (sad)】
サンタさんはエントツから入るけど、
大人はエントツに入れないから本当はサンタさんいないって!
Choice: (3) ぶ、物理的……!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1329004_027
伊緒:
【chara 101832 face 6 (surprised)】
ええっと……
【chara 101832 face 1 (normal)】
大人でも小柄な人はいるから、
煙突に入れないことはないんじゃないかしら?
voice: vo_adv_1329004_028
少女:
【chara 231 face 1 (normal)】
ホントっ?
それじゃあ、先生エントツに入ってくれるっ!?
voice: vo_adv_1329004_029
伊緒:
【chara 101832 face 6 (surprised)】
えっ?
煙突に……っ?
voice: vo_adv_1329004_030
少年:
【chara 131 face 2 (joy)】
ぼくたち、段ボールでエントツ作ったんだー!
ほら、これ!
voice: vo_adv_1329004_031
少女:
【chara 231 face 2 (joy)】
先生、入って入って~!
voice: vo_adv_1329004_032
伊緒:
【chara 101832 face 4 (sad)】
ひ、引っ張らないで~っ!! 分かった入る! 入るから~!
【chara 101832 face 6 (surprised)】
見たところ私でも入れなくはなさそうだし、あとは勢いよね……
【chara 101832 face 3 (anger)】
ええいっ!
voice: vo_adv_1329004_033
伊緒:
【chara 101832 face 4 (sad)】
きゃあっ!?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1329004_034
伊緒:
【chara 101832 face 4 (sad)】
あいたたた……転んじゃった~……
Choice: (4) だ、大丈夫……!?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1329004_035
伊緒:
【chara 101832 face 4 (sad)】
って、私ったらなんて格好に……!
み、見ないで{player}君~!
voice: vo_adv_1329004_036
少年:
【chara 131 face 6 (surprised)】
せんせーお尻から入っちゃった!
【chara 131 face 1 (normal)】
でも、ちゃんと足から入れば大丈夫そうじゃない?
voice: vo_adv_1329004_037
少女:
【chara 231 face 2 (joy)】
大人がエントツに入れるなら、やっぱりサンタさんもいるんだねっ!
やったーっ! みんなにも教えてあげにいこっ!
voice: vo_adv_1329004_038
伊緒:
【chara 101832 face 6 (surprised)】
い、行っちゃった……
【chara 101832 face 4 (sad)】
私のドジで夢を壊さなかったのはよかったけど……
ちょっとフクザツかも~!
Choice: (5) 今助けるね!
----- Tag 5 -----
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1329004_039
伊緒:
【chara 101832 face 4 (sad)】
ふぅ……助けてくれてありがとう。
【chara 101832 face 6 (surprised)】
煙突も壊れなくてよかったわ。
Choice: (6) あそこまでしなくても……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1329004_040
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
そうかもしれないけど……
やっぱり『サンタさんはいる』って信じてる
子どもたちのことは守ってあげたいわ。
voice: vo_adv_1329004_041
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
また小さい頃の話になっちゃうけど、
【chara 101832 face 2 (joy)】
私、サンタさんにいい子だって思ってもらえるように、
頑張って家のお手伝いをしてたのよ。
voice: vo_adv_1329004_042
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
プレゼントに「大好きなショートケーキをもう一個欲しい」って
動機はちょっと不純かもしれないけど……
【chara 101832 face 1 (normal)】
でも、いい子になりたいって心から思っていたのは覚えてるわ。
voice: vo_adv_1329004_043
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
子どもたちにとってサンタさんはとっても大きな存在で。
【chara 101832 face 2 (joy)】
だからこそ自分もいい子になろうって、
小さい頃はみんなそうして頑張ってたんだと思う。
voice: vo_adv_1329004_044
伊緒:
【chara 101832 face 1 (normal)】
子どもたちがサンタさんからいろんなことを学び終える時まで、
小さい頃にお世話になったサンタさんの秘密を守ってあげたい。
そんなふうに私は思ってるわ。
voice: vo_adv_1329004_045
伊緒:
【chara 101832 face 5 (shy)】
なんて……ちょっと青臭いかしら?
Choice: (7) 伊緒ちゃんらしくていいね。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1329004_046
伊緒:
【chara 101832 face 2 (joy)】
ふふ、ありがと♪
【chara 101832 face 5 (shy)】
さあ、そろそろクリスマス会のお手伝いに戻りましょうか。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1329004_047
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
はい、メリクリ~♪
【chara 190011 face 2 (joy)】
アメスサンタさんからのプレゼント、楽しんでもらえたかしら。
voice: vo_adv_1329004_048
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
イオったら、まさかお尻から段ボールに入っちゃうなんてね。
【chara 190011 face 2 (joy)】
ちょっと抜けてるところがあるけど、
だからこそあんたが引き続きしっかり支えてあげなさいよ。
voice: vo_adv_1329004_049
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ああやって、無邪気にサンタさんを信じ続ける
子どもたちの願いを守ってあげるのが、
彼女の優しいところなんだから。
voice: vo_adv_1329004_050
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
……ね、あんたはいつまでサンタさんを信じてた?
あ、それともまだ信じ続けてるのかしら?
voice: vo_adv_1329004_051
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
またいつか、この答えを聞かせてちょうだい。
それじゃ、また別の夢で会いましょ。バイバイ♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1329004_052
イオ:
【chara 132912 face 4 (sad)】
ううん……あれ?
【chara 132912 face 6 (surprised)】
私ったら、寝ちゃってたのね……
【chara 132912 face 1 (normal)】
急に眠くなるなんて、どうしたのかしら……
voice: vo_adv_1329004_053
イオ:
【chara 132912 face 6 (surprised)】
……え? {player}君も寝てたの?
【chara 132912 face 1 (normal)】
そんな偶然ってあるのね。不思議だわ。
voice: vo_adv_1329004_054
イオ:
【chara 132912 face 6 (surprised)】
サンタさんやケーキの話をする夢だった気がするけど……
【chara 132912 face 4 (sad)】
うーん……あんまりはっきりとは思い出せないわ。
【chara 132912 face 1 (normal)】
君はどうかしら?
Choice: (8) 煙突が大変なことになってた気がする。
Choice: (9) イオちゃんが出てきた気がする。
----- Tag 8 -----
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1329004_055
イオ:
【chara 132912 face 2 (joy)】
ふふっ、もしかして同じ夢を見たのかもしれないわ。
【chara 132912 face 1 (normal)】
君と同じプレゼントがもらえるなんて、素敵な奇跡ね♪
【chara 132912 face 2 (joy)】
また大事なクリスマスの思い出ができちゃった!
voice: vo_adv_1329004_056
イオ:
【chara 132912 face 1 (normal)】
来年もこんなふうに君と一緒に過ごせるかしら?
それとも……君はもう、成長して
先生のところから離れていっちゃうのかしらね?
voice: vo_adv_1329004_057
イオ:
【chara 132912 face 7 (special_a)】
だとしても。今年のクリスマスの思い出は
先生の心の中に、大切にしまっておくわ。
【chara 132912 face 2 (joy)】
とっても素敵なプレゼントだったもの。
voice: vo_adv_1329004_058
イオ:
【chara 132912 face 1 (normal)】
さあ、そろそろクリスマスもおしまいね。
【chara 132912 face 2 (joy)】
名残惜しいけれど、ちゃんと片付けをするまでがクリスマスだもの。
私たちも手伝いましょう!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
イオと{player}は町の人々とともにクリスマスツリーの
後片付けを手伝い始める。
クリスマスは終わり、年末がすぐそこまで迫っていた。