グレイス 第1話
仕事を終え温泉で一汗流すことになった{player}は、女湯にいる筈のグレイスの声が耳元で聞こえ驚く。壁を抜け男湯に来ていたグレイスの奔放さに、たじたじとなる{player}だった。
-------------- situation:
怪奇！ 湯煙に浮かぶ影
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
アラクネとの戦いが終わった後のジオ・ゲヘナ、鬼岩城塞──
グレイスと{player}が、
温泉付近の壁を念入りに調べていた。
voice: vo_adv_1330001_000
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
……ふむ。
魔物たちや【バンディ・シスターズ】に破壊された壁は、
すでに修復されたようですね。
voice: vo_adv_1330001_001
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
ジオ・ゲヘナはスピーディな建築技術をお持ちの様で。
【chara 133012 face 1 (normal)】
きっと普段から、魔物に壊されることを前提に……
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……ん？ どうかしましたか騎士氏。
Choice: (1) 念入りに城壁を調べて、一体何を？
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1330001_002
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
はい。
温泉を覗こうかと。
Choice: (2) ダメですよグレイスさん！？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1330001_003
グレイス：
【chara 133012 face 2 (joy)】
フフ。冗談ですよ冗談。
【chara 133012 face 1 (normal)】
というか壁なんて無意味です。
こちとらレイスなので、壁抜け余裕です。
voice: vo_adv_1330001_004
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
こんな感じで、ほら。
スー……ッ。
Choice: (3) 消えないでください！
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1330001_005
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
ばあ。
voice: vo_adv_1330001_006
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……ふむ。ということは騎士氏。
もしかして何もわからないまま、
外壁調査のお手伝いをしてくれてたんですか？
Choice: (4) はい。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1330001_007
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……そういえば、説明してなかったかもしれません。
【chara 133012 face 1 (normal)】
今更ですが、要するにですね……
voice: vo_adv_1330001_008
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
実は先日ネフィ＝ネラ媛から、
ジオ・ゲヘナとジオ・ニヴルヘルの国家間交流として、
うちのプリンセスに、温泉をご一緒しないかとのお誘いがありまして。
Choice: (5) ヴァイオレットさんたちがお風呂に……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1330001_009
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
覗きたいんですか？
Choice: (6) 違いますよ！
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1330001_010
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
じゃああれですか。
アンデッドでもお風呂に入るのかなぁ的なやつですか？
【chara 133012 face 4 (sad)】
ひどい。
Choice: (7) 思ってません！
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1330001_011
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
そうですか。それは失礼。
【chara 133012 face 1 (normal)】
……まあそんな訳で、温泉の周りの調査を。
voice: vo_adv_1330001_012
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
うちのプリンセスの柔肌を、
万が一にも不埒な輩に見られるわけにはいきませんので。
voice: vo_adv_1330001_013
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
ということで騎士氏。順番が前後してしまいましたが、
【chara 133012 face 2 (joy)】
調査にお付き合いいただきありがとうございました。
voice: vo_adv_1330001_014
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……と。
【chara 133012 face 1 (normal)】
このままお別れするのも無粋ですね。
voice: vo_adv_1330001_015
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
そうだ。汗もおかきでしょうし、【chara 133012 face 2 (joy)】
どうです温泉？
手伝ってくれたお礼に費用はうちで持ちますよ。
Choice: (8) グレイスさんもどうですか？
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1330001_016
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
いえ私は結構です。
幽霊、汗かきませんので。
Choice: (9) 温泉の気持ちよさも調査するべきでは？
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1330001_017
グレイス：
【chara 133012 face 5 (shy)】
やだ、積極的──【chara 133012 face 1 (normal)】
ではなく。
【chara 133012 face 6 (surprised)】
ふむ、一理ありますね。
voice: vo_adv_1330001_018
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
では、私たちも入ってみましょうか。
あくまで調査の一環で。
voice: vo_adv_1330001_019
グレイス：
【chara 133012 face 2 (joy)】
そうと決まれば、突撃ですよ騎士氏。
バンザーイ。
Choice: (10) 壁抜けしないで！？
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1330001_020
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
かぽーん。
voice: vo_adv_1330001_021
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
かぽーんって、なんなんでしょうね？
カローン氏の親戚でしょうか。
【chara 133012 face 1 (normal)】
さておき……
voice: vo_adv_1330001_022
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
はあ……気持ちいい。
生き返りますね。
voice: vo_adv_1330001_023
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
いや、生き返りませんけどね。
voice: vo_adv_1330001_024
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……
voice: vo_adv_1330001_025
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
騎士氏ー
そちらのお湯加減はいかがですかー
Choice: (11) 気持ちいいですー！
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1330001_026
グレイス：
【chara 133012 face 2 (joy)】
それは何よりです。
voice: vo_adv_1330001_027
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
にしてもここの温泉、お湯の種類がたくさんありますね。
【chara 133012 face 1 (normal)】
それぞれのお湯で効能も違うみたいです。
voice: vo_adv_1330001_028
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
こっちのシルクのお湯は、血行と新陳代謝を高める効果が。
あっちのにごり湯は、お肌にうるおいですか。
【chara 133012 face 1 (normal)】
ほうほう。こっちは肩こり、リウマチ、神経痛に効くと。
voice: vo_adv_1330001_029
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
まあ、幽霊には関係ないんですけどね。
voice: vo_adv_1330001_030
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……
voice: vo_adv_1330001_031
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……ツッコんでもいいんですよ？
【chara 133012 face 1 (normal)】
いえ、なんでもありません。
voice: vo_adv_1330001_032
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
そうだ。
男湯の方は珍しいお湯ありますか？
Choice: (12) 電気のお風呂とかありますね。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1330001_033
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
へえ、電気のお風呂？
それは珍しいですね。
ちょっと失礼。
still display end
voice: vo_adv_1330001_034
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
わ。ほんとだ。
ピリピリする。
voice: vo_adv_1330001_035
グレイス：
【chara 133014 face 7 (special_a)】
ちょっと騎士氏、入ってみましょうよ。
voice: vo_adv_1330001_036
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
はい騎士氏のー
ちょっといいとこ、見てみたいー
Choice: (13) ちょっと待ってください……！
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1330001_037
グレイス：
【chara 133014 face 6 (surprised)】
はい、どうしました？
まさか騎士氏ともあろうお方が怖い、などと？
そんなわけありませんよね。
voice: vo_adv_1330001_038
グレイス：
【chara 133014 face 2 (joy)】
それ、入浴。入浴。入浴。入浴。
Choice: (14) いや、そうじゃなくて……
----- Tag 14 -----
Choice: (15) グレイスさんの声がすぐ隣から……
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1330001_039
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
ええ。
隣にいるので。
【chara 133014 face 2 (joy)】
背後霊ばりに。
Choice: (16) ええっ！？
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1330001_040
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
大丈夫ですよ。
ちゃんと透けてますし。
voice: vo_adv_1330001_041
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
さっき騎士氏に、男湯のことを聞いてはみたものの
自分で確認したほうが早いと思いまして。
壁をすり抜けて来てみました。
voice: vo_adv_1330001_042
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
もちろん他にお客さんがいないことは確認済みですよ。
【chara 133014 face 2 (joy)】
その辺はわきまえてますから。常識人ですから。
Choice: (17) 僕がいますけど……？
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1330001_043
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
ですね。
voice: vo_adv_1330001_044
グレイス：
【chara 133014 face 6 (surprised)】
あ、気になさらなくて結構ですよ。
男性の裸を見て取り乱すような年齢でもないので。
Choice: (18) いやこっちが気にします……！
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1330001_045
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
そんなそんな。
【chara 133014 face 7 (special_a)】
たくましい体ですよ。もっと堂々としてください。
Choice: (19) あの……タオルとかは……？
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1330001_046
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
タオルとは、身体を拭くものですね。
湯あみの後に使うものです。
voice: vo_adv_1330001_047
グレイス：
【chara 133014 face 6 (surprised)】
あ。
服はもちろん脱いでますよ。
【chara 133014 face 1 (normal)】
なので今、すっぽんぽんです私。すっぽんぽん。
voice: vo_adv_1330001_048
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
大丈夫ですよ。私のステルス能力、ガチですから。
目を細めても見えないでしょう？
Choice: (20) 目を細めてみる。
Choice: (21) 目を細めない。
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1330001_049
グレイス：
【chara 133014 face 6 (surprised)】
おや。
見たいんですか？
Jump to tag 22
----- Tag 21 -----
voice: vo_adv_1330001_050
グレイス：
【chara 133014 face 1 (normal)】
細めていいんですよ？
----- Tag 22 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1330001_051
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
はああ……
voice: vo_adv_1330001_052
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
ふう。
気持ちいいですね、騎士氏。
voice: vo_adv_1330001_053
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
なぜモジモジしてるんですか？
シャイボーイ気取りですか？
voice: vo_adv_1330001_054
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
幸い蒸気のおかげで大事なところは隠れてますので。
【chara 133012 face 2 (joy)】
無問題ですよ。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
ヒュウウ～……
voice: vo_adv_1330001_055
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
あ。
Choice: (23) か、風で湯気が……！
----- Tag 23 -----
voice: vo_adv_1330001_056
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
こんなん出ましたけど。
voice: vo_adv_1330001_057
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
フフ、冗談です。
レイスパワーで大事なところは透けてますので。
セルフ配慮ですよ。できる女でしょう。
voice: vo_adv_1330001_058
グレイス：
【chara 133012 face 2 (joy)】
ま、ちょっと油断すると、
うっかり現れちゃいそうですが。
Choice: (24) 絶対に油断しないでください！
----- Tag 24 -----
voice: vo_adv_1330001_059
グレイス：
【chara 133012 face 2 (joy)】
わかってますって。
【chara 133012 face 1 (normal)】
それより騎士氏。温泉ではお静かに。
voice: vo_adv_1330001_060
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
ほら。温泉はゆっくり、のんびり。
心を落ち着けて湯船につかるのがいいんですから。
voice: vo_adv_1330001_061
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
あ、今はちょっとのぼせちゃったので、
蒸気浴に切り替え中ですが。
voice: vo_adv_1330001_062
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
……はあ、気持ちいい。
成仏しそうですよ。
Choice: (25) 僕もう出ます！！
----- Tag 25 -----
voice: vo_adv_1330001_063
グレイス：
【chara 133012 face 4 (sad)】
えー一人にしないでくださいよ。
広いお風呂、怖い。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1330001_064
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
ふう。いいお湯でしたね。
voice: vo_adv_1330001_065
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
騎士氏は……
温泉に入る前より汗だくですね。
Choice: (26) びっくりして死ぬところでした……
----- Tag 26 -----
voice: vo_adv_1330001_066
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
そうですか。
【chara 133012 face 2 (joy)】
三途の川を渡る際の水先案内人は私にお任せを。
カローン氏には譲りません。
voice: vo_adv_1330001_067
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
さてと。
いでよ、ブロッケン。
--- Switch scene ---
ブロッケン：
【chara 52511 face 1 (normal)】
ヒーン。
voice: vo_adv_1330001_068
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
騎士氏。私はこれで。
【chara 133012 face 7 (special_a)】
おかげで調査の方は完璧です。
voice: vo_adv_1330001_069
グレイス：
【chara 133012 face 7 (special_a)】
お礼に今度はジオ・ニヴルヘルを案内しますよ。
では。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
霊馬・ブロッケンにまたがり颯爽と消えていくグレイス。
その姿を見つめながら{player}はあることを確信していた。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
──グレイスさん。
この人は結構、いやかなり。
変な女の人だと。
