モニカ（ニューイヤー） 第3話
ランドソルに戻ったモニカは{player}のために一人で手打ちそばを作ろうとする。しかし何度やっても上手くいかず、結局彼の手を借りて完成させる。満点とは言い難いが存外楽しい食事となった。
-------------- situation:
掌重ね、そばを打つ
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
まだまだ正月休みを満喫中のモニカと{player}は、
ランドソルへの帰還を果たす。
voice: vo_adv_1332003_000
モニカ：
【chara 133212 face 2 (joy)】
ふぅ、帰ってきたぞランドソル！
【chara 133212 face 4 (sad)】
いや、蛇騒ぎの時に一度戻ってきてはいるが、
あのときはただただ慌ただしかったからな。
voice: vo_adv_1332003_001
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
こちらもまだまだ正月ムードだが、
賑やかなのはジオ・ゲヘナで十分味わったからな、
【chara 133212 face 4 (sad)】
いい加減のんびり過ごしたいものだ。
voice: vo_adv_1332003_002
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
貴公はなにかしたいことはあるか？
【chara 133212 face 6 (surprised)】
できれば大事にならないようなもので頼む。
Choice: (1) そういえば年越しそば食べてなかったね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1332003_003
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
そばか。【chara 133212 face 1 (normal)】
たしかに大みそかは仕事でそれどころではなかったからな。
【chara 133212 face 2 (joy)】
そういわれると食べたくなってくるぞ。
voice: vo_adv_1332003_004
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
よし、ならばそばを食べようではないか！
【chara 133212 face 6 (surprised)】
どの店に行くか？ 【chara 133212 face 2 (joy)】
いや、ここは私自らがそばを振る舞おう！
voice: vo_adv_1332003_005
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
毎年ギルドのメンバーと食べているからな。【chara 133212 face 2 (joy)】
期待していろよ貴公。
voice: vo_adv_1332003_006
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
さて、大見得を切ったはいいものの、
【chara 133212 face 4 (sad)】
実はそばなど打ったことがないのだがな……
voice: vo_adv_1332003_007
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
毎年ニノンが作ってくれているから、
私や他のメンバーはもっぱら食べる専門だ。
voice: vo_adv_1332003_008
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
だがしかし、大まかな作り方は知っているし、
幸いそば粉も潤沢にある。どうとでもなるはずだ。
voice: vo_adv_1332003_009
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
多少見た目が悪くても、天ぷらでも添えておけば間違いあるまい。
【chara 133212 face 2 (joy)】
何事も挑戦だ。やってやるぞ！
voice: vo_adv_1332003_010
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
な、なぜだ……【chara 133212 face 6 (surprised)】
どうして上手く打てないんだ！
voice: vo_adv_1332003_011
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
何度やっても生地がボロボロになってキレイに伸びやしない。
【chara 133212 face 6 (surprised)】
粉や水を足しても全然ダメだ……
voice: vo_adv_1332003_012
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
一線を退いた中年男性が急にそばを打ち始めるから
簡単にできるのだろうと高をくくっていたが、【chara 133212 face 4 (sad)】
甘かったな……
いったいどうすればいいんだ！
voice: vo_adv_1332003_013
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
……よし、そばはいったん置いといて、天ぷらを作ろう。
【chara 133212 face 1 (normal)】
一度別のタスクをこなして気分を切り替えるんだ。
voice: vo_adv_1332003_014
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
あ、あぁ……マズい、これはマズいぞ……
天ぷらが全然カラッとあがらない！
【chara 133212 face 4 (sad)】
そばのみならず、天ぷらまで失敗してしまうなんて……
voice: vo_adv_1332003_015
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
これは料理の難しさを見誤った私の落ち度、
責任をもって私が食べるとしよう。
voice: vo_adv_1332003_016
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
だが、あいつにはせめて普通に食べられるレベルのそばくらいは
振る舞ってやりたいのだが、【chara 133212 face 4 (sad)】
どうしたものか……
Choice: (2) そろそろできそう？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1332003_017
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
はうわ！ き、貴公、こ、これはだな……
Choice: (3) 僕も手伝うよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1332003_018
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
い、いやしかし……
voice: vo_adv_1332003_019
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
ここでこいつに手伝ってもらっては、当初の思惑から外れてしまう。
【chara 133212 face 4 (sad)】
だが、このままでは何も出すことができないし……
voice: vo_adv_1332003_020
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
すまない、貴公。大口を叩いておいてなんだが、
そばも天ぷらも全然上手くいかなかった。
voice: vo_adv_1332003_021
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
恥をしのんで頼む、手伝ってほしい。
【chara 133212 face 2 (joy)】
……そうか、【chara 133212 face 1 (normal)】
すまない、恩に着るぞ。
voice: vo_adv_1332003_022
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
まずは肝心のそばだが、【chara 133212 face 4 (sad)】
見てのとおりすぐに破れてしまうのだ。
Choice: (4) 粉はそれであってる？
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1332003_023
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
それは間違いない。袋にもちゃんと「そば粉」と書いてあった。
【chara 133212 face 4 (sad)】
これは単に私の腕が悪いのか、それとも何か別の理由が……
Choice: (5) ニノンはどうしてた？
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1332003_024
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
残念ながら調理には立ち会っていなくてな。【chara 133212 face 6 (surprised)】
あ、でもたしか
【chara 133212 face 2 (joy)】
「もっと修行して、いつかおいしい十割そばを打ちたいデース！」
【chara 133212 face 6 (surprised)】
とか言っていたな。
voice: vo_adv_1332003_025
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
我々が食べていたそばは何だ？
【chara 133212 face 4 (sad)】
それに思い返せばニノンのそばはもう少し白っぽい色をしていたな。
voice: vo_adv_1332003_026
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
はっ！ もしかして、ニノンはそば粉に別の粉を混ぜて
打っていたのではないか？
voice: vo_adv_1332003_027
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
ならば小麦粉をそば粉に混ぜて打てば……【chara 133212 face 2 (joy)】
おおっ！
打てるぞ！ ボロボロにならずにしっかりと！
【chara 133212 face 1 (normal)】
これは大きな前進だ！
voice: vo_adv_1332003_028
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
……しかし、打てるようになったのはいいが、
思ったよりも力を使うのだな。
voice: vo_adv_1332003_029
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
ニノンのヤツ、こんな重労働を一人で……
すまん、次からはもっとありがたくいただくとしよう。
Choice: (6) 二人でやればいいよ。
----- Tag 6 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1332003_030
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
こ、こら貴公、いきなり後ろからはビックリするだろう……
【chara 133212 face 5 (shy)】
いやまあ、たしかに二人ならより力は入るが……
voice: vo_adv_1332003_031
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
っと、待て待て、ちょっと早いぞ。
【chara 133212 face 4 (sad)】
も、もう少しゆっくり頼む。
voice: vo_adv_1332003_032
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
バ、【chara 133212 face 3 (anger)】
バカ者！ くっつきすぎだぞ！
【chara 133212 face 6 (surprised)】
なに？ こうしないと上手く力が入らない？
【chara 133212 face 5 (shy)】
し、仕方ないな、ちょっとだけだからな……
voice: vo_adv_1332003_033
モニカ：
【chara 133212 face 5 (shy)】
うぅ、背中からこいつの体温が、心音が、
そして吐息が伝わってくる。
voice: vo_adv_1332003_034
モニカ：
【chara 133212 face 5 (shy)】
二人でそばを打っているだけなのに、
は、恥ずかしくてたまらん……
voice: vo_adv_1332003_035
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
こんなところ誰かに見られたら軍法会議ものだぞ……
でもこいつは100％善意でやってるのだから
【chara 133212 face 5 (shy)】
うれしいやら困るやら。
Choice: (7) いい感じにできたね。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1332003_036
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
ああ、【chara 133212 face 5 (shy)】
そう、だな……
voice: vo_adv_1332003_037
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
こ、これなら一人の方がよっぽど楽だったな。
【chara 133212 face 4 (sad)】
はぁ……【chara 133212 face 5 (shy)】
色んな意味で疲れたぞ……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1332003_038
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
──さて、どうにかそばはできあがったが、
【chara 133212 face 4 (sad)】
失敗した天ぷらはどうしたものか……
Choice: (8) 僕に任せて！
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1332003_039
モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
貴公、どうするつもりだ？ 【chara 133212 face 6 (surprised)】
なに、天ぷらを細かく刻むのか？
【chara 133212 face 1 (normal)】
それをご飯に入れ、めんつゆと青のりを混ぜて、
【chara 133212 face 6 (surprised)】
お、おにぎりにするだと！？
voice: vo_adv_1332003_040
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
なるほど、元は天かすを入れて作るものなのか。
【chara 133212 face 1 (normal)】
それを失敗した天ぷらで代用したと。【chara 133212 face 2 (joy)】
いや、見事な対応力だ。
voice: vo_adv_1332003_041
モニカ：
【chara 133212 face 2 (joy)】
ふふ、色々あったが期せずして豪華なメニューになったな。
【chara 133212 face 1 (normal)】
それでは熱いうちにいただくとしよう。
voice: vo_adv_1332003_042
モニカ：
【chara 133212 face 2 (joy)】
いただきます！
Choice: (9) いただきます！
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1332003_043
モニカ：
【chara 133212 face 7 (special_a)】
ずず……【chara 133212 face 6 (surprised)】
ふむ、なるほど……
【chara 133212 face 4 (sad)】
一応形にはなっているが、そばは不揃いだしゆで加減もイマイチだ。
voice: vo_adv_1332003_044
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
おにぎりはおいしいが、天ぷらをたくさん入れたから
少々油っぽいな。【chara 133212 face 1 (normal)】
でも──
Choice: (10) すごくおいしいよ！
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1332003_045
モニカ：
【chara 133212 face 2 (joy)】
ああ、そうだな。実においしいな！
voice: vo_adv_1332003_046
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
本来ならこいつの手を煩わせずにちゃんとおいしいものを
振る舞ってやりたかったが、二人で作ったおかげか妙においしいぞ。
【chara 133212 face 2 (joy)】
まあ、これも怪我の功名というやつだ。
voice: vo_adv_1332003_047
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
だが、このままでは終われないぞ。
ぶっつけではなくちゃんと特訓し、
【chara 133212 face 2 (joy)】
必ずうまい天ぷらそばを食べさせてやるからな。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
心の中で密かにリベンジを誓うモニカだった。
