サレン（ニューイヤー） 第3話
二人きりのオーエド旅行。だがサレンは旅先でのトラブルに気を張りすぎ、温泉で湯あたりしてしまう。迷惑をかけたと落ち込むサレンだが、楽しかったという{player}の言葉に笑顔を取り戻す。
-------------- situation:
旅に波乱はつきもので？
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
オーエド町の温泉旅館にて。
サレンと{player}は和服に着替え、客室でくつろいでいた。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1335003_000
サレン：
【chara 133512 face 9 (special_c)】
はぁ～……この寝心地、癖になりそう……
voice: vo_adv_1335003_001
サレン：
【chara 133512 face 9 (special_c)】
タタミの感触っていいわよね～……
体の芯から癒されて、日頃の疲れがとけていくみたい……♪
voice: vo_adv_1335003_002
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
ほら遠慮しないで、あんたも寝転がってみたら？
【chara 133512 face 2 (joy)】
このままだと、あたしだけがだらけてるみたいじゃない。
voice: vo_adv_1335003_003
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
こんなにゆっくりできる機会なんて、なかなかないでしょ。
特にあんたは、日ごろから仕事を詰め込みすぎだものね。
voice: vo_adv_1335003_004
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
あたしもいまは仕事のことを考えずに、のんびりするわ。
【chara 133512 face 9 (special_c)】
あんたと二人きり、水入らずの時間を……
voice: vo_adv_1335003_005
サレン：
【chara 133512 face 5 (shy)】
あっいや、水入らずっていうのは単にそういう表現で……
【chara 133512 face 7 (special_a)】
あぁもう、あの子たちが変なこと言うから意識しちゃうわね……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1335003_006
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
でも、本当にいいの？
自分たちで遊べるものでもいいのよ？
voice: vo_adv_1335003_007
男の子：
【chara 111 face 1 (normal)】
大丈夫だよ。
ママ・サレンに喜んでもらうのだって、
僕たちのやりたいことだもん。
voice: vo_adv_1335003_008
女の子：
【chara 211 face 2 (joy)】
お兄ちゃんと一緒だったら、ママ・サレンもうれしいもんね。
水入らずでごゆっくり～、だよ♪
voice: vo_adv_1335003_009
サレン：
【chara 133512 face 8 (special_b)】
み、水入らず？
待って、あたしたちは別にそんな……
voice: vo_adv_1335003_010
男の子：
【chara 111 face 2 (joy)】
いつも頑張ってくれてるママ・サレンに、僕たちからお年玉、だよ。
いーっぱい楽しんできてねっ！
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1335003_011
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
まったく、どこであんな気遣いを覚えたんだか……
【chara 133512 face 2 (joy)】
でも、うちに来たばっかりの時は寂しくて泣いてばっかりだった子が
こんなふうに成長するなんてね。
voice: vo_adv_1335003_012
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
大掃除の手伝いもそうだけど、うれしいわ。
子どもたちのママ・サレンとして、あたしも自信が持てそう♪
Choice: (1) サレンちゃんに似たのかもね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1335003_013
サレン：
【chara 133512 face 5 (shy)】
そ、そうかしら？
【chara 133512 face 2 (joy)】
でも、そうね……
血がつながってなくても、気持ちは親子と変わらないつもりよ。
voice: vo_adv_1335003_014
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
なんて。【chara 133512 face 6 (surprised)】
だけど子どもたちのお手本になれてるのかっていうと
自信は全然ないんだけどね。
【chara 133512 face 4 (sad)】
みんなには、普段から苦労をかけちゃってるって思うし。
Choice: (2) 優しさは伝わってるから大丈夫。
Choice: (3) じゃあ僕に似たのかも？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1335003_015
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
そうね……
【chara 133512 face 2 (joy)】
みんなのおかげで、こんなに素敵な時間を過ごせてるんだもの。
あたしももっとしっかりできるよう頑張るわ♪
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1335003_016
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
ふふっ、そっちの方が納得かもね。
どこまでもお人よしで、いつも誰かのために動くような人だもの。
きっとあの子たちも、そんなあんたを見習って……
voice: vo_adv_1335003_017
サレン：
【chara 133512 face 8 (special_b)】
……って言い方だとまるで
あたしたちの子どもみたいじゃないの！
恥ずかしくなること、真顔で言わないの！
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1335003_018
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
さて……お部屋でゆっくりしてるだけじゃもったいないわよね。
【chara 133512 face 2 (joy)】
子どもたちからのお年玉だもの、
このオーエドを全力で楽しまなくちゃ♪
voice: vo_adv_1335003_019
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
あんた、オーエドにも詳しいのよね？
さっき宿の人と話してたけど……
Choice: (5) 前に働いてた縁で……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1335003_020
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
{player}の人脈って、どこまで広がってるのよ……
【chara 133512 face 6 (surprised)】
そこいらの商人よりもコネが多いんじゃない？
voice: vo_adv_1335003_021
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
あっ、そうだわ！
【chara 133512 face 2 (joy)】
それならもしかして、この街のことにも詳しかったりする？
ほら、おすすめの観光名所とか。
Choice: (6) もちろん。案内するよ！
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1335003_022
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
ふふっ、ありがとうね。
初めての街を探検するのもいいけど、
あんたと一緒にゆっくり楽しみたい気分なの。
voice: vo_adv_1335003_023
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
あ、でも……
【chara 133512 face 4 (sad)】
また不測の事態が起きないとも限らないわね……
蛇騒動で大変な目に遭ったばっかりだし。
Choice: (7) どうかした？
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1335003_024
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
う、ううん！ 【chara 133512 face 1 (normal)】
何でもないわ！
行きましょ。
voice: vo_adv_1335003_025
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
心配ばっかりしても仕方がないわよね！
気を付けつつ楽しみましょ。
こいつも一緒にいるんだし……きっと大丈夫よ！ 【chara 133512 face 2 (joy)】
きっと、ね！
voice: vo_adv_1335003_026
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
……ん～っ、おいしい♪
この渋いお茶と小さな甘いお茶菓子……正反対なのに
お互いを引き立てあって……
voice: vo_adv_1335003_027
茶店の店主：
【chara 1412 face 6 (surprised)】
わぁっ！！ な、なんだこりゃ！！
voice: vo_adv_1335003_028
サレン：
【chara 133512 face 3 (anger)】
さっそく何か起こったわね……！
どうしましたか、【chara 133512 face 4 (sad)】
何か困りごとでも？
voice: vo_adv_1335003_029
茶店の店主：
【chara 1412 face 6 (surprised)】
あぁ、見てくれよお嬢さん！
何気なく茶を淹れただけなんだが、茶柱が５本も立ってるんだ！
voice: vo_adv_1335003_030
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
ちゃ、茶柱？
あぁ、確かにすごいですね……
とてつもなくラッキーなことが起こりそう。
voice: vo_adv_1335003_031
旅人の女性：
【chara 51411 face 3 (anger)】
もう、いつまで連れまわすのよ！
人混みばっかで疲れたんだってば！
voice: vo_adv_1335003_032
旅人の男性：
【chara 311 face 4 (sad)】
そ、そんなこと言わないでよ……
せっかくのオーエド旅行じゃないか。
voice: vo_adv_1335003_033
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
あれは……誰かが言い争ってるみたい！
【chara 133512 face 4 (sad)】
仲裁した方がいいかしら。
voice: vo_adv_1335003_034
旅人の男性：
【chara 311 face 4 (sad)】
ハニーを楽しませたくて、予定を立てたんだ。
【chara 311 face 1 (normal)】
ほら、まだ見てない観光名所がたくさんあるよ。
voice: vo_adv_1335003_035
旅人の女性：
【chara 51411 face 3 (anger)】
そんなの、別にそこまで見たくないもん！
【chara 51411 face 4 (sad)】
それより……早くダーリンと二人きりになりたいの！！
voice: vo_adv_1335003_036
旅人の男性：
【chara 311 face 6 (surprised)】
っ！！ 【chara 311 face 4 (sad)】
ごめんハニー、僕が愚かだった！
愛する君の本当の願いに気付かないなんて……
【chara 311 face 3 (anger)】
予定なんかいいや、すぐに宿に戻ろう！！
voice: vo_adv_1335003_037
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
えーと……手の込んだ惚気？
【chara 133512 face 4 (sad)】
と、とにかく、横から口を出すことじゃないみたいね……
voice: vo_adv_1335003_038
子ども：
【chara 415 face 4 (sad)】
うええぇぇんっ！！
voice: vo_adv_1335003_039
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
子どもが泣いてる……！
事件の予感ね。まずは話を聞いてあげましょう。
voice: vo_adv_1335003_040
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
ねぇねぇあなた、どうしたの？
【chara 133512 face 4 (sad)】
何か悲しいことがあったのかしら？
voice: vo_adv_1335003_041
子ども：
【chara 415 face 4 (sad)】
うぅっ……わたし、わたあめが食べたいのに……
どうしてわたあめ買ったら、お年玉が減っちゃうの……？
幸せを、犠牲なしに得ることはできないの……？
voice: vo_adv_1335003_042
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
うーん、そうね……
【chara 133512 face 1 (normal)】
犠牲だなんて考えなければいいんじゃないかしら。
あなたがお金を払った分、お店の人も幸せになるんだから。ね？
voice: vo_adv_1335003_043
子ども：
【chara 415 face 6 (surprised)】
そうなの？ お店の人も幸せ……？
【chara 415 face 1 (normal)】
じゃあ、わたし……【chara 415 face 2 (joy)】
わたあめ買う！
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてサレンと{player}は、
ささやかな小さな事件に出くわしつつも、
オーエドの街を楽しんだ。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
そして、その日の夜。
サレンは旅館の露天風呂に浸かりながら、物思いにふけっていた。
voice: vo_adv_1335003_044
サレン：
【chara 133512 face 9 (special_c)】
はぁ～、気持ちいい……
たくさん外を歩いて、体中冷え切っていたものね。
熱いくらいのお湯だけど、疲れた体にはちょうどいいわ……
voice: vo_adv_1335003_045
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
…………いや、なんで疲れてるのよあたし。
【chara 133512 face 4 (sad)】
せっかくの旅行で、{player}と一緒に過ごせて……
思う存分休めたはずなのに……
voice: vo_adv_1335003_046
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
……理由は分かってる。
周りでトラブルがないかって、結局気になっちゃって……
あいつと二人っきりでのんびりって感じじゃなかったもの。
voice: vo_adv_1335003_047
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
あーもう……
子どもたちがプレゼントしてくれた、特別な時間だったのに……
voice: vo_adv_1335003_048
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
周りのことなんて気にしないで、
もっと二人でゆっくりすればよかったのよね……
【chara 133512 face 4 (sad)】
つい、癖で首を突っ込んじゃうけど。
voice: vo_adv_1335003_049
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
あいつは、どうだったかしら。
あたしが余計なこと言ったせいで、
あいつまで楽しめなかったりしたら……
voice: vo_adv_1335003_050
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
あー、ダメダメ。
なんか悪い方向にばっかり考えちゃう。
さっさと上がって、頭を冷やした方がいいかも……
voice: vo_adv_1335003_051
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
……あれ？
なんか、頭がふわふわするような……？
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1335003_052
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
……え？
【chara 133512 face 6 (surprised)】
ここは……？
【chara 133512 face 4 (sad)】
あたし、いつの間に……部屋に戻ってきたの……？
Choice: (8) サレンちゃん、大丈夫？
----- Tag 8 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1335003_053
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
あ、{player}……
えっと……【chara 133512 face 6 (surprised)】
そうだわ、あたしはお風呂から上がって……
【chara 133512 face 4 (sad)】
その後、どうしたんだっけ？
Choice: (9) のぼせちゃってたみたいだね。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1335003_054
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
あ、そっか……
お風呂に入りながら考え事してたら、つい長湯しちゃって……
voice: vo_adv_1335003_055
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
ごめんなさい、{player}……
迷惑かけちゃったわね。
Choice: (10) 迷惑だなんて思わないよ。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1335003_056
サレン：
【chara 133512 face 4 (sad)】
ううん……それだけじゃないわ。昼間の観光だって……
あたしのせいで、あんたまで余計に疲れさせちゃったかも。
トラブルかもって走り回って。
voice: vo_adv_1335003_057
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
そんなこと気にせずにもっと素直に楽しめばよかったわ……
【chara 133512 face 4 (sad)】
そうすればあんただって……楽しめたのに。
ごめんね。
Choice: (11) 僕も楽しかったよ。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1335003_058
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
あんたは、そんなこと言って……
【chara 133512 face 4 (sad)】
別に気を遣わなくたっていいのよ。
Choice: (12) 優しいサレンちゃんがいっぱい見られた。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1335003_059
サレン：
【chara 133512 face 6 (surprised)】
えっ……そんな、でも……
【chara 133512 face 4 (sad)】
せっかくの旅行で、二人きりの特別な時間だったのよ？
そんなので満足なの？
Choice: (13) 特別じゃなくたって……
Choice: (14) 二人一緒なら、それでいいよ。
----- Tag 13 -----
----- Tag 14 -----
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1335003_060
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
……そっか。
あんたがそう言ってくれるなら、あたしも……
今日のこと、楽しかったって思えそう。
voice: vo_adv_1335003_061
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
ふふっ、ありがとう、{player}。
あんたの気持ちが聞けたら、心が軽くなった気がするわ。
voice: vo_adv_1335003_062
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
別に、特別なことがなくたって……
何気ない日常だって、【chara 133512 face 2 (joy)】
二人一緒なら楽しいものね。
voice: vo_adv_1335003_063
サレン：
【chara 133512 face 1 (normal)】
頑張って働いて、子どもたちの世話をして……
【chara 133512 face 2 (joy)】
たまにこんなふうに、ちょっと贅沢な時間を過ごしたりして……
voice: vo_adv_1335003_064
サレン：
【chara 133512 face 2 (joy)】
あんたと一緒に過ごす時間が、特別じゃなくて当たり前になって……
【chara 133512 face 9 (special_c)】
そしたら、とっても楽しい毎日になりそう……
そんな未来が来たら、本当にすてきだわ。
voice: vo_adv_1335003_065
サレン：
【chara 133512 face 5 (shy)】
あたし、まだのぼせちゃってるかも……
なんか、恥ずかしいこと言ってる、わよね……？
Choice: (15) でもそれって、すごくいいね。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1335003_066
サレン：
【chara 133512 face 9 (special_c)】
……ふふっ、でしょ？
--- Switch scene ---
still display end
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
夜風に包まれながら、誰にも邪魔されずに語り合う二人。
オーエドの穏やかな夜は、更けていくのだった……
