ネネカ(アルファ) 第1話
何者かに拉致され学校で目覚めた{player}。学生服で変装した似々花と共に学生たちを欺き脱出を果たす。無事逃げきれたことに安堵するものの、その先で再び何者かに捕まってしまう。


-------------- situation:
疑惑の放課後
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}が目を開けると
見覚えのある机と椅子が視界に入る。
どうやら、ここは誰もいない空き教室らしい。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 周囲は明るく、聞きなれた喧騒がすることから
どうやら自分が通っている学校で、時間は放課後だろう。
問題は、目を覚ます直前の記憶がないことだった。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}は額に手を当て、
何があったかを思い出そうとする。
今朝、学校に行くために家を出たところまでは思い出せる。

voice: vo_adv_1338001_000
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 どうですか?
何か思い出しましたか?

Choice: (1) 確か、登校中に後ろから……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1338001_001
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 背後から衝撃を受けて気を失っていた、と。
【chara 107031 face 1 (normal)】 なるほど、いい分析ですね。及第点です。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そう言われ、後頭部を触ると確かに瘤ができている。

Choice: (2) って、似々花!?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1338001_002
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 目上を呼び捨てとは感心しませんね。
しかも、私は七冠。
【chara 107031 face 1 (normal)】 普通はもっと敬意を持ってしかるべきですよ。

Choice: (3) なんのつもりだ!?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1338001_003
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 ふぅ……どうやら誤解をしているようですね。
貴方が拉致されたのは事実ですが、私はそれを助けに来たのですよ?
感謝されこそすれ、罵られるような覚えはありませんね。

voice: vo_adv_1338001_004
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 さて、こうして私が助けに来たことで
当面の危機的状況は去りましたが……
【chara 107031 face 1 (normal)】 このような場所にいるということは、まだ安全とは言えませんね。

voice: vo_adv_1338001_005
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 貴方をここへと拉致したのは、おそらくは手練れの諜報員でしょう。
必要な情報を得たから解放されたのか、あるいはここから更に泳がせて
それ以上の情報を得ようとしているのか……

Choice: (4) とにかく、帰ろう。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1338001_006
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 はぁ……お待ちなさい。
考えなしに動くものではありません。
良く知っている、慣れた場所だからということで油断をしていませんか?

voice: vo_adv_1338001_007
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 一流の諜報員というのは、そういう油断を突いてきます。
それを踏まえた上でしっかりと考えなさい。
【chara 107031 face 6 (surprised)】 さあ、これからどう動きますか?

voice: vo_adv_1338001_008
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 そうですね。まずはここからの脱出が必要でしょう。
【chara 107031 face 1 (normal)】 しかし、このままなにも手を打たねば、尾行やその他の手段で
自宅のようなプライベート空間への侵食を許してしまいます。

voice: vo_adv_1338001_009
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 とはいえ、貴方はまだまだ素人。
仕方がありません。
【chara 107031 face 1 (normal)】 尾行の有無に関しては、私が一緒に行って調べてあげましょう。

voice: vo_adv_1338001_010
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 対尾行訓練は非常に専門性の高い技術ですからね。
一朝一夕で身につくものではありません。
【chara 107031 face 2 (joy)】 さあ、私と共にどう脱出します? 案を出しなさい。

Choice: (5) もしかして無策で助けに来たの?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1338001_011
似々花:
【chara 107031 face 3 (anger)】 失礼ですね。
私ならここからの脱出プランなど、30は作成できます。
【chara 107031 face 6 (surprised)】 ですが、この場所については貴方の方がよく知っているでしょう?

voice: vo_adv_1338001_012
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 それに、こういうことはこれからもしばしば起きるでしょう。
自分の力で脱出できるように今の内からやっておくべきだからです。

voice: vo_adv_1338001_013
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 別に考えるのがめんどくさいとか、貴方を研究するための材料にする
わけではありませんよ?
【chara 107031 face 1 (normal)】 いわば、教育のためです。

Choice: (6) それじゃあ……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1338001_014
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 ほう? 私に学生服を着ろ、と?
【chara 107031 face 2 (joy)】 それで周囲の生徒たちに擬態しようというのですね。
なるほど……

voice: vo_adv_1338001_015
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 作戦としては及第点ですね。のってあげましょう。
【chara 107031 face 6 (surprised)】 ……なんですか? その表情は。

Choice: (7) 恥ずかしくないの?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1338001_016
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 まったくもって愚問と言わざるを得ませんね。
【chara 107031 face 1 (normal)】 私も所属は公安の身です。
当然専門の訓練も受けていますし、変装など日常茶飯事ですよ。

voice: vo_adv_1338001_017
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 学生服以上に恥ずべき服装をしたことも……
【chara 107031 face 6 (surprised)】 いえ、今はその話は関係ありませんね。【chara 107031 face 1 (normal)】 とにかく。
この仕事において、そのような感情が介入する余地はありません。

voice: vo_adv_1338001_018
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 それで? その制服はどこで入手するのですか?
まさか無策で案を出したわけではないでしょうね?

voice: vo_adv_1338001_019
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 ほう、掃除のときに美術準備室に制服があるのを見つけた?
なるほど、モデルの着替え用に……【chara 107031 face 2 (joy)】 いいですね。
常日頃から周囲を注意深く観察していると、こういう時に役に立ちます。

voice: vo_adv_1338001_020
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 幸い、美術準備室は近くのようですね。
ではさっそく向かいましょう。

voice: vo_adv_1338001_021
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 何をしているのです。
【chara 107031 face 1 (normal)】 入りますよ。

voice: vo_adv_1338001_022
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 どうしました? 貴方も来るのですよ?
【chara 107031 face 1 (normal)】 私から離れてはいけません。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 教室に入ると同時に堂々とした所作で着替え始める似々花から、
あわてて目を逸らす{player}。

voice: vo_adv_1338001_023
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 サイズは……【chara 107031 face 2 (joy)】 よさそうですね。
ふぅ……

voice: vo_adv_1338001_024
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 ここからは、移動に関してはこちらの指示に従ってもらいます。
可能な限り尾行されにくいルートを通って……
【chara 107031 face 6 (surprised)】 聞いていますか?

Choice: (8) いいから早く着てくれ……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1338001_025
似々花:
【chara 107031 face 3 (anger)】 なんですか、その物言いは。
変装は貴方が言い出したことでしょう。
【chara 107031 face 4 (sad)】 まったく……女性の着替えはそう簡単にできるものではないのですよ。

voice: vo_adv_1338001_026
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 あとは……カバーストーリーはどうします?
おや、分かりませんか?
【chara 107031 face 1 (normal)】 カバーストーリーとは簡単に言えば、変装後の人物像の設定ですね。

voice: vo_adv_1338001_027
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 名前、年齢、性別、職業……
何も考えないままでいると、行動と発言に矛盾が発生しますからね。
なのであらかじめ、どういう人物なのかを決めておくのです。

voice: vo_adv_1338001_028
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 例えば同級生と出くわしたときに同学年だと答えてしまえば、
共通の友人を探そうとしてくるでしょう。
【chara 107031 face 1 (normal)】 そうなると偽装も発覚しやすい……【chara 107031 face 6 (surprised)】 あら?

Choice: (9) 何かあった?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1338001_029
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 いえ、裾が少しほつれていたので。
【chara 107031 face 2 (joy)】 いい機会だから直しておきましょう。

Choice: (10) そんな時間ないだろ!?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1338001_030
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 違和感は少しでも減らしておくものです。
【chara 107031 face 6 (surprised)】 ……さて、それよりも、私の話は終わっていませんよ。
【chara 107031 face 1 (normal)】 怪しまれないためには、どうすればいいか。

voice: vo_adv_1338001_031
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 こういう時は、違う学年ということにしておけば
共通の友人関係からの発覚はしづらくなります。
学年が違えば知らない人間の方が多いですからね。

voice: vo_adv_1338001_032
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 どうですか?
カバーストーリーというのがどれほど重要なものか理解しましたか?

Choice: (11) なら……似々花が後輩で。
Choice: (12) 似々花が先輩……?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1338001_033
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 はぁ? 私が後輩ですか?
私が、貴方の? 【chara 107031 face 1 (normal)】 先輩というのは尊敬される立場ですよ。
貴方にはその器がありますか? 【chara 107031 face 2 (joy)】 その点私なら完璧でしょう。

Jump to tag 13
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1338001_034
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 なんですか、その不満そうな顔は。
【chara 107031 face 1 (normal)】 年齢的にも私が上なのですから自然でしょう。
【chara 107031 face 2 (joy)】 経験豊富な人生の先達という意味でも適任です。

----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1338001_035
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 いいですか?
カバーストーリーにおいて本人とかけ離れた人物像を
設定してしまうと、それだけボロが出やすくなってしまいます。

voice: vo_adv_1338001_036
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 実際の事象を可能な限り残し、
置き換えは最低限にするのが鉄則です。

voice: vo_adv_1338001_037
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 勉強になりましたか?
【chara 107031 face 6 (surprised)】 さて、着替え終わりましたが……
おっと。

voice: vo_adv_1338001_038
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 困りましたね。
足をくじいてしまいました。
これでは自分の足では歩けません。

Choice: (14) はああ!?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1338001_039
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 そういうわけですので、手を貸しなさい。
【chara 107031 face 6 (surprised)】 まさか、このような場所に一人置いていくわけがありませんよね?
こういう場合、どうすればよいです?

--- Switch scene ---

story_still_133800101
voice: vo_adv_1338001_040
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 ふむ、そうですね。
肩を貸すには身長差があり、
かといって、おんぶなどはスカートの相手には不向き。

voice: vo_adv_1338001_041
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 これなら及第点……いえ、合格点をあげましょう。
どうしました?
この私に褒められているんです。もっと喜んでも良いのですよ?

voice: vo_adv_1338001_042
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 待ちなさい。右は人の気配……
ここからは、こうして私が腕を引きますので
その方向に曲がりなさい。いいですね?

voice: vo_adv_1338001_043
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 ほら、急ぎ過ぎるとあやしまれますよ。
もっと落ち着いて進みなさい。
【chara 107031 face 6 (surprised)】 これは……挟まれましたね。【chara 107031 face 1 (normal)】 では、人数の少ない方へ。

voice: vo_adv_1338001_044
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 うおっ!
{player}……なにやってんの? 抱っこ?
え、てか誰? どういう関係?

Choice: (15) これは、その……
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1338001_045
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 あれ? もしかしてキミの同クラ?
【chara 107031 face 2 (joy)】 まいったなー。あはは……こんにちは。
ちょっと足くじいちゃって、後輩に運んでもらってるんだ。

voice: vo_adv_1338001_046
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 え? あ、こんちは……
あ、ああ……ケガしてんすね。
てか先輩?

voice: vo_adv_1338001_047
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 そうだけど……
もしかして、ちっさいのに年上なの、とか思ってる?

voice: vo_adv_1338001_048
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 あ、いやいやいや……そんなこと思ってないっスよ?
美人を抱っこしてるとかうらやましいなーって思って。
こいつ、いつも誰かしら美人といること多いんで。

voice: vo_adv_1338001_049
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 へぇ、そうなんだ。
【chara 107031 face 1 (normal)】 ふーん?

voice: vo_adv_1338001_050
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 いやいやいや、先輩も美人っスから。
あれ、でもなんかどこかで見たような……

voice: vo_adv_1338001_051
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 えー、それは同じ学校だもん。
見たことあるのは当たり前じゃない?

voice: vo_adv_1338001_052
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 いや、そうじゃなくて……
あぁ! もしかして、こないだネットの授業やってた人!
ええと、確かうつし……

Choice: (16) もしかして、現士実似々花?
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1338001_053
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 そう、それそれ!

voice: vo_adv_1338001_054
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 チッ、まったくなにを……
【chara 107031 face 2 (joy)】 あーその人、私の親戚なんだよねー
そんなに似てるかなあ?

voice: vo_adv_1338001_055
似々花:
【chara 107031 face 6 (surprised)】 確かお祖母ちゃんの双子の姉のお孫さんとかでー
【chara 107031 face 2 (joy)】 こないだの授業もその伝手でやってくれたんだって。

voice: vo_adv_1338001_056
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 あんまり会ったことないけど
結構気さくでいい人みたいだよ?

voice: vo_adv_1338001_057
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 へー、そうなんスね。
確かに、顔は似てるけど話し方とか全然違いますもんね。
でもそんな有名人が身内にいたら大変なんじゃ……

voice: vo_adv_1338001_058
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 んっ、いたた……

voice: vo_adv_1338001_059
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 あっ、と……ケガしてたんスよね。
引き止めてスミマセン!

voice: vo_adv_1338001_060
似々花:
【chara 107031 face 2 (joy)】 あはは……こっちこそごめんね。
またお話しよ?

voice: vo_adv_1338001_061
男子生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】 っス!!
お大事に! ちゃんと保健室連れてけよな!

voice: vo_adv_1338001_062
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 ふう……
【chara 107031 face 6 (surprised)】 なんですか、その顔は。

Choice: (17) よくもまあ、あれだけウソを…
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1338001_063
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 慣れの問題ですよ。
言ったでしょう。
諜報員にはこのようなことは日常茶飯事だと。

voice: vo_adv_1338001_064
似々花:
【chara 107031 face 4 (sad)】 それにしても、先ほどの発言は何ですか。
まるで私の正体を明かすような真似を……
【chara 107031 face 3 (anger)】 これは貴方を助けるための作戦行動ですよ。

voice: vo_adv_1338001_065
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 自分の立場をよく考えるように。
いいですね?

voice: vo_adv_1338001_066
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 では、早く学校を出ましょう。
このまままっすぐ進みなさい。

--- Switch scene ---

still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ネネカの指示で、無事学校を抜け出した{player}たちは
人通りの少ない路地へとたどり着く。

voice: vo_adv_1338001_067
似々花:
【chara 107031 face 1 (normal)】 では、私は着替えてきますのでここで少し待っていなさい。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ネネカを見送り、一人手持ち無沙汰に待つ{player}。
その後頭部に、冷たく、硬い物体が押し当てられる。

voice: vo_adv_1338001_068
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 動くな。
まったく、なんと迂闊な……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 覚えのある衝撃と声を最後に、{player}の意識は
闇へと飲まれていった……

voice: vo_adv_1338001_069
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 『Kレポート No.1』
20■■/■■/■■
勤務中の覚え書きとしてここに記す。

voice: vo_adv_1338001_070
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 本日我が部署に新人が配属された。自分にとっては初の部下となる。
自分より年下の女性ということだったが……第一印象は『年齢不詳』だ。
幼く見えるが、立ち居振る舞いからは年齢以上の落ち着きを感じさせる。

voice: vo_adv_1338001_071
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 おっと、このような表現はコンプライアンス的にはよくないな。
勤務中表に出さないように留意する。ただ、我が部署にくるくらいだ。
書類上の表記は信頼できないし……それは自分も同じことだ。

voice: vo_adv_1338001_072
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 驚くべきは試験の成績だ。筆記は全て満点。実技に関しても戦闘周り
以外は完璧で、特に電子関係は試験官が評価不能とするほどらしい。
だが、一点……性格的な適正に関しては疑問を呈さざるを得ない。

voice: vo_adv_1338001_073
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 特定政党や思想への偏向はないものの、本人の持つ哲学として
「世界は能力のある者によって管理されるべき」らしい。これは
明らかに独裁者の思考だ。国家の下僕たる我が部署にはふさわしくない。

voice: vo_adv_1338001_074
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 チームワークの問題もある。自分の名前は発音しにくいだろうと思い
先輩と呼んでもよいと言ったのだが、執拗に狂真咲主任と呼ぶ。
素直ではないのか、単に自分が嫌われているのだろうか?

voice: vo_adv_1338001_075
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 職務上対象者に嫌悪されぬよう好印象を与える訓練はしてきたつもりだが
自分もまだまだのようだ。より一層の訓練が必要だな。
初日の業務は研修の最終確認としての実地訓練だった。

voice: vo_adv_1338001_076
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 尾行に関しては素人らしく身体の使い方が拙い部分も多いが
どうしてか視界の把握や視線の誘導には光るものを感じる。
なんでもVRのゲームでの経験らしい。

voice: vo_adv_1338001_077
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 彼女が果たして我が部署のメンバーとして使い物になるのか、あるいは
自分たちの抱える獅子身中の虫となるのか……何故かは分からないが、
無性に気になってしまう。これからしっかりと見極めなくてはならない。