ネネカ(アルファ) 第4話
マサキの権能で魔物たちを、{player}の強化を受けてのグレゴールの大火力で分身たちを倒し勝利を収めたネネカ。取り戻したかつての居城で、マサキと共に{player}を自らの陣営へと誘うのだった。


-------------- situation:
変貌大妃の野望
--------------

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ネネカたちの戦いは、さながら魔法と魔法のぶつかり合う光の洪水。
やがて、飛び交う閃光に{player}の目が慣れ始めた頃……

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ネネカの分身:
【chara 107011 face 3 (anger)】 何故、当たらないのです。
あのふざけたクリスティーナのように避けてばかり……!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 一向に決着がつかないことに、分身たちが焦れ始める。
その隙を、ネネカは見逃さなかった。

voice: vo_adv_1338004_001
ネネカ:
【chara 133811 face 1 (normal)】 頃合いですね。

Choice: (1) ネネカの方に力を向ける。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1338004_002
ネネカ:
【chara 133811 face 2 (joy)】 いい判断です。
さあ……出番ですよ、グレゴール。

グレゴール:
【chara 133814 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_1338004_003
ネネカの分身:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 なっ、いつの間に……

voice: vo_adv_1338004_004
ネネカ:
【chara 133813 face 1 (normal)】 ティル・ナ・ノーグ。

--- Switch scene ---

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 連なる光線に貫かれた分身の一体が、光の粒子となり消える。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1338004_005
ネネカの分身:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 そんな、まさか……
【chara 107011 face 4 (sad)】 ただの一撃でなんて威力……
何ですかその顔は! あの忌々しい真那にでもなったつもりですか?

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ネネカの分身:
【chara 107011 face 3 (anger)】 ですが、そんな強すぎる火力ならば……
簡単には扱えないでしょう!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ネネカの分身は{player}を盾にするように
まっすぐ向かってくる。

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ネネカ:
【chara 133811 face 1 (normal)】 まあ、過剰な火力なのは確かですね。
だからこそ……

voice: vo_adv_1338004_008
マサキ:
【chara 191011 face 3 (anger)】 フン!

voice: vo_adv_1338004_009
ネネカの分身:
【chara 107011 face 4 (sad)】 がはっ!
な、マサキ……?

voice: vo_adv_1338004_010
ネネカ:
【chara 133811 face 1 (normal)】 普段使いの暴力としては、こちらの方が適しているのですよ。
【chara 133811 face 2 (joy)】 これが適応というものです。
分かりましたか?

voice: vo_adv_1338004_011
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 ネネカさまのプリンセスナイト、マサキ!
ただいま推参いたしました!
そのお姿という事は、やはりこちらが分身であっていますよね?

Choice: (2) 確証なかったの!?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1338004_012
マサキ:
【chara 191011 face 2 (joy)】 フッ……本物のネネカさまなら、私の攻撃になど当たるはずがない!

voice: vo_adv_1338004_013
ネネカ:
【chara 133811 face 1 (normal)】 その通りです。
【chara 133811 face 6 (surprised)】 ですが……私が想定していたよりも時間がかかりましたね。

voice: vo_adv_1338004_014
マサキ:
【chara 191011 face 4 (sad)】 申し訳ございません。
想定よりも数が多く手間取ってしまいました。

voice: vo_adv_1338004_015
ネネカ:
【chara 133811 face 2 (joy)】 まあいいでしょう。
途中でやられるなどとは思っていませんので。

voice: vo_adv_1338004_016
ネネカの分身:
【chara 107011 face 3 (anger)】 まるであのいけ好かない晶のようですね。
七冠の誇りはないのですか?

voice: vo_adv_1338004_017
ネネカ:
【chara 133811 face 2 (joy)】 愚問ですね。
七冠がわざわざ自らの手を汚す必要などありません。

voice: vo_adv_1338004_018
ネネカ:
【chara 133811 face 1 (normal)】 あきらめなさい。
こちらには本物の七冠と、プリンセスナイトが二人もいるのですから。

voice: vo_adv_1338004_019
ネネカの分身:
【chara 107011 face 4 (sad)】 くっ……

voice: vo_adv_1338004_020
ネネカ:
【chara 133811 face 6 (surprised)】 さて、勝負ありといったところですが……
【chara 133811 face 2 (joy)】 この状況から気を付けるべきことは分かりますか?

voice: vo_adv_1338004_021
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 命乞い、でしょうか。
ネネカさまのお姿で頼まれれば、
私ならば見逃してしまうかもしれません。

voice: vo_adv_1338004_022
ネネカ:
【chara 133811 face 4 (sad)】 はぁ……つまらない冗談ですね。
【chara 133811 face 1 (normal)】 私が命乞いなどするわけがないでしょう。
【chara 133811 face 2 (joy)】 貴方はどうですか?

Choice: (3) 小さくなって逃げる?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1338004_023
ネネカ:
【chara 133811 face 2 (joy)】 正解です。
私のことをよく理解していますね。
その場合の対処は……グレゴール。

--- Switch scene ---

グレゴール:
【chara 133814 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_1338004_024
ネネカの分身:
【chara 107011 face 4 (sad)】 待ちなさい。
このような場所でそんな攻撃をしては……

voice: vo_adv_1338004_025
ネネカ:
【chara 133813 face 1 (normal)】 総員、対衝撃姿勢。
細胞の一片すら、焼き尽くします。

voice: vo_adv_1338004_026
ネネカ:
【chara 133813 face 3 (anger)】 光に抱かれ、消えなさい。
ティル・ナ・ノーグ。

--- Switch scene ---

グレゴール:
【chara 133814 face 1 (normal)】 …………!

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 視界の全てをまばゆい光に呑み込まれながら……
{player}の意識は暗い闇へと呑み込まれてゆく……

voice: vo_adv_1338004_027
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 『Kレポート No.4』
20■■/■■/■■
勤務中の覚え書きとしてここに記す。

voice: vo_adv_1338004_028
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 今日は業務の一環として彼女の開発しているというVRゲームに
アクセスをした。正直、あれが現実ではないという事実に驚いている。
だが、あの場で起こっていた事象は現実では起こり得ないことばかりだ。

voice: vo_adv_1338004_029
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 あまりにリアルな世界……アストルムと呼ばれたそのVR空間を作るのは
超AIであるらしい。この処理能力と演算力こそが、そのAIを作った
彼女たち七冠の才能を知らしめていると言っていいだろう。

voice: vo_adv_1338004_030
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 そしてなにより……その世界での彼女は、まさに神に等しい存在だった。
妖精の姿で圧倒的な破壊を行ったかと思えば、人工知能の人物たちを
作り出していくその姿に、自分は目を奪われていった。

voice: vo_adv_1338004_031
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 「世界は能力のある者によって管理されるべき」これまでは実現不可能な
妄想だと思っていた言葉だが、このAIがあれば可能かもしれない。
いや、彼女ならきっと実現してしまうだろう。

voice: vo_adv_1338004_032
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ならば、自分も見てみたいと思った。
彼女の実現する世界にこそ、自分の求める正義が存在するのだ。
自分はそこで、自らの正義を実現したい。

voice: vo_adv_1338004_033
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 自分は、アストルムの地で騎士の忠誠を誓った。
プリンセスナイト、狂真咲真軌として
変貌大妃、現士実似々花さまへと……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1338004_034
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ……だってさ。
【chara 190011 face 6 (surprised)】 はぁ……結構な量があったわね~

voice: vo_adv_1338004_035
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ああ、これ? Kレポートって言って、政府の機密文書。
【chara 190011 face 6 (surprised)】 誰が書いたかは……【chara 190011 face 1 (normal)】 まあ、秘密ってことにしておきましょうか。

voice: vo_adv_1338004_036
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 え、なんか不審そう……って、あたしが?
うーん、【chara 190011 face 1 (normal)】 まあそうなのよね~
内容的にはものすっごくありえそうな内容なんだけど……

voice: vo_adv_1338004_037
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 その割には良く出来過ぎてるっていうか……
【chara 190011 face 4 (sad)】 あと、あの人が自分に関わる情報がこんな形で残ってるのを
見逃すと思う?

voice: vo_adv_1338004_038
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 まあ、原本のデータはとっくに消えちゃってるらしいけど
単なる見逃しなのか、何か意図のある置き手紙なのか……
【chara 190011 face 6 (surprised)】 はぁ考えるだけ無駄かしらね。

voice: vo_adv_1338004_039
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 それにしても、本当に厄介な相手に目をつけられちゃったわね。
【chara 190011 face 1 (normal)】 あたしから言えるのは……【chara 190011 face 2 (joy)】 強く生きなさい、ってことくらいだわ。

voice: vo_adv_1338004_040
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 っと、そろそろ時間ね。
それじゃ、がんばりなさい。
バイバーイ。

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}が目を覚ますと、そこは先ほどまでの光の洪水が
まるで夢であったかのような静寂に包まれた古城だった。
その一段高い場所で、ネネカは漂う光の粒子をその手に集めている。

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ネネカ:
【chara 133812 face 6 (surprised)】 おや、やっと目覚めましたか。
あれしきの衝撃波で気を失うとは、
まだまだ鍛え方が足りなかったようですね。

voice: vo_adv_1338004_042
ネネカ:
【chara 133812 face 1 (normal)】 さて、これで分身たちは回収し終えました。
作戦完了です。
【chara 133812 face 2 (joy)】 二人とも、よくやりました。

voice: vo_adv_1338004_043
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 はっ、【chara 191011 face 2 (joy)】 ありがたきお言葉!

voice: vo_adv_1338004_044
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 特に{player}。
とても頑張ってくれましたね。
エサとして。

Choice: (4) エサ?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1338004_045
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 ええ。
元より負けるはずもありませんが、私たちだけでは分身たちも警戒して
隠れて出てこなかったでしょうから。

voice: vo_adv_1338004_046
ネネカ:
【chara 133812 face 1 (normal)】 それに、私の分身であれば
貴方を傷付けることは決してしません。
そういう記憶をつくってありますので。

voice: vo_adv_1338004_047
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 分身は、元から全て私の掌の上です。
【chara 133812 face 6 (surprised)】 そうですね……今回のような状況に陥った場合
一番危険なことは何だと思いますか?

voice: vo_adv_1338004_048
ネネカ:
【chara 133812 face 1 (normal)】 私の力が、他の七冠の手に渡ることです。
【chara 133812 face 2 (joy)】 ですので、分身たちには七冠に関する記憶の中でも
特にムカつくものを残しています。【chara 133812 face 6 (surprised)】 無論、捏造などはしてませんが。

voice: vo_adv_1338004_049
ネネカ:
【chara 133812 face 1 (normal)】 さて、では行きましょうか。
この城の奥へ。

voice: vo_adv_1338004_050
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 言ったでしょう。
この場所の情報を持っていると。
なにせここは、我が居城だったのですから。

voice: vo_adv_1338004_051
ネネカ:
【chara 133812 face 6 (surprised)】 再構築でこのような場所に流れ着いていたようですね。
【chara 133812 face 1 (normal)】 最深部であれば、損傷も少ないでしょう。

voice: vo_adv_1338004_052
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 だからこそ、分身たちもこの城を住処としたのかもしれません。
この場所の細かい記憶は与えてはいないはずなのに……
不思議なものですね。

--- Switch scene ---

Choice: (5) 本当に無傷だ……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1338004_053
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 ふぅ……
あらためて、ご苦労でしたね。
グレゴールも。

グレゴール:
【chara 133814 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_1338004_054
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 あら、そうですか。
久しぶりに暴れられて楽しかった、と。
ならば、たまにはこういう機会を作るのも悪くはないですね。

voice: vo_adv_1338004_055
ネネカ:
【chara 133812 face 4 (sad)】 とはいえ……また分身を作成した場合には、
その運用で貴方の負担も増えてしまいますが。

voice: vo_adv_1338004_056
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 ふふっ、貴方には本当に苦労をかけますね。
いつもありがとう。
さすがは私の一番のパートナー……

voice: vo_adv_1338004_057
ネネカ:
【chara 133812 face 6 (surprised)】 おや、どうしました?
そのような顔をして。
【chara 133812 face 2 (joy)】 もしかして、うらやましいのですか?

voice: vo_adv_1338004_058
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 そのようなことは、決して!

voice: vo_adv_1338004_059
ネネカ:
【chara 133812 face 6 (surprised)】 まあいいでしょう。
{player}、【chara 133812 face 2 (joy)】 貴方はどうですか?
このまま私の配下になりませんか?

voice: vo_adv_1338004_060
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 世界は能力のある者によって管理されるべきです。
そう、この私のような優秀な存在に。

voice: vo_adv_1338004_061
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 貴方がいれば私の力を今まで以上に効率的に行使して
この世界をあますところなく管理できるでしょう。

voice: vo_adv_1338004_062
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 私が世界を管理し、貴方をサポートすれば……
結果として貴方が助けようとしている人々も
助けられる確率は高くなるとは思いませんか?

voice: vo_adv_1338004_063
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 貴方にも理想があるのは重々承知していますが
私ならばその手助けができます。
利害も一致していますし、断る理由などないと思いますが。

voice: vo_adv_1338004_064
マサキ:
【chara 191011 face 2 (joy)】 なるほど、さすがはネネカさま。
【chara 191011 face 1 (normal)】 我が主もこうおっしゃっているのだから
ぜひそうしてみてはどうかな。

voice: vo_adv_1338004_065
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 自分のことは決して無能だとは思ってなどいないが……
【chara 191011 face 4 (sad)】 残念ながら、私ができることは、ネネカさまが簡単に処理できる
些事を代理でこなすことくらいだ。

voice: vo_adv_1338004_066
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 まあ、そうですね。

voice: vo_adv_1338004_067
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 しかし、君のプリンセスナイトの権能は
ネネカさまのお力そのものを強化できる!

voice: vo_adv_1338004_068
マサキ:
【chara 191011 face 2 (joy)】 君ならば! 我が主の覇業の真の助けとなれるのだ。
これ以上の名誉はないだろう!

voice: vo_adv_1338004_069
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】 我ら二人のプリンセスナイトで力を合わせ
我らが主、【chara 191011 face 2 (joy)】 ネネカさまを支える力となろう!

Choice: (6) ええと……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1338004_070
ネネカ:
【chara 133812 face 6 (surprised)】 マサキ。
圧が強いですよ。

voice: vo_adv_1338004_071
マサキ:
【chara 191011 face 6 (surprised)】 おっと、【chara 191011 face 1 (normal)】 つい気が逸ってしまいました。
申し訳ありません。

voice: vo_adv_1338004_072
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 そこまでにしておきなさい。
疲れているでしょうからね。

voice: vo_adv_1338004_073
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 ふふっ、そう急かすことはありませんよ。
今はまだ動くべき時ではありませんから。

voice: vo_adv_1338004_074
ネネカ:
【chara 133812 face 6 (surprised)】 おや……【chara 133812 face 2 (joy)】 ふふっ。
グレゴールも楽しみと言っていますね。

voice: vo_adv_1338004_075
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 貴方の本格的な勧誘は、またいずれ……
今は心身を休め、英気を養うのです。

voice: vo_adv_1338004_076
ネネカ:
【chara 133812 face 2 (joy)】 来るべき、時のために。

voice: vo_adv_1338004_077
マサキ:
【chara 191011 face 2 (joy)】 はい、我が主!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ネネカとマサキの暑苦しい茶番を見る
{player}の頭の中では……

voice: vo_adv_1338004_078
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 本当に厄介な相手に目をつけられちゃったわね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 という言葉が何度も響いているのだった……