クリスティーナ(アルファ) 第4話
クリスティーナの陣頭指揮のもと、復興に尽力する村人たちによって破壊された村は甦る。その様を見守りながら、神の視座ではなく地を這う人の営みの中にこそ絶対と愉悦を求めていると、笑うのだった。
-------------- situation:
地に立ちて退屈を忌む女君
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
複製されたクリスティーナたちを倒した{player}たちは、
再び村へと戻っていた。
voice: vo_adv_1339004_000
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
凱旋というものは何度やっても気分のいいものだな♪
【chara 133912 face 2 (joy)】
難敵を倒した時であれば尚更だ☆
voice: vo_adv_1339004_001
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
盛大なパレード……【chara 133912 face 1 (normal)】
が望めないのは承知しているが、
【chara 133912 face 6 (surprised)】
それにしても人気がない。それでも
普通は一人二人、様子を見に来るものだろうに。
voice: vo_adv_1339004_002
クリスティーナ:
【chara 133912 face 3 (anger)】
まさか本当に、住人が全員村を捨てて逃げたというのか?
…………ふん……
voice: vo_adv_1339004_003
クリスティーナ:
【chara 133912 face 3 (anger)】
【chara 133912 face 6 (surprised)】
まあいいさ。
【chara 133912 face 1 (normal)】
今は坊やからの称賛の言葉で収めてやろう。
【chara 133912 face 2 (joy)】
さあ、褒めたたえるがいい!
Choice: (1) すごく……すごかったです。
Choice: (2) 他の人では解決できなかったと思う。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1339004_004
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
そうかそうか! すごくすごかったか!
【chara 133912 face 4 (sad)】
……ってオマエな……
なんだそのいい加減な賛辞とも呼べないものは。
voice: vo_adv_1339004_005
クリスティーナ:
【chara 133912 face 4 (sad)】
語彙力が欠けているのか?
それとも素直に褒められない坊やなのか?
voice: vo_adv_1339004_006
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
……まあいい。
ここは寛大に、次回までの宿題ということにしておいてやろう☆
voice: vo_adv_1339004_007
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
驚きのあまりに何も言葉が思いつかない、
ということもあるだろうからな!
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1339004_008
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
そうだろう、そうだろう。
ふふ……やはり唯一無二性をくすぐられるのは気分がいいな!
坊やも分かっているじゃあないか!
voice: vo_adv_1339004_009
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
とはいえ、ワタシにしかできない解決方法であることは自明だ。
賛美を求められたときに使えるようもっといい言い回しを覚えておけよ?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1339004_010
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
……と。
なんだ、住人もまだ残っているじゃあないか。
出迎えもないとは遺憾極まりないな。
voice: vo_adv_1339004_011
村人:
【chara 311 face 6 (surprised)】
あ、あんたは……!
【chara 311 face 4 (sad)】
な、なな、なんで戻って来たんだ!?
voice: vo_adv_1339004_012
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
なんで、だと?
この村を破壊した雑魚どもを倒したからだが……
他に理由が必要かな?
Choice: (4) なんだか、怖がってるみたいだけど……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1339004_013
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
ひっ、あわわ、わわ……
村を壊した悪魔だっ! 頼む、頼むから見逃してくれ!
こ、この村にはもう、取るものなんて何一つない……
voice: vo_adv_1339004_014
クリスティーナ:
【chara 133912 face 3 (anger)】
ん?
おい待て。今なんと言った。
村を壊した悪魔、だと?
voice: vo_adv_1339004_015
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
ひぃいっ!
ある日突然村にやってきて……っ
家も広場も井戸も、壊したじゃないか、あんたが……!
voice: vo_adv_1339004_016
クリスティーナ:
【chara 133912 face 4 (sad)】
うん……?
話がよく見えんな。
ワタシは今日、数刻前に来たばかりだが──【chara 133912 face 6 (surprised)】
ああ。そういうことか。
Choice: (5) 偽物と間違われてる?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1339004_017
クリスティーナ:
【chara 133912 face 3 (anger)】
似ても似つかない! なぜ見分けがつかないんだ!?
そもそも衣装だって別だろうが!
オマエの目は節穴か? それとも物理的に節穴にしてほしいのか?
voice: vo_adv_1339004_018
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
ひっ、ひぃぃぃ~! お許しを~!
voice: vo_adv_1339004_019
クリスティーナ:
【chara 133912 face 3 (anger)】
ふん、腰抜けめ。
いくらなんだって、見分けくらいつきそうなものだが……
Choice: (6) でも、結局は同一人物だったし……
Choice: (7) 似てなかったと思う。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1339004_020
クリスティーナ:
【chara 133912 face 3 (anger)】
なにぃ!? それは聞き捨てならないぞ!
もっとよく見ろ! そして記憶に刻め!
目を閉じるたびにこの麗しい姿がまぶたの裏に浮かぶようにな!
voice: vo_adv_1339004_021
クリスティーナ:
【chara 133912 face 4 (sad)】
はぁ……まあいい。
【chara 133912 face 6 (surprised)】
そんなことよりも、だ。
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----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1339004_022
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
うむ、そうだろうとも。
坊やはちゃんと理解しているようだな。
voice: vo_adv_1339004_023
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
褒美は何がいい? 今度はワタシの偽物ではなく、
ワタシ自身と戦ってみるか。この姿で刃を交えたことはないだろう?
きっと愉しいぞ☆
voice: vo_adv_1339004_024
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
いや、それだけでは面白くないな。
【chara 133912 face 2 (joy)】
もっと血沸き肉躍るようなものを……
【chara 133912 face 6 (surprised)】
……っと、褒美の件は帰ってからにするとして、だ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1339004_025
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
おいオマエ。
悪魔に襲われたというならなぜ戻ってきた?
voice: vo_adv_1339004_026
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
一度捨てた故郷なんだろう。振り返らず、
どこへなりと行けばよかったんじゃあないか?
【chara 133912 face 1 (normal)】
そうすれば少なくとも、今ワタシとここで対峙せずに済んだはずだが。
voice: vo_adv_1339004_027
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
それとも……こうして命の危機に身を置くのが好みなのか?
【chara 133912 face 2 (joy)】
気が合うじゃあないか、
ワタシもそういう享楽的な行いは大好きだよ……☆
voice: vo_adv_1339004_028
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
では望みどおりに、もっと刺激をやろうか。
【chara 133912 face 2 (joy)】
平穏な村の生活とは打って変わった──愉悦に染まる日々を。
voice: vo_adv_1339004_029
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
う、うぅ……ち、違うんだ……
voice: vo_adv_1339004_030
クリスティーナ:
【chara 133911 face 6 (surprised)】
ほう、違う?
であれば一体、何を望んでいる?
【chara 133911 face 1 (normal)】
少々手荒くなるが、見つけ出すのを手伝ってやろうか……☆
voice: vo_adv_1339004_031
クリスティーナ:
【chara 133911 face 1 (normal)】
そうだな……まずは目抜き通りを更地にするか。
新しく何か作るにしても、上物は邪魔なだけだからな。
Choice: (9) 待って。村の人の話も聞いてほしい。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1339004_032
クリスティーナ:
【chara 133911 face 6 (surprised)】
……ふむ。いいだろう。
ワタシとは違う理、弱者の理屈があるのかもしれん。
話してみろ。
voice: vo_adv_1339004_033
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
あ、あんたの偽物が……襲ってきて。みんな逃げたんだ。
ひどい有様だった。村はぐちゃぐちゃだ……家も、広場も、井戸も
全部使えなくなった。
voice: vo_adv_1339004_034
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
だが……逃げたままでいるわけにはいかないから……
家畜も畑もある。何より、壊れたってここは……俺たちの村だ。
voice: vo_adv_1339004_035
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
だけど安全が確認できたわけじゃない。様子を見に行く奴が……
誰かいなくちゃっ……って話になって……
Choice: (10) それで、一人で戻って来たんですね。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1339004_036
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
あ、ああ。俺は力もないし、臆病だし。
襲撃があったときは真っ先に逃げちまった。だけど……
voice: vo_adv_1339004_037
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
様子を見に行くだけなら、大した能力は不要だからと
名乗りを上げたというわけか。
voice: vo_adv_1339004_038
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
…………そうだ……
まさか、あんたと鉢合わせすることになるとは思わなかったんだ……
voice: vo_adv_1339004_039
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
…………ふむ。コイツはプレイヤーではない。
……設定された性格をトレースするだけの、NPC。
voice: vo_adv_1339004_040
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
魂を転送されたわけでもなく、ただここに存在するだけの。
【chara 133912 face 4 (sad)】
そもそも村の襲撃など予定されているわけもない『個』が、
こんな行動をとるのだな……
voice: vo_adv_1339004_041
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
そうか、これはまるで──
voice: vo_adv_1339004_042
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
しかし、村に戻ってどうするのだ?
この惨状では立て直すのにも時間がかかろう。
【chara 133912 face 4 (sad)】
被災地の免税とて永遠ではないぞ。
voice: vo_adv_1339004_043
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
それは……そうなんですけど、ここは俺たちの村なんで……
どうにかして立て直すしかないですよ……
voice: vo_adv_1339004_044
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
「どうにかして」だと?
【chara 133912 face 3 (anger)】
無計画と楽観主義は事業においてもっとも憎むべき悪徳だぞ?
それをこのワタシの前で口にするとは……よほど命が要らんと見える☆
Choice: (11) 待って待って待って。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1339004_045
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
冗談はさておき……
【chara 133912 face 1 (normal)】
復興事業というのはなかなかに難しいものだ。
素人が寄り集まって何かしたところで簡単には進むまい。
voice: vo_adv_1339004_046
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
付いて来い!
このクリスティーナ自らが復興の図面を引いてやろうではないか☆
voice: vo_adv_1339004_047
村人:
【chara 311 face 6 (surprised)】
え、ええぇっ!?
voice: vo_adv_1339004_048
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
ワタシはな……面白いことが大好きなんだ☆
【chara 133912 face 1 (normal)】
それに──この村には、少なからず思い入れがある。
voice: vo_adv_1339004_049
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
よし、村の地図はこれだな?
被害状況は戦闘中にざっと見ていたので把握している。
【chara 133912 face 3 (anger)】
インフラを最優先として、当面は公共領域の確保を急げ。
voice: vo_adv_1339004_050
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
村の中心地で潰れているこの家屋群を撤去するか。
無論、住居は重要だ。【chara 133912 face 1 (normal)】
屋根と壁なくして人は一所に留まれん。
【chara 133912 face 4 (sad)】
だが、壊れた家屋は危険で使い物にならんからな。
voice: vo_adv_1339004_051
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
ならば、そのスペースを復興用の資材置き場に変えるべきだろう。
復興後は村の集会所か市場として使えばいい。
voice: vo_adv_1339004_052
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
……どうだ、反対意見があるなら聞くが。
Choice: (12) だけど、この計画じゃみんなの家が……
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1339004_053
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
いや、いいんです。クリスティーナさんの言うとおりだ。
【chara 311 face 3 (anger)】
俺たちの村で、また暮らすために必要なことだ……
【chara 311 face 2 (joy)】
だから、この計画でいきましょう。
voice: vo_adv_1339004_054
村の女性:
【chara 1511 face 2 (joy)】
私も賛成です!
中央に広場を持ってこれたら、洗濯井戸も近くなるわ。
それにみんなが顔を合わせる時間も増やせるもの。
voice: vo_adv_1339004_055
村の商人:
【chara 4911 face 2 (joy)】
じゃあ、決まりだな。
【chara 4911 face 6 (surprised)】
だけど、街道から村へつながる道はどうする?
このあたりは──
voice: vo_adv_1339004_056
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
うむ、オマエたち。なかなか肚が据わってきたじゃあないか☆
【chara 133912 face 1 (normal)】
本気で変わろうとしているならば、
こちらも応えるのが筋というものだ。
voice: vo_adv_1339004_057
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
これは当面の生活基盤を整えてからの話なのだが、
【chara 133912 face 3 (anger)】
この村は新しい産業を興すべきだ。【chara 133912 face 6 (surprised)】
近くにあった原生林の管理は
どうしている? まずはあれを産業化して管理し……
voice: vo_adv_1339004_058
村人:
【chara 311 face 6 (surprised)】
ひ、ひええっ……!
【chara 311 face 4 (sad)】
無茶苦茶ですよ、こんな計画……!?
voice: vo_adv_1339004_059
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
ああ、大変な労苦を伴うだろう。【chara 133912 face 1 (normal)】
だが、無理な計画ではない。
【chara 133912 face 3 (anger)】
村もオマエたちも、変わるべきだと思ったなら変われ!
やると決めたのならやれ!
voice: vo_adv_1339004_060
村人:
【chara 311 face 4 (sad)】
は、はいぃっ!
と、とにかく、村のみんなに説明してきますぅー!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それから──
クリスティーナの陣頭指揮のもと、村の復興事業は始まった。
--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日、日暮れ近くまで村のために働く人々の姿を、
{player}はクリスティーナと共に見守っていた。
voice: vo_adv_1339004_061
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
うむ、さすがワタシの立てた計画だ。
物資の搬入も瓦礫の撤去も、予想を上回るスピードじゃあないか!
voice: vo_adv_1339004_062
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
外からの人手も入ってきているな。こちらも計画通りだ。
街道からのアクセスをよくしたから、商人も職人も村に来やすいだろう。
voice: vo_adv_1339004_063
クリスティーナ:
【chara 133912 face 4 (sad)】
あとは馬車の定期便を増やせるといいがな……
【chara 133912 face 6 (surprised)】
まあ、それはおいおい考えるとしよう。
次にやるべきは……
Choice: (13) うれしそうですね。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1339004_064
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
うん?
【chara 133912 face 1 (normal)】
そうだな。人の営みというのは愛すべきものだ。
たとえそれが、本当に存在するものではなくても。
voice: vo_adv_1339004_065
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
村も街も都市も国も、すべて人の営みが生み出すもの。
新たな世界を作るとしても、それは同じ。
【chara 133912 face 4 (sad)】
憎み戦い、ときに手を携えて作り上げるもの──【chara 133912 face 1 (normal)】
仮に虚構だとしても。
voice: vo_adv_1339004_066
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
坊やには分かるまい、この感傷はな。
分かる必要もない繰り言だよ。
Choice: (14) 少し分かる気がします。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1339004_067
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
あっはっは、坊やもなかなか生意気を言うようになったな!
いいぞいいぞ、その調子で育ってみろ☆
Choice: (15) 聞きたいことがあったんです。あの時……
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1339004_068
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
聞きたいこと……? ああ、例の偽物どもと戦った時のことか。
村が壊滅しないルートで撤退したのは意図的か、だと?
voice: vo_adv_1339004_069
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
そうだな、遮蔽物を選ぶ時、多少コントロールした。
村から森へと戦場を移したのも、まあ似たような理由さ。
【chara 133912 face 6 (surprised)】
理由? 【chara 133912 face 2 (joy)】
優しさからじゃあないぞ!
Choice: (16) 面白いから……とか?
Choice: (17) 怒っていたから。
Choice: (18) この世界を愛しているから?
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1339004_070
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
当然、多少のハンデを背負って戦った方が燃えるからな☆
自分に不利な条件を課して戦う、とでもしない限り
血沸き肉躍る経験というのはできないものだ。
voice: vo_adv_1339004_071
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
そういう意味で、坊やの考察はあながち間違いではないな。
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----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1339004_072
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
ほう? なかなか鋭いことを言う。
そうだな……確かにはらわたが煮えるような思いだったとも。
【chara 133912 face 3 (anger)】
ワタシが──ワタシたちが丹精込めたおもちゃ箱だぞ?
voice: vo_adv_1339004_073
クリスティーナ:
【chara 133912 face 4 (sad)】
雑魚のこしらえた偽物ごときに壊されて笑っていられるほど
ワタシは心が広くなくてな。【chara 133912 face 6 (surprised)】
場所を移したのはせめて、
やつらの思惑を妨げてやりたいという気持ちがあったかもしれんな。
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----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1339004_074
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
おいおい、臆面もなく聞いてくれるなよ?
こっちが面映ゆくなってしまうじゃあないか☆
voice: vo_adv_1339004_075
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
だがまあ、否定することではないな。
さっきも言っただろう。ワタシは人の営みを愛している。
だから、少しばかりは救ってやりたかったのかもな。
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1339004_076
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
しかし振り返ってみると、【chara 133912 face 1 (normal)】
つくづくワタシという人間にとって
実感というものは大きな部分を占めるのだな。
どうしてもあの方のようにはいかないものだ。

voice: vo_adv_1339004_077
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
ランドソルをはじめ、各都市の設定は主にあの方が作られた。
それぞれが、人の営みと合うように、緻密に設計された。
voice: vo_adv_1339004_078
クリスティーナ:
【chara 133912 face 6 (surprised)】
NPCというそこにしか存在しない架空の人々さえも、
その都市の中では本当に存在するような、現実感を与えるものだった。
完璧に作られた、新しい世界をあの方は望んだ。
voice: vo_adv_1339004_079
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
そうあれかしと世界を定義づけるさまは
まさに神の視座であり──同時に、
地を這うものとして生きることのできぬ、あの方の宿業。
voice: vo_adv_1339004_080
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
あの方を崇めることで……ワタシは……
voice: vo_adv_1339004_081
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
ふふ、ふふふふ、【chara 133912 face 2 (joy)】
あはははは……☆
【chara 133912 face 1 (normal)】
そうだな、ワタシは。今回のことで……
地を這う人のありようを望んでいると、知ってしまったのだな。
voice: vo_adv_1339004_082
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
人の営みも、戦いも、すべて自分の立つ場所と
地続きでありたいのだ、ワタシは。
voice: vo_adv_1339004_083
クリスティーナ:
【chara 133912 face 1 (normal)】
高みからではなく同じ地平から、退屈にあらがおうとする方が、
きっと愉しいからな。
【chara 133912 face 2 (joy)】
この点は坊やも、同意してくれると思うが。
Choice: (20) 僕も、この世界が好きです。
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1339004_084
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
あっはっは、そうだろうとも。いい答えだ!
花丸をくれてやろう☆
【chara 133912 face 1 (normal)】
そうだな、賞品は……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1339004_085
村の少女:
【chara 1 face 1 (normal)】
クリスティーナさーん!
厩舎の仕上がりを見てくれませんか?
voice: vo_adv_1339004_086
クリスティーナ:
【chara 133912 face 2 (joy)】
ようやくできたか!
よし、このクリスティーナさんがどれほどのものか見てやろう☆
行くぞ、坊や!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は、村へと歩くクリスティーナの
数歩後ろを付いて行く。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
どこか満足げな彼女の足取りの理由を知っているのは、
{player}ただ一人なのであった。