チカ（儀装束） 第2話
引き続き精霊を授かるための修業中。チカの使役する精霊とシンクロしてしまったチカは、{player}の優しさが自分だけのものではないと気付き、その場から逃げてしまうのだった。
-------------- situation:
高ぶる心と精霊と
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
魔力のコントロールを取り戻し、
再び精霊づくりに励むチカと{player}であるが──
voice: vo_adv_1344002_000
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
魔力のコントロールは万全です。
【chara 134411 face 1 (normal)】
今度はもっと精霊とシンパシーを高めた状態で
儀式を行ってみますね。
voice: vo_adv_1344002_001
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
私がすでに使役している精霊とのシンパシーを高めることができれば、
新しい精霊とも、繋がりを作りやすいかもしれません。
voice: vo_adv_1344002_002
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
ふふっ……
この子たちも応援してくれるみたいです。
Choice: (1) できることがあれば何でも言って！
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1344002_003
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
はいっ。ありがとうございます。
voice: vo_adv_1344002_004
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
精霊たちに意識を集中して……
【chara 134411 face 1 (normal)】
大丈夫、この衣装のおかげで、精霊とのシンパシーが高まってる。
【chara 134411 face 3 (anger)】
だから、今度こそ……！
voice: vo_adv_1344002_005
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
はああっっっ……！
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344002_006
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
……あ、あれっ？ なんだろう、この感じ……
わ、私……今、空に浮かんでいる！？
voice: vo_adv_1344002_007
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
足元がふわふわして……ここ、どこですかっ！？
【chara 134411 face 4 (sad)】
一体何が起こってるんでしょう！？
Choice: (2) 落ち着いて。地面に足は着いてるよ！
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1344002_008
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
あ……本当ですね……
確かに私は立っていて。そしてあなたと向かい合ってるみたいです。
二人の上から見下ろしています──って！？
voice: vo_adv_1344002_009
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
な、なんで自分のことを見下ろしてるんでしょう、私！？
もしかして……これは、精霊の視点？
私たちの周りを飛んでる、この子とシンクロしてる……？
voice: vo_adv_1344002_010
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
シンパシーが高まり過ぎたせいで！？
……ってことは。【chara 134411 face 4 (sad)】
この子もきっと、混乱してるはず。
私の視点と感覚が急に流れ込んできて……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344002_011
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
【chara 134411 face 4 (sad)】
だ、だめっ！ そんなにあわてないで！
大丈夫だから！ ねっ、お願い！
voice: vo_adv_1344002_012
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
……ま、まずは私が落ち着かないと、精霊がもっと混乱しちゃう。
【chara 134411 face 3 (anger)】
大丈夫、シンパシーが強まったのは一時的な状態だから、
すぐに落ち……【chara 134411 face 6 (surprised)】
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344002_013
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
きゃああああ！？ お、落ち着いてえぇ！？
Choice: (3) 僕が落ち着かせられるかもしれない。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1344002_014
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
あっ、ほ、本当ですか？ お願いします！
voice: vo_adv_1344002_015
チカ：
【chara 134411 face 7 (special_a)】
って、な、なんで精霊を抱きしめてるんですかっ！？
だ、だめです！ だめに決まってます！
Choice: (4) どうして？
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1344002_016
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
だってそんなことしたら、あなたのぬくもりが伝わってきて！
今度は私が落ち着いていられなく……【chara 134411 face 7 (special_a)】
ひゃああぁう！？
voice: vo_adv_1344002_017
チカ：
【chara 134411 face 7 (special_a)】
どどどどどうしようっ！ 【chara 134411 face 4 (sad)】
腕とか胸板とか、
意外とたくましくって意識しちゃう……【chara 134411 face 7 (special_a)】
じゃなくてっ！
Choice: (5) 落ち着かせるために精霊の頭をなでる。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1344002_018
チカ：
【chara 134411 face 7 (special_a)】
あっ、そ、その、震えてるのは……私のほうで……
【chara 134411 face 4 (sad)】
って、そんなヨシヨシナデナデするの、やめてください～！
voice: vo_adv_1344002_019
チカ：
【chara 134411 face 5 (shy)】
はぁぁ……なんて広くて暖かい手……
【chara 134411 face 4 (sad)】
こんな、安らいでる場合じゃないのに……っ！
Choice: (6) まだ震えてる。もしかして寒いのかな？
Choice: (7) 精霊を服の中に入れてみる。
----- Tag 6 -----
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1344002_020
チカ：
【chara 134411 face 7 (special_a)】
こっ、これは寒くて震えてるのではなくてですね……
ひゃっ！ どうしてその子を服の中に入れるんですかぁっ！？
voice: vo_adv_1344002_021
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
あああっ、彼の、肌のぬくもりが……っ。
心臓の鼓動まで伝わってきちゃうっ……
Choice: (8) まだ精霊の震えが止まらない……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1344002_022
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
…………
…………止まるわけ、ないじゃないですか…………
voice: vo_adv_1344002_023
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
…………もう、私、私っ…………
Choice: (9) 温泉に入って温まるのはどうかな？
Choice: (10) おしくらまんじゅうをしてみよう。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1344002_024
チカ：
【chara 134411 face 7 (special_a)】
おっ、おおお温泉ですかっ！？
【chara 134411 face 3 (anger)】
だだだだめですそんなのっ！ それはさすがにまずすぎます！
Jump to tag 11
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1344002_025
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
こ、これ以上密着したら、
私がつぶれまんじゅうになってしまいますので……っ。
押されなくても泣いてしまいます……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1344002_026
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
ああもうっ、どうして私をこんなにかき乱すんですかっ！
あなたにそんなふうにされると、私は……
Choice: (12) いったん落ち着こう、チカ。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1344002_027
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
ああああのですねっ！ 落ち着くのはあなたの方ですっ！
……【chara 134411 face 6 (surprised)】
あ、いえっ……
【chara 134411 face 4 (sad)】
そ、そうですね……むしろ私が落ち着くべきですね……
voice: vo_adv_1344002_028
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
同調している私が取り乱すから、結局精霊も落ち着けないわけだし……
Choice: (13) チカのことも、抱きしめたら落ち着ける？
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1344002_029
チカ：
【chara 134411 face 7 (special_a)】
そっそんなわけないですっ！！
【chara 134411 face 4 (sad)】
今だって十分すぎるくらい取り乱してるのに……っ。
voice: vo_adv_1344002_030
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
こんな状況で落ち着けるわけがない……
どうしたらいいんだろう。これじゃ私も精霊も、疲れ切っちゃう。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344002_031
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
あっ、精霊が飛んで……
──シンパシーが、途切れたってことなのかしら……
Choice: (14) よかった、落ち着いたみたいだね。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1344002_032
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
……【chara 134411 face 7 (special_a)】
はっ！？
わ、私ったら……取り乱し過ぎてて……はっ恥ずかしいっ……！
さっきのは私じゃないんですっ……
Choice: (15) とりあえず深呼吸してみよう。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1344002_033
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
し、深呼吸？
……は、はいっ……
【chara 134411 face 4 (sad)】
すーっ、はーっ……すぅ、はあっ……
voice: vo_adv_1344002_034
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
…………はぁ。
なんだか、どっと疲れが出てきた気がします。
精霊の感覚があんなふうに伝わってくるなんて……
Choice: (16) ごめんね。
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1344002_035
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
い、いえっ……【chara 134411 face 4 (sad)】
あなたのせいじゃないです。
私のほうこそ……変なことばかり口走って……
わっ忘れていただけると……そのっ……
voice: vo_adv_1344002_036
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
はぁ……
危なかった……これ以上精霊と感覚を共有したら
私が私じゃなくなるところだった……
voice: vo_adv_1344002_037
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
……でも、心配をかけてすみません……
ちょっとだけ落ち着いてきました。
きっとさっきの子も大丈夫だと思います。
Choice: (17) それならよかった。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1344002_038
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
……ふふっ。
【chara 134411 face 1 (normal)】
あなたって、本当に全身で、力いっぱい、
心配してくれるんですね。
voice: vo_adv_1344002_039
チカ：
【chara 134411 face 8 (special_b)】
相手が精霊でも人間でも関係ない。
困ってる人を見たら体ごとぶつかっていくみたいな……
【chara 134411 face 2 (joy)】
私の心に生えてるトゲトゲごと、ギュッと抱きしめてくれるみたいな……
voice: vo_adv_1344002_040
チカ：
【chara 134411 face 5 (shy)】
私、やっぱり彼と二人で、新しい精霊を作りたい。
彼と一緒に、新しい精霊を育てたい……
voice: vo_adv_1344002_041
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
あ、あのっ。{player}さんっ！
私、やっぱりあなたと二人で……
voice: vo_adv_1344002_042
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
{player}くん、それに……チカちゃんも。
【chara 134311 face 2 (joy)】
二人とも、ここにいたのね……
やっと、みつけたわ……
voice: vo_adv_1344002_043
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
ラ、ランファさん？
なにかあったんですか？
voice: vo_adv_1344002_044
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
ご、ごめんなさい。急に……
【chara 134311 face 4 (sad)】
実は……精霊の様子が、少しおかしいの。
それで、不安になってしまって……
voice: vo_adv_1344002_045
ランファ：
【chara 134311 face 1 (normal)】
{player}くんなら、
原因がわかるかも、って……
voice: vo_adv_1344002_046
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
……そんなことまで、分かるんですか？
Choice: (18) できることはやってみるつもり。
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1344002_047
ランファ：
【chara 134311 face 2 (joy)】
ありがとう……
それじゃ、はい……抱っこしてあげて？
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344002_048
ランファ：
【chara 134311 face 2 (joy)】
……よかった。少し、気持ちが落ち着いたみたい……
Choice: (19) 魔力を食べすぎちゃったのかも。
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1344002_049
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
あっ……わたしったら。
欲しがってるのかも、って思って。
【chara 134311 face 4 (sad)】
つい……たくさん歌ってしまったから……
voice: vo_adv_1344002_050
ランファ：
【chara 134311 face 2 (joy)】
あなたは、いつでも……なんでも、わかってしまうのね。
あなたに、見てもらえるなら。
この子も……安心ね。
voice: vo_adv_1344002_051
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
…………っ。
voice: vo_adv_1344002_052
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
そう……ランファさんの言う通り
{player}さんは、誰にでも優しくて、頼りになって、
一緒にいてくれると、安心できて……
voice: vo_adv_1344002_053
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
それはランファさんも、みんな一緒で……
だから、私にだけじゃ、なくて……！
voice: vo_adv_1344002_054
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
……そんなの……そんなのっ……
voice: vo_adv_1344002_055
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
……チカちゃん、どうしたの？
心音が、乱れているみたい……
voice: vo_adv_1344002_056
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
……あっ。いえ。【chara 134411 face 4 (sad)】
なんでもありません。
ちょっと考え事を……
voice: vo_adv_1344002_057
ランファ：
【chara 134311 face 2 (joy)】
何か困ったことがあったら、遠慮なく言ってね……？
わたしも、できることがあったら、力になりたいわ。
voice: vo_adv_1344002_058
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
はい、ありがとうございます……
Choice: (20) チカの新しい精霊も楽しみだね。
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1344002_059
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
…………あ、あのっ！
voice: vo_adv_1344002_060
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
ここまできたら、あともう一息だと思うので。
【chara 134411 face 3 (anger)】
あとは私一人でもやれるかな、って。
【chara 134411 face 1 (normal)】
だからもうお手伝いは大丈夫です！
voice: vo_adv_1344002_061
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
チ、チカちゃん？
どうしたの？
voice: vo_adv_1344002_062
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
……っ。
失礼します！
voice: vo_adv_1344002_063
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
ど、どうしたのかしら……
【chara 134311 face 4 (sad)】
わたし、怒らせてしまった……？
Choice: (21) 僕が追いかけるよ。
----- Tag 21 -----
voice: vo_adv_1344002_064
ランファ：
【chara 134311 face 6 (surprised)】
でも……
……【chara 134311 face 2 (joy)】
ううん、そうね。
わたしがでしゃばるより……あなたのほうが、いいわよね……きっと。
voice: vo_adv_1344002_065
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
はぁ……はぁ……
私ったら、走って逃げてきちゃった……
voice: vo_adv_1344002_066
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
彼が誰にでも優しいんだってことくらい、
よく分かっていたはずなのに……
voice: vo_adv_1344002_067
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
ああ……こんな里のはずれのほうまで、一人で……
……なにやってるんだろう……
大事な精霊づくりの真っ最中だっていうのに……
voice: vo_adv_1344002_068
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
……この足音。もしかして──
voice: vo_adv_1344002_069
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
あ、あのっ、私……
voice: vo_adv_1344002_070
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
やあ。探しましたよ。カルミナのチカさん。
voice: vo_adv_1344002_071
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
っ！
【chara 134411 face 3 (anger)】
…………なんの、ご用ですか？
voice: vo_adv_1344002_072
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
おっと失礼。そんな警戒した顔をしないでくださいよ。
私、ランドソルタイムズ芸能部の記者をしておりまして──
voice: vo_adv_1344002_073
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
実は今ランドソルで、あなたが行方をくらませてるんじゃないかって
ちょっとした噂になっていましてねえ。探しに来たんですよ。
いったい、こんなところで何をなさっておいでで？
voice: vo_adv_1344002_074
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
どうです、聞かせてはいただけませんか？
他の誰にも知られる前に、うちの記事にさせてほしいんですよ。
voice: vo_adv_1344002_075
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
そ、それは……【chara 134411 face 3 (anger)】
お話しする必要は、ないと思います。
私の、大切な目的のため、ですから……
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
アイドルとしても唱喚士としても正念場のチカ。
果たして精霊づくりは成功するのだろうか。