チカ（儀装束） 第4話
路上ライブを行う千歌は、機材トラブルでオケとマイクが使えなくなってしまう。しかし{player}の機転でmimiを装着。彼の鼓動が刻むリズムにのって、千歌は伸びやかな歌声を響かせた。
-------------- situation:
秘密のセッション
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
素直になったことで気持ちが高まったチカ。
{player}と二人、精霊誕生の予兆を感じるが──
voice: vo_adv_1344004_000
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
見ていてください。{player}さん。
私とあなたが生み出す、新しい精霊を。
Choice: (1) 楽しみだね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1344004_001
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
はい！
きっと……かわいいですよ。
【chara 134411 face 9 (special_c)】
私とあなたで授かる、新しい精霊……
voice: vo_adv_1344004_002
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
今こそ、これまでの試行錯誤が実を結ぶ時……
voice: vo_adv_1344004_003
チカ：
【chara 134411 face 3 (anger)】
お願い、精霊よ。
私の呼びかけに……想いに……応えて！
voice: vo_adv_1344004_004
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
うぅっ……眩しい……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344004_005
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
こんにちは。{player}さん。
【chara 104232 face 6 (surprised)】
急に呼び出しちゃってすみません。
【chara 104232 face 2 (joy)】
来てくれてありがとうございます。
voice: vo_adv_1344004_006
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
実は私、これから大冒険をしようと思ってるんです。
【chara 104232 face 1 (normal)】
それをあなたに、見届けてほしくて。
voice: vo_adv_1344004_007
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
……ふふっ。別にどこかに行くわけではないんです。
【chara 104232 face 1 (normal)】
悪の大魔王を倒しに行ったりとか、そういうわけではなくて。
voice: vo_adv_1344004_008
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
この場所で──【chara 104232 face 2 (joy)】
路上ライブをしようかと。
Choice: (2) どうしてここで？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1344004_009
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
覚えてますか？
この場所は、私があなたと初めて出会った場所。
voice: vo_adv_1344004_010
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
私が落とした楽譜を、あなたが拾ってくれて。
もし、あの時あなたに出会っていなかったら、
今の私はいません。
voice: vo_adv_1344004_011
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
だから……もし路上ライブをするなら、
場所はここにしようって【chara 104232 face 2 (joy)】
ずっと前から決めていたんです。
voice: vo_adv_1344004_012
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
聞いてくれますか？
Choice: (3) もちろん、一番前で見守ってる。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1344004_013
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
ふふっ、ありがとうございます！
そんなふうに言ってもらえたら、今日はとってもいい歌が歌えそう……
voice: vo_adv_1344004_014
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
新しい何かが生まれるみたいな、そんな予感がします。
それじゃあ……【chara 104232 face 2 (joy)】
はじめます！
voice: vo_adv_1344004_015
男性：
【chara 1 face 1 (normal)】
おっ見ろよ。ライブやってるぜ。
voice: vo_adv_1344004_016
女性1：
【chara 1 face 1 (normal)】
マイク一本で演るなんて、すごいね。
voice: vo_adv_1344004_017
女性2：
【chara 1 face 1 (normal)】
わ、きれいな声……！
ちょっと聴いていこうよ！
voice: vo_adv_1344004_018
千歌：
【chara 104232 face 6 (surprised)】
人が集まってきた……
【chara 104232 face 1 (normal)】
だけど、大丈夫。もう、人前で歌うのは怖くない。
voice: vo_adv_1344004_019
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
はじめてここで歌った時も……
バイトしてるお店で、代役で歌った時も……
voice: vo_adv_1344004_020
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
いつだって、{player}さんが見守ってくれていたから。
【chara 104232 face 2 (joy)】
私は、こうして──
voice: vo_adv_1344004_021
千歌：
【chara 104232 face 6 (surprised)】
……えっ？ 音が止まった……？
【chara 104232 face 4 (sad)】
スピーカーの故障かな。【chara 104232 face 6 (surprised)】
マイクも！？
【chara 104232 face 4 (sad)】
昨日ちゃんと確認したのに……！
voice: vo_adv_1344004_022
男性：
【chara 1 face 1 (normal)】
なんだなんだ？ 機材トラブルか？
voice: vo_adv_1344004_023
女性1：
【chara 1 face 1 (normal)】
あちゃー
路上ライブあるあるだよねー
voice: vo_adv_1344004_024
女性2：
【chara 1 face 1 (normal)】
あーん、いいところだったのに！
voice: vo_adv_1344004_025
千歌：
【chara 104232 face 4 (sad)】
お客さん、せっかく集まってくれたのに……
【chara 104232 face 6 (surprised)】
いっそ伴奏なしで歌う？
【chara 104232 face 4 (sad)】
だ、だめ、きっとうまくリズムが取れなくて、失敗しちゃう。
voice: vo_adv_1344004_026
千歌：
【chara 104232 face 6 (surprised)】
マイクも使えないから声量をあげたら……【chara 104232 face 4 (sad)】
きっと、ペースが崩れて。
お客さんも、彼もがっかりさせちゃうことになるよね……
voice: vo_adv_1344004_027
男性：
【chara 1 face 1 (normal)】
あらら……今日はもう終了かな。
残念だけど。
voice: vo_adv_1344004_028
女性1：
【chara 1 face 1 (normal)】
しかたないよ。素人の女の子じゃねえ。
voice: vo_adv_1344004_029
千歌：
【chara 104232 face 4 (sad)】
ああもう、どうしたら……
Choice: (4) 待って。僕が伴奏するよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1344004_030
千歌：
【chara 104232 face 6 (surprised)】
あなたが、伴奏を？
もしかして、何か楽器ができるんですか？
Choice: (5) 上手くいくかどうか分からないけど……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1344004_031
千歌：
【chara 104232 face 6 (surprised)】
mimiを使って、リズムを取るんですか？
【chara 104232 face 4 (sad)】
そんな機能ありましたっけ……？
voice: vo_adv_1344004_032
千歌：
【chara 104232 face 6 (surprised)】
……あっ！ そういうことですか！
mimiの心拍数計測機能を使って……
voice: vo_adv_1344004_033
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
確かに、あなたの鼓動ならいつも安定しているから、
伴奏には適しているかも！
【chara 104232 face 2 (joy)】
じゃあさっそく、設定しますね。
voice: vo_adv_1344004_034
男性：
【chara 1 face 1 (normal)】
再開しそうにないし、そろそろ行こうか。
voice: vo_adv_1344004_035
女性2：
【chara 1 face 1 (normal)】
ちょっと待って！
何かするみたいだよ。
voice: vo_adv_1344004_036
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
私のmimiと{player}さんのmimiを同期させて、
彼の鼓動の音を──伴奏に……
voice: vo_adv_1344004_037
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
私はまだ────歌える！！
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344004_038
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
ああ──なんて、なんて優しいリズム。
voice: vo_adv_1344004_039
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
{player}さんの鼓動……
安らかで、穏やかで、いつだって私を安心させてくれる。
voice: vo_adv_1344004_040
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
この鼓動に乗れば、私はきっと、どこでだって歌える……
voice: vo_adv_1344004_041
男性：
【chara 1 face 1 (normal)】
す、すげえ……あんなトラブルの後なのに、堂々と。
voice: vo_adv_1344004_042
女性1：
【chara 1 face 1 (normal)】
素人じゃなかったの？
そこらのアイドル歌手より声が出てる。
voice: vo_adv_1344004_043
女性2：
【chara 1 face 1 (normal)】
アカペラやっば！ すごいじゃんこの子！
voice: vo_adv_1344004_044
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
アカペラだと思われてるけど……本当は違う。
voice: vo_adv_1344004_045
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
これは、私と{player}さんのセッション。
二人だけの、秘密のセッション……
voice: vo_adv_1344004_046
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
そうですよね、{player}さん！
voice: vo_adv_1344004_047
男性：
【chara 1 face 1 (normal)】
なんかすごすぎて……鳥肌立ってきた。
voice: vo_adv_1344004_048
女性2：
【chara 1 face 1 (normal)】
やっば……やばいもん見ちゃってるよ、あたし……
voice: vo_adv_1344004_049
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
ああ……楽しいな。
歌を歌うって、こんなにも幸せ……
voice: vo_adv_1344004_050
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
ずっと歌っていたい。
……ふふ。前は一回も歌えなかったのに……
voice: vo_adv_1344004_051
千歌：
【chara 104232 face 1 (normal)】
私が『千歌』になれたのは……{player}さんのおかげ。
【chara 104232 face 2 (joy)】
この『絆』のおかげ。
voice: vo_adv_1344004_052
千歌：
【chara 104232 face 5 (shy)】
『好き』とかより、もっと強い、この気持ち……
【chara 104232 face 2 (joy)】
伝えたい……！
voice: vo_adv_1344004_053
千歌：
【chara 104232 face 2 (joy)】
────ありがとう！
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1344004_054
アメス：
【chara 190011 face 1 (normal)】
はーい、お疲れさま。
【chara 190011 face 2 (joy)】
いやー、チカ大熱唱！ って感じだったわねー
voice: vo_adv_1344004_055
アメス：
【chara 190011 face 2 (joy)】
内気なあの子が、あんなに気持ちをこめて歌うなんて。
【chara 190011 face 1 (normal)】
あんたへの想いがなせる業、ってやつかしら？
【chara 190011 face 2 (joy)】
憎いわねこの～！
voice: vo_adv_1344004_056
アメス：
【chara 190011 face 1 (normal)】
あれがあの子の本当の姿、ってことなのね。
【chara 190011 face 2 (joy)】
正直、もうちょっと聴いていたかったかも。
終わるのが惜しいなんて、珍しいこともあったもんだわ。
voice: vo_adv_1344004_057
アメス：
【chara 190011 face 2 (joy)】
人は一人では生きられない。
誰かと絆を結んで、はじめて、一人前になれる。
なーんてね。
voice: vo_adv_1344004_058
アメス：
【chara 190011 face 1 (normal)】
あんたにはこの後、あの子とやらなくちゃいけない
大事な仕事があるんでしょ。しっかりやんなさい。
【chara 190011 face 2 (joy)】
新しい精霊作り、きっと上手くいくわ。
voice: vo_adv_1344004_059
アメス：
【chara 190011 face 2 (joy)】
じゃあね、ばいばーい。
voice: vo_adv_1344004_060
アメス：
【chara 190011 face 6 (surprised)】
あ、それから。
【chara 190011 face 3 (anger)】
あんたは反抗期とか、絶対なるんじゃないわよ。
いいわね？
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1344004_061
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
あ、あれ……？
なんでこんなに時間が過ぎてるんだろう……
もう日暮れ時だなんて。
voice: vo_adv_1344004_062
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
新しい精霊が生まれてくるまで、あと少し……
voice: vo_adv_1344004_063
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
……あの、{player}さん。
できれば、でいいんですけど。
voice: vo_adv_1344004_064
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
私の……手を。
握っていてもらえませんか？
Choice: (6) これでいい？
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1344004_065
チカ：
【chara 134411 face 5 (shy)】
あっ……
ありがとうございます。
voice: vo_adv_1344004_066
チカ：
【chara 134411 face 5 (shy)】
あなたの手……本当に暖かくて……
落ち着きます……
voice: vo_adv_1344004_067
チカ：
【chara 134411 face 9 (special_c)】
今ならきっと……新しい精霊が……！
--- Switch scene ---
--- Switch scene ---
Choice: (7) 生まれた……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1344004_068
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
見てください……精霊が。【chara 134411 face 6 (surprised)】
一体じゃない……
こんなにたくさん……
どうして？
voice: vo_adv_1344004_069
ご隠居オババ：
【chara 611 face 2 (joy)】
ホホホ……
なるなる。ほどほど。
voice: vo_adv_1344004_070
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
オ、オババさん……！？
いつからそこに？
voice: vo_adv_1344004_071
ご隠居オババ：
【chara 611 face 1 (normal)】
あんたの不安が解消されたおかげで、
今まで失敗したぶんまで
まとめて生まれてしまったようじゃの。
voice: vo_adv_1344004_072
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
そ、そんなことがありえるんですか？
一体生まれるだけでも珍しいって話だったのに。
【chara 134411 face 1 (normal)】
……でも、うれしい。
Choice: (8) みんなすごくかわいいね。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1344004_073
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
はい……【chara 134411 face 2 (joy)】
はいっ！
……よかった……
本当にありがとうございます！
voice: vo_adv_1344004_074
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
【chara 134411 face 2 (joy)】
ふふっ……新しい仲間が増えて、
精霊たちも喜んでるみたいです。
voice: vo_adv_1344004_075
ご隠居オババ：
【chara 611 face 1 (normal)】
さて。次は子育てじゃ。
せっかく生まれた精霊じゃ、しっかり育てとくれ。
voice: vo_adv_1344004_076
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
はいっ！ がんばります！
……【chara 134411 face 6 (surprised)】
あっ。でも……
voice: vo_adv_1344004_077
チカ：
【chara 134411 face 4 (sad)】
実は芸能記者さんたちに、取材を受ける約束をしてしまって……
早くランドソルに戻らないと、またやってくるかも。
voice: vo_adv_1344004_078
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
その心配はありませんよ。
voice: vo_adv_1344004_079
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
あなたは……
【chara 134411 face 4 (sad)】
あの。まだ、何か？
voice: vo_adv_1344004_080
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
明日の芸能面の見出し、もうさっき社に送りましたから。
あなたについてのスクープです。
voice: vo_adv_1344004_081
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
「カルミナのチカはお忍びで歌の修行中。
復帰の後に、さらにパワーアップした歌声を聞かせてくれるだろう。」
voice: vo_adv_1344004_082
チカ：
【chara 134411 face 6 (surprised)】
えっ？ そ、それじゃ……
voice: vo_adv_1344004_083
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
何を驚いてるんですか？
私は記者として、事実を報道したまでです。
voice: vo_adv_1344004_084
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
今回の件で、あなたはさらに歌手としてパワーアップした。
精霊については門外漢ですが、芸能についてはプロなのでね。
voice: vo_adv_1344004_085
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
──それとも、違うんですか？
私の報道をデマにしてしまうおつもりで？
voice: vo_adv_1344004_086
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
……いえ。お約束します。
【chara 134411 face 2 (joy)】
ランドソルに帰ったら以前よりもっと素敵な歌を、
ファンのみなさんに届けることを。
voice: vo_adv_1344004_087
記者1：
【chara 1 face 1 (normal)】
そう願いたいものですな。私も上司に怒鳴られずにすむ。
では、私はこれで。
voice: vo_adv_1344004_088
チカ：
【chara 134411 face 1 (normal)】
…………
Choice: (9) がんばらないといけないね。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1344004_089
チカ：
【chara 134411 face 2 (joy)】
はいっ！
応援してくれるファンのみなさんのためにも、がんばります！
voice: vo_adv_1344004_090
チカ：
【chara 134411 face 8 (special_b)】
まずは立派な精霊を育てて、
【chara 134411 face 9 (special_c)】
ノゾミとツムギと、ランファさんにも！
【chara 134411 face 2 (joy)】
良い報告をしましょうね！
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
チカは見事に新しい精霊づくりを成功させ──
唱喚士としても、歌手しても、そして一人の女の子としても、
ひとまわり大きく成長したのだった。
