アラクネ 第3話
従者として素晴らしい振る舞いのコッコロを見て、弟子にしてもらうアラクネ。厳しい特訓を受けるも、今のアラクネでは従者としては不適格。だが素質は認められ、共に従者道を進もうと言われるのだった。
-------------- situation:
小さな従者と大きな従者
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
今日もアラクネは、{player}を捜すため、
物陰から通りを眺めていた。
voice: vo_adv_1360003_000
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
騎士さま……今日は来られないのでしょうか。
もし来られないのでしたら、騎士さまが逗留されている宿へ直接──
voice: vo_adv_1360003_001
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
あっ、騎士さま。
【chara 136011 face 6 (surprised)】
──……？
voice: vo_adv_1360003_002
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
……騎士さまの隣にいらっしゃる、あちらの方は……
voice: vo_adv_1360003_003
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さま、食べたいものがあれば、おっしゃってくださいませ。
どんなものでも、主さまのご要望に応えますので。
voice: vo_adv_1360003_004
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
おや？ 【chara 105913 face 1 (normal)】
失礼します、主さま。
服装に少し乱れが。【chara 105913 face 4 (sad)】
申し訳ありません。
お出かけする際に気が付くことができず。
voice: vo_adv_1360003_005
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
他は……【chara 105913 face 4 (sad)】
あぁ、爪が伸びてしまっています。
これではお手を強く握ったとき、主さまの皮膚が傷ついてしまうかも。
【chara 105913 face 2 (joy)】
帰ったら爪を切り、ヤスリがけもさせていただきますね。心を込めて。
voice: vo_adv_1360003_006
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
……はい、服装の乱れは直りました。
もうよろしいですよ。
では、参りましょう、主さま。
voice: vo_adv_1360003_007
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
……す、すごい……
voice: vo_adv_1360003_008
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
今のがきっと、本物の従者の姿……
【chara 136011 face 4 (sad)】
わたしが騎士さまにやったことは、ただのまね事……
voice: vo_adv_1360003_009
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
騎士さまのそばにいるためにも、従者になるためにも……
【chara 136011 face 3 (anger)】
そのために、わたしは……！
voice: vo_adv_1360003_010
アラクネ：
【chara 136011 face 3 (anger)】
コッコロさま……
わたしを、弟子にしてくださいませ……！
voice: vo_adv_1360003_011
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ア、アラクネさま……！？
土下座をしながら、なにをおっしゃっているのですかっ！？
voice: vo_adv_1360003_012
アラクネ：
【chara 136011 face 3 (anger)】
……わたしには、騎士さまのそばにいたいという気持ちがあるのです。
そのためには、騎士さまの従者になるのがよいのではないか……
そう思ったのです。
voice: vo_adv_1360003_013
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
ですが、わたしの従者としての能力は、
コッコロさまの足元にも及ばないことに気が付いたのです。
voice: vo_adv_1360003_014
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
ですからどうか……
【chara 136011 face 3 (anger)】
どうかわたしを、コッコロさまの弟子にしてくださいませ……！
voice: vo_adv_1360003_015
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
アラクネさま……
【chara 105913 face 2 (joy)】
わたくしを認めてくださったことは、うれしく思います。
voice: vo_adv_1360003_016
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ただ……
【chara 105913 face 1 (normal)】
主さまの従者は、わたくし一人で充分間に合っております。
voice: vo_adv_1360003_017
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
アラクネさまのお気持ちは尊重したいですが、
わたくしの弟子にすることはできません。
【chara 105913 face 4 (sad)】
大変申し訳ございませんが……
voice: vo_adv_1360003_018
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
そんな……【chara 136011 face 4 (sad)】
お願いします、コッコロさま！
どうか、どうか……！
Choice: (1) コッコロちゃん、僕からもお願い。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1360003_019
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
あ、主さま……？
今、なんと……？
voice: vo_adv_1360003_020
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
アラクネさまをわたくしの弟子にしろと、そうおっしゃるのですか……？
voice: vo_adv_1360003_021
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
そ、そんな……
主さまは、従者としてのわたくしに不満があるということ……？
【chara 105913 face 6 (surprised)】
それとも、小柄なわたくしではお世話が行き届かないところが……？
voice: vo_adv_1360003_022
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
主さまの従者として生きていくのが、わたくしの幸せ……
ですがそれは、わたくしの独りよがりな想いであり、
行動だったのですね……
Choice: (2) コッコロちゃんに不満なんかないよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1360003_023
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
不満が、ない……？
【chara 105913 face 4 (sad)】
では、アラクネさまを弟子にする意味というのは……？
Choice: (3) いろいろな経験をしてほしいんだ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1360003_024
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……なるほど。
【chara 105913 face 1 (normal)】
今のアラクネさまになったのは最近のこと。
幼児のように、あらゆる経験が足りないと……
voice: vo_adv_1360003_025
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
コッコロさま……
voice: vo_adv_1360003_026
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
……分かりました。
アラクネさまは真剣なご様子ですし、
【chara 105913 face 2 (joy)】
何より主さまのお願いでもあります。
voice: vo_adv_1360003_027
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
アラクネさまを、わたくしの弟子にいたしましょう。
voice: vo_adv_1360003_028
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
……！
【chara 136011 face 2 (joy)】
ほ、本当ですか……？
ありがとうございます、コッコロさま……！
voice: vo_adv_1360003_029
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
お礼には及びません。
【chara 105913 face 3 (anger)】
ですが弟子になった以上は、全てわたくしの指示に従っていただきます。
【chara 105913 face 2 (joy)】
では、さっそく特訓と参りましょう。
voice: vo_adv_1360003_030
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
最初の特訓は……【chara 105913 face 2 (joy)】
お料理です。
voice: vo_adv_1360003_031
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さまの従者たる者、おいしい料理を作れなくてはいけません。
なにを作っても構いませんので、主さまに料理を作ってくださいませ。
調味料などの分量のみ、主さま好みになるよう指示させていただきます。
voice: vo_adv_1360003_032
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
はい。
分かりました、コッコロさま。
voice: vo_adv_1360003_033
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
えっと……
まずはお肉を切っていきましょう。
voice: vo_adv_1360003_034
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
ん……
【chara 136011 face 1 (normal)】
大きさはこのくらいで大丈夫なはず……
【chara 136011 face 2 (joy)】
次は……お野菜も、少しはあったほうがいいですよね。
voice: vo_adv_1360003_035
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ふむ……
手早く作るという意識がないのは気になりますが、
【chara 105913 face 2 (joy)】
そのぶん、丁寧に作っていることがよく分かります。
voice: vo_adv_1360003_036
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
アラクネさま。
食器や調理器具は、棚の上のほうにもございますので、
必要な場合は、そちらも使ってください。
voice: vo_adv_1360003_037
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 136011 face 6 (surprised)】
えっと……お皿とフライパンは……【chara 136011 face 1 (normal)】
ありました。
voice: vo_adv_1360003_038
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
むぅ……
高いところにあるものを軽々と取りますね。
voice: vo_adv_1360003_039
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
……わたくしが使っている踏み台は、
調理の邪魔になりそうですので、どかしておきましょう。
voice: vo_adv_1360003_040
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
お肉たっぷり、お野菜は少々。
これを炒めていって……
【chara 136011 face 2 (joy)】
はい、できました。
voice: vo_adv_1360003_041
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
香ばしく、食欲を誘う匂い……
運動量が増えている主さまが喜ばれる料理かと思います。
ではアラクネさま、そちらの料理を主さまに。
voice: vo_adv_1360003_042
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
はい、コッコロさま。
【chara 136011 face 6 (surprised)】
では……【chara 136011 face 2 (joy)】
隣の席、失礼します、騎士さま。
voice: vo_adv_1360003_043
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
どうぞ、騎士さま。
肉炒め野菜入りです。
ふーふー……はい、あーん。
voice: vo_adv_1360003_044
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ア、アラクネさま、
「あーん」は、ずるい……
【chara 105913 face 4 (sad)】
ではなくて、【chara 105913 face 1 (normal)】
必要ありません。おやめください。
voice: vo_adv_1360003_045
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
……ダメですか？
voice: vo_adv_1360003_046
コッコロ：
【chara 105913 face 3 (anger)】
ダメです。
voice: vo_adv_1360003_047
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
……しゅん。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
この後アラクネが作った料理は、
{player}がおいしくいただきました。
voice: vo_adv_1360003_048
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
次は護衛特訓……
【chara 136011 face 3 (anger)】
騎士さまのことはわたしがお守りしますので、ご安心を。
voice: vo_adv_1360003_049
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……さすがはアラクネさま、ということでしょうか。
【chara 105911 face 3 (anger)】
以前とは人格が変わったとはいえ、
主さまを護衛する姿には風格があります。上背もありますし……
voice: vo_adv_1360003_050
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……少々、主さまにくっつきすぎな気はしますが。
voice: vo_adv_1360003_051
コッコロ：
【chara 105911 face 1 (normal)】
そろそろ頃合いでしょうか……【chara 105911 face 6 (surprised)】
フリとはいえ、今は敵役。
【chara 105911 face 3 (anger)】
奇襲させていただきます、主さま、アラクネさま。
やああぁぁぁっ……！
voice: vo_adv_1360003_052
アラクネ：
【chara 136011 face 3 (anger)】
騎士さま……！
Choice: (4) むぎゅ……！
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1360003_053
アラクネ：
【chara 136011 face 3 (anger)】
ご安心を……わたしの糸で、コッコロさまを捕縛いたします……！
voice: vo_adv_1360003_054
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
ス、ストップです、アラクネさま！
voice: vo_adv_1360003_055
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
コッコロさま……？
どうかなさいましたか？
【chara 136011 face 3 (anger)】
あ、これも特訓のうちでしょうか？ わたしを油断させるために。
voice: vo_adv_1360003_056
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
いえ、本当に止めています。
【chara 105911 face 4 (sad)】
主さまの顔がアラクネさまの胸に沈んで、
息ができなさそうにしているので！
voice: vo_adv_1360003_057
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
え……？
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は特別な訓練を受けているので無事でした。
voice: vo_adv_1360003_058
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
はぁ……
せっかくコッコロさまに弟子入りを認めていただいたのに、
上手くいきません……従者になるとは、こうも難しいものなのですね。
voice: vo_adv_1360003_059
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
失敗は誰にでもあることです。
わたくしには経験があり、アラクネさまは経験が不足してるだけ。
上手にできないことがあるのは当然のことです。
voice: vo_adv_1360003_060
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
最初から上手にできるのでしたら、
アラクネさまがわたくしに弟子入りを頼むこともなかったでしょうし。
voice: vo_adv_1360003_061
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
それは、そうかもしれませんが……
voice: vo_adv_1360003_062
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
失敗を気にしすぎては、次の失敗を招きますから、
心の切り替えをするのも、従者として必要な心構えです。
voice: vo_adv_1360003_063
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
それにアラクネさまは、わたくしには持っていないものをお持ちです。
voice: vo_adv_1360003_064
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
わたしが持っているもの……？
voice: vo_adv_1360003_065
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
それは、体の大きさと、手足の長さです。
voice: vo_adv_1360003_066
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
体が大きければ、高いところにある物を軽々と取ることができますし、
【chara 105913 face 2 (joy)】
いざというときは主さまの盾になることもできます。
voice: vo_adv_1360003_067
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
手足が長ければ、いち早く主さまのもとへ駆けつけることもできます。
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……つまり、わたくしはアラクネさまが羨ましいのです。
voice: vo_adv_1360003_068
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
今のわたくしでは、体の大きさはどうしようもないこと……
すぐに体が成長するような薬や魔法があれば、どれだけいいか……
voice: vo_adv_1360003_069
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
コッコロさま……
voice: vo_adv_1360003_070
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
……かわいいです。
voice: vo_adv_1360003_071
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
はい……？
voice: vo_adv_1360003_072
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
体は小さくても、中身はとても大人っぽいと思っていたものですから。
ですので、大きくなりたいという年相応な願望を持っているのが、
なんだかギャップがあって……【chara 136011 face 2 (joy)】
とても、かわいらしいです。
voice: vo_adv_1360003_073
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
た、確かに子どもっぽい願望かもしれません。
【chara 105913 face 4 (sad)】
ですが、体が大きければ主さまにできることの幅が広がると思えば、
【chara 105913 face 3 (anger)】
従者としては当然の願望です。
voice: vo_adv_1360003_074
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
コッコロさまはどこまでも、騎士さまのことだけを想う従者なのですね。
【chara 136011 face 2 (joy)】
まさに、わたしが理想とする従者の姿です。
voice: vo_adv_1360003_075
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
……ありがとうございます。
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……かわいいという言葉を言われたのは意外でしたが。
voice: vo_adv_1360003_076
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
失礼しました、コッコロさま。
【chara 136011 face 1 (normal)】
……ですが、分かった気がします。騎士さまが、コッコロさまを
従者としてそばにおいておく、その理由が。
voice: vo_adv_1360003_077
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
さてアラクネさま、これが最後の特訓となります。
最後は……お着替え特訓でございます。
voice: vo_adv_1360003_078
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さまのお着替えを手伝うのも従者の役目。
さぁ、アラクネさま、始めてくださいませ。
voice: vo_adv_1360003_079
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
承知いたしました。
【chara 136011 face 2 (joy)】
では、騎士さま……服を脱がせていきますね。
voice: vo_adv_1360003_080
アラクネ：
【chara 136011 face 5 (shy)】
はぁ……まずは上から……
そして一枚一枚脱がしていきますね。
voice: vo_adv_1360003_081
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
あ……思った以上に筋肉があります……
【chara 136011 face 2 (joy)】
腕、肩、お腹、胸……戦う男性の体ですね。
voice: vo_adv_1360003_082
アラクネ：
【chara 136011 face 5 (shy)】
素敵……
こことかも、筋が出ていてとても硬くなっていて、
とても逞しい体をしていますね、騎士さまは。
voice: vo_adv_1360003_083
アラクネ：
【chara 136011 face 5 (shy)】
はぁぁ……素晴らしいです、本当に……
voice: vo_adv_1360003_084
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ス、ストップです、アラクネさま！
【chara 105913 face 4 (sad)】
なぜだかわたくし、いかがわしい空気を感じてしまいました！
【chara 105913 face 3 (anger)】
着替え特訓は、ここで強制終了です！
voice: vo_adv_1360003_085
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
あら……？
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
どうして止められたのかアラクネは理解しないまま、
従者特訓の時間は終わったのだった。
voice: vo_adv_1360003_086
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
本日の特訓を見た上で判断したところ、
アラクネさまは……
voice: vo_adv_1360003_087
コッコロ：
【chara 105913 face 3 (anger)】
主さまの従者は務まらないと、わたくしは判断しました。
voice: vo_adv_1360003_088
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
【chara 136011 face 4 (sad)】
そんな……
voice: vo_adv_1360003_089
コッコロ：
【chara 105913 face 3 (anger)】
アラクネさまは主さまに対して、無用な接触が多すぎます。
従者とは主に付き従うものとはいえ、アラクネさまの場合は、
度が過ぎているように見受けられました。
voice: vo_adv_1360003_090
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
主さまが困ってしまっていることも多く、
仕えている方を困らせてしまうことをしては、従者としては失格です。
voice: vo_adv_1360003_091
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
そうですか……残念です。とても……
voice: vo_adv_1360003_092
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……ですが。
アラクネさまには従者としての素質がないわけではない……【chara 105913 face 2 (joy)】
と、
わたくしは見ています。
voice: vo_adv_1360003_093
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
コッコロさま……！
voice: vo_adv_1360003_094
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
わたくしは主さまの従者とはいえ、まだ修業中の身。
【chara 105913 face 2 (joy)】
今はまだ主さまの従者と認めるわけにはいきませんが、
ともに従者道を進んで参りましょう、アラクネさま。
voice: vo_adv_1360003_095
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
はい……ありがとうございます、コッコロさま。
voice: vo_adv_1360003_096
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
騎士さまも、わたしの従者特訓に付き合ってくださり、
ありがとうございました。
voice: vo_adv_1360003_097
アラクネ：
【chara 136011 face 1 (normal)】
ぜひお礼をしたいのですが、なにがよろしいでしょうか、騎士さま？
【chara 136011 face 2 (joy)】
なんでもおっしゃってください。
わたしにとって騎士さまは、絶対の存在ですから。
voice: vo_adv_1360003_098
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
あぁ、ですから……！
【chara 105913 face 4 (sad)】
アラクネさま！ 無用な接触が多いと言ったばかりではないですか！
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
コッコロの注意を聞いたばかりなのに、距離感を誤るアラクネ。
だが彼女はまだ登り始めたばかりだ。
この長い長い従者道という坂道を！