アラクネ 第4話
記憶喪失になりながらも、{player}と自身の名が『黒土夜雲』ということは覚えていた女性。なにも分からない状況ながら、頼りになる人物と出会えたことで、心が少し救われた夜雲なのだった。
-------------- situation:
脱出、あるいは運命の再会
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
今日は不在のコッコロに代わり、
アラクネは{player}に誠心誠意尽くしていた。
voice: vo_adv_1360004_000
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
どうぞ、騎士さま。
肉マシマシ炒め野菜つきです。
Choice: (1) もぐもぐ……おいしい！
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1360004_001
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
喜んでいただけて、よかったです。
お肉は生きる気力となり、わたしも昔は……
【chara 136011 face 4 (sad)】
昔は……
voice: vo_adv_1360004_002
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
…………
申し訳ありません、騎士さま。
少し、外の空気に当たってきます……
voice: vo_adv_1360004_003
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
ここは、ジオ・ゲヘナ──
そしてわたしは……
voice: vo_adv_1360004_004
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
『この場所を出たい』──
……と、思っていた。
少なくとも、昔のわたしは。
voice: vo_adv_1360004_005
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
何故ならここは、わたしの故郷ではない……はずだから。
voice: vo_adv_1360004_006
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
わたしには、目指していた場所がある。
そしてそこは、アストルムや他の裏世界でもない場所。
生まれ変わった今ならば、それが分かる……
voice: vo_adv_1360004_007
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
ならばかつてのわたしは、どこを目指していたのでしょうか。
今は、この世界がわたしの居場所とはいえ、
【chara 136011 face 4 (sad)】
考えれば考えるほど、胸がざわめいてしまいます……
voice: vo_adv_1360004_008
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
っ……？
voice: vo_adv_1360004_009
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
これは……光？
騎士さまとは違う光──【chara 136011 face 4 (sad)】
もし叶うのでしたら、
この光がわたしの光明となりますように……
--- Switch scene ---
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
──学校帰りの{player}が、
公園を横切ろうとしたとき……
voice: vo_adv_1360004_010
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
うっ……うぅっ……
どうして、こんなことに……
Choice: (2) 女性の声が聞こえたような……どこから？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1360004_011
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
よい、しょっ……！
うぅ、やっぱりダメ……前にも後ろにも行けません……
Choice: (3) こっちからかな……いた！ ……いた？
----- Tag 3 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1360004_012
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
んんっ……！
く、くるしい……です……
voice: vo_adv_1360004_013
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
……あら？ 今、人の声がしたような……
あ、あのっ……誰かいらっしゃるのでしたら、
手を貸していただけないでしょうか？
Choice: (4) ……お尻がしゃべってる。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1360004_014
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
しゃ、しゃべっているのはお尻ではございませんっ。
これは、その、いろいろと事情があって、
動けなくなってしまったのです……
Choice: (5) 痛くはないですか、お尻さ……お姉さん。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1360004_015
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
ただつっかえているだけですので、痛みはありません……
それと、「お尻さん」ではありません……
Choice: (6) それよりも、なんとか抜け出しましょう。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1360004_016
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
手を貸していただけるのですね……ありがとうございます。
voice: vo_adv_1360004_017
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
では、申し訳ないですし、お恥ずかしいのですが……
【chara 136031 face 6 (surprised)】
押すか、もしくは引っ張っていただけますか？
voice: vo_adv_1360004_018
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
わたし一人の力では、どうしようもないのです……
Choice: (7) ……へんたいふしんしゃ扱いしませんよね？
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1360004_019
？？？：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
そ、そんな……！
【chara 136031 face 4 (sad)】
緊急事態に駆けつけ、助けてくれた方を訴えるなど、
そのような恥知らずな行為はいたしません。
voice: vo_adv_1360004_020
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
ですから……どうか、わたしを助けてくださいませ。
このままでは、死を待つより他ありません……！
Choice: (8) 分かりました。では、引いていきますね！
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1360004_021
？？？：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
はぅっ……！
【chara 136031 face 4 (sad)】
も、申し訳ありません……触られたことに、少しビックリしただけで……
【chara 136031 face 3 (anger)】
なので、そのまま引っ張っていってくださいませ。
voice: vo_adv_1360004_022
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
わたしもっ……【chara 136031 face 3 (anger)】
ふっ、んんっ……！
【chara 136031 face 4 (sad)】
なんとか、穴から抜け出せるようにしますので……！
voice: vo_adv_1360004_023
？？？：
【chara 136031 face 3 (anger)】
ふっ、ふぅぅんっ……！
voice: vo_adv_1360004_024
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
お尻は、少し……抜けてきている気が、します……【chara 136031 face 3 (anger)】
んんんっ！
【chara 136031 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ……【chara 136031 face 3 (anger)】
ふぅぅんっ！
【chara 136031 face 4 (sad)】
お尻の後は、胸がありますが……【chara 136031 face 3 (anger)】
工夫すれば、きっとなんとかなるかと！
voice: vo_adv_1360004_025
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
あっ、あっ、【chara 136031 face 6 (surprised)】
ああっ……！
【chara 136031 face 1 (normal)】
もう少しで、いけそうな気がいたします……！
【chara 136031 face 3 (anger)】
その勢いで、一気にお願いいたします……んんっ、んんんんっ……！
still display end
voice: vo_adv_1360004_026
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ……ありがとう、ございました……
【chara 136031 face 2 (joy)】
おかげで、命拾いいたしました……
Choice: (9) よかったです、助けることができて。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1360004_027
？？？：
【chara 136031 face 1 (normal)】
あなたには、感謝の言葉しか──
【chara 136031 face 6 (surprised)】
あ、あなたは……【chara 136031 face 2 (joy)】
騎士さま……！？
Choice: (10) どちらさまですか？
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1360004_028
？？？：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
わたしのこと、覚えておられませんか……？
【chara 136031 face 4 (sad)】
といっても、わたしも、わたしのことを覚えていないですし、
騎士さまともどこで会ったのか思い出せないのですが……
Choice: (11) どういうこと？
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1360004_029
？？？：
【chara 136031 face 4 (sad)】
……記憶喪失、なのでございます。
【chara 136031 face 1 (normal)】
ですが騎士さまの顔を拝見して、ほんの少しだけ記憶が開いた気がして。
【chara 136031 face 6 (surprised)】
それから、かろうじて覚えているのは……
voice: vo_adv_1360004_030
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
……自分の名前が、黒土夜雲ということ……
Choice: (12) お尻がつっかえてた理由は覚えてる？
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1360004_031
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
……恥ずかしながら、覚えています。
記憶からなくしたいぐらいですが……
voice: vo_adv_1360004_032
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
わたしは見ての通り、体がとても大きくて……
そのせいで歩いていると周囲の方々から物珍しそうに見られたのです。
わたしはその視線に耐え切れず、あの遊具に逃げようとしたところ……
voice: vo_adv_1360004_033
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
自分の体の大きさを理解していなかったために、
お尻がつっかえてしまったのです……うぅぅ……
voice: vo_adv_1360004_034
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
ですが、わたしが困り果てていたところを、
騎士さまが助けてくれた……【chara 136031 face 2 (joy)】
まるで、運命。
voice: vo_adv_1360004_035
夜雲：
【chara 136031 face 1 (normal)】
わたしには、うっすらとした記憶しかありませんが……
きっと騎士さまは、わたしにとってとても大事な方に違いありません。
【chara 136031 face 2 (joy)】
記憶喪失なのに、あなたのことだけは思いだせたのですから。
voice: vo_adv_1360004_036
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
──あっ？
【chara 136031 face 4 (sad)】
あの人たちは……！
voice: vo_adv_1360004_037
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
ど、どうしましょうっ……？
【chara 136031 face 6 (surprised)】
そうです、もう一度この中に……！
voice: vo_adv_1360004_038
夜雲：
【chara 136031 face 3 (anger)】
【chara 136031 face 4 (sad)】
申し訳ありません、騎士さま！
助けていただいたばかりなのですが、
わたしをこの遊具の中に押し込んでくださいませ！ お願いです……！
Choice: (13) 分かりました！ 押しますよ！
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1360004_039
夜雲：
【chara 136031 face 3 (anger)】
お願いします……！
んんっ、んんんんっ……！
voice: vo_adv_1360004_040
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ……なんとか中に入れました……
【chara 136031 face 1 (normal)】
申し訳ありませんが、少しの間このままで……
Choice: (14) あの黒服の人たちは？
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1360004_041
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
わたしも、よく分からないのです……
【chara 136031 face 4 (sad)】
最初にこの遊具に入ろうとしたのも、黒服の人たちが
何故か追ってくるので、隠れるためでもあったのです……
voice: vo_adv_1360004_042
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
……黒服の人たちは……
気づかずに行ってくれたみたいですね……
voice: vo_adv_1360004_043
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
はぁ……わたしはどうすれば……
どこへ行けばいいのでしょう……
Choice: (15) とりあえず、僕の家に行こう。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1360004_044
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
……よろしいのですか？
【chara 136031 face 4 (sad)】
わたしが言うことではないかもしれませんが、
厄介事に巻き込まれることになるかもしれませんよ……？
Choice: (16) 大丈夫。きっとなんとかなるよ！
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1360004_045
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
騎士さま……【chara 136031 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
遊具の穴から抜け出すのに、また一苦労はあったものの、
二人は無事に公園を去ることができたのだった。
voice: vo_adv_1360004_046
夜雲：
【chara 136031 face 1 (normal)】
おじゃまいたしま──【chara 136031 face 4 (sad)】
いたっ！？
うぅ……また頭をぶつけてしまいました……
voice: vo_adv_1360004_047
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
ふぅ……【chara 136031 face 1 (normal)】
騎士さまのおかげで、ようやく落ち着くことができました。
【chara 136031 face 6 (surprised)】
家にあげていただいただけではなく、しばらくの間
かくまってくださるなんて……【chara 136031 face 2 (joy)】
本当に、ありがとうございます。
Choice: (17) 放っておけないって思ったから。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1360004_048
夜雲：
【chara 136031 face 1 (normal)】
……【chara 136031 face 2 (joy)】
本当に優しい人ですね、騎士さまは。
voice: vo_adv_1360004_049
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
しかし……困りました。
わたしは自分が何者なのか、何故追われていたのか、
どうして記憶喪失になったのか……なにも分からないだなんて……
Choice: (18) 焦らずにいこう。
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1360004_050
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
はい……すでにご迷惑をおかけしている状況ではありますが、
【chara 136031 face 1 (normal)】
大恩ある騎士さまにご迷惑をかけたり、騎士さまに恥じることのない
行動をとると誓います。【chara 136031 face 2 (joy)】
ですのでどうか、よろしくお願いいたします。
voice: vo_adv_1360004_051
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
それと……お邪魔して早々で申し訳ないのですが、
【chara 136031 face 6 (surprised)】
お風呂をお借りしてもよろしいでしょうか？
voice: vo_adv_1360004_052
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
逃亡生活のせいで、体の汚れをちゃんと落とすということを、
おろそかにしてしまっていたものですから……
Choice: (19) もちろん。ゆっくり入ってきて。
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1360004_053
夜雲：
【chara 136031 face 2 (joy)】
ありがとうございます、騎士さま。
【chara 136031 face 1 (normal)】
では、少しの間、失礼いたします。
voice: vo_adv_1360004_054
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1360004_055
夜雲：
【chara 136031 face 6 (surprised)】
騎士さまのお家……何故でしょう。
【chara 136031 face 2 (joy)】
大変に、落ち着きます。
叶うならずっと、ここにいられたら……
voice: vo_adv_1360004_056
夜雲：
【chara 136031 face 4 (sad)】
……いいえ。それはあまりに厚かましいというもの。
【chara 136031 face 1 (normal)】
今はまず、身を清めることにいたしましょう……
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
そうして彼女はお風呂を使わせてもらったのだが……
体の大きさが災いして浴槽にジャストフィットしてしまい、
恥ずかしい場面をまたもや{player}に救われたのだった。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1360004_057
ティア：
【chara 193211 face 4 (sad)】
……はい、お疲れさまー
voice: vo_adv_1360004_058
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
今回はまた、やべえのが来たわね。
voice: vo_adv_1360004_059
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
誰のこと？ って顔してるけど、あの女のことよ。
【chara 193211 face 4 (sad)】
夜雲。
黒土夜雲。
voice: vo_adv_1360004_060
ティア：
【chara 193211 face 3 (anger)】
あいつの本性は──魔女。
【chara 193211 face 6 (surprised)】
裏社会の、超大物よ。
voice: vo_adv_1360004_061
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
元は、いちおー人間だけど。
【chara 193211 face 4 (sad)】
あんまりいろいろヤりすぎた結果、
バケモンみたいな存在になってるらしーわ。
voice: vo_adv_1360004_062
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
で。現実で、やーっと捕まえたはいーけど
すんごい呪い持ちだからってコトで、迂闊に殺せんかったみたいで。
【chara 193211 face 1 (normal)】
処刑する代わりに、LoAにブチ込んだんだって。
voice: vo_adv_1360004_063
ティア：
【chara 193211 face 2 (joy)】
つまり、あっちでもこっちでもやばいやつってこと。
【chara 193211 face 6 (surprised)】
ま、今は記憶を失っちゃってるけどね。
voice: vo_adv_1360004_064
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
記憶を失くす前のあいつは、本当の本当にやばいことやってたの。
【chara 193211 face 2 (joy)】
いくらお人よしで甘ちゃんでオマヌケなあんただろーが、
あいつをかくまうのをやめたいって思っちゃうくらいのやつ。
voice: vo_adv_1360004_065
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
現実の裏社会じゃ、そーとー羽振り良かったらしーし。
『魔蜘アラクネ』が元の世界──【chara 193211 face 4 (sad)】
現実に帰りたがってたのは、
それを取り戻したかったからでしょーね。
voice: vo_adv_1360004_066
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
今は──どうだか知らんけど。
【chara 193211 face 1 (normal)】
とりま、恩を売るなり媚を売るなりしておいたほうがいいんじゃない？
【chara 193211 face 2 (joy)】
あいつの記憶が戻っちゃったとき、情に訴えられるかもしれんし。
voice: vo_adv_1360004_067
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
それか──大人しいうちに、魂をコロコロするか。【chara 193211 face 2 (joy)】
ね。
Choice: (20) そんなことは……
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1360004_068
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
っと。
どーするかはあんたの勝手よ。
【chara 193211 face 1 (normal)】
だってあたし、中立で平等だから。たとえ魔女相手でもね。
voice: vo_adv_1360004_069
ティア：
【chara 193211 face 6 (surprised)】
──そんじゃ。
絡みつかれてちゅーちゅー吸われんよーに
【chara 193211 face 2 (joy)】
せーぜー気ぃつけなさいよー
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1360004_070
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
……ん、んん……
voice: vo_adv_1360004_071
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
…………なにか……
夢を、見ていたような気がいたします……
voice: vo_adv_1360004_072
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
夢には、騎士さまもいた気が……
【chara 136011 face 4 (sad)】
そして……
voice: vo_adv_1360004_073
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
……『どこかへ行きたい』。
【chara 136011 face 6 (surprised)】
ずっとそう願っていたわたしが、
【chara 136011 face 1 (normal)】
ついに安らぎを得られる場所に辿り着いた……そんな夢……
voice: vo_adv_1360004_074
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
ですが……【chara 136011 face 4 (sad)】
少し、恐ろしいことも。
覚えている内容はおぼろげですが、
夢の中のわたしも、よくない過去を持っているようでした……
voice: vo_adv_1360004_075
アラクネ：
【chara 136011 face 6 (surprised)】
騎士さま……【chara 136011 face 2 (joy)】
よく眠っていらっしゃいますね。
voice: vo_adv_1360004_076
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
わたしは、この方の顔を歪めたくはありません。
騎士さまの光を陰らしてしまいたくない……
voice: vo_adv_1360004_077
アラクネ：
【chara 136011 face 4 (sad)】
これからも友達のそばにいられるよう、
騎士さまのそばにいられるよう、
【chara 136011 face 1 (normal)】
わたしの記憶が蘇らない方法を探しましょう……
voice: vo_adv_1360004_078
アラクネ：
【chara 136011 face 2 (joy)】
……もう二度と、過ちを犯さないためにも……
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
現在の穏やかな生活が続くことを願うアラクネ。
自らの忌まわしい過去を捨てると決めた彼女の行く先に待つのは、
光か闇か。彼女の物語の結末を知る者は、まだ誰もいない……
