ヴァイオレット(イサナミ) 第3話
殺し屋の依頼主を追い、ヴァイオレットは{player}と共に辺境の村へ向かう。村人が悩まされていた『深い庭』の造物を倒すと、姫として自国のすべての民に安寧をもたらすことを決意するのだった。


-------------- situation:
異形と、矜持と、涙と
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 無事晩餐会を終えた数日後。
{player}とヴァイオレットはジオ・ニヴルヘルの、
とある辺境の村へとやってきた。

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ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 ……着きましたわ、騎士様。
どうやらこちらで間違いないようです。

voice: vo_adv_1380003_001
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 ……先日の、晩餐会での暗殺者に。
わたくしの殺害を依頼したという村は──

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 …………
……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1380003_002
デュラン:
【chara 52612 face 1 (normal)】 ……なっ、なりませんぞ!
ヴァイオレット姫と騎士殿、二人で村に向かうなど……
認める訳にはいきませぬっ!

voice: vo_adv_1380003_003
デュラン:
【chara 52612 face 1 (normal)】 件の村の代表者は、先日の晩餐会にも不参加でした。
殺し屋の依頼が失敗した今、更なる謀反を企てているやもしれませぬ。
そのようなところへ……せめて、デュラハンの騎士団をお供に──

voice: vo_adv_1380003_004
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 ──いいえ。【chara 133111 face 6 (surprised)】 爺やの心配はもっともですが……
【chara 133111 face 4 (sad)】 武装した兵が徒党を組んで向かっては、きっと警戒されてしまって。
話し合うことは叶いませんわ。

voice: vo_adv_1380003_005
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 どうかお願いします、爺や。

voice: vo_adv_1380003_006
デュラン:
【chara 52612 face 1 (normal)】 ……っ。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1380003_007
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 2 (joy)】 ……ふふ。

Choice: (1) どうしたの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1380003_008
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 1 (normal)】 以前の爺やならこのような危険は、絶対に許さなかったはずです。
【chara 133111 face 2 (joy)】 ですが二人での出立を承諾してくれた……ということは。
少しはわたくしのことを認めてくれたのでは……と。

voice: vo_adv_1380003_009
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 1 (normal)】 もちろん騎士様が一緒だから……というのが、
一番かとは思いますが。

Choice: (2) ヴァイオレットさんが信頼されてるんだよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1380003_010
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 2 (joy)】 騎士様……ありがとうございます。
……そのお言葉、勇気が湧いてまいります。

voice: vo_adv_1380003_011
青年ゾンビ:
【chara 314 face 3 (anger)】 よし、なんとか武器はかき集めてきたぜ……!
【chara 314 face 4 (sad)】 錆びたナマクラしかねえが……【chara 314 face 3 (anger)】 やるっきゃねぇ!!
これで奴を──

voice: vo_adv_1380003_012
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 えっ……?

voice: vo_adv_1380003_013
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 ま、まさか謀反のご相談……なのでしょうか?
予想されていたとはいえ……本当に……

Choice: (3) ……違う、かもしれない。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1380003_014
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 ……えっ?
た、確かに、村の方々の様子が──……

魔物の群れ:
【chara 3 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1380003_015
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 ……!
【chara 133111 face 3 (anger)】 あの奇怪な魔物たちは、もしやっ……

voice: vo_adv_1380003_016
青年ゾンビ:
【chara 314 face 3 (anger)】 で、でたぞー!
若い連中は武器をとれ! 年寄りと子どもは避難所に!

voice: vo_adv_1380003_017
村人たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 おおおっ……!!

Choice: (4) すごい数の魔物だ……!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1380003_018
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 はい! それに力も、非常に強力です。
あのような粗末な武器では、とても太刀打ちできませんわ……!

voice: vo_adv_1380003_019
ヴァイオレット:
【chara 133114 face 3 (anger)】 ユック! ブルッブ! ヴシュヴーズル!
……参りますわよ。
アブソルト・アケディア……!

魔物の群れ:
【chara 3 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_1380003_020
ヴァイオレット:
【chara 133114 face 4 (sad)】 ……ふう。
【chara 133114 face 6 (surprised)】 ひとまず、退散していただけたようですね。
皆様、お怪我はありませんでしょうか……?

voice: vo_adv_1380003_021
青年ゾンビ:
【chara 314 face 6 (surprised)】 あ、あんたはヴァイオレット……【chara 314 face 4 (sad)】 姫。

voice: vo_adv_1380003_022
青年ゾンビ:
【chara 314 face 4 (sad)】 ……っち、バレちまったようだな。
殺し屋にあんたの暗殺を依頼したのは俺さ……

voice: vo_adv_1380003_023
少女ゾンビ:
【chara 1 face 1 (normal)】 に、兄ちゃん……!

voice: vo_adv_1380003_024
青年ゾンビ:
【chara 314 face 3 (anger)】 おまえは黙ってろ。
【chara 314 face 4 (sad)】 ……言っとくが村の連中は関係ねえ。
【chara 314 face 3 (anger)】 罰を受けるのは俺だけに──

voice: vo_adv_1380003_025
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 ……どうか、落ち着いてくださいませ。
【chara 133111 face 1 (normal)】 罰を与えに来たのではありませんわ。
わたくしたちは、皆様のお話を聞くために伺ったのです。

voice: vo_adv_1380003_026
青年ゾンビ:
【chara 314 face 6 (surprised)】 ……っ。
話を聞きに、だと……?
【chara 314 face 4 (sad)】 何を今更……

voice: vo_adv_1380003_027
少女ゾンビ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……に、兄ちゃん、聞いてもらおうよ。
初めて見たけど、お姫さまも騎士さまも……とっても優しそう……

Choice: (5) 事情を聞かせてください。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1380003_028
青年ゾンビ:
【chara 314 face 4 (sad)】 ……っ。
分かったよ、聞いてくれ……

voice: vo_adv_1380003_029
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 ……やはりこの武器はわたくしたちに向けるものではなく、
魔物に対抗するためのものだったと──

voice: vo_adv_1380003_030
青年ゾンビ:
【chara 314 face 4 (sad)】 ああ……あいつらは最近この辺りに住み着いたんだが、
それがとんでもなく狂暴でな……

voice: vo_adv_1380003_031
青年ゾンビ:
【chara 314 face 4 (sad)】 元は『深い庭』が戦争用に生み出したって噂だが、
確かにとんでもないやつらだよ。
ついには村を、俺たちを襲うことを覚えちまった。

voice: vo_adv_1380003_032
青年ゾンビ:
【chara 314 face 4 (sad)】 だがこの村で、魔物に対抗できる奴なんかいねえ。
だから……どうにか助けてもらえないかって。
何度も何度も手紙や使い走りを出してきた……【chara 314 face 3 (anger)】 でも、無視された。

voice: vo_adv_1380003_033
青年ゾンビ:
【chara 314 face 3 (anger)】 城の連中は、なにやら騒動で忙しかったみたいでよ……
【chara 314 face 4 (sad)】 こんな辺境の村の助けなんて聞けないってことさ。
【chara 314 face 3 (anger)】 ……そうなんだろ? お姫さまよぉ……

voice: vo_adv_1380003_034
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 ……っ。

voice: vo_adv_1380003_035
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 わたくしが、『黄泉の食卓』の専横を許していた頃でしょうか。
フレイヤに、巨鯨城を奪われていた頃でしょうか。
……いいえ。近頃も、留守にしがちでしたし……

Choice: (6) ヴァイオレットさんは、そんなつもりは──
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1380003_036
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 1 (normal)】 ……騎士様、ありがとうございます。
【chara 133111 face 4 (sad)】 ですが、今は……

voice: vo_adv_1380003_037
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 ……今のわたくしにできることは、
言葉で取り繕う事ではありません。
皆様のため、やるべきことは──

voice: vo_adv_1380003_038
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 皆様、どうか。
魔物の巣への案内をお願いいたします。

voice: vo_adv_1380003_039
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 はああああ……!!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1380003_040
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 3 (anger)】 あなたたちが村の人たちを苦しめる魔物ですね。
……ご覚悟を……!

--- Switch scene ---

『深い庭』の造物:
【chara 3 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_1380003_041
青年ゾンビ:
【chara 314 face 6 (surprised)】 な……っ!?
あの魔物を一瞬で……!?
し、しかもその姿は……!

voice: vo_adv_1380003_042
少女ゾンビ:
【chara 1 face 1 (normal)】 な……なんて暖かな光……
これが……あたしたちのお姫さまっ……

voice: vo_adv_1380003_043
村人ゾンビ:
【chara 1 face 1 (normal)】 お……おい。
こんな辺境の地まで出向いて、我々をお救いくださるとは……
俺たちはとんでもない勘違いを……?

voice: vo_adv_1380003_044
青年ゾンビ:
【chara 314 face 6 (surprised)】 ……そんな。
【chara 314 face 4 (sad)】 オレは一体、なんてことを……
こんなこと……いくら謝ったってっ……

voice: vo_adv_1380003_045
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 1 (normal)】 ──頭をお上げください。
わたくしは皆様を責めるつもりはありません。
【chara 138011 face 4 (sad)】 元はと言えば、わたくしのせいなのです。

voice: vo_adv_1380003_046
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 4 (sad)】 わたくしがもっと早く、姫としての自覚に目覚めていれば。
強く、ゆるぎない信念で……国を治めることができていれば。

voice: vo_adv_1380003_047
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 3 (anger)】 そうすればもっと早く、
皆様の声に耳を傾けることができたはず……【chara 138011 face 4 (sad)】 ですから。
詫びるのはわたくしの方なのです。

Choice: (7) ヴァイオレットさん……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1380003_048
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 1 (normal)】 ……色々な世界のプリンセスとお会いして。
わたくしは足りないものばかりだと、痛感いたしました。

voice: vo_adv_1380003_049
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 3 (anger)】 もし……ネフィ=ネラ媛のような圧倒的な力があれば。
【chara 138011 face 4 (sad)】 もし……ライラエル姫のように、皆を包み込む人徳があれば。
もし……ペコリーヌ姫のように、人を惹き付ける明るさがあれば……

voice: vo_adv_1380003_050
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 1 (normal)】 足りないことを数えれば、きりがありません。
【chara 138011 face 3 (anger)】 ……ですが。
それでも、わたくしは決めたのです。

voice: vo_adv_1380003_051
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 3 (anger)】 ジオ・ニヴルヘルはすべての魂が流れ着く地。
ならばこそわたくしは、ここに暮らすすべての民に安寧をもたらすべく、
この力を使いたい。

voice: vo_adv_1380003_052
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 1 (normal)】 全てを包み、受け入れ、等しく命を尊重する。
そんな慈愛の心を秘めて……
【chara 138011 face 3 (anger)】 わたくしはこの世界を守り抜くと決めたのです。

voice: vo_adv_1380003_053
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 3 (anger)】 わたくしこそが、ジオ・ニヴルヘルのプリンセス。
それが、わたくしの矜持です……!

voice: vo_adv_1380003_054
村人たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 おお──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1380003_055
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 4 (sad)】 ……な、などと。
いまのわたくしでは過ぎたることと心得ています……!
でも、いつの日か……きっと……

Choice: (8) ヴァイオレットさんなら、きっと大丈夫。
----- Tag 8 -----
Choice: (9) きっと、理想のプリンセスになれる。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1380003_056
ヴァイオレット:
【chara 138011 face 2 (joy)】 ……騎士様っ。

voice: vo_adv_1380003_057
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 2 (joy)】 ……ふふ、村の皆様が無事でよかったですね。
【chara 133111 face 4 (sad)】 …………っ。
はあ……安心したら、どっと疲れが……

voice: vo_adv_1380003_058
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 『海老ピレオ』に頼らずとも、力を行使できるようになりましたが。
もっとあの姿でいられるように、特訓を重ねなくてはいけませんね……
【chara 133111 face 1 (normal)】 あれほど大きなことを言ってしまったのですし。

voice: vo_adv_1380003_059
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 1 (normal)】 ……この世界にはまだまだ問題が山積みですが、
【chara 133111 face 2 (joy)】 一つ一つ向き合っていきませんと……!

Choice: (10) すごくいいと思う……でも。
----- Tag 10 -----
Choice: (11) 今だけは、ゆっくり休んでいいですよ。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1380003_060
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 ……え、騎士様の……お膝を枕に……?
【chara 133111 face 4 (sad)】 そ、そんなこと、二人きりの馬車の中で……っ。

voice: vo_adv_1380003_061
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 3 (anger)】 ……一つ一つ。
向き合って──

voice: vo_adv_1380003_062
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 6 (surprised)】 …………っ。

voice: vo_adv_1380003_063
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 し……し、し……っ。

voice: vo_adv_1380003_064
ヴァイオレット:
【chara 133111 face 4 (sad)】 ……失礼いたします。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうして{player}とヴァイオレットを乗せた馬車は、
ゆっくりと城に帰っていくのであった。