ライラエル(パルフェクト) 第3話
寝たきりのヴルムのためにお菓子を作りたいと考えたライラエルは、{player}と共に材料を採取・調理をする。そしてヴルムは、ライラエルの想いと手作りプリンを受け取ると、涙を流したのだった。


-------------- situation:
甘い雫
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 献上式の成功から数日後。
晴れやかだったライラエルの表情は今、
考え事をしているせいか、まるで曇り空のようになっていた。

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ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1381003_001
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 食は、人を幸せにする……
この言葉の意味を、今はより深く感じることができています。

voice: vo_adv_1381003_002
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 わが国民や騎士にも、わたしが作ったお菓子を食べてもらいました。
【chara 126511 face 4 (sad)】 ですが……

voice: vo_adv_1381003_003
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 ……ヴルム。
まだ、あなたには食べてもらっていません……

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ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 少し前に、ようやく意識を取り戻して……
リンドが看病をしているとはいえ、
復調したというにはまだ遠い状態……

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ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 わたしが作ったお菓子を食べてほしいけれど……
ヴルム、あなたは食べてくれるでしょうか……

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ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 ヴルムの暴走ともいえる行為の原因は、
元を辿れば、わたしにあります……
そんなわたしのお菓子を、そもそも受け取ってもらえるか……

Choice: (1) こんにちは、ライラエルさん。
----- Tag 1 -----
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ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 あ、騎士……

Choice: (2) ……なにかあったんですか?
----- Tag 2 -----
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ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 ……わかってしまいますか?
【chara 126511 face 4 (sad)】 顔や態度に出てしまうなんて、やはりわたしは未熟ですね。

Choice: (3) 力になりたいので、話してくれませんか?
----- Tag 3 -----
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ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 騎士……感謝いたします。
【chara 126511 face 6 (surprised)】 では、聞いていただけますか?
【chara 126511 face 4 (sad)】 実は──

voice: vo_adv_1381003_010
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 ──というわけで、ヴルムにお菓子を作りたいと思っているのですが……
受け取ってもらえるかもわかりませんし、お菓子を作りたいという想いも
わたしの独りよがりな行為な気がしていて……

Choice: (4) 全部の気持ちを込めて作りましょう。
----- Tag 4 -----
Choice: (5) そうすれば、きっと届きます。
----- Tag 5 -----
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ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 ええ……【chara 126511 face 2 (joy)】 ええ、そうですね。
ここでなにもしないでいるほうが独りよがりかもしれません。
【chara 126511 face 1 (normal)】 それならまずは、行動しましょう。

Choice: (6) 僕にも手伝わせてください。
----- Tag 6 -----
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ライラエル:
【chara 126511 face 2 (joy)】 ありがとうございます、騎士……頼らせていただきますね。
ヴルムのため、力を貸してください。

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ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 今から特別なはちみつを採りにいくのですが、
【chara 126511 face 1 (normal)】 そのはちみつは、ジオ・テオゴニアで採れる中でも極上のおいしさで、
ヴルムも好きなのです。

voice: vo_adv_1381003_014
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 城に置いておくと、皆、すぐに使いたがるので、
あえて城には置いていないほどのおいしさなのですよ。
【chara 126511 face 2 (joy)】 ……わたしも、ついつい使いすぎてしまって……

voice: vo_adv_1381003_015
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 ……こほん。
【chara 126511 face 1 (normal)】 それでですね、そのはちみつを使ってお菓子を作ろうと思うのです。

voice: vo_adv_1381003_016
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 さて……そろそろ、そのはちみつが採れるところまで──【chara 126511 face 6 (surprised)】
【chara 126511 face 3 (anger)】 待ってください、騎士。

魔蜂たち:
【chara 3 face 1 (normal)】 ブーン……ッ!

voice: vo_adv_1381003_017
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 あれは……魔蜂……
獄蜂の支配下にあった魔物たちですね。
【chara 126511 face 4 (sad)】 まだジオ・テオゴニアに残っていたとは……不覚です。

Choice: (7) まだ、気づかれてないみたいですね。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1381003_018
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 えぇ。
かなり数が多いですし、少し様子を──【chara 126511 face 3 (anger)】
危ない……!

魔蜂たち:
【chara 3 face 1 (normal)】 ブーン……ッ!

voice: vo_adv_1381003_019
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 いつの間にか、背後にまで回り込まれていたみたいですね……
わたしたちが見つけるよりも早く、
わたしたちは見つかっていたのでしょう。

Choice: (8) どんどん増えていってる……!
----- Tag 8 -----
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ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 今はもう獄蜂の支配下にはないはずですが、
先ほどの攻撃性を見る限り、凶暴さは同じ。
そしてなにより、かなりの数がいます。

voice: vo_adv_1381003_021
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 今のままでは、多勢に無勢……
【chara 126511 face 3 (anger)】 それならば、より強い力で対抗するまでです。
騎士、ここはわたしに任せてください。

voice: vo_adv_1381003_022
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 『至高の虹色タルト』──いただきます。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1381003_023
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 獄蜂に操られていない魔蜂に恨みはありません。
【chara 138111 face 3 (anger)】 ですが、いきなり襲ってくるような魔物がジオ・テオゴニアにいては、
いつか国民に被害が及ぶかもしれない。

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ライラエル:
【chara 138111 face 3 (anger)】 そのようなこと、到底承服できません。

voice: vo_adv_1381003_025
ライラエル:
【chara 138111 face 3 (anger)】 そして、わたしたちが求めているはちみつを採らせないように
するというのならば、残されているのは排除の道のみ。

voice: vo_adv_1381003_026
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 ……わたしは、ヴルムの手をまた握りたいのです。
ヴルムは人を傷つけはしましたが、わたしはそれを許したい。

voice: vo_adv_1381003_027
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 そして元気になってもらって、またわたしのそばにいてもらいたい。
それが、望ましい調和の形──
この国の矜持であり、わたしの願いでもあるのです。

voice: vo_adv_1381003_028
ライラエル:
【chara 138111 face 3 (anger)】 身分の違いがあろうとも、種族の違いがあろうとも……
【chara 138111 face 4 (sad)】 この世界が真実の世界でなかったとしても。

voice: vo_adv_1381003_029
ライラエル:
【chara 138111 face 3 (anger)】 それでもわたしは、このジオ・テオゴニアと、
ジオ・テオゴニアの国民を愛しているのです!

voice: vo_adv_1381003_030
ライラエル:
【chara 138111 face 3 (anger)】 これ以上、わたしたちの邪魔をすることは許しません。
【chara 138111 face 4 (sad)】 ……さようなら、獄蜂に操られていた魔物たち。
【chara 138111 face 3 (anger)】 安らかに眠ってください。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1381003_031
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 さぁ、無事に戻ってくることができましたし。
作り始めるとしましょう。

voice: vo_adv_1381003_032
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 牛乳、たまご、カラメル、そしてはちみつ……【chara 138111 face 2 (joy)】 準備は万端。
オーブンの予熱をお願いしますね、騎士。

Choice: (9) はいっ!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1381003_033
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 ふふ、いい返事ですね。
ヴルムのために、最高の一品を作りましょうね。

voice: vo_adv_1381003_034
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 さて……色、形、冷たさも大丈夫。
【chara 138111 face 2 (joy)】 完成です、騎士。
協力してくれたこと、感謝いたします。

Choice: (10) あとはヴルムちゃんに届けるだけですね。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1381003_035
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 はい……
届けて、食べてもらうだけ、ですね……

voice: vo_adv_1381003_036
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 ……すみません。
やはりまだ、不安で……

voice: vo_adv_1381003_037
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 作ったものを食べてくれなかったら……
拒否されてしまったらどうしよう?
……そんなことばかり考えてしまうのです。

Choice: (11) 気持ちを素直に伝えれば、大丈夫です。
Choice: (12) ライラエルさんの手を握る。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1381003_038
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 ……はい。
不安に思うばかりでは、一歩も前に進むことができませんよね。

Jump to tag 13
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1381003_039
ライラエル:
【chara 138111 face 6 (surprised)】 ……!
【chara 138111 face 2 (joy)】 騎士……

----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1381003_040
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 ……ありがとうございます。
【chara 138111 face 1 (normal)】 ヴルムに会いに行きましょう。

voice: vo_adv_1381003_041
2人:
【chara 127812 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1381003_042
ライラエル:
【chara 138111 face 6 (surprised)】 ……リンド、ヴルム。

voice: vo_adv_1381003_043
リンド:
【chara 127712 face 6 (surprised)】 ライラエルさま!
お見舞いに来てくださったんですか?

voice: vo_adv_1381003_044
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 えぇ。
【chara 138111 face 6 (surprised)】 ……ヴルム、入ってもいいですか?

voice: vo_adv_1381003_045
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1381003_046
リンド:
【chara 127712 face 6 (surprised)】 ……【chara 127712 face 1 (normal)】 いいよね、ヴルム?
【chara 127712 face 2 (joy)】 入ってください、ライラエルさま。

voice: vo_adv_1381003_047
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 失礼しますね。
……【chara 138111 face 6 (surprised)】 ヴルム。

voice: vo_adv_1381003_048
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……は、い……

voice: vo_adv_1381003_049
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 それと、リンドも。
……すみませんでした。

voice: vo_adv_1381003_050
ヴルム:
【chara 127712 face 6 (surprised)】 【chara 127812 face 4 (sad)】 え……?

voice: vo_adv_1381003_051
ライラエル:
【chara 138111 face 4 (sad)】 この世界に関するとても大切なことを、わたしは隠していました。
軽々しく口にできる内容ではなかったとはいえ、
黙っていたことを、謝らせてください。

voice: vo_adv_1381003_052
リンド:
【chara 127712 face 4 (sad)】 ライラエルさま……

voice: vo_adv_1381003_053
ライラエル:
【chara 138111 face 6 (surprised)】 それと、実はヴルムに……【chara 138111 face 1 (normal)】 もちろんリンドにもですが。
見舞いのお菓子を作ってきたのです。
よかったら食べてください。

voice: vo_adv_1381003_054
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……プリン?

voice: vo_adv_1381003_055
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 えぇ。まだ本調子ではないと思ったので、あまり噛む必要がなく、
するっと食べられるものにしてみたのです。
【chara 138111 face 2 (joy)】 ……それに少し前、国中でプリン不足になっていましたし。

voice: vo_adv_1381003_056
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 わたしと騎士で作ったのですが……
【chara 138111 face 6 (surprised)】 食べて、もらえませんか?

voice: vo_adv_1381003_057
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1381003_058
リンド:
【chara 127712 face 4 (sad)】 ……ヴルム。

voice: vo_adv_1381003_059
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……いただき、ます。
……あむ……

voice: vo_adv_1381003_060
ライラエル:
【chara 138111 face 6 (surprised)】 どう、ですか?
【chara 138111 face 4 (sad)】 ヴルムも好きなはちみつを使ってみたのですけど……

voice: vo_adv_1381003_061
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 …………
……あったかい、です。

voice: vo_adv_1381003_062
リンド:
【chara 127712 face 6 (surprised)】 あったかい……?
このプリン、ちゃんと冷えてるけど……

voice: vo_adv_1381003_063
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……あったかいよ。
ライラエルさまたちが……作った、プリン……
……食べたら……胸が、あったかく、なりました……

voice: vo_adv_1381003_064
ライラエル:
【chara 138111 face 6 (surprised)】 ヴルム……【chara 138111 face 4 (sad)】

voice: vo_adv_1381003_065
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ライラエル、さま……
手……

voice: vo_adv_1381003_066
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 はい……!

voice: vo_adv_1381003_067
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 姉貴、も……

voice: vo_adv_1381003_068
リンド:
【chara 127712 face 2 (joy)】 うん……!

voice: vo_adv_1381003_069
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 あぁ……やっぱりあったかい……
です……
……ぐすっ。

voice: vo_adv_1381003_070
リンド:
【chara 127712 face 2 (joy)】 ……よかったね、ヴルム。

voice: vo_adv_1381003_071
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……うん……
それに……騎士さん、も……

voice: vo_adv_1381003_072
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……ぅ……
すみません、ライラエルさま……
……あた、し…………

voice: vo_adv_1381003_073
リンド:
【chara 127712 face 2 (joy)】 眠って、ヴルム。
今はたくさん眠っていいんだからね。

voice: vo_adv_1381003_074
ヴルム:
【chara 127812 face 4 (sad)】 ん……

voice: vo_adv_1381003_075
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 おやすみなさい、ヴルム。

voice: vo_adv_1381003_076
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 食は人を幸せにする。
……本当に、その通りです。
わたしは今、その意味を改めて噛みしめています。

Choice: (14) 届きましたね。ヴルムちゃんに。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1381003_077
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 感謝します、騎士。
あなたがいなければ、
ヴルムにわたしの想いは届かなかったかもしれません。

voice: vo_adv_1381003_078
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 ヴルムにはまた、お菓子を作って持っていこうと思います。
【chara 138111 face 2 (joy)】 ふふっ……会いに行くまでは不安でいっぱいだったのに、
今はもう会いたいという気持ちでいっぱいで……げんきんなものですね。

voice: vo_adv_1381003_079
ライラエル:
【chara 138111 face 1 (normal)】 ……わたしはヴルムとリンドだけではなく、この国の皆……
そして、あなたを笑顔にするお菓子を、これからも作り続けていきます。

voice: vo_adv_1381003_080
ライラエル:
【chara 138111 face 2 (joy)】 わたしは、わたしのお菓子を食べて、
笑顔になってくれる人を見るのが大好きですから♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そう話すライラエルの表情は、
暗雲が過ぎ去った空を思わせるものとなっていた。