キョウカ(ゴシック) 第4話
夢の中で、鏡華は学校で催される劇の練習に励む。{player}は執事役を熱演して助ける。夢から覚め、キョウカは{player}に素直な想いを伝える。鎖は消えたが、もう寂しくはなかった。
-------------- situation:
私の、私だけのへんふし
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
鎖を消す方法を探すため、再びジオ・ニヴルヘルにやってきた
{player}たち。
巨鯨城の客間で──
voice: vo_adv_1390004_000
キョウカ:
【chara 139012 face 6 (surprised)】
…………寝ちゃってる。
Choice: (1) すう、すう……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1390004_001
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
はあ……
どうしたらいいんだろう、私。
voice: vo_adv_1390004_002
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
この人は、このままでもいいよ、って言ってくれたけど。
そんなの本当は、よくないもの。
voice: vo_adv_1390004_003
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
私がこのままじゃダメだって思ってるから
鎖を消す方法を一緒に探してくれてるって、
それもわかってるけど。
voice: vo_adv_1390004_004
キョウカ:
【chara 139012 face 2 (joy)】
本当は……このままでもいいって言ってくれたことは
すごくうれしくて。
ちょっとだけ、安心もしてて──【chara 139012 face 4 (sad)】
でも。
voice: vo_adv_1390004_005
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
……鎖で縛る関係なんて、本当はよくないから。
voice: vo_adv_1390004_006
キョウカ:
【chara 139012 face 1 (normal)】
でも──本当に?
私は、そう思ってるのかな……?
【chara 139012 face 4 (sad)】
だったら、鎖は消えるはずなのに。
voice: vo_adv_1390004_007
キョウカ:
【chara 139012 face 1 (normal)】
……この鎖。本当に私の願望、なのかな。
それとも、あの子が言ってたみたいに私とこの人の絆……?
【chara 139012 face 4 (sad)】
本当にそうなのかな……
voice: vo_adv_1390004_008
キョウカ:
【chara 139012 face 5 (shy)】
はぁ……本当にそうだったら……
Choice: (2) ん……キョウカちゃん? どうしたの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1390004_009
キョウカ:
【chara 139012 face 6 (surprised)】
あ、あなた! まさか、今の聞いてたんですかっ?
【chara 139012 face 3 (anger)】
いいですかあれは全部嘘なのでっ! 気のせいなのでっ!!
忘れてくださいっ!!
Choice: (3) ぐえっ。
----- Tag 3 -----
--- Switch scene ---
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}が公園を通りかかると、
そこには見覚えのある少女の姿があった。
Choice: (4) なんかぶつぶつしゃべってる……?
----- Tag 4 -----
Choice: (5) 心配する。
Choice: (6) 見守る。
----- Tag 5 -----
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1390004_010
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
…………
…………ちょっと。
voice: vo_adv_1390004_011
鏡華:
【chara 103631 face 3 (anger)】
なんでさっきからふしんしゃを見るような目で
私を見てるんですか。
Choice: (7) 見てないよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1390004_012
鏡華:
【chara 103631 face 4 (sad)】
……それなら、いいですけど。
【chara 103631 face 1 (normal)】
遠巻きに人のこと観察するなんて、
あなたのほうがふしんしゃですよ。
Choice: (8) どうも、ふしんしゃです。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1390004_013
鏡華:
【chara 103631 face 3 (anger)】
積極的にふしんしゃにならないでくださいっ!
……こほん。
voice: vo_adv_1390004_014
鏡華:
【chara 103631 face 4 (sad)】
じゃなくて。公園のベンチで一人ブツブツ言ってたら、
たしかにふしんしゃです。それはわかってるんです。
でも、これには事情があって。
voice: vo_adv_1390004_015
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
実はですね。
学校で劇の発表をやることになって、
悩んでいたんです。
voice: vo_adv_1390004_016
鏡華:
【chara 103631 face 4 (sad)】
一人一役はやらなくちゃいけないから、
自分のやりたい役に立候補するんですけど。
何にしたらいいか、わからなくて。
voice: vo_adv_1390004_017
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
学校の発表だから、大人からしたら、
簡単なのかもしれないですけど。
【chara 103631 face 3 (anger)】
みんなでやるからには成功させたいんです。
voice: vo_adv_1390004_018
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
そのためには、自分が一番、上手にできる役を──
Choice: (9) 何の役があるの?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1390004_019
鏡華:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
色々あるけど……
【chara 103631 face 2 (joy)】
悩んでるのは、森の木と、魔女と、貴族の女の子の役です。
Choice: (10) これが台本なんだね。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1390004_020
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
はい。
ある時、いばりんぼうの貴族の娘は、悪い魔女に
高い塔に閉じ込められてしまうんです。
Choice: (11) なるほど。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1390004_021
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
優しかったお兄さんたちは動物に変えられてしまって。
一人きりで途方に暮れた女の子のことを、
森の木が助けてくれます。
Choice: (12) うん……?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1390004_022
鏡華:
【chara 103631 face 4 (sad)】
でも、逃げる途中で大きな川ができてしまって……
【chara 103631 face 1 (normal)】
そこで、お札を手に執事と──
Choice: (13) ……とにかく、実際に読んでみよう。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1390004_023
鏡華:
【chara 103631 face 2 (joy)】
はい! そのほうがイメージわきやすいかもしれないですし。
よろしくお願いします。
voice: vo_adv_1390004_024
鏡華:
【chara 103631 face 1 (normal)】
それじゃあ台本の20ページ目、魔法使いのセリフからいきますね。
あなたには、執事の役をお願いします。
voice: vo_adv_1390004_025
悪い魔女:
【chara 103633 face 2 (joy)】
ヒッヒッヒ。お前は素直じゃないねえ。
お前のことは高い塔の上の上、誰も助け出せない場所に
閉じ込めてやろう。
--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1390004_026
貴族の女の子:
【chara 103631 face 2 (joy)】
おほほほほ!
なんて無礼な物言いをするのかしら!
お下がりなさい、悪い魔女!

voice: vo_adv_1390004_027
悪い魔女:
【chara 103633 face 1 (normal)】
いやだね。何しろお前は、この国で一番、大ウソつきだからね。
相応の罰を与えてやらなきゃ改心しないだろう?
【chara 103633 face 2 (joy)】
ヒッヒッヒ。
voice: vo_adv_1390004_028
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
わ、わたくしを塔に閉じ込めるだなんて。
お父様やお母様が許すわけがありませんわっ!
voice: vo_adv_1390004_029
悪い魔女:
【chara 103633 face 2 (joy)】
その威勢のいいセリフが、いつまで続くかねえ……?
お前の執事はここには来られないよ。
なんてったって、ここは深い森の奥。
voice: vo_adv_1390004_030
悪い魔女:
【chara 103633 face 2 (joy)】
お前を塔に閉じ込めるなんて
赤子の手をひねるより簡単なことさ。
ほれ、こんなふうにねぇ……
voice: vo_adv_1390004_031
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
な、何をしますの!
【chara 103631 face 4 (sad)】
助けなさい! 執事っ!
早くっ……!
Choice: (14) やめるんだ、悪い魔女! 執事パーンチ!
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1390004_032
悪い魔女:
【chara 103633 face 4 (sad)】
ううっ、なんてパンチだい……っ!
Choice: (15) 無事でよかったです、お嬢様。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1390004_033
貴族の女の子:
【chara 103631 face 2 (joy)】
執事!
……ええ、無事ですわ。怯えたり逃げたりなどしませんでしたわ!
【chara 103631 face 1 (normal)】
でもね…………あなた。
voice: vo_adv_1390004_034
貴族の女の子:
【chara 103631 face 3 (anger)】
来るのが遅くってよ! バカ!
怖かったんだから!
早く、早く来なさいよねっ!
voice: vo_adv_1390004_035
貴族の女の子:
【chara 103631 face 3 (anger)】
あなたはわたくしの……
わたくしの一番の執事なんだからっ!
Choice: (16) すみません。でも今は早く逃げないと!
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1390004_036
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
そっ、そうでしたわね。急いで逃げ──って、どうやって!?

voice: vo_adv_1390004_037
森の木:
【chara 103633 face 2 (joy)】
そりゃああっしの出番でさぁ。
こっちこっち、森の木です。塔の隣に生えてるクスノキでさぁ。
枝をゆすって合図してみましょうかね、ほうれ。
voice: vo_adv_1390004_038
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
風もないのに木が揺れて……!
【chara 103631 face 1 (normal)】
あなたもあの魔女の手先ですのね?
わたくしをどうするつもりですのっ?
voice: vo_adv_1390004_039
森の木:
【chara 103633 face 2 (joy)】
あっはっはっは、こいつぁずいぶんと警戒されたもんだね。
あんたにとって一番大事な届け物を持ってきてやったのは、あっしだよ?
voice: vo_adv_1390004_040
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
一番大事な、届け物……?
voice: vo_adv_1390004_041
森の木:
【chara 103633 face 2 (joy)】
ああ、そうとも。その男に聞いてみるといいさね。
窓から入れてやったのはあっしなのさ。
ぐいーっと枝を伸ばしてね。
voice: vo_adv_1390004_042
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
本当なの? 執事。
【chara 103631 face 1 (normal)】
嘘を言ったら許さないわよ?
Choice: (17) 本当です。窓から入りました。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1390004_043
貴族の女の子:
【chara 103631 face 6 (surprised)】
ちょっとお待ちなさい。
【chara 103631 face 4 (sad)】
…………窓から入ってくるなんて、あなた……
あなた……
voice: vo_adv_1390004_044
鏡華:
【chara 103631 face 3 (anger)】
あなた、へんたいですわねっ!?
Choice: (18) ……それ、セリフ?
----- Tag 18 -----
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1390004_045
アメス:
【chara 190011 face 5 (shy)】
おーっほっほっほっほっほ♪【chara 190011 face 2 (joy)】
高笑いのキョウカちゃん、かっわいーわねー♪
voice: vo_adv_1390004_046
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
あんたの執事役もなかなか板についてたじゃない?
執事役で立候補したら?
voice: vo_adv_1390004_047
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
って、冗談よ冗談。発表会に乱入したらそれこそ本物の
へんたいふしんしゃさんになっちゃうでしょ。
voice: vo_adv_1390004_048
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
それにしても、迫真の演技だったわね!
【chara 190011 face 1 (normal)】
あのお嬢様は、身分に差のある執事に、
想いを寄せてたけど……
voice: vo_adv_1390004_049
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
なかなか素直になれなくて、
毒舌に隠しながら、不器用に想いを伝えるのよね。
voice: vo_adv_1390004_050
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
もしかしたら、キョウカちゃんも同じ気持ちを
抱えてたりするかもしれないわよ?
voice: vo_adv_1390004_051
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
きっと本人も、まだ自覚はしてないと思うけど。
自覚してたとしても、ちゃんと伝えられるようになるのは
まだまだ先ね。
voice: vo_adv_1390004_052
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
お嬢様が自分の気持ちに向き合うまで
ちゃんとお利口さんで待ってるのよ?
voice: vo_adv_1390004_053
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
いいわね?
へんたいふしんしゃさん……【chara 190011 face 2 (joy)】
じゃなくて、
執事さん♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1390004_054
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
ん……私、寝てましたか……?
確か、急に鎖が短くなって……【chara 139012 face 6 (surprised)】
【chara 139012 face 4 (sad)】
ごめんなさい。私がきっと、思ってもいないことを言ったから。
Choice: (19) キョウカちゃんのせいじゃないよ。
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1390004_055
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
あなたは、もう大丈夫ですか?
ふらついたり、眠くなったり、急に奇行に走ったりは……
Choice: (20) 平気みたい。
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1390004_056
キョウカ:
【chara 139012 face 2 (joy)】
よかった。【chara 139012 face 4 (sad)】
でも……みんな私が原因なんだし。
迷惑かけちゃって、ごめんなさい。
voice: vo_adv_1390004_057
キョウカ:
【chara 139012 face 2 (joy)】
本当は、鎖が繋がったのがあなたで、ほっとしてたんです。
【chara 139012 face 5 (shy)】
ずっと繋がってても……いやじゃない、って思って。
voice: vo_adv_1390004_058
キョウカ:
【chara 139012 face 4 (sad)】
だけど、それを、素直に伝えることもできなくって。
だから、ごめんなさい。
【chara 139012 face 2 (joy)】
それから……ありがとう。
Choice: (21) 僕も、キョウカちゃんでよかったよ。
----- Tag 21 -----
Choice: (22) それに……鎖がなくてもそばにいるよ。
----- Tag 22 -----
voice: vo_adv_1390004_059
キョウカ:
【chara 139012 face 1 (normal)】
……本当、ですか?
【chara 139012 face 2 (joy)】
えへへ……よかった。
voice: vo_adv_1390004_060
キョウカ:
【chara 139012 face 2 (joy)】
じゃあ、ずっと一緒です。
今だけ……今だけは。
ちゃんと素直に言いますから。
voice: vo_adv_1390004_061
キョウカ:
【chara 139012 face 2 (joy)】
一緒にいてください、私の、執事さん。
ううん、私だけの
──へんたいふしんしゃさん。
Choice: (23) もちろん。
----- Tag 23 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1390004_062
キョウカ:
【chara 139011 face 4 (sad)】
あ、鎖が……消えちゃう。
【chara 139011 face 2 (joy)】
ちょっとだけ寂しいけど、もう平気です。
あなたがそばにいてくれるって、わかってるから。えへへ……♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして鎖にまつわる騒動は、幕を閉じたのだった。