レイ(プリンセス) 第1話
剣術大会で辛勝を収めたレイは{player}とも剣を交える。家族との絆を断ち切ろうとする自分が絆の力を使うことに悩んでいたレイだが、仲間の言葉に救われ、新たな強さを求めるのだった。


-------------- situation:
剣を交えて分かること
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}が見守る中、
レイは王都で開催されている剣術大会に出場し、
見事決勝まで勝ち進んでいた。

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レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】 はあっ!

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剣士:
【chara 1011 face 3 (anger)】 くっ!

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レイ:
【chara 100312 face 4 (sad)】 彼が助けてくれたあの時、
結局私は、敵に勝ち切れなかった……

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レイ:
【chara 100312 face 4 (sad)】 不覚を取った自分が、未だに情けない。
私はもっと、強くなりたい……
【chara 100312 face 3 (anger)】 ……違う! 強くならなければいけない! 

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レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】 そこだっ!

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剣士:
【chara 1011 face 3 (anger)】 まだまだぁ!

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レイ:
【chara 100312 face 6 (surprised)】 なにっ!?

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レイ:
【chara 100312 face 6 (surprised)】 しまった! 追いつめたはいいが、
逆に限界以上の力を出させてしまった──!! 

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剣士:
【chara 1011 face 3 (anger)】 うおおおおおっ!

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レイ:
【chara 100312 face 4 (sad)】 このままでは、こちらがやられる……! 

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レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】 させる、ものかぁっ!

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剣士:
【chara 1011 face 4 (sad)】 ぐあああっ!

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審判:
【chara 1 face 1 (normal)】 勝負あり! 勝者、レイ選手!

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レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】 はあ、はあ、はあ……
【chara 100312 face 4 (sad)】 酷い有様だが、勝ちは勝ちか……

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ……

Choice: (1) 優勝おめでとう。
----- Tag 1 -----
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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ……ありがとう。せっかくキミが見に来てくれたのに、
最後は泥臭い勝ち方になってしまった。

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 まだまだ修行が足りないな、私は……

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 【レイジ・レギオン】との戦いも続いている中で、この結果か……
【chara 100311 face 3 (anger)】 次こそは勝たなければ。あのアゾールドという男に……

Choice: (2) ……ちょっとついてきて。
----- Tag 2 -----
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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 えっ? あ、ああ。いいとも。

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ……ねえキミ。ちょっとというには
やや長い時間歩いている気がするけど、一体どこへ……

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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ……ここは。
いつもの修行場じゃないか。
彼はどうしてこんなところへ私を……? 

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レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】 とりあえず、ここが目的地ということでいいのかな?
【chara 100311 face 6 (surprised)】 その、連れてきた理由を教えてもらえるとうれしいんだけど──

Choice: (3) 思いっきり打ち込んできて。
----- Tag 3 -----
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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ──! 【chara 100311 face 1 (normal)】 そうか。キミのことだから、
「話を聞かせて」、と言ってくれるのかなとも思ったけど……
まさかそうくるとはね。

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レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】 でも私には、剣を交えるほうが性に合ってる。
この剣は、言葉よりも遥かに雄弁だ。

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レイ:
【chara 100312 face 1 (normal)】 それにしても、初めてだね。
私より先にキミが剣を構えるなんて……

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レイ:
【chara 100312 face 1 (normal)】 たとえ大会の後でも、手加減はしないよ!
【chara 100312 face 3 (anger)】 はあっ!

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レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】 それっ! たあっ!

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レイ:
【chara 100312 face 6 (surprised)】 彼が以前の状態に戻ったというのもあるが、
剣の腕が確実に成長しているな。
【chara 100312 face 3 (anger)】 私の攻撃を的確にさばいている……

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レイ:
【chara 100312 face 4 (sad)】 それに比べて私は……私は! 

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レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】 はあぁぁぁっ!!

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レイ:
【chara 100312 face 4 (sad)】 ……これでも届かないか。
やはり足りない。今のままではダメなんだ……!

Choice: (4) レイ……
----- Tag 4 -----
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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 キミにも、もう伝わったんじゃないか?

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レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】 私は今の自分の強さに、物足りなさを覚えているんだ!
【chara 100311 face 4 (sad)】 この程度……そう言い切ってしまうけれど、
【chara 100311 face 3 (anger)】 この程度では、これからの戦いを切り抜けられるとは思えない!

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ようやく私もプリンセスフォームを得て戦ったというのに、
あの結果だ……【chara 100311 face 3 (anger)】 私はもっと、強くならないといけない!

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レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】 こんなところで、止まっていられない!

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ……それなのに、私は迷っている。
剣を振るう腕が、動かなくなってしまうほどに。

Choice: (5) 何に迷ってるか、聞いてもいい?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1803001_036
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 うん……【chara 100311 face 6 (surprised)】 プリンセスフォームは、キミと私たちの絆、
人の絆の力だ。

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 そんな力は、家族との絆を断ち切ろうとしている
自分が、使っていいものじゃない。

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 そう、考えてしまう瞬間があって……
強さを求めることに、ひたむきになれない自分がいるんだ。

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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ……おかしな考えだと思うかもしれない。
【chara 100311 face 4 (sad)】 でも私は、あまり器用な人間じゃない。

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 決着をつける必要がある、のかな……家族と。
【chara 100311 face 3 (anger)】 絆を断ち切って、前に進むために。

Choice: (6) ……本当に絆を断ち切りたいの?
----- Tag 6 -----
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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 それは……

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ……分からなくなってきた。

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 親から人生を支配されるのが嫌だった。
私が拒んだのは、ただそれだけだったから。

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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 家族の立場も理解はしているし、
決して嫌いなわけじゃない……

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レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 ただ自由になりたかった。
自由でいてほしかった。
自分にも、家族にも……

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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ……そうか。

voice: vo_adv_1803001_047
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 絆の力を使えるようになったからこそ、
私はすでに気づいていたんだ。断ち切りたくなかったと。

voice: vo_adv_1803001_048
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】 そうだったのか……

Choice: (7) 断ち切らずに済む方法を探そうよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1803001_049
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】 ……努力してみるよ。

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レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】 ……ああ、何故だろう。大会で勝った時よりも、
今のほうが晴れやかな心持ちだ。

voice: vo_adv_1803001_051
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ……キミは、私の迷いに気づいていたの?
【chara 100311 face 1 (normal)】 ……そうじゃなかったとしても、キミがいたからこそ、
私は自分の中の答えを見つけられた……

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レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】 いつもありがとう。キミのおかげだよ。
キミがそばにいてくれなかったら、
この先もずっと、迷い続けていたに違いない。

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レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】 不思議だな……
キミになら、全て話せてしまえる気がするよ。
【chara 100311 face 2 (joy)】 私のキミへの思いも……

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レイ:
【chara 100311 face 5 (shy)】 な、なんでもない!
今のは冗談だから、気にしないで!

Choice: (8) 何のこと……?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1803001_055
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ああ、いや、聞こえてなかったならいいんだ!
【chara 100311 face 1 (normal)】 大した話じゃないから! うん!

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レイ:
【chara 100311 face 5 (shy)】 ……一体私は何を言いかけたんだ!?
彼への思い!? 何をバカな……! 

voice: vo_adv_1803001_057
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 ……いや、しかし、絆の力というからには、
私は彼と絆を深める必要があるわけで……

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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 待った。そうでなくとも強くなる方法はあるはずだ。
まずはそれを探そう……【chara 100311 face 1 (normal)】 そうだ、そうしよう! 

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レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】 ねえキミ。実は最近、プリンセスフォームの力を
今以上に引き出せる戦い方を身につけたくて、
その方法を探しているんだ。

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レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】 よかったら、手伝ってほしいんだけど……どうかな?

Choice: (9) レイのためなら喜んで。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1803001_061
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】 ありがとう。キミが一緒に探してくれるなら、
すぐにでも見つかりそうな気がするよ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 レイは{player}と協力して
更なる強さを得る方法を探し始めるのだった。