コッコロ(プリンセス) 第4話
こころは、まだ子どもの自分が周囲からの大きな期待に応えられるのかと将来について悩んでいた。すると{player}から、今は子どもでもいつか蝶のように飛べるはずだと励まされるのだった。
-------------- situation:
想い馳せる未来の姿
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
コッコロは{player}のために食事を作っていた。
voice: vo_adv_1805004_000
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さま、さきほど八百屋で購入した新鮮なお野菜で
サラダを作ってさしあげますから、少々お待ちくださいまし。
voice: vo_adv_1805004_001
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
あの一件のあと、農家さまは以前にも増して、
熱心に野菜作りに励まれていると伺いました。
voice: vo_adv_1805004_002
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
時間があるときなどは、ランドソルまでの納品を配達に頼らず、
自ら八百屋に赴いているとのこと。
ご自身の野菜を買っていくお客さまとも交流を図っておられるそうです。
voice: vo_adv_1805004_003
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
今日はご不在のようでしたが、
【chara 105913 face 2 (joy)】
そのうち八百屋でまたお会いできるかもしれませんね。
voice: vo_adv_1805004_004
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
おや、主さま。その光は……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1805004_005
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
はぁ……
Choice: (1) 溜息をつくと幸せが逃げるよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1805004_006
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
ひゃうん! 主さま!?
voice: vo_adv_1805004_007
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
こ、これは失礼いたしました……
【chara 105931 face 6 (surprised)】
お恥ずかしいところを見られてしまいましたね。
voice: vo_adv_1805004_008
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
主さまも学校からのお帰りの途中でございますか?
voice: vo_adv_1805004_009
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
もし、このあとお時間がございましたら、
少々わたくしに割いていただけませんでしょうか。
voice: vo_adv_1805004_010
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 105931 face 1 (normal)】
立ち話もなんですし、どこか場所を移してもよろしいでしょうか。
voice: vo_adv_1805004_011
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
ここなら人気も少ないですし、
ゆっくりと落ち着いて会話が楽しめそうですね。
voice: vo_adv_1805004_012
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
学校帰りのひと時を主さまと過ごせるとは、
まるでデートのようでうれしく思います。
Choice: (2) 話ってなに?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1805004_013
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
ああ、そうでございました。
【chara 105931 face 4 (sad)】
決してデートのような楽しい話ではないのですが……
voice: vo_adv_1805004_014
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
学校で出された作文について、少々悩んでおりまして……
【chara 105931 face 6 (surprised)】
主さまにご助言をいただけないかと思っていた次第でございます。
【chara 105931 face 1 (normal)】
「なりたい将来の自分」というお題なのですが……
voice: vo_adv_1805004_015
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
以前も主さまに話した通り、
ミネルヴァから、将来父に比肩する存在へと成長することが
できるだろうと言われたことがありました。
voice: vo_adv_1805004_016
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
わたくしの胸は大いに高鳴り、その言葉を信じておりますし、
そんな自分の将来になんの疑いも抱いたことはありません。
voice: vo_adv_1805004_017
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
ですが……果たして、わたくし自身にその能力があるのか、
作文でそのお題に向き合った時、ふと急に立ち止まってしまったのです。
voice: vo_adv_1805004_018
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
主さまやミネルヴァ、そして父を疑っているわけではございません。
【chara 105931 face 4 (sad)】
ただ……自分に自信が持てないのです。
voice: vo_adv_1805004_019
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
まだ11歳のわたくしにはあまりにも飛躍している将来に対して、
漠然とした不安を感じたのです。
voice: vo_adv_1805004_020
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
まだ作文用紙には自分の名前しか記入できておらず、
【chara 105931 face 4 (sad)】
このままでは提出期限に間に合うかどうか……
voice: vo_adv_1805004_021
少女:
【chara 231 face 4 (sad)】
うえ~ん!
voice: vo_adv_1805004_022
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
おや、あの少女……?
【chara 105931 face 4 (sad)】
もしや、近ごろ椿ヶ丘周辺に出没すると噂されている
変態不審者にでも遭遇したのでしょうか。
voice: vo_adv_1805004_023
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
どうなさいましたか?
voice: vo_adv_1805004_024
少女:
【chara 231 face 4 (sad)】
風船がどっか行っちゃった~!
転んじゃった時に……手から……
うえ~ん!
voice: vo_adv_1805004_025
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
転んだ拍子に手を放してしまったのですね。
【chara 105931 face 6 (surprised)】
ふむ……あそこの木にひっかかっておりますね。
voice: vo_adv_1805004_026
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
安心してくださいまし。
代わりにわたくしが取ってさしあげます。
voice: vo_adv_1805004_027
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
ほっ! 【chara 105931 face 3 (anger)】
……やっ!
voice: vo_adv_1805004_028
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
うーむ……
わたくしでは身長と跳躍力が足りず、風船の紐に届きませんね……
voice: vo_adv_1805004_029
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
あともうほんの少しなのですが……
【chara 105931 face 4 (sad)】
届きそうで届かないとは、とても歯がゆくて仕方ありません。
voice: vo_adv_1805004_030
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
風船も取れないとなると、
いったいわたくしにはどのようなことができるというのでしょう。
voice: vo_adv_1805004_031
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
こんなわたくしに、なぜミネルヴァはあのような言葉を……?
これでは将来も、到底その期待に応えられるとは思えません……
voice: vo_adv_1805004_032
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
主さま、わたくしはますます自信がなくなってまいりました……
Choice: (3) 肩車をする。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1805004_033
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
ひゃあっ!? あっ、主さま!?
voice: vo_adv_1805004_034
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
主さま、急に肩車など……
【chara 105931 face 4 (sad)】
わたくしはもうそのようなことで喜ぶほど子どもでは……【chara 105931 face 6 (surprised)】
おや?
voice: vo_adv_1805004_035
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
木の周りをちょうちょさんが羽ばたいておりますね。
主さまに肩車をしていただいたおかげで、
宙を飛ぶちょうちょさんと同じ目線になりました。
voice: vo_adv_1805004_036
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
……それに世界も広く見えますね。
わたくしの悩みもこの世界にとってはちっぽけなものなのでしょうか。
voice: vo_adv_1805004_037
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
いけません。ちょうちょさんに見とれていないで、
風船を取りませんと……ほっ!
voice: vo_adv_1805004_038
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
はいどうぞ。
転ばないように気を付けてくださいまし。
voice: vo_adv_1805004_039
少女:
【chara 231 face 1 (normal)】
お姉ちゃん、【chara 231 face 2 (joy)】
ありがとー!
voice: vo_adv_1805004_040
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
主さま、お手伝いありがとうございました。
voice: vo_adv_1805004_041
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
わたくしは、主さまに肩車をしていただかなければ、
風船を取ることも叶いませんでした。
voice: vo_adv_1805004_042
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
やはり主さまは、わたくしにとって欠かすことのできないお方……
【chara 105931 face 6 (surprised)】
……おや?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1805004_043
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
わぁ……♪
さきほどのちょうちょさんが、戻ってまいりました。
美しい翅を羽ばたかせて、わたくしの周りを飛んでおります。
voice: vo_adv_1805004_044
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
わたくしもちょうちょさんのように高く、遠く……
いつか自由に飛んでみたいものです。
Choice: (4) こころちゃんはまだ飛べないだけ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1805004_045
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
ふむ……空を自分の翅で飛べるちょうちょさんも、
生まれた時は地を這う小さなイモ虫さんでございました。
voice: vo_adv_1805004_046
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
同じく人も成長に伴って姿かたちや能力も変化するものなのですね。
今は焦っていても仕方がないということでございますね。
Choice: (5) いつか蝶になれる日が来るよ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1805004_047
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
主さまは、やはりミネルヴァが話していた通りのお方……
おかげさまで心が軽くなりました。ありがとうございます。
voice: vo_adv_1805004_048
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
まだまだイモ虫さんのわたくしですが、
いつか立派な翅を得るその日まで、
どうか主さまにお供させてくださいまし。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1805004_049
アメス:
【chara 190011 face 5 (shy)】
はぁ……コッコロたん……
愛おしいわ~!
voice: vo_adv_1805004_050
アメス:
【chara 190011 face 5 (shy)】
あたしの言葉は今のあんたには届かないから、
思いっきりコッコロたんへの愛を叫んじゃおうかしら。
voice: vo_adv_1805004_051
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
なんて……ちょっと寂しい気もするからやめておくわ。
voice: vo_adv_1805004_052
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
また会うためにあたしも頑張るから、
あんたもコッコロたんと一緒に頑張りなさいよね。
voice: vo_adv_1805004_053
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
あたしの言葉がまた届くようになったら……
その時はあたしの考える
「ここがかわいいわよ、コッコロたん百選」をたっぷり聞かせてあげる。
voice: vo_adv_1805004_054
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
それじゃまた、ね。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1805004_055
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ん……
【chara 105913 face 1 (normal)】
アメスさまからのご託宣でございますね……
voice: vo_adv_1805004_056
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ふむ、ちょうちょさんになりたいイモ虫さんのわたくし……?
いったいどのような内容だったのでしょう。
voice: vo_adv_1805004_057
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
そういえば……【chara 105913 face 2 (joy)】
あれはまだ里にいた頃だったでしょうか。
voice: vo_adv_1805004_058
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
あまり記憶が定かではありませんが、
いつかちょうちょさんのように
空を羽ばたきたいと願ったことがありました。
voice: vo_adv_1805004_059
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
『プリンセス・フォーム』に変身した時のわたくしは、
まるでちょうちょさんのような翅を得ることができました。
voice: vo_adv_1805004_060
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
忘れていたはずの……
心の片隅に残る願いを、
きっと主さまがすくい上げてくださったのですね。
voice: vo_adv_1805004_061
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
とはいえ、わたくしはまだ羽化したばかりでございます。
【chara 105913 face 4 (sad)】
まだこの力を完全に自分のものにできたかどうかは……
voice: vo_adv_1805004_062
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
これからも主さまのおそばで完全に羽化し、
【chara 105913 face 2 (joy)】
ますますのサポートをいたしますね。
voice: vo_adv_1805004_063
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
さて、主さま。サラダが出来上がりましたよ。
どうぞ召し上がってくださいまし。
voice: vo_adv_1805004_064
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
はい、あーーーん。
【chara 105913 face 6 (surprised)】
いかがでございますか?
Choice: (6) おいしー!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1805004_065
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ、よかったです。
まだまだお食事はございますから、たんと召し上がってくださいまし。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
おいしそうに食事を食べる{player}を見て、
コッコロはこの笑顔を守ろうと強く感じるのだった。