キャル(プリンセス) 第1話
{player}の仕事を手伝っていたキャルは、以前働いていた魔物レース場のスタッフと再会する。復興に苦心しているという話を聞き、責任を感じたキャルは魔物の捕獲作業に力を貸すのだった。
-------------- situation:
復興と責任のお手伝い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
荷物を担いで街を歩いていた{player}は
キャルと出会った。
voice: vo_adv_1806001_000
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
また配達のバイトしてるの?
【chara 106012 face 1 (normal)】
まったく、赤ちゃんからもとに戻って早々働きだすなんて
本当にあんたらしいわね。
Choice: (1) 復興のお手伝いをしてる。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1806001_001
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……え? そ、そう。
【chara 106012 face 4 (sad)】
街はだいぶ元に戻ったと思うけど、まだ大変なところがあるのね。
voice: vo_adv_1806001_002
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
【レイジ・レギオン】のやつらも頻繁に騒動を起こすし、
完全に元通りってわけにはいかないか。
voice: vo_adv_1806001_003
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
うん。あたしもその荷物運ぶのを手伝うわ。
少しよこしなさい。
Choice: (2) 重いよ?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1806001_004
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
あんたが持てるものくらいあたしだって持てるわよ。
voice: vo_adv_1806001_005
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
だいたい、迷惑かけたあたしが復興を手伝うのは
当たり前だし……
voice: vo_adv_1806001_006
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
あ~もうっ! いいからよこしなさい!
【chara 106012 face 1 (normal)】
それで、これをどこに運べばいいの?
待ってる人がいるんだからとっとと運ぶわよ!
voice: vo_adv_1806001_007
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
お~! お待ちしてましたよ!
【chara 311 face 1 (normal)】
ささ、運んでいただいた資材をこちらに!
voice: vo_adv_1806001_008
男性:
【chara 311 face 6 (surprised)】
あれ? 横にいる女性はひょっとして……
【chara 311 face 1 (normal)】
以前うちで働いていた調教師様では?
voice: vo_adv_1806001_009
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1806001_010
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……ねぇ、{player}。
もしかしなくても、ここって、あたしが働いていた魔物レース場?
Choice: (3) そうだよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1806001_011
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
こんな場所復興する必要あるかぁああ!!
voice: vo_adv_1806001_012
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
っていうか、あの変態はどこ? 姿が見えないけど。
voice: vo_adv_1806001_013
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】
ああ、オーナーなら先の戦いで…………
voice: vo_adv_1806001_014
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
え? まさか……
voice: vo_adv_1806001_015
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
壊れたこの施設の修理費を集めるために大陸中を
駆けずり回ってますよ。ヒーヒー働きながら悦んでます。
voice: vo_adv_1806001_016
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
はぁ~~~~
まぁ、あんな変態でも元気なようで何よりだわ。
voice: vo_adv_1806001_017
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
でも、そう。【chara 106012 face 4 (sad)】
ここもあの戦いで壊れてたのね。
voice: vo_adv_1806001_018
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】
そうなんですよ。
しかもここは政府公認とはいえ、娯楽施設ですからね。
復興予算も下りてこなくてなかなか建て直せなくて。
voice: vo_adv_1806001_019
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
オーナーが馬車馬のごとく走り回って
ようやく再開の目途が立ってきたってワケです。
voice: vo_adv_1806001_020
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
こんなところでも楽しみにしている人はいるものね。
【chara 106012 face 1 (normal)】
早く営業再開できるといいわね。
それじゃ、荷物も届けたしあたしたちはこれで失礼するわ。
voice: vo_adv_1806001_021
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】
ちょ~~~~っとまってください!!!!
voice: vo_adv_1806001_022
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
な、なにっ!? 【chara 106012 face 3 (anger)】
いきなり大声出してびっくりさせないで!
あたしたちが運んだ荷物に問題でもあった?
voice: vo_adv_1806001_023
男性:
【chara 311 face 6 (surprised)】
いえ、荷物は何も問題ありません。
【chara 311 face 1 (normal)】
ただ、ちょうど調教師様がいるなら
もう一つお頼みしたいことがありまして。
voice: vo_adv_1806001_024
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あたしに?
まぁ一応復興の手伝いになるわけだし、
【chara 106012 face 3 (anger)】
言うだけ言ってみなさいよ。
voice: vo_adv_1806001_025
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
ご覧のように会場の復興は順調に進んでいるのですが、
【chara 311 face 4 (sad)】
レース用の魔物が不足しておりましてね。
voice: vo_adv_1806001_026
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
ぜひとも凄腕調教師であるあなた様のお力をお借りして、
魔物を捕まえたいと。
voice: vo_adv_1806001_027
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
それは、え、えっと……
【chara 106012 face 4 (sad)】
手伝ってあげたい気持ちはあるんだけど……
Choice: (4) やります!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1806001_028
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ちょっと! なんで勝手に答えるのよ!
【chara 106012 face 4 (sad)】
っていうか、あんただって分かってるでしょ!?
そ、その……
voice: vo_adv_1806001_029
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あたしにはもう魔物を操る力はないのよ?
【chara 106012 face 3 (anger)】
この依頼をまともにこなせるわけないでしょう。
Choice: (5) みんな捕まえてる。
Choice: (6) キャルちゃんならできる。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1806001_030
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
はぁ? 【chara 106012 face 4 (sad)】
あ、いや、言われてみればそうね。
ここのやつらは何の力もないのに魔物捕まえてるのよね……
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1806001_031
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
いや、なんの根拠もなくそんなこと言われても
無理なもんは無理よ?
voice: vo_adv_1806001_032
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
だいたいあんたがやるって言ったんだからあんた一人で……
【chara 106012 face 4 (sad)】
なんて言ったら本当に一人で行きそうよね。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1806001_033
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
分かった、分かったわよ。あたしも手伝うわ!
【chara 106012 face 4 (sad)】
ただ、今までみたいにうまくできると思わないでよ?
voice: vo_adv_1806001_034
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
ありがとうございます!
【chara 311 face 2 (joy)】
な~に、調教師様ならちょちょいのちょいですよ!
voice: vo_adv_1806001_035
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
はぁ……期待しないでって言ってるのに。
【chara 106012 face 1 (normal)】
まぁ、いいわ。とりあえず魔物を捕まえに行ってみましょう。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_036
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
うわっ、探すまでもなくいきなり出てきたわね!
voice: vo_adv_1806001_037
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
あははーそうなんですよねー
最近ここいら一帯、たくさん魔物が出るみたいで、
私たちとしてはうれしい限りですよ!
voice: vo_adv_1806001_038
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】
笑ってる場合なのかしら……
【chara 106011 face 3 (anger)】
まぁ魔物が減れば人助けにもなるし、捕まえちゃいましょ。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_039
キャル:
【chara 106011 face 2 (joy)】
ははっ! 【chara 106011 face 1 (normal)】
そっちから向かってくるなんて!
捕まえる手間が省けるわね!
voice: vo_adv_1806001_040
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】
あ~~! ダメですダメです!
向かってくるような魔物は足が遅くてレースで使えないので、
逃げるやつを狙ってください!
voice: vo_adv_1806001_041
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
はぁっ!? じゃあコイツはどうすりゃいいのよ!?
voice: vo_adv_1806001_042
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
普段なら逃げるんですけど、【chara 311 face 2 (joy)】
倒せるなら倒しちゃってください。
voice: vo_adv_1806001_043
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
捕まえるよりは簡単でいいわね。【chara 106011 face 3 (anger)】
いくわよ!
voice: vo_adv_1806001_044
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
はぁぁぁぁああああ!!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_045
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
で、こんな風に向かってこないやつを捕まえないといけないのよね?
voice: vo_adv_1806001_046
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
はい。とりあえず魔物を見つけたら片っ端から向かっていって、
逃げるやつを捕まえる感じです。
voice: vo_adv_1806001_047
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
よくそんな場当たり的なやり方で魔物捕まえられてたわね……
voice: vo_adv_1806001_048
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
数をこなせば案外いけるものです!
voice: vo_adv_1806001_049
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】
めんどくさ……まぁ、やるって言っちゃった以上やるしかないか。
【chara 106011 face 3 (anger)】
だいたい{player}が言い出したんだから、
きちんと働きなさいよ!
Choice: (8) もちろん!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1806001_050
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
それじゃあさっさと捕まえるわよ!
voice: vo_adv_1806001_051
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
逃がさないわよ!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_052
キャル:
【chara 106011 face 2 (joy)】
ふぅ。結構捕まえられたんじゃないかしら。
【chara 106011 face 1 (normal)】
案外なんとかなるもんね。
voice: vo_adv_1806001_053
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
ありがとうございます!
これで無事にレースは再開できそう、【chara 311 face 4 (sad)】
なのですが……
voice: vo_adv_1806001_054
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
ん? 何よ。
voice: vo_adv_1806001_055
男性:
【chara 311 face 6 (surprised)】
簡単に捕まる魔物ばかりなので、
花形になれるような逃げ足の速い魔物はいないな、と。
【chara 311 face 1 (normal)】
でもまずは再開することが大事ですからね!
voice: vo_adv_1806001_056
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】
はぁ~~
【chara 106011 face 3 (anger)】
簡単なんて言われたら引き下がれないじゃない。
だったら捕まえてやるわよ、逃げ足の速い魔物を!
voice: vo_adv_1806001_057
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】
お気持ちは非常にありがたいんですが、
そういう魔物はここよりはるかに危険な森の奥にしかいませんから。
voice: vo_adv_1806001_058
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
確かにあんたを連れていくのは危ないかもしれないけど、
【chara 106011 face 2 (joy)】
あたしたち二人だけなら問題ないわよね?
Choice: (9) うん。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1806001_059
男性:
【chara 311 face 6 (surprised)】
あ、あの、くれぐれも無理はなさらないように。
本当に、今はレースが再開できればそれでいいので……
voice: vo_adv_1806001_060
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
分かってるわ。本当に危なそうならすぐに引き返してくるから。
行きましょ、{player}。
voice: vo_adv_1806001_061
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】
とは言ったものの手ぶらで帰るのもしゃくだし、
【chara 106011 face 3 (anger)】
絶対に花形になる魔物を捕まえて帰るわよ。
Choice: (10) がんばろう。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1806001_062
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
そうね。
【chara 106011 face 4 (sad)】
中途半端に終わらせてレースが盛り上がらないのもなんだし。
voice: vo_adv_1806001_063
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】
だいたいあの施設が壊れちゃった原因はあたしにもあるわけで……
これくらいはやらないと……
Choice: (11) ……?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1806001_064
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
なんでもないわ! 【chara 106011 face 1 (normal)】
さぁ!
さっさと逃げ足の速い魔物を捕まえるわよ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_065
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
出たわね! 向かってきたらぶっ殺すし、
逃げるなら捕まえるわ。【chara 106011 face 2 (joy)】
あんたはどっちかしら?
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_066
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
はやっ!? 今までのやつらと比べものにならないじゃない!
【chara 106011 face 3 (anger)】
絶対捕まえるわよ!
voice: vo_adv_1806001_067
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
二手に分かれて追い込みましょう!
大丈夫、あんたのことはあたしが魔法でサポートしてやるわ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
Choice: (12) 逃がさない!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1806001_068
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
よくやったわ! そのまま引き付けてなさい!
【chara 106011 face 3 (anger)】
いくわよ! はぁあああああ!!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1806001_069
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
よし、これで任務完了ね。
【chara 106011 face 4 (sad)】
大丈夫? 怪我してない?
Choice: (13) 気を失ってるだけだよ。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1806001_070
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
魔物じゃなくてあんたの心配をしたんだけど……
【chara 106011 face 1 (normal)】
まぁ、どっちも無事ならいいわ。
voice: vo_adv_1806001_071
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
あとはこの魔物をあいつに引き渡すだけね。
【chara 106011 face 2 (joy)】
行きましょう。
voice: vo_adv_1806001_072
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
おかえりなさい。ご無事で何より……【chara 311 face 6 (surprised)】
って、その魔物は!?
voice: vo_adv_1806001_073
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
な、なに?
voice: vo_adv_1806001_074
男性:
【chara 311 face 1 (normal)】
こいつは扱いが難しい魔物ですが、【chara 311 face 2 (joy)】
うまいこと走らせられれば
何者も追いつけない最高の魔物ですよ!
voice: vo_adv_1806001_075
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
いやー! こいつの走りは観客を沸かせますよ!
すごい! まさかこんな大物を捕まえていただけるなんて!
voice: vo_adv_1806001_076
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
そ、そう? 【chara 106011 face 1 (normal)】
まぁ、喜んでもらえたならよかったわ。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後再開したレースは観客たちの大歓声に包まれた。
喧騒に包まれるレース場の傍らで、
キャルは満足げな笑みを浮かべるのであった。