アキノ&サレン 第2話
企画の試験運用を行うアキノとサレンと{player}。各地を巡り友好を深め、同時に互いを意識しあうアキノとサレン。そんな中企画が模倣され、サレンに恨みを持つ悪徳貴族の存在が明らかになる。
-------------- situation:
三角形の旅路
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アキノとサレン、そして{player}の3人は、
立案した企画の試験運用のため、各地を巡り食料を運んでいた。
voice: vo_adv_1809002_000
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
えーっと地図によると……
【chara 102811 face 1 (normal)】
次の目的地はもうすぐね。
voice: vo_adv_1809002_001
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
想像していたよりもあっという間でしたわね。
村を出てから、何時間も経っておりませんのに。
voice: vo_adv_1809002_002
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
安全な近道をいくつか使ったからね。
【chara 102811 face 2 (joy)】
一つ一つの短縮時間は少なくても、結果的には大幅な短縮に
繋がるのよ。【chara 102811 face 1 (normal)】
チリも積もれば山となるってやつね。
voice: vo_adv_1809002_003
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
今回の企画を軌道に乗せるには、そういうルートの調査も必要だし……
【chara 102811 face 6 (surprised)】
飛空艇の速さには敵わないけど、【chara 102811 face 1 (normal)】
少しくらいは、ね。
voice: vo_adv_1809002_004
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
少しだなんて……【chara 103211 face 1 (normal)】
とんでもありませんわ!
【chara 103211 face 2 (joy)】
この身をもって、成果を実感しておりますもの。
有益な情報に違いありません。【chara 103211 face 1 (normal)】
私が保証しますわ。
voice: vo_adv_1809002_005
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
私、この旅に出てからというもの、ずっと感動していますのよ?
voice: vo_adv_1809002_006
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
近道だけに限りませんわ。
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたの創意工夫や細やかな気配りには感心してばかりですもの。
voice: vo_adv_1809002_007
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
それに比べて私は……
【chara 103211 face 4 (sad)】
企画も通らない上に方向音痴。
交渉の場でもとんちんかんなことを言ってしまって……
voice: vo_adv_1809002_008
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
あー……いろんな提案をしてくれたわよね。
【chara 102811 face 1 (normal)】
ちょっと予算オーバーな案が多かったけど……
【chara 102811 face 6 (surprised)】
個人向け小型飛空艇の量産計画、とか。
voice: vo_adv_1809002_009
アキノ:
【chara 103211 face 5 (shy)】
うう……
お恥ずかしい限りですわ。
voice: vo_adv_1809002_010
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
アイデア自体はすごく面白いと思ったんだけど、
【chara 102811 face 1 (normal)】
今回はちょっと組み込めそうになかったのよね。
voice: vo_adv_1809002_011
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
でも、あたしじゃ思いつかないアキノさんの
大胆な発想に助けられもしたから、
【chara 102811 face 2 (joy)】
小さくまとまるよりはいいんじゃないかしら。
voice: vo_adv_1809002_012
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
サレンさん……【chara 103211 face 2 (joy)】
分かりましたわ!
これからもコンサルタントとしてバンバン意見を
あげていきます!
voice: vo_adv_1809002_013
サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】
ふふっ、そう。
それでこそアキノさんよ。
voice: vo_adv_1809002_014
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
あら? お二人とも、ご覧くださいまし!
【chara 103211 face 1 (normal)】
目的地の村が見えてきましたわ!
【chara 103211 face 2 (joy)】
早く行きますわよ!
voice: vo_adv_1809002_015
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
元気になってくれてよかったわ……【chara 102811 face 6 (surprised)】
って! どこ行くのアキノさん!
そっちじゃないわよ! 逆よ逆!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
目的の村に到着した3人は、地元商人の案内を受け、
特産品を使用した料理を提供する店で食事をとることにした。
voice: vo_adv_1809002_016
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
いただきます。
はむっ…………【chara 102811 face 6 (surprised)】
んっ、これは……
【chara 102811 face 2 (joy)】
すごくおいしいわね。
voice: vo_adv_1809002_017
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
なんて奥深い味わいですの……
【chara 103211 face 1 (normal)】
一見、よく知っている料理なのに、
普段口にしているそれとは全くの別物ですわ……!
voice: vo_adv_1809002_018
地元商人:
【chara 1411 face 2 (joy)】
お気に召したようで安心しました。
【chara 1411 face 1 (normal)】
なにぶん、あまり市場には出回っていない食材を使っていますので……
お口に合わなかったら、どうしようかと。
voice: vo_adv_1809002_019
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
市場に出回っていないって……
こんなにおいしいのにですか?
voice: vo_adv_1809002_020
地元商人:
【chara 1411 face 1 (normal)】
収穫できる時期が限られてましてね。【chara 1411 face 4 (sad)】
それに量も少ない。
【chara 1411 face 6 (surprised)】
商品にするには供給が不安定ということで……
これまでは、積極的に売り込まなかったんですよ。
voice: vo_adv_1809002_021
地元商人:
【chara 102811 face 1 (normal)】
【chara 1411 face 2 (joy)】
でも、あなた方の企画が実現すれば話は別です。
大口注文にこだわらなくていいわけですからね。
voice: vo_adv_1809002_022
地元商人:
【chara 1411 face 1 (normal)】
少量からでも問題ないし、タイミングが合えば新鮮なまま出荷できる。
試してみる価値は十分にありますよ。
【chara 1411 face 2 (joy)】
ぜひ、企画に協力させてください。
voice: vo_adv_1809002_023
サレン・アキノ:
【chara 1 face 1 (normal)】
……!
【chara 103211 face 2 (joy)】
【chara 102811 face 2 (joy)】
ありがとうございます!
voice: vo_adv_1809002_024
地元商人:
【chara 103211 face 1 (normal)】
【chara 1411 face 2 (joy)】
いえいえ、こちらこそ! 今後ともよろしくお願いします。
【chara 1411 face 6 (surprised)】
……おっと、こんな時間か。【chara 1411 face 1 (normal)】
すいません、席を外させていただきます。
みなさん、どうぞごゆっくり。
voice: vo_adv_1809002_025
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
……ふぅ。よかった。
また一人、協力者ゲットね。
voice: vo_adv_1809002_026
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
ふふっ、着実に増えていますわね。
【chara 103211 face 1 (normal)】
企画に難色を示している方々も、
懸念点さえ解消できれば賛同してくださるでしょうし。
voice: vo_adv_1809002_027
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
解決策については追々考えていきましょ。
今は調査と根回し!
【chara 102811 face 2 (joy)】
それと……地元料理の堪能も、ね?
voice: vo_adv_1809002_028
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
ええ♪
【chara 103211 face 1 (normal)】
それにしても、今回の旅は食についても驚きの連続ですわ。
自分の知見がいかに狭いか、思い知らされるようです。
voice: vo_adv_1809002_029
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
社交界のパーティーなんかで、
それなりにいろんなものは食べてきたつもりだったけど……
【chara 102811 face 2 (joy)】
ほんと、世界は広いわ。
voice: vo_adv_1809002_030
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
……というか、{player}はいつもそんな感じだったっけ。
【chara 102811 face 1 (normal)】
ほら、【美食殿】のギルド活動。
確か食べ歩き専門のギルドなんでしょ?
voice: vo_adv_1809002_031
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
そういえば、そうでしたわね。
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたさまは、いつもこのような旅をされているのですね……
voice: vo_adv_1809002_032
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
……ボタンの掛け違いがあれば、
私たち3人がギルドを組んで、
こんな風に旅することもあったのかもしれませんね……
voice: vo_adv_1809002_033
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
あたしたちで?
んー、そうねぇ……なくはないだろうけど。
あったとして、どんな感じになるのかしら。
voice: vo_adv_1809002_034
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
どんな……
voice: vo_adv_1809002_035
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
感じで……
Choice: (1) アキノの方を見る。
Choice: (2) サレンの方を見る。
----- Tag 1 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1809002_036
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
ああ、ますます風が強くなってきましたわ……
どうしましょう、あなたさま。
私たち、このまま雪山から出られないのでしょうか。
voice: vo_adv_1809002_037
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
いいえ、【chara 103211 face 1 (normal)】
弱気はいけませんわね。
サレンさんがきっと下山に成功して、
助けを呼んでくれるはずですわ。
voice: vo_adv_1809002_038
アキノ:
【chara 103211 face 5 (shy)】
きゃっ!?
あ、あなたさま……?
ど、どど、どうして私を抱き寄せるのですか……?
voice: vo_adv_1809002_039
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
私が少しでも寒くないように?
【chara 103211 face 5 (shy)】
あなたさま……!
そのお気持ちだけで、私は……私は……!
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----- Tag 2 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1809002_040
サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】
ふー……
いいお湯だったわねぇ。
さすがはオーエドって感じ?
voice: vo_adv_1809002_041
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
ん? ちょっと、視線が怪しくない?
【chara 102811 face 1 (normal)】
お風呂上がりのあたしに見とれちゃったとか?
【chara 102811 face 2 (joy)】
なんてねっ、ふふっ♪
voice: vo_adv_1809002_042
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
えっ? ほんとに見とれてたの?
【chara 102811 face 5 (shy)】
ふ、ふ~ん……そうなんだ。へ~……
voice: vo_adv_1809002_043
サレン:
【chara 102811 face 5 (shy)】
……あ、あんまり見ないでよ。
ほら、そろそろアキノさんも戻ってくると思うし。
だ、だから、そんな見ないでってば……!
----- Tag 3 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1809002_044
サレン:
【chara 102811 face 5 (shy)】
はっ!?
あ、あたしったら何考えてるのよ……!
voice: vo_adv_1809002_045
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
と、とにかく! 【chara 102811 face 2 (joy)】
たらればの話より、未来のことを考えましょう!
これから忙しくなるのは確定なんだから!
【chara 102811 face 1 (normal)】
ねっ! アキノさん!
voice: vo_adv_1809002_046
アキノ:
【chara 103211 face 5 (shy)】
はうっ!?
……こほん。【chara 103211 face 1 (normal)】
そ、そうですわねっ。
voice: vo_adv_1809002_047
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
今回の調査で販路も広がりそうだし、
軌道に乗れば取り引きする量も増えていくはず。
【chara 102811 face 2 (joy)】
予想以上に経済が活性化する可能性だってあるわ。
voice: vo_adv_1809002_048
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
素敵な未来のためにも、ここでがんばらないといけませんわね。
【chara 103211 face 6 (surprised)】
……そうですわ!
voice: vo_adv_1809002_049
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
この企画が軌道に乗ったら、事業を拡大しましょう!
私たちならもっといろいろなことができるはずですわ。
【chara 103211 face 2 (joy)】
もちろん、資金繰りはこのアキノ・ウィスタリアにお任せあれ!
voice: vo_adv_1809002_050
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
それなんだけど……
voice: vo_adv_1809002_051
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
乗り気じゃありませんの?
voice: vo_adv_1809002_052
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
そんなことないわ。
とっても素敵な計画だと思う。
voice: vo_adv_1809002_053
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
ただね?
【chara 102811 face 6 (surprised)】
あんまり仕事にかかりっきりになると……
救護院のことがおろそかになっちゃうかなって。
voice: vo_adv_1809002_054
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
あたしにとって一番大切なのは、
サレンディア救護院の子どもたちだから。
あの子たちと会えなくなったら本末転倒だわ。
voice: vo_adv_1809002_055
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
もちろん商売も好きでやってるわよ?
【chara 102811 face 1 (normal)】
大好きなことだからこそ、今回の件がうまくいったら、
その先はアキノさんに任せたいの。
voice: vo_adv_1809002_056
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
サレンさん……
voice: vo_adv_1809002_057
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
サレンさんは自分の大切なものを見つけていますのね。
【chara 103211 face 2 (joy)】
輝いて見えますわ……
voice: vo_adv_1809002_058
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
私にはあるのでしょうか。
サレンさんのように、胸を張って大切だと言えるものが……
サレンさんのように……
voice: vo_adv_1809002_059
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
……こんなふうに考えてしまう私は、
サレンさんのライバルとして、同じ目線に立てているのかしら。
voice: vo_adv_1809002_060
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
アキノさん……?
【chara 102811 face 4 (sad)】
あの、断っちゃったのは悪いけど、手伝いくらいならするから!
voice: vo_adv_1809002_061
サレン:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
【chara 102811 face 1 (normal)】
いつでも声をかけて!
ねっ?
voice: vo_adv_1809002_062
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
……はい。
そうさせてもらいますわっ。ふふっ。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
試験運用を終えた3人は、企画の問題点を洗い出した後に改善し、
正式な企画書を作成。その書類を提出するべく王宮へと足を運んだ。
しかし──
voice: vo_adv_1809002_063
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
一体どういうことですの!?
この企画書とまったく同じものが提出されているなんて……!
voice: vo_adv_1809002_064
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】
担当者の話を信じるなら……
企画提出の段階で近いアイデアはあったらしいけどね。
だとしても、そっくりそのまま同じっていうのは解せないわ。
voice: vo_adv_1809002_065
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
しかも、そちらに関しては各所の承認がはじまっているのでしょう?
【chara 103211 face 4 (sad)】
ありえません、不自然すぎますわ!
voice: vo_adv_1809002_066
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】
協力してくれるはずだった商人たちも、
あっちの計画についてるみたいだし。
ってことは……買収された、のね。【chara 102811 face 4 (sad)】
やられたわ。
voice: vo_adv_1809002_067
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
サレンちゃん、よかった。ちょうど探してたんだ。
それに少年と……アキノさん、だったかな?
voice: vo_adv_1809002_068
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
探してた、って何か用事かしら?
voice: vo_adv_1809002_069
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
実はそうなんだ。
サレンちゃんに伝えておきたいことがあってね。
voice: vo_adv_1809002_070
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
サレンちゃんが副団長だったころ所属していた、
ろくに剣も振れなかった貴族を覚えてる?
voice: vo_adv_1809002_071
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
ん~……覚えてないわね。
箔付けのために【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に所属して
権力を振りかざすヤツは何人もいたし。
voice: vo_adv_1809002_072
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
まぁそんな奴ら、片っ端から汚職のしっぽを掴んでやったけど。
【chara 102811 face 6 (surprised)】
確か、僻地に飛ばされてたはずよね?
voice: vo_adv_1809002_073
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
そのうちの一人がどうやらランドソルに戻ってきているんだよ。
それも……
voice: vo_adv_1809002_074
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
サレンちゃんが参加している公共事業企画の参加者として、ね。
voice: vo_adv_1809002_075
サレン・アキノ:
【chara 1 face 1 (normal)】
えっ……?