第4章 第5話
キャルは、自分のもとにペコリーヌが向かってくる気配を感じ取り、彼女と戦うことに葛藤を覚える。そこにクリスティーナが現れ、情報と引き換えに自分がペコリーヌと代わりに戦うという取り引きをもちかける。
-------------- situation:
取り引きの条件
--------------
-------------- place:
ミステリオン森林
--------------
voice: vo_adv_2004005_000
キャル：
【chara 106011 face 6 (surprised)】
やばっ……！
ペコリーヌが、こっちにくる！
voice: vo_adv_2004005_001
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
どうも【牧場（エリザベスパーク）】の連中と、
合流したみたいだけど……
voice: vo_adv_2004005_002
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
そのなかに目のいい、
あるいは勘のいいやつがいるみたい？
【chara 106011 face 6 (surprised)】
こっちの居場所が、ばれてる！
voice: vo_adv_2004005_003
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
たぶん、ここに誰かがいて……
そいつが魔物を操ってるのかも～
みたいな疑いを抱かれてる程度だろうけど！
voice: vo_adv_2004005_004
キャル：
【chara 106011 face 6 (surprised)】
まずい！
あたしは魔物の操作のために魔力と、体力を使いきってる！
【chara 106011 face 4 (sad)】
ペコリーヌを正面から迎え撃つのは、さすがに無理？
movie: 200400501
voice: vo_adv_2004005_005
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
お困りのようだな、
お嬢ちゃん。
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voice: vo_adv_2004005_006
キャル：
【chara 106011 face 6 (surprised)】
……！？
【chara 106011 face 3 (anger)】
クリスティーナ！
voice: vo_adv_2004005_007
クリスティーナ：
【chara 107111 face 6 (surprised)】
おや、呼び捨てか？
【chara 107111 face 1 (normal)】
いいぞいいぞ、反抗的だな！
voice: vo_adv_2004005_008
クリスティーナ：
【chara 107111 face 4 (sad)】
いつも『クリスティーナさま』とか慇懃無礼でさ、
つまらんやつだな～と思っていたんだ！
【chara 107111 face 2 (joy)】
あっはははは☆
voice: vo_adv_2004005_009
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
ここで、何をしてんのよ？
陛下の、差し金かしら？
voice: vo_adv_2004005_010
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
正解とも、不正解とも言える。
貴様のほうとは別件でな、
陛下に頼まれごとをされたのさ。
voice: vo_adv_2004005_011
クリスティーナ：
【chara 107111 face 4 (sad)】
ワタシは先日やらかしたせいで、
ランドソルには居づらいしな。
voice: vo_adv_2004005_012
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
だから町の外で、
特殊任務に従事している。
voice: vo_adv_2004005_013
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
今回は秘密結社【ラビリンス】とやらの、
本拠地が判明したようだから。
【chara 107111 face 1 (normal)】
ちょちょいと、叩きつぶしに行くことになってる。
voice: vo_adv_2004005_014
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
ついでに、
貴様の様子を見てこいとも言われているがな。
voice: vo_adv_2004005_015
クリスティーナ：
【chara 107111 face 2 (joy)】
どうも陛下は貴様の能力、
あるいは忠誠心に疑いを抱いているようだなぁ？
voice: vo_adv_2004005_016
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
でなければ、信頼してすべてを任せるはずだ。
【chara 107111 face 2 (joy)】
様子を見てこい、なんて言わないものな。
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キャル：
【chara 106011 face 6 (surprised)】
【chara 106011 face 3 (anger)】
……あたしは、ちゃんとやってるわ。
陛下の、言うとおりにしてるじゃない。
voice: vo_adv_2004005_018
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
そうか？
迷子になって泣きべそをかいてるように見えたぞ、
【chara 107111 face 2 (joy)】
まだまだガキんちょだな！
voice: vo_adv_2004005_019
クリスティーナ：
【chara 107111 face 2 (joy)】
悪役の旨味を知らんとみえる、
あっははは☆
voice: vo_adv_2004005_020
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
あたしには、あんたとお喋りしてる暇なんてないの！
【chara 106011 face 4 (sad)】
邪魔しないでっ、ちゃんとするから！
voice: vo_adv_2004005_021
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
陛下にもそう伝えてよっ、どっか行って！
【chara 106011 face 3 (anger)】
目障りよ、クリスティーナ……！
voice: vo_adv_2004005_022
クリスティーナ：
【chara 107111 face 4 (sad)】
ヒステリーを起こすな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
そういう女はモテないぞ～？
voice: vo_adv_2004005_023
クリスティーナ：
【chara 107111 face 6 (surprised)】
なぁ、キャル……だったか？
【chara 107111 face 1 (normal)】
いったん、冷静になれ。
取り引きをしないか？
voice: vo_adv_2004005_024
キャル：
【chara 106011 face 6 (surprised)】
取り引き……？
voice: vo_adv_2004005_025
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
あぁ、ワタシが貴様の仕事を手伝ってやる。
具体的に言うと……今ここに迫ってきている、
あのお嬢ちゃんの対処を任されてやろう。
voice: vo_adv_2004005_026
クリスティーナ：
【chara 107111 face 2 (joy)】
華麗に、生け捕りにしてやるよ。
殺してやってもいいぞ……あれもなかなかの使い手のようだが、
まぁワタシの敵ではないからな？
voice: vo_adv_2004005_027
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
簡単な仕事だ。
貴様は、
その間は茂みにでも隠れていればいい。
voice: vo_adv_2004005_028
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
……有り難い提案だわ。
voice: vo_adv_2004005_029
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
でも。
取り引きってことは、そっちにも要求があるのよね？
【chara 106011 face 3 (anger)】
いったい、何が欲しいの？
voice: vo_adv_2004005_030
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
金？
財宝？
権力かしら？
voice: vo_adv_2004005_031
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
ワタシが欲しいのは、情報だ。
この現代では、それが最も価値のあるお宝だからな。
voice: vo_adv_2004005_032
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
ワタシが把握できていない、
陛下や貴様などが知っている事実を……
いくつか、教えてほしい。
voice: vo_adv_2004005_033
キャル：
【chara 106011 face 6 (surprised)】
あたしに、陛下を裏切れって言うの？
voice: vo_adv_2004005_034
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
そうは言っていない。
【chara 107111 face 1 (normal)】
あくまでも、
喋れる範囲で教えてくれるだけで構わないさ。
voice: vo_adv_2004005_035
クリスティーナ：
【chara 107111 face 4 (sad)】
どうせ……
こんなものは退屈な人生における、
暇つぶしだ。
voice: vo_adv_2004005_036
クリスティーナ：
【chara 107111 face 4 (sad)】
陛下は、どうも何か隠しごとをしているようだしな。
大事なことを共有してくれない相手のために命を張るのも、
馬鹿馬鹿しいだろう？
voice: vo_adv_2004005_037
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
ワタシは納得して、戦いたい。
【chara 107111 face 2 (joy)】
刹那的な快楽に身を浸すのも、
好みではあるけれど。
voice: vo_adv_2004005_038
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
時間は、人生は有限だ。
それはこの世における、
数少ない絶対的な真理のひとつだろう。
voice: vo_adv_2004005_039
クリスティーナ：
【chara 107111 face 4 (sad)】
無価値なことに、
貴重な人生の時間を割きたくないんだよ。
voice: vo_adv_2004005_040
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
だからまぁ、
釈然としない部分をいくらか明確にしておきたい。
voice: vo_adv_2004005_041
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
誰かの手駒になるのは、御免だからな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
ワタシの人生は、それがどれだけ退屈で味気なくても、
やはりワタシだけのものさ。
voice: vo_adv_2004005_042
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
……あんた、単なる快楽殺人者かと思ったら。
ずいぶん、小知恵がまわるのね。
voice: vo_adv_2004005_043
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
そうとも。
ワタシは快楽の奴隷だけれど、他人の奴隷にはなりたくない。
それだけのことさ、お嬢ちゃん。
voice: vo_adv_2004005_044
クリスティーナ：
【chara 107111 face 2 (joy)】
……さぁ、どうする？
早くしないと、時間切れになってしまうぞ？
voice: vo_adv_2004005_045
クリスティーナ：
【chara 107111 face 1 (normal)】
決断せずに後悔するより、
何かを選び取って後悔したほうが有意義だ。
これは、老婆心からの忠告だよ。
voice: vo_adv_2004005_046
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
【chara 106011 face 3 (anger)】
……わかったわ。
取り引き成立、
あんたの提示した条件を呑んであげる。
voice: vo_adv_2004005_047
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
あたしは、そのへんに隠れてるから。
接近してきているティアナへの対処は、
あんたに任せるわ。
voice: vo_adv_2004005_048
キャル：
【chara 107111 face 6 (surprised)】
【chara 106011 face 4 (sad)】
……いちおう言っておくけど、
【chara 106011 face 3 (anger)】
殺すんじゃねぇわよ？
voice: vo_adv_2004005_049
クリスティーナ：
【chara 107111 face 6 (surprised)】
ティアナ？
【chara 107111 face 2 (joy)】
ははぁ……そういうことか、
その名前を知れただけで剣を振るうには充分な報酬になる！
voice: vo_adv_2004005_050
クリスティーナ：
【chara 107111 face 3 (anger)】
成る程ねぇ、【chara 107111 face 2 (joy)】
楽しいなぁ人生は！
あっははは☆
voice: vo_adv_2004005_051
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
でっかいお世話よ。
【chara 106011 face 4 (sad)】
……じゃあね、あとは任せたから。
voice: vo_adv_2004005_052
キャル：
【chara 106011 face 3 (anger)】
あたしだって、人生を満喫したいわよ。
おいしいものを食べて、
仲良しの友達とお喋りして笑いあってさ……
voice: vo_adv_2004005_053
キャル：
【chara 106011 face 4 (sad)】
だけど、
あたしの人生は、
あたしのものじゃないのよ！
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