第7章 第7話
自分の能力は占い程度のものでしかないと{player}達に話すシノブ。彼女はユースティアナの能力に対して様々な解釈を示し、『七冠』という名前に聞き覚えがないかと聞いてくる。
-------------- situation:
占いと未来予知
--------------
voice: vo_adv_2007007_000
ミヤコ:
【chara 100711 face 2 (joy)】
もぐもぐもぐっ♪
voice: vo_adv_2007007_001
ミヤコ:
【chara 100711 face 5 (shy)】
美味しいの~☆
ミヤコはお気に召したの、花丸満点をあげちゃうの~♪
【chara 100711 face 2 (joy)】
おね~さん、ミヤコ専属のプリン職人にしてあげてもいいの♪
voice: vo_adv_2007007_002
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
それは光栄です~
【chara 105812 face 1 (normal)】
材料も良かったんですよ、
新鮮なミルクや卵がありましたからね。
voice: vo_adv_2007007_003
イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】
ふふん。
わらわたちは、近所の牧場などと交易をしておるんじゃ。
【chara 104412 face 1 (normal)】
こんなご時世じゃ、城に引きこもってばかりもいられんしのう。
voice: vo_adv_2007007_004
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
牧場はこないだの大量破壊魔法が直撃したせいで、
困っておるようじゃしのう。
voice: vo_adv_2007007_005
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
たっぷり食品などを購入することで、
わずかでも復興の助けになれば良いと思っておる。
voice: vo_adv_2007007_006
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
あれっ?
あなた、また何かちっちゃくなってますね?
【chara 105812 face 4 (sad)】
大人になったり子供になったり~、どういう理屈なんですか?
voice: vo_adv_2007007_007
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
ん~、説明が難しいのう。
むしろその理屈などを調べることが、
我らのギルドの目的にもなっておる。
voice: vo_adv_2007007_008
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
まぁ浮世には、色々と不思議なこともあるんじゃよ。
voice: vo_adv_2007007_009
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
ふむ……
皆さんのギルドは全員が、
ひとつやふたつ不思議な悩みや事情を抱えてるみたいですね。
voice: vo_adv_2007007_010
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
興味深いです。
【chara 105812 face 1 (normal)】
まぁ今は、それは本題ではないんですけど。
voice: vo_adv_2007007_011
ミヤコ:
【chara 100711 face 2 (joy)】
おね~さん、お代わり!
プリン、もっと食べたいの~♪
voice: vo_adv_2007007_012
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
はぁい。
【chara 105812 face 6 (surprised)】
ていうか今さらですけど、
あなた幽霊なのに何かを食べたりできるんですね。
voice: vo_adv_2007007_013
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
普通に考えれば、
食べたぶんのプリンが素通りして床に落ちちゃいそうですけど。
voice: vo_adv_2007007_014
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
うむ。
これもまた、我らの抱える不思議のひとつなんじゃがのう。
voice: vo_adv_2007007_015
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
ミヤコはプリンを食べるときなどに、
意図的に実体化できるんじゃ。
自由に、霊体と肉体を切り替えられるようじゃな。
voice: vo_adv_2007007_016
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
ミヤコじたいがイレギュラーな存在なので、
いまいち理屈がわからんのじゃがのう。
【chara 104412 face 1 (normal)】
まことに、うちのギルドには奇々怪々な面子が揃っておるんじゃよ。
voice: vo_adv_2007007_017
イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】
だからこそ。
世の道理から外れた不思議な事態にも、対応ができる。
voice: vo_adv_2007007_018
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
我らはそういう不条理に対する、
専門家というわけじゃ。【chara 104412 face 2 (joy)】
ど~んと頼るが良かろう♪
voice: vo_adv_2007007_019
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
頼もしいです~
【chara 105812 face 1 (normal)】
ほんとわたしたちは、
目の前の出来事に翻弄されてばっかりですけど……
voice: vo_adv_2007007_020
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
皆さんの協力が得られれば、反撃に転じられる気がします。
voice: vo_adv_2007007_021
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
えへへ。
【chara 105812 face 1 (normal)】
プリン以外にもたっぷりお菓子をつくったので、
他のみんなも召し上がってくださいね。
voice: vo_adv_2007007_022
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
もうじきクッキーが焼き上がりますよ~、お楽しみに♪
voice: vo_adv_2007007_023
シノブ:
【chara 103111 face 2 (joy)】
ふふ。
【chara 103111 face 1 (normal)】
まったりしている場合ではないのでしょう、
私たちに何か相談したいことがあったのでは?
voice: vo_adv_2007007_024
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
はい。
ペコリーヌさまはお菓子づくりに夢中なので、
わたくしがお話を伺いますね。
voice: vo_adv_2007007_025
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
すでに通信魔法で、あらかじめ概要はお伝えしておりますけれど。
voice: vo_adv_2007007_026
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
はい。
先日の大量破壊魔法について、尋ねたいんですよね。
voice: vo_adv_2007007_027
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
あの無惨な被害をもたらした魔法が放たれることを、
私が予知していた……という。
voice: vo_adv_2007007_028
シノブ:
【chara 103111 face 4 (sad)】
期待させては申し訳ないので、あらかじめ言っておきますけど……
私は占い師ではありますが、正確な未来予知はできません。
voice: vo_adv_2007007_029
シノブ:
【chara 103111 face 4 (sad)】
それは、ただの人間の身には余る奇跡です。
人間以上の超越的な存在ならば、あるいは……とは思いますけど。
voice: vo_adv_2007007_030
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
私にできるのは、まさに占い程度のことですよ。
明日は雨になりそうとか、
今日はちょっと不幸なことが起きるかもとか……
voice: vo_adv_2007007_031
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
その程度の、
ぼんやりとしていて曖昧な「予感」でしかないのです。
voice: vo_adv_2007007_032
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
未来はいつでも不確定で、深い靄のなかにあります。
私には、その全貌を見通すほどのちからはありません。
私でなくても誰にも、そんなことは不可能なはずです。
voice: vo_adv_2007007_033
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
そうなんですか~
【chara 105812 face 3 (anger)】
けれど「あの男」……ユースティアナは、
かなり正確な未来予知をしているみたいなんです。
voice: vo_adv_2007007_034
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 3 (anger)】
矢が飛んでくるのを予知して、あっさり避けたりとか。
voice: vo_adv_2007007_035
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
ふむ……
考えられる可能性は、ふたつです。
voice: vo_adv_2007007_036
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
先ほど、申し上げたとおり……
そのユースティアナなる人物が、
超越的な奇跡を行使しうる存在である場合。
voice: vo_adv_2007007_037
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
もうひとつの可能性としては。
未来を自分に都合のいいように歪めるほどの、
権力や実力を持っている場合です。
voice: vo_adv_2007007_038
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
えっと。
どうちがうんですか?
voice: vo_adv_2007007_039
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
例え話をしましょう。
五秒後に{player}さんのお手々に、
フォークが突き刺さる……という予知を、私がしたとします。
voice: vo_adv_2007007_040
シノブ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 103111 face 1 (normal)】
先ほど説明したふたつのうちの前者なら、
これは誰が何をしようと覆せない、確定的な運命です。
voice: vo_adv_2007007_041
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
どう足掻いても、
{player}さんのお手々にフォークが突き刺さります。
voice: vo_adv_2007007_042
コッコロ:
【chara 105913 face 3 (anger)】
そ、そのような事態は、わたくしが看過いたしません。
主さまは、わたくしがお守りいたします。
Choice: (1) お礼を言う。
Choice: (2) 身構える。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2007007_043
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
はい? 【chara 105913 face 5 (shy)】
いえ、お礼など……
主さまをお守りするのが、わたくしの役目でございます。
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2007007_044
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
わっ、びっくりしました……
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さま、単なるたとえ話だと思いますよ。
身構える必要はございません。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2007007_045
シノブ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
【chara 103111 face 1 (normal)】
ふふ。ともあれ……
誰がどれだけ努力しても、どうしようもありません。
voice: vo_adv_2007007_046
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
それが、運命。
正しい意味での、未来予知です。
voice: vo_adv_2007007_047
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
たとえあなたが全力で、
{player}さんを守ったとしても……
voice: vo_adv_2007007_048
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
どこからともなく、フォークが飛来するとか。
そういう不幸な事故が起きて、必ず予知したとおりの事態になります。
voice: vo_adv_2007007_049
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
そして、後者の場合ですが。
こちらは前者のように、絶対に確定した未来ではありません。
voice: vo_adv_2007007_050
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
けれど予知をした本人が、
予知したとおりの未来になるように行動するのです。
voice: vo_adv_2007007_051
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
例えば……{player}さんを守ろうとしたあなたを殺し、
その後に悠々と、
{player}さんのお手々にフォークを突き刺すとか。
voice: vo_adv_2007007_052
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
あるいはお金を払うなり、色仕掛けをするなり、
命令するなりして……
voice: vo_adv_2007007_053
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
{player}さんの手のひらに、
フォークが突き刺さるように仕組みます。
voice: vo_adv_2007007_054
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
何にせよ、予知は当たります。
予告したとおりの、未来が訪れます。
結果は同じですが、前者と後者では過程がちがうわけですね。
voice: vo_adv_2007007_055
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
そのユースティアナなる人物が、予知をしているのだとして……
【chara 103111 face 4 (sad)】
前者と後者のどちらのパターンなのかは、私には断言できません。
voice: vo_adv_2007007_056
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
その人物は、飛んできた矢を予知してかわした……
ということですけど。
voice: vo_adv_2007007_057
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
例えば危険を感知する能力が優れていて、
矢が飛んでくるのを寸前に察知したとか。
voice: vo_adv_2007007_058
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
あるいは、その矢の射手を買収していて……
いつどこで矢が飛んでくるのか、あらかじめ知っていたとか。
voice: vo_adv_2007007_059
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
奇跡めいた本物の未来予知ではなくても、説明はつきます。
voice: vo_adv_2007007_060
シノブ:
【chara 103111 face 4 (sad)】
私としては……
正確な予言ができるものがいるなら商売あがったりなので、
後者の説を支持したいですが。
voice: vo_adv_2007007_061
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
ふぅむ。
ユースティアナの奇怪な予知能力の理屈を知れたら、
と思ったんですけど。
voice: vo_adv_2007007_062
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
前者だったらどうしようもないですし、
後者であることを祈るしかないですね。
voice: vo_adv_2007007_063
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
はい。
【chara 103111 face 3 (anger)】
けれど……ユースティアナ、という名前が問題です。
voice: vo_adv_2007007_064
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
ひょっとしたら、前者……
つまり本当に奇跡のような能力を行使しうる、
超越的な存在なのかもしれません。
voice: vo_adv_2007007_065
ペコリーヌ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 105812 face 6 (surprised)】
えっと。
どういうことですか?
voice: vo_adv_2007007_066
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
はい。
……皆さんは、『七冠』という名前に聞き覚えはありませんか?