第7章 第8話
イリヤが秘蔵する古文書には『七冠』という文言が記載されおり、大量破壊魔法を予見していたネネカの名前も並んでいた。そして人知れずコッコロは古文書に自身の父の名を見つける。
-------------- situation:
七冠の謎
--------------
voice: vo_adv_2007008_000
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
『七冠』……
どこかで、その名前を耳にしたような?
Choice: (1) 聞き覚えがある。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2007008_001
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ん?
主さまにも、聞き覚えがあるのですか?
voice: vo_adv_2007008_002
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
ふむ……
そのユースティアナなる人物と相対した際に、
その名前が出てきたのですね。
voice: vo_adv_2007008_003
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
その際にも。
『七冠』というものに聞き覚えがないか、と尋ねられたのですか。
voice: vo_adv_2007008_004
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
成る程……
だとしたら、ますます私の懸念が現実味を帯びてきましたね。
voice: vo_adv_2007008_005
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
この世界には……
神さまのような奇跡を行使しうる、
七人の超越的な存在がいるようなのです。
voice: vo_adv_2007008_006
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
それが『七冠』、と呼ばれる不可思議な超人たちです。
voice: vo_adv_2007008_007
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
私もその『七冠』のひとりだと自称する、
「ある人物」に話を聞いただけで……
voice: vo_adv_2007008_008
シノブ:
【chara 103111 face 4 (sad)】
本当にそんな摩訶不思議な存在がいるのか、
半信半疑ではありますけど。
voice: vo_adv_2007008_009
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ふむ?
「ある人物」、とは……?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2007008_010
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
それが本題になります。
その人物こそ、
先日に暴威を振るった大量破壊魔法を予見していた存在……
voice: vo_adv_2007008_011
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
私も占いで、何かの災禍が訪れることは予感していたのですけど。
そんな私に接触し、警告をしてきた人物がいたのです。
voice: vo_adv_2007008_012
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
それが『七冠』のひとりだと自称する、不可解な存在……
【chara 103111 face 1 (normal)】
本名かどうかはわかりませんが、ネネカと名乗っておりました。
voice: vo_adv_2007008_013
シノブ:
【chara 103111 face 2 (joy)】
見た目は私と同じかそれ以上に幼い、愛らしい女の子でした。
voice: vo_adv_2007008_014
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
奇妙な風体をしていて、
見た目のわりに落ちついていたというか……
【chara 103111 face 2 (joy)】
神々しく、大人びていましたね。
voice: vo_adv_2007008_015
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
彼女はこの近くに研究所のような施設を構えており、
たまに私たちとも取り引きをしていました。
voice: vo_adv_2007008_016
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
希少な鉱物や動植物が欲しいので、採取してきてほしい……
みたいな依頼を、たまにされましたね。
【chara 103111 face 2 (joy)】
その見返りとして、私たちが欲しい情報を与えてくれました。
voice: vo_adv_2007008_017
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
どうも彼女は豊富な知識をもっており、
普通はありえない奇跡じみたちからも行使できたようです。
voice: vo_adv_2007008_018
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
たとえば己を分解し再構築して、
まったく異なる存在に変身したりとか。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2007008_019
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
うむ。
そういうふうに、異なる姿に変身するのが得意なようじゃな。
voice: vo_adv_2007008_020
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
わらわの見た目の年齢が変化することに興味を抱いたようで、
あれこれ質問責めにされたわい。
voice: vo_adv_2007008_021
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
ちなみに。
わらわの城に秘蔵する古文書にも、
『七冠』という名前は記載されておる。
voice: vo_adv_2007008_022
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
欠落がおおいし、今のわらわには満足には読み解けんのじゃがのう。
【chara 104412 face 1 (normal)】
その古文書に、たしかにネネカという名前は記されておったぞ。
voice: vo_adv_2007008_023
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
独特な筆致だったので判読しづらかったのじゃが、
「似々花」とあった。
これで、ネネカと読むらしい。
voice: vo_adv_2007008_024
イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】
ほれ、これがその古文書じゃ。
見るがよかろ。
voice: vo_adv_2007008_025
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
他に確認できる『七冠』の名前は、
「晶」「真那」「ラジニカーント」「クリスティーナ」……
voice: vo_adv_2007008_026
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
ちなみにこの「真那」とやらが、
「ユースティアナ」らしい。
それもまた、ネネカから教わった情報じゃがのう。
voice: vo_adv_2007008_027
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
んん、クリスティーナって言いました?
それって、あのクリスティーナですか?
voice: vo_adv_2007008_028
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
ん?
心当たりがあるようじゃの?
voice: vo_adv_2007008_029
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
いやまぁ、珍しい名前でもないし……
おぬしの知ってるらしいやつと、
同一人物かはわからんがのう?
voice: vo_adv_2007008_030
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
ふぅむ……
そういえば「あの男」は、
クリスティーナを『七冠』と呼んでいたような?
voice: vo_adv_2007008_031
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
それにラジニカーントって、
あの変てこりんな格好をした男のひと?
voice: vo_adv_2007008_032
シノブ:
【chara 103111 face 4 (sad)】
よくわかりませんけど……
【chara 103111 face 1 (normal)】
ともかく大量破壊魔法について予言したのは、
そのネネカという人物です。
voice: vo_adv_2007008_033
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
私よりも、そちらに話を聞くべきだと思いますよ。
【chara 103111 face 3 (anger)】
どうも何やら、重要人物のようですし。
voice: vo_adv_2007008_034
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
彼女の本拠地である研究所には、
この城にある転移魔方陣からしか行けません。
だから、皆さんをここにお呼びしたんです。
still display end
voice: vo_adv_2007008_035
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
ちなみにその魔方陣は、イリヤさんにしか使用できません。
なので、イリヤさんの許可をとっておこうとも思ったんです。
voice: vo_adv_2007008_036
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
う~む……
あれ不安定じゃから、あんまり触りたくないんじゃけどな。
voice: vo_adv_2007008_037
イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】
{player}のためなら、是非もなし。
怒って暴れるミヤコを鎮めてくれた、恩義もあるしのう。
必要ならば、わらわが魔方陣を起動させてやろうぞ。
voice: vo_adv_2007008_038
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
そうですね……
そのネネカというひとに接触できれば、
わたしたちに必要な情報が得られるかも。
voice: vo_adv_2007008_039
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
有益な助言をありがとうございます、皆さん。
voice: vo_adv_2007008_040
シノブ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 103111 face 2 (joy)】
いえいえ。
{player}さんには、みんなお世話になってますから。
voice: vo_adv_2007008_041
シノブ:
【chara 103111 face 1 (normal)】
それにどうやら、
皆さんは何やら非常に重要な使命を帯びている様子……
この世界を揺るがすような一大事の、渦中にいるように思えます。
voice: vo_adv_2007008_042
シノブ:
【chara 103111 face 2 (joy)】
この世界に生きるすべてのものにとって、
きっと他人事ではありません。
皆さんのお役に立てるなら、光栄に思います。
voice: vo_adv_2007008_043
シノブ:
【chara 103111 face 3 (anger)】
二度と、悲劇は繰り返しません。
私、牧場に被害がでてしまったことが心残りなんです。
voice: vo_adv_2007008_044
シノブ:
【chara 103111 face 4 (sad)】
私がきちんと予言をしていれば、
もっと強く警告していれば……と。
voice: vo_adv_2007008_045
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
シノブの責任ではなかろう。
【chara 104412 face 1 (normal)】
けれどまぁ、
たしかに悲劇を繰り返すのは避けたいところじゃのう。
voice: vo_adv_2007008_046
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
喜びや幸せはおおいほうが、哀しみや痛みはすくないほうがよい。
それが悠久の刻を生きるわらわが見いだした、真理のひとつじゃよ。
voice: vo_adv_2007008_047
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2007008_048
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
ん?
どうしました、コッコロちゃん?
ちょっと、顔色が優れないですね……?
voice: vo_adv_2007008_049
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
いえ……
【chara 105913 face 2 (joy)】
大丈夫でございます。ご心配なく。
voice: vo_adv_2007008_050
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
どういうことでしょう……
古文書に記された、
『七冠』とやらの名前のひとつに見覚えがあります。
voice: vo_adv_2007008_051
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
これは、長老の……
わたくしの父の、名前でございます。
voice: vo_adv_2007008_052
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
珍しい名前ですし、
まさか同姓同名の別人でもなさそうですけど。
voice: vo_adv_2007008_053
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
そういえば。
ここに名前のあるクリスティーナとやらが、
先日【自警団カォン】を急襲したあの人物なら……
voice: vo_adv_2007008_054
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
彼女は、わたくしを見て異様な反応をしていたような。
わたくしの父が『七冠』かもしれないという事実と、
何か関係があるのでしょうか?
voice: vo_adv_2007008_055
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
神殿にこもって得たアメスさまの託宣にも、
気になるものがありましたし……
voice: vo_adv_2007008_056
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
何でしょう。
わけもなく不安になってしまいます。
Choice: (2) コッコロの頭を撫でる。
Choice: (3) 心配して声をかける。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2007008_057
コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】
……はう。ど、どうしました主さま。
急に、頭を撫で撫でしないでください。
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2007008_058
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……はぅ? すみません、何か仰いましたか……主さま?
voice: vo_adv_2007008_059
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
申し訳ありません。心ここにあらずで、聞いておりませんでした。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_2007008_060
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。
心配なさらずとも、大丈夫でございます。
ちょっと、連日の疲れが出てしまったのでしょう。
voice: vo_adv_2007008_061
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ご心配なく。
わたくしは常に万全です。
主さまのために、いつでも粉骨砕身いたします。
voice: vo_adv_2007008_062
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
たとえ、これから先……
どれだけ、おぞましい事実を知ることになろうとも。
voice: vo_adv_2007008_063
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
主さまとともに過ごした日々は、
そこで得たあったかい幸福感は……
決して、嘘にはなりません。
voice: vo_adv_2007008_064
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
無かったことには、なりませんよね。
voice: vo_adv_2007008_065
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
そうでしょう、主さま。