第8章 第8話
朝食を終えた面々はネネカ奪還について話し合う。しかし王宮からの救出は容易ではない。クリスティーナがユースティアナへの思いを語る中、ムイミが核心を語り始める。
-------------- situation:
虚構の姫
--------------
-------------- place:
ラビリンスギルド拠点
--------------
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
ごちそうさまでした~☆
voice: vo_adv_2008008_001
シズル:
【chara 104911 face 2 (joy)】
はい、お粗末さまでした~♪
みんなたくさん食べてくれて、お姉ちゃん嬉しいよぉ!
Choice: (1) ごちそうさまでした。
Choice: (2) 美味しかったよ、お姉ちゃん。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2008008_002
シズル:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 104911 face 2 (joy)】
うん、たくさん食べたね{player}くん!
育ち盛りだもんね!
もりもり栄養摂取して立派なジェントルマンになってね!
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2008008_003
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
きょわああん……!?
【chara 104911 face 5 (shy)】
へ、変な声がでたよ! 不意打ちはやめてくれる!?
voice: vo_adv_2008008_004
シズル:
【chara 104911 face 2 (joy)】
でも嬉しいよぉ、{player}くん!
【chara 104911 face 5 (shy)】
君がそう望んでくれるかぎり、
私は永遠に世界一のお姉ちゃんだからね……☆
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2008008_005
リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
皆さ~ん!
【chara 101112 face 2 (joy)】
洗い物をしてきますので、お皿とかこっちにくださいね~♪
voice: vo_adv_2008008_006
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
ありがとうございます~、至れり尽くせりですね!
voice: vo_adv_2008008_007
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
あぁんもう、たっぷり食べて満足です!
【chara 105812 face 5 (shy)】
食後のお茶もおいしい~、【chara 105812 face 2 (joy)】
幸せ……☆
voice: vo_adv_2008008_008
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
はい。
【chara 105913 face 1 (normal)】
しかし疑問なのですけれど、
どこから食材とか調達してるんでしょう?
voice: vo_adv_2008008_009
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
ここは町から離れておりますし、
物資を手に入れるのも大変だと思いますが……?
voice: vo_adv_2008008_010
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
普通にラジラジが空間跳躍して、町の近くまで運んでくれるからな。
馬車とかの乗り物を使わなくても、どこにでも自在に行けるんだぞ。
【chara 106112 face 2 (joy)】
実際、すっごい便利だ。
voice: vo_adv_2008008_011
ラジラジ:
【chara 107311 face 2 (joy)】
ふふ。
お役に立てて光栄です。
voice: vo_adv_2008008_012
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
ん~
便利すぎるからこそ……今の王宮が空間転移などの魔法を独占して、
一般人による使用を禁じてるんでしょうね。
voice: vo_adv_2008008_013
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
軍事転用でもすれば、とんでもない優位性を得られますし。
voice: vo_adv_2008008_014
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
うん、敵の陣地に一瞬で自軍の主力を送りこんだりとかな。
銀行の金庫にでも何にでも、侵入し放題だし。
voice: vo_adv_2008008_015
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
まぁ空間跳躍を防いだり、
瞬間移動してきた相手を捕らえる罠みたいな魔法もあるから、
万能無敵じゃないんだけど。
voice: vo_adv_2008008_016
マサキ:
【chara 191011 face 4 (sad)】
うむ。だからこそ王宮に囚われているネネカさまを、
その能力で助けだすのも難しいのだ。
まったくもって悩ましい、どうしたらいいのだろう?
voice: vo_adv_2008008_017
ラジラジ:
【chara 107311 face 4 (sad)】
……お役に立てず、申し訳ありません。
voice: vo_adv_2008008_018
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】
あなたが謝ることはない、ラジラジさん。
voice: vo_adv_2008008_019
マサキ:
【chara 191011 face 4 (sad)】
そもそも敵の襲撃に抗えず、
ネネカさまをみすみす奪われてしまった私の落ち度だ。
あぁ、無力な我が身が呪わしい。
voice: vo_adv_2008008_020
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
だが実際、どうするんだ。
ネネカとやらはワタシや坊やが囚われていた、
王宮の地下監獄に収監されている……と推測できる。
voice: vo_adv_2008008_021
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
あそこは政治犯などを拘留するための厳重な牢獄だ、
生半可な手段では破れないぞ。
このワタシですら、普通に脱出するのは無理だった。
voice: vo_adv_2008008_022
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
うん。ちゃんと考えてるから、安心しろ。
ラビリスタが目覚めて手伝ってくれたら簡単なんだけどな~、
あんまり無理はさせらんないし。
voice: vo_adv_2008008_023
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
でもクリスティーナやラジラジも、
ラビリスタと並び評される『七冠』なんだ。
この世に不可能なんてないぞ、希望を捨てずにがんばろう。
voice: vo_adv_2008008_024
コッコロ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
【chara 105913 face 1 (normal)】
あのう。
その『七冠』というのは、何なのでございましょう。
わたくし、なぜかとても気になっているのでございます。
voice: vo_adv_2008008_025
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
なぜかわたくしの父の名も、
古文書には『七冠』として記されておりましたし。
voice: vo_adv_2008008_026
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
そうなのか?
【chara 107111 face 1 (normal)】
ふぅむ……何かオマエとは只ならぬ因縁を感じていたが、
そういう繋がりがあったんだな。
voice: vo_adv_2008008_027
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
オマエの父はワタシと同質の存在なのか、興味深い♪
voice: vo_adv_2008008_028
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ひっ……
【chara 105913 face 4 (sad)】
あまり、じろじろ見ないでくださいまし。
voice: vo_adv_2008008_029
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
あのう、クリスティーナさん……
あんまりコッコロちゃんを怖がらせないでくださいね?
voice: vo_adv_2008008_030
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
むしろ怖がって、不安に駆られて殺しにこないものかと期待している。
【chara 107111 face 2 (joy)】
オマエも、その気があればまた刃を交わして愛しあおう……
プリンセス・ティアナ♪
voice: vo_adv_2008008_031
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
あの~。初めて会ったときから疑問でしたが、
何であなたわたしの本名を知ってるんです?
王宮の関係者も、親族ですらわたしのことを忘れていたのに。
voice: vo_adv_2008008_032
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
陛下に聞いたんだよ。
【chara 107111 face 4 (sad)】
ふん……裏切られ殺されかけたのだ、
もう『陛下』などと敬意をこめて呼ぶ必要もないか。
voice: vo_adv_2008008_033
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
言い直そう。
あの忌々しいユースティアナに、オマエの話を聞いていたんだ。
voice: vo_adv_2008008_034
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
自分をお姫さまだと思いこみ、
ユースティアナという名を騙っている可哀想な小娘だとな。
voice: vo_adv_2008008_035
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
それで目障りなので始末しろと頼まれていたので、
先日……オマエと刃を交えることになったわけだ。
voice: vo_adv_2008008_036
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
いえあの。
『偽物』はあっちで、
わたしは『本物』のユースティアナなんですよ?
voice: vo_adv_2008008_037
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
だろうな。
それは薄々、察していた。
voice: vo_adv_2008008_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
『本物』を殺して成り代わるのが、
あの忌々しいユースティアナの目論みだったのだろう。
その真意までは、よくわからないが。
voice: vo_adv_2008008_039
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
権力志向の強いやつだし。
王座に就き、その立場を維持するために何でもやるのだろう。
【chara 107111 face 2 (joy)】
そういうところも、ギラギラしていて好ましかったのだがな。
voice: vo_adv_2008008_040
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
さすがに殺されかけてまで、無邪気に慕うほど純情でもない。
簡単に好意や敬愛が憎悪に反転するほど、割り切れもしないが。
voice: vo_adv_2008008_041
ダイゴ:
【chara 190711 face 4 (sad)】
オバさん……
よくわかんねぇけど、元気だせよ。
らしくねぇぞ。
voice: vo_adv_2008008_042
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
『オバさん』と呼ばれるほどの年齢ではないと、
何度言わせる? 死にたいのか?
voice: vo_adv_2008008_043
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
まぁ、慰めてくれて嬉しいけどね……
【chara 107111 face 2 (joy)】
ありがとう、坊や。
voice: vo_adv_2008008_044
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
ともあれ今、
この世界では何かおぞましい陰謀が進行しているらしい。
voice: vo_adv_2008008_045
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
何もわからぬまま巻きこまれて潰されるのも癪なので、
できるかぎり事態を把握しておきたい。
voice: vo_adv_2008008_046
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
うん。
そのためにこうして、情報を共有しあうための席を用意したんだ。
voice: vo_adv_2008008_047
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
クリスティーナやダイゴ、
ラジラジやマサキにもまだちゃんと話してなかったけど……
いろいろ、一通りみんなに説明しておきたい。
voice: vo_adv_2008008_048
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
今からアタシがする話は、
オマエらにはにわかには信じがたいかもしれない。
アタシの願望や憶測、勘違いなんかも混じってるだろうしな。
voice: vo_adv_2008008_049
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
でも。どうかまずは疑わずに聞いて、各々で検討してほしい。
そして、この変わり果ててしまった残酷で恐ろしい世界での、
身の振りかたをあらためて考えてくれ。
voice: vo_adv_2008008_050
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
今、この世界は悪意によって染めあげられている。
voice: vo_adv_2008008_051
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
何も考えずに、ただ現状を受け入れていると不幸になる……
場合によっちゃ、何もかも失って絶望のなかで死ぬことになるぞ。