第9章 第6話
ペコリーヌから現状を聞いたネネカは【王宮騎士団(NIGHTMARE)】やキャルは洗脳されていると話す。そして自分たちの救出と洗脳装置の破壊を外の仲間に頼むつもりだと話すのだった。
-------------- situation:
マリオネット・キングダム
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voice: vo_adv_2009006_000
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……ふむ。
おおむね、現状は把握しました。
【chara 107011 face 2 (joy)】
想定よりはだいぶ良い状況です。
voice: vo_adv_2009006_001
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
囚われたのは、愚かしくも突っ走ってしまったあなただけ……
他のあなたの仲間や、
【ラビリンス】は無事に逃げ延びているんですね。
voice: vo_adv_2009006_002
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
こ、言葉がいちいち刺々しいですね。
まぁわたしも頭に血が上っちゃって、
馬鹿なことをしたな~って反省してますけど。
voice: vo_adv_2009006_003
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
{player}くんたち、心配してるでしょうね……
申し訳ないです。
voice: vo_adv_2009006_004
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
今は、それよりも自分の心配をしたほうが宜しいかと。
話に聞く限り、我々の利害は一致しています……
協力できれば幸いです、ユースティアナさま。
voice: vo_adv_2009006_005
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
あの。できればペコリーヌちゃん、って呼んでくださいね。
【chara 105813 face 2 (joy)】
みんながつけてくれた、お気に入りの渾名なんです。
voice: vo_adv_2009006_006
ネネカ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
【chara 107011 face 4 (sad)】
はぁ……【chara 107011 face 1 (normal)】
まぁ、呼び名など何でもいいのですが。
姿かたちも名前も変えて、様々な立場で生きている私からすれば、
呼称など些末な問題です。
voice: vo_adv_2009006_007
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ともあれ。
今は一刻も早く、あなたはこの地下監獄から脱出すべきでしょう。
voice: vo_adv_2009006_008
ネネカ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
【chara 107011 face 4 (sad)】
今のところ危害は加えられていないようですが、
それもいつまで続くか……
voice: vo_adv_2009006_009
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
おそらくは近いうちに私と同様に魔法装置に繋がれて、
生命力や魔力を搾り取られることになるでしょう。
……最悪、すぐに処刑されます。
voice: vo_adv_2009006_010
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
あなたの立場を奪い、成り代わった真那……
【chara 107011 face 3 (anger)】
現在ユースティアナを名乗るあいつからすれば、
あなたを生かしておく理由はありませんから。
voice: vo_adv_2009006_011
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
……そうでしょうね。
voice: vo_adv_2009006_012
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 3 (anger)】
『本物』のわたしは、
『偽物』のあいつにとっては目障りな存在でしょうから。
生かしておいても、百害あって一利なしです。
voice: vo_adv_2009006_013
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ええ。
あなたの命は風前の灯火でしょう。
voice: vo_adv_2009006_014
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
むしろ何でさっさと始末せずに、
生かしておいているのかわからないぐらいです。
【chara 107011 face 1 (normal)】
私が同じ立場なら、すぐにでも抹殺するのに。
still display end
voice: vo_adv_2009006_015
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
んっと……
だからその、魔法装置とやらの動力源にするためでは?
voice: vo_adv_2009006_016
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ふむ。
現状、それは私だけである程度は事足りているはずですが。
voice: vo_adv_2009006_017
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ちなみに、その魔法装置の能力は洗脳……
諸悪の根源たる真那=ユースティアナに都合が良いように、
人々の思考をねじ曲げる機能をもっています。
voice: vo_adv_2009006_018
ネネカ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
【chara 107011 face 1 (normal)】
国王陛下の代理人を名乗るキャルとやら、そして
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】などはこの魔法の影響下にあり、
洗脳され、ユースティアナの操り人形と化しています。
voice: vo_adv_2009006_019
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
そっか……
だから、キャルちゃんは様子がおかしかったんですね。
voice: vo_adv_2009006_020
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
良かった。
嫌われたんじゃなくて、
わたしたちの絆が失われたんじゃなくて……
voice: vo_adv_2009006_021
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
信じてましたけど、やっぱり不安だったんです。
voice: vo_adv_2009006_022
ペコリーヌ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
【chara 105813 face 1 (normal)】
でも、安心しました。
キャルちゃんは単に洗脳されて、操られているだけなんですね。
voice: vo_adv_2009006_023
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
恐らくは。
ちなみにその洗脳装置は王宮の最奥にある玉座の間、
その床に広がる魔力に満ちた泉の底に配置されています。
voice: vo_adv_2009006_024
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
その装置に動力源として接続されている私の本体も、
そこにいるわけです。
voice: vo_adv_2009006_025
ネネカ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
【chara 107011 face 3 (anger)】
どうにかして、その装置を破壊する必要があるでしょう。
【chara 107011 face 1 (normal)】
可能なら、その際に私の本体も救出していただけると有り難いです。
voice: vo_adv_2009006_026
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
でも、どうやって?
voice: vo_adv_2009006_027
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
わたしもネネカちゃんも囚われの身ですし……
そんな怪しげな装置は破壊すべきだと思いますが、
その方法がありませんよね?
voice: vo_adv_2009006_028
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
方法ならあります。
私はご覧のとおり、分身をあちこちに派遣することができるのです。
この分身を用いて、外にいる仲間と連絡がとれるわけですよ。
voice: vo_adv_2009006_029
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
互いに連絡しあい、洗脳装置の破壊工作……
および囚われの身となった我々の、
救出作戦を決行してもらいましょう。
voice: vo_adv_2009006_030
ネネカ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
【chara 107011 face 1 (normal)】
そのためには、あなたの知識が必要です。
この王宮で生まれ育ったお姫さま、
ユースティアナ・フォン・アストライア。
voice: vo_adv_2009006_031
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
あなたが世間的には防衛上の理由から非公開となっている、
王宮内の間取りや秘密の脱出経路などを教えてくれれば……
ぐっと、作戦の成功率が高まります。
voice: vo_adv_2009006_032
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
そのために、こうしてあなたと接触したのです。
【chara 107011 face 1 (normal)】
それなりの危険を冒してね……
【chara 107011 face 2 (joy)】
ご理解いただけましたか、プリンセス?
voice: vo_adv_2009006_033
ネネカ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……おっと。
交代した刑務官が戻ってきますね、足音がします。
voice: vo_adv_2009006_034
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
私、そのへんの石ころに変身しますから。
あなた、それをどこかに隠しておいてください。
voice: vo_adv_2009006_035
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
食事の時間になったら、私は食べ残しのごみに変身します。
あなたはそのごみを、
食事のトレイなどに目立たないように置いてください。
voice: vo_adv_2009006_036
ネネカ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
【chara 107011 face 1 (normal)】
生ごみはその日のうちに捨てられますので、
そこから移動して、私は外の仲間と接触をするつもりです。
voice: vo_adv_2009006_037
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
えぇっ、わざわざそんな手間をかけなくても……
【chara 105813 face 1 (normal)】
蝶々とかに変身できるなら、
するっと窓とかから脱出できませんか?
voice: vo_adv_2009006_038
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
それは難しいでしょう。
この王宮の支配者たるユースティアナは、
私の能力についてもある程度は知っています。
voice: vo_adv_2009006_039
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ゆえに罠や監視装置が、
あちこちに仕掛けられているのです。
voice: vo_adv_2009006_040
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
分身を外に出すだけでも、いろいろ知恵を絞る必要があるのですよ。
王宮には結界も張られているので、
普通に逃げようとしても感知されますし。
voice: vo_adv_2009006_041
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ごみと一緒に捨てられる、
というルートが今のところいちばん脱出の確度が高いのです。
voice: vo_adv_2009006_042
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
生ごみまみれになるのはあまり良い気分ではありませんが、
仕方ありませんね。
voice: vo_adv_2009006_043
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
このまま魔法装置の動力源として、
生命力を搾り尽くされて死ぬよりはましです。
voice: vo_adv_2009006_044
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
泥水を啜ってでも生きますよ……
そして、私は私の居場所に帰ります。
voice: vo_adv_2009006_045
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
それが、私の大義です。
【chara 107011 face 1 (normal)】
理解し、協力していただければ助かります……プリンセス。