第9章 第13話
【カルミナ】のプロデューサーとなった顛末を話すクリスティーナ。すべては王宮内に設置している洗脳魔法装置を破壊するためなのだと語り、コッコロの快復を願うのだった。


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希望への道標
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ふむ。説明が必要だろうな。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 実はワタシは、生まれは遠い海の向こうの国でな……
流れに流れてこの国にきたが、本籍はそちらにある。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 この国でも数々の功績を立て爵位を得て、
貴族として【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に所属もしていたがな。
基本的には、異国の人間だ。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 そんなワタシの生まれ故郷、
祖国において多大な影響力をもつ財団に……
まぁ何というか、ワタシは繋がりがあってな。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 苦労して連絡をとり、資金を送ってもらった。
それを元手にし、あらゆる手練手管を駆使して、
【chara 107111 face 2 (joy)】 一時的に【カルミナ】のプロデューサーに就任している。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 といっても、彼女らの今回のツアー限定のプロデューサーだがな。
アイドルを育てるのも愉しそうだが……

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 ワタシは脱獄犯だし、あまり表立っては動けない。
【chara 107111 face 1 (normal)】 基本的に、ワタシは戦場に身を置いていたいしな。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 アイドル業界もある種の戦場なんだろうが、
【chara 107111 face 2 (joy)】 ワタシは刃を交わし血が飛び散るような愁嘆場にいたいんだよ。
【chara 107111 face 1 (normal)】 ……まぁ、それはともかく。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ワタシも伊達や酔狂で、
プロデューサーなんぞをやっているわけではない。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 無論、ワタシが主導するからには、
【カルミナ】の今回のツアーは大成功に終わらせるつもりだが。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 当然、これには裏の目的もある。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 来週末に行われる、ランドソルの祭りの日に……
【chara 107111 face 3 (anger)】 秘密結社【ラビリンス】が行動を起こす。
【chara 107111 face 1 (normal)】 そのための、これは下準備のひとつだな。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 詳細な作戦は時間が許すぎりぎりまで詰める予定なので、
今は概要だけ語ろうか。
【chara 107111 face 3 (anger)】 ……【ラビリンス】はその日、王宮を襲撃する。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 最大の目的は、
我らの宿敵たるユースティアナの暗殺または捕獲……

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 最低でも、あいつが王宮内に設置しているという、
洗脳魔法装置を破壊するつもりだ。

Choice: (1) 洗脳魔法装置?
----- Tag 1 -----
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 うむ。
そんなようなものが、王宮のなかに設置されているようだ。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 あのキャルや【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の連中は、
それによって操られているらしいからな……

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 それさえ破壊できれば、敵の戦力をおおきく削れる。
魔法で洗脳でもしないかぎり、
誰もあの暴君……ユースティアナには従わないだろうしな。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 洗脳を解けば、あっさり離反するだろう。
ユースティアナは無防備になる……

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 あいつがその日まで、
ラビリスタとやらと同じような昏睡状態でいてくれたら……
そのまま、普通に暗殺もできるだろうと踏んでいる。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 できればワタシとしては、
泣き叫び命乞いをするあいつの姿を見たくもあるが……

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 まぁ敵は強大な国家そのものだ、
おおくを求めすぎてはいかんだろう。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 先だって現在【ラビリンス】が保護しているマサキのところへ、
その主人であるネネカとやらの分身が接触してきた。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 彼女はどんな手段を使ったのか、王宮に囚われているはずなのに、
そうやって我らに連絡をとってきたのだ。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 そこで得た情報を元に、
【ラビリンス】は祭りの日に決起するらしい。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ワタシも今は【ラビリンス】とは協力関係だし、
牢獄から助けてもらった恩もある。
利害も一致しているし、まぁ協調して動くつもりだ。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 オマエらも、その気があるなら手を貸せ。

voice: vo_adv_2009013_027
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 【ラビリンス】が王宮を襲撃するその日は、
オマエらの大事な仲間であるティアナ……
【chara 107111 face 2 (joy)】 ペコリーヌを救出する絶好の機会でもあるしな。

voice: vo_adv_2009013_028
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 あくまで【ラビリンス】は敵の親玉の始末、
そして洗脳魔法装置の破壊を最優先にして動く。
ペコリーヌの救出までは、手が回らん可能性がある。

voice: vo_adv_2009013_029
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 だからこそ、オマエたちが動け。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 その日までに準備を整え、
覚悟を決めて【ラビリンス】とともに王宮を襲撃して、
どうにかして仲間を救いだすがいい。

voice: vo_adv_2009013_031
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 オマエたちが動こうと動くまいと、
【ラビリンス】はお祭りの日に決起する。
【chara 107111 face 1 (normal)】 オマエたちがその日にどう動くかは、オマエらの自由だけどな。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 できれば、ペコリーヌを助けだしてやってほしいよ。
あいつと遊ぶのは愉しいしな……
実際、あいつはべつに何も悪いことをしていないのだろう?

voice: vo_adv_2009013_033
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 じめじめとした黴臭い牢獄で、
悲嘆に暮れながら生涯を過ごすのは可哀想だ。

voice: vo_adv_2009013_034
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ……とりあえず、いま伝えるべきことは以上だ。
今後もワタシや、他の誰かがオマエらに定期的に連絡をするだろう。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 こまめに情報の共有などをしながら、
ともに助けあうかたちで行動できたら幸いだ。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 まぁ、その子……コッコロだったか?
その子が目を覚ますまでは、心配で何も手につかんだろうが。

voice: vo_adv_2009013_037
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 ……ちなみに。
オマエらを襲った魔物については、よくわかっていない。
滅多に目撃もされない、かなり高等な魔物だったようだが。

voice: vo_adv_2009013_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 おそらく、魔物を操れるらしいキャルが……
影響力の届く範囲にいる魔物すべてに、
{player}を襲え、みたいな命令をだしていたんだろう。

voice: vo_adv_2009013_039
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 普通の魔物は町の出入り口に常時、
待機している守衛に追い返されるんだろうが……
あの魔物は強すぎたため、守衛を突破して町中まで来たんだろう。

voice: vo_adv_2009013_040
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 そして、オマエを狙った。
【カルミナ】などは、その巻き添えを食ったかたちになる。

voice: vo_adv_2009013_041
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 悪いのは魔物を操るキャルだから、
オマエが気に病む必要はないけどな。

voice: vo_adv_2009013_042
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 ともあれ。
町のなかならまだ安全だが、町の外に出れば、
オマエはあのような魔物にしつこく襲われる可能性が高い。

voice: vo_adv_2009013_043
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 よっぽどの事情がなければ、
しばらく町の外へ出るのは避けるべきだろうな。
【chara 107111 face 3 (anger)】 すぐに死ぬぞ、オマエにはあまり戦闘力はないようだし。

voice: vo_adv_2009013_044
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 オマエをいつも守ってくれているらしいコッコロとやらも、
ご覧の有様だから。

voice: vo_adv_2009013_045
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ……この子、早く快復すればいいな。

Choice: (2) 心配してくれるんですね。
Choice: (3) 優しいんですね。
----- Tag 2 -----
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voice: vo_adv_2009013_046
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ……オマエはワタシを、
血も涙もない悪鬼羅刹か何かのように思っているのか?
【chara 107111 face 4 (sad)】 ちっちゃい子が被害に遭うなんて、普通に心が痛む悲劇だろうが。

voice: vo_adv_2009013_047
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ワタシはべつにお優しい善人ではないし、
血生臭いことも大歓迎だが……
べつに不幸や悲劇が、三度の飯より好きというわけではない。

voice: vo_adv_2009013_048
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 誰もが笑って幸せに生きられるなら、それがいちばんだ。

Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
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voice: vo_adv_2009013_049
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ……そんなこと、生まれて初めて言われたよ。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 変な子だな、オマエは。

----- Tag 4 -----
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 まぁいい。
ワタシも追われる身だ、あまり長居はできない。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 さっさと【カルミナ】と合流し、
関係者としてこっそり『転送ゲート』で異国に渡る。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 そうして王宮の手が回りにくい異国に身を隠しつつ、
決起の日までに様々な準備を重ねておくつもりだ。
【chara 107111 face 4 (sad)】 逃げるようで気分が良くはないが、まぁ仕方ない。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 復讐の果実が熟しきるまで、よだれを垂らしながら待つさ。

voice: vo_adv_2009013_055
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 あぁ、楽しみだ……祭りの日が。
【chara 107111 face 3 (anger)】 その日、この国は根底から引っ繰り返るぞ。

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