第10章 第4話
病室で目覚めたコッコロは、ベッドの傍らで眠る{player}を見つける。コッコロは{player}との再会を喜び、本当の現実で晶から教えられた情報を伝え始める。
-------------- situation:
夢の世界で成すべきこと
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-------------- place:
病院
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
魔物の攻撃により意識不明に陥ったコッコロが入院している病室に、
{player}は泊まりこんでいた。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
医者により彼女の怪我はすべて綺麗に治療されたが、
なぜか意識のみが戻らないまま丸一日が経過している。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
永遠にコッコロは目覚めぬまま、
時間のみが経過していくものかと思われたが……
時計の針が深夜十二時を指したころ、彼女の両目がうっすらと開いた。
voice: vo_adv_2010004_000
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2010004_001
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
ん、んん……
【chara 105912 face 1 (normal)】
あ、ふあぁふ♪
voice: vo_adv_2010004_002
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
いけません。
大欠伸をしてしまいました、はしたないですね。
voice: vo_adv_2010004_003
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
ともあれ……
きちんと、『こっち』の世界に戻ってこられたようでございます。
voice: vo_adv_2010004_004
コッコロ:
【chara 105912 face 6 (surprised)】
今、何時ぐらいでしょう?
窓の外は真っ暗でございますよね……?
voice: vo_adv_2010004_005
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
……おや? 【chara 105912 face 6 (surprised)】
あ、主さま!
なぜ、ベッドに突っ伏して眠っておられるのでしょう?
voice: vo_adv_2010004_006
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
あぁ、何だかお懐かしい。
まさに夢のようでございます、主さま。
voice: vo_adv_2010004_007
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
主さま、主さま……♪
Choice: (1) ……コッコロちゃん?
----- Tag 1 -----
still display end
voice: vo_adv_2010004_008
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
はい。
コッコロでございます、主さま。
voice: vo_adv_2010004_009
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
ふふ。
ずうっと、眠っているわたくしの手を握りしめておられたのですか?
voice: vo_adv_2010004_010
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
こんなに強く……血の巡りが悪くなってしまったようで、
痺れをおぼえるほどです。
voice: vo_adv_2010004_011
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
ご心配をおかけしたようで、たいへん申し訳ありません。
けれどご覧のとおり、【chara 105912 face 2 (joy)】
わたくしは大丈夫でございます。
voice: vo_adv_2010004_012
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
記憶喪失の主さまにとって右も左もわからぬこの世界に、
置き去りになどいたしません。
幾久しく、あなたが望まれるかぎりお側におります。
voice: vo_adv_2010004_013
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
ですので、どうかご安心を……主さま。
Choice: (2) コッコロを抱きしめる。
----- Tag 2 -----
movie: 201000401
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後、抱きあったままコッコロはぽつぽつと事情を説明した。
彼女が『あっち』で……『本当の現実』で見聞きしてきたことを、
つぶさに報告してくれたのである。
voice: vo_adv_2010004_014
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
ふふ。
ご説明したとおり、わたくしは『こっち』と
『あっち』を行き来できるようになったのですけど。
voice: vo_adv_2010004_015
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
晶さま……ラビリスタさまに導かれるまま、
わたくしはバスとやらで実家に戻ったのです。
voice: vo_adv_2010004_016
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
主さまはご存知でしょうか、
動物園のそばにある研究施設なのですけど。
Choice: (3) 【動物苑】?
Choice: (4) 動物園……?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2010004_017
コッコロ:
【chara 105912 face 6 (surprised)】
あぁ、ギルド名ではございませんよ。
【chara 105912 face 1 (normal)】
獣人たちの互助組織、【動物苑】のことではなく……
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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_2010004_018
コッコロ:
【chara 105912 face 6 (surprised)】
あぁ、ご存知ありませんよね。
【chara 105912 face 1 (normal)】
『こっち』には、
そういう娯楽施設のたぐいがあまり存在しないようですし。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_2010004_019
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
えぇっと。動物園とは、動物さんがたくさんいる場所です。
その近くにある研究所を自宅として、
『あっち』のわたくしは暮らしているのでございます。
voice: vo_adv_2010004_020
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
父はだいぶ難しい立場になっており、不在でございましたが……
【chara 105912 face 1 (normal)】
とりあえずは、そこを当面の宿とすることになったのです。
voice: vo_adv_2010004_021
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
そして夜になったので、眠りについたのでございます。
わたくしの『あっち』での身体はロボットという代物らしいのですが、
生体ゆえに睡眠も必要なようですね。
voice: vo_adv_2010004_022
コッコロ:
【chara 105912 face 2 (joy)】
ふふ。これも晶さまに説明されましたけれど、わたくし、
『あっち』で眠っている間は『こっち』で目覚められるようです。
voice: vo_adv_2010004_023
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
魂は、心はどちらかの世界にしか存在できない……
起きて、活動ができるのはどちらか片方の世界だけでございますね。
voice: vo_adv_2010004_024
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
『あっち』では警備が厳重な自宅におり、
それなりの安全が確保できましたので……
わたくし、当面は『こっち』を中心に活動したいと考えております。
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voice: vo_adv_2010004_025
コッコロ:
【chara 105912 face 3 (anger)】
ペコリーヌさまを救出するまでは、『こっち』を優先にいたします。
【chara 105912 face 1 (normal)】
実際、あのかたを助ける意義も増しましたので。
voice: vo_adv_2010004_026
コッコロ:
【chara 105912 face 1 (normal)】
ううん……『あっち』で目覚めている間、
『こっち』のわたくしは眠っているようなものですから。
voice: vo_adv_2010004_027
コッコロ:
【chara 105912 face 3 (anger)】
大事なかたが囚われているのに、
呑気におねんねしているわけにはまいりません。