第10章 第7話
ソルの塔を冒険中の【トゥインクルウィッシュ】。塔を進みながら{player}がいてくれたら助かったのにと話すレイに、できればずっといつでも一緒にいたかった、とユイは口にする。
-------------- situation:
輝く星に願いを
--------------
-------------- place:
ソルの塔庭園
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
同時刻。『ソルの塔』上層にて……
【トゥインクルウィッシュ】の面々が、賑やかに冒険をしていた。
voice: vo_adv_2010007_000
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
あたしたちは【トゥインクルウィッシュ】!
ソルオーブと呼ばれる謎の秘宝を探し求めて、
日夜、冒険を繰り広げているギルドだよ!
voice: vo_adv_2010007_001
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
ここ数日は町で手に入れた怪しげな地図を辿って、
『ソルの塔』っていう世界でいちばん不思議な場所を冒険中……!
voice: vo_adv_2010007_002
ヒヨリ:
【chara 100111 face 3 (anger)】
頼りの地図がデタラメだったと確信したときにはもう、
すでに引き返せないほどの深みに嵌まりこんじゃってた!
voice: vo_adv_2010007_003
ヒヨリ:
【chara 100111 face 3 (anger)】
どうなる【トゥインクルウィッシュ】!
がんばれ【トゥインクルウィッシュ】!
【chara 100111 face 1 (normal)】
あたしたちの冒険はまだ始まったばかりだ……!
voice: vo_adv_2010007_004
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
ヒヨリ。元気なのは良いことだけど、すこし声をひそめて。
【chara 100311 face 1 (normal)】
あくまでもダンジョンのなかだしね、
いつ魔物が声を察知して襲ってくるかわからない。
voice: vo_adv_2010007_005
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
わっ、ごめんレイさん!
voice: vo_adv_2010007_006
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
謝らなくていいよ、【chara 100311 face 1 (normal)】
次から気をつけてくれたら。
……【chara 100311 face 6 (surprised)】
しかし何で今さら、
『これまでのあらすじ』みたいなことを語っていたの?
voice: vo_adv_2010007_007
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
いや、何かちょっと混乱しちゃって!
【chara 100111 face 1 (normal)】
気がついたら、こ~んな摩訶不思議な場所に立ってたんだもん!
voice: vo_adv_2010007_008
ヒヨリ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
【chara 100111 face 6 (surprised)】
何なんだろう、このオシャレな庭園みたいなとこ?
voice: vo_adv_2010007_009
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
さっきまでは、おどろおどろしい迷宮のなかにいたのに……
【chara 100111 face 4 (sad)】
綺麗だけど動物の気配が一切しなくて怖いよ~、死後の世界みたい。
voice: vo_adv_2010007_010
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
あぁ……【chara 100311 face 1 (normal)】
それで平静を取り戻すために、
いったん状況を整理しようとしたんだね。
voice: vo_adv_2010007_011
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
ふふ。ヒヨリはわりと突拍子のないことをするように見えて、
意外と行動は理にかなっているから面白い。
voice: vo_adv_2010007_012
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
おぉっ、【chara 100111 face 1 (normal)】
それって褒めてるんだよね……?
voice: vo_adv_2010007_013
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
もちろん褒めているよ。
私もけっこうパニックになっていたんだけど、
キミを見ていたら何だか落ちついてきた。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2010007_014
ユイ:
【chara 100211 face 2 (joy)】
みんな~、お茶の用意ができたよ♪
voice: vo_adv_2010007_015
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
いやいやユイちゃん、この状況でお茶って!?
voice: vo_adv_2010007_016
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
……キミも混乱してるっぽいね、ユイ?
voice: vo_adv_2010007_017
ユイ:
【chara 100211 face 1 (normal)】
ううん。自分でもびっくりするくらい、何だか落ちついてる……
【chara 100211 face 2 (joy)】
みんなと一緒に冒険を重ねて、
信じられないようなものをいっぱい見てきたから。
voice: vo_adv_2010007_018
ユイ:
【chara 100211 face 2 (joy)】
最近はもう、どんなことがあっても驚かなくなっちゃった……♪
voice: vo_adv_2010007_019
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
そっか~、強くなったんだねユイちゃん!
【chara 100111 face 2 (joy)】
あたし、感動だよ……☆
voice: vo_adv_2010007_020
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
麻痺してるだけな気もするけど。
【chara 100311 face 1 (normal)】
お茶もらうね、ありがとうユイ。
voice: vo_adv_2010007_021
ユイ:
【chara 100211 face 2 (joy)】
うん。【chara 100211 face 1 (normal)】
このお茶にはリラックスの効能もあるから、
飲んで落ちついて考えよう。
【chara 100211 face 4 (sad)】
いったい、これってどういう状況なのかなぁ?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2010007_022
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
う~ん。ヒヨリがさっきこれまでの経緯を振り返ってたから、
【chara 100311 face 1 (normal)】
それに乗っかって推測を進めようか。
voice: vo_adv_2010007_023
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
私たちが頼りにしていた、
【chara 100311 face 3 (anger)】
ソルオーブの在処を示していたはずの地図はデタラメな代物だった。
voice: vo_adv_2010007_024
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
これは誰かが悪戯でつくった地図で、
そこに記された順路を辿ると罠に嵌まる……
【chara 100311 face 1 (normal)】
みたいな感じだったんじゃないかな?
voice: vo_adv_2010007_025
ユイ:
【chara 100211 face 6 (surprised)】
あぁ……
よくあるもんね、踏んだら他の場所に飛ばされるような罠って。
【chara 100211 face 1 (normal)】
とくにソルの塔の高い層とか、大昔の遺跡には。
voice: vo_adv_2010007_026
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
ふむ。
でも転送魔法は、法律で禁じられている高等魔法のはずだ。
voice: vo_adv_2010007_027
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
ううん。距離や移動する人数にもよるけど、
実は魔法そのものはそんなに難解じゃないんだ。
【chara 100211 face 1 (normal)】
がんばって修行すれば、わたしでも使えるようになるかも。
voice: vo_adv_2010007_028
ユイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
【chara 100211 face 1 (normal)】
今は法律が厳しくて誰も使わないけど、
一昔前はみんな気軽に転送魔法を使ってたんじゃないかなぁ……
すごく便利だし、使わない手はないもんね。
voice: vo_adv_2010007_029
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
ふむふむ。
だからソルの塔や古い遺跡には、
たくさん転送用の魔法陣とかがあるわけだね。
voice: vo_adv_2010007_030
ユイ:
【chara 100211 face 1 (normal)】
うん。罠じゃなくても、
普通に移動用のものとかがたくさん配置されてるんだ。
【chara 100211 face 4 (sad)】
わたしたち、それをうっかり踏んじゃったんじゃないかな?
voice: vo_adv_2010007_031
ユイ:
【chara 100211 face 1 (normal)】
そもそも。
ふたりは地図をデタラメだったって言ってるけど、
【chara 100211 face 4 (sad)】
わたしにはそう思えないというか……
voice: vo_adv_2010007_032
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
だって誰も踏破したことがないはずのソルの塔の内部の通路とか、
ちゃんと地図には正確に記されてたよ?
voice: vo_adv_2010007_033
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
ふむ。地図は正しくて、誤ったのは私たちという考えか。
【chara 100311 face 1 (normal)】
悪戯や罠のために誰かが偽の地図をつくった、
【chara 100311 face 4 (sad)】
という他人の悪意を前提にした考えよりは好ましいね。
voice: vo_adv_2010007_034
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
うんうん、ひとの善意を信じよう!
【chara 100111 face 2 (joy)】
そっちのほうが、あたしたちっぽい!
voice: vo_adv_2010007_035
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
そうだね。
……【chara 100311 face 4 (sad)】
ただそう考えたとしても、事態は何も好転しないわけだけど。
voice: vo_adv_2010007_036
レイ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
【chara 100311 face 4 (sad)】
どうしたものだろうね。【chara 100311 face 1 (normal)】
見た感じこの空間は平和そのものだし、
三人で手分けして脱出口を探そうか?
それらしきものを見つけたら、大声で他のふたりを呼ぶ。
voice: vo_adv_2010007_037
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
いちおう警戒はしていたけど、魔物の気配も一切ないし……
【chara 100311 face 1 (normal)】
たぶん、大胆に動き回っても大丈夫だと思う。
voice: vo_adv_2010007_038
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
おぉっ、それでいこう! 【chara 100111 face 2 (joy)】
決まりだね!
voice: vo_adv_2010007_039
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
うん。ソルの塔の攻略に何日も時間をかけてしまったから、
残りの食料も乏しい。
【chara 100311 face 2 (joy)】
さっさと脱出して、いったん出直したほうが良い気がするよ。
voice: vo_adv_2010007_040
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
そうだね。
【chara 100211 face 1 (normal)】
騎士クンはよく【美食殿】のひとたちと一緒に、
魔物を料理して食べるみたいだけど……
voice: vo_adv_2010007_041
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
ほんとに飢え死にしそうだったら、そうするべきだけど。
【chara 100211 face 1 (normal)】
とくにソルの塔に出てくる魔物って、かわいいのがおおいし。
【chara 100211 face 4 (sad)】
食べちゃうのは可哀想だよね……
voice: vo_adv_2010007_042
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
ふむ。いま名前が出たけれど、
【chara 100311 face 4 (sad)】
{player}は近ごろ付きあいが悪いね。
voice: vo_adv_2010007_043
レイ:
【chara 100211 face 1 (normal)】
【chara 100311 face 6 (surprised)】
忙しいんだろうか……
【chara 100311 face 1 (normal)】
彼の味方を強化する能力は、
ソルの塔の攻略に極めて有効なんだけど。
voice: vo_adv_2010007_044
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
一緒にいてくれたら、助かったのに。
voice: vo_adv_2010007_045
ユイ:
【chara 100211 face 2 (joy)】
うん……
寂しいけど仕方ないよ、
【chara 100211 face 1 (normal)】
騎士クンにも騎士クンの生活があるんだろうし。
voice: vo_adv_2010007_046
ユイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
【chara 100211 face 5 (shy)】
できればずっと、いつでも一緒にいたかったけど。
voice: vo_adv_2010007_047
ユイ:
【chara 100211 face 5 (shy)】
そう願ってるけど。
なかなか、難しいよね。